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[保存版]楽譜の読み方の基本!音符の種類や読み方を紹介
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ピアノやサックスなどの楽器を始めるときに必要不可欠なのが楽譜を読むことです。
しかし、今まで楽器を触ったことのない初心者の方にとっては楽譜は難しそうなもので、難関の1つと思っている方もいるのではないでしょうか。
難しそうに感じますが、小学校の音楽の授業で扱うことができるほど実は簡単です。
1度楽譜の読み方を覚えたら音程やメロディーがパッと見てわかるようになります。
今回は基本的な楽譜の読み方、五線譜、音符・休符、拍子、楽譜上に記載のある記号などを詳しくまとめています。
初めて楽譜を読む方でも分かりやすいようにまとめたので、ぜひ楽譜の勉強の参考にしてください。
目次
五線譜の見方と音階
楽譜というと五線の横棒が記載されているものをイメージすると思いますが、その楽譜を『五線譜』と呼びます。
五線譜は楽譜の中で最もよく使われている楽譜の形です。
この五線の横棒の上に音符が並ぶことで楽譜が完成します。
まずは五線譜の図から確認してみましょう。
『ドレミファソラシド』と音が並んでいます。
ピアノであれば上のように表示されている楽譜は右手で、下のように表示されている楽譜は左手で演奏します。
サックスやトランペットなどの管楽器は上に記載されている楽譜を主に使います。
楽譜の一番左側に記載されているマークは次の項目で詳しくご紹介しますね。
ト音記号とヘ音記号|音の高さを表す
画像の赤色で囲っている部分を『ト音記号』、青色で囲っている部分を『ヘ音記号』と言います。
その2つを合わせて音部記号と呼び、音符に音の高さの概念が生まれます。
ト音記号
ト音記号は楽譜の中でも最もよく見る音の高さの楽譜です。
ト音記号の楽譜で演奏する楽器も多く、ピアノの右手パート、サックス、フルート、クラリネット、バイオリンなどが挙げられます。
ト音記号は高音領域を示します。
なぜ『ト音記号』というかというと、五線譜にト音記号を書くときに、画像の青の丸のように渦巻きの中心部分を『ト』の音(ソの日本語読み)の位置から書き始めるからです。
ヘ音記号
ヘ音記号は低音領域を示します。
ヘ音記号で表しやすい楽器はピアノの左手パート、低音よりの弦楽器などがあります。
なぜ『ヘ音記号』というかというと、五線譜にヘ音記号を書くときに、画像の青の丸のように一番大きな黒丸の部分を『ヘ』の音(ファの日本語読み)の位置から書き始めるからです。
音符と休符の長さを知ろう
実際に音を奏でるためには音符と休符を覚えることが肝心です。
音符と休符の基礎知識を学びましょう。
音符と休符のマーク
楽譜の上に書かれている黒や白色の丸を音符と言い、音の長さを表します。
音符は音の長さを示しますが、休符は音符と同じ長さ分、音を演奏せずに休む拍の長さを表します。
音符の音の長さ=休符の休みの長さで覚えましょう。
まずは下の画像で音符と休符がどのようなマークで表すのかを確認してみましょう。
音符と休符の音の長さ
音符(休符)の長さを確認しましょう。
※画像では音符の長さを表していますが、休符の長さも同じです。
『4分音符』を1のリズムとしたとき、
『2分音符』は4分音符の2倍の1.2のリズム、
『全音符』は4分音符の4倍の1.2.3.4のリズムとなります。
『8分音符』は4分音符の1/2の0.5のリズム、
『16分音符』は4分音符の1/4の0.25のリズムとなります。
シャープ・フラット・ナチュラルは音の高さを変える変化記号
画像に示されいる記号は左から、シャープ、フラット、ナチュラルと呼び、楽譜を読む上で欠かせない記号です。
まずはシャープ、フラット、ナチュラルの記号の意味について学びましょう。
シャープ
シャープとは音を半音上げることを意味します。
通常は音符の左側に記載します。
フラット
フラットとは音を半音下げることを意味します。
シャープと同じく、通常は音符の左側に記載します。
ナチュラル
ナチュラルはシャープ、フラットの音を元に戻す働きを表します。
ファの#とソの♭は同じ音?
ファの音を半音上げる「ファの#」とソの音を半音下げる「ソの♭」は同じ音です。
「別の音じゃないの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
シャープとフラットの音を分かりやすく学ぶためにピアノの鍵盤を例にとってご紹介します。
例えば、楽譜上に『ファ』の音の左横にシャープの記載があれば、画像の黄色い丸の部分を示します。
楽譜上に『ソ』の音の左横にフラットの記載があれば、画像の黄色い丸の部分を示します。
画像を見ると、ファの#とソの♭は同じ音であることが確認できると思います。
シャープは半音あげる、フラットは半音さげるという意味であって、『黒鍵=シャープまたはフラット』ではないことを理解しておきましょう。
拍子|曲のリズムを決める
拍子とは1小節の中の拍数を分数にして表します。
※1小節とは楽譜内に縦線で区切られている1つの空間を指します
よくワルツなどは1.2.3のリズムを刻んだりしますが、4分音符を3の拍数で音をとるため『3/4』記載し、4分の3拍子と読みます。
分母には基準となる音符の種類、分子には1小節の中にどの音がいくつ含まれるかを示します。
反復記号|楽譜には進行方向がある
楽譜には演奏する進行方向があります。
楽譜を繰り返して演奏することを表す記号を反復記号と呼びます。
よく記載されている反復記号一覧をご紹介します。
反復記号の見方を練習しよう
上の表でご紹介した反復記号の実際の見方をみてみましょう。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、規則性がわかると簡単に感じることができますよ。
リピート
進み方:A→B→A→B→C→D→C→D
1番括弧、2番括弧
進み方:A→B→C→A→B→D
ダ・カーポ
進み方:A→B→C→D→A→B
ダル・セーニョ
進み方:A→B→C→D→B
トゥ・コーダ
進み方:A→B→C→D→A→B→E→F
楽譜について学びたい方にはこちらの本がおすすめ
楽譜の読み方についてもっと体系的に学びたい方におすすめの本をご紹介します。
『いちばんやさしい楽譜の読み方』
詳しい図解でわかりやすく書かれており、お子様から大人のかたまで幅広い年代の方に人気の1冊です。
五線譜以外にもギターなどのタブ譜についても記載されています。
特に添付のCDを聴きながら本を読むとより理解度が深まるのでおすすめです。
『できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門』
楽譜の読み方、リズムの取り方を基礎から学びたい方におすすめです。
この記事でも紹介している五線譜についてや、拍子、シャープなどについて解説しています。
特にリズムの取り方について詳しく書かれており、馴染みやすい表現で読みやすい解説本です。
ピアノの練習メニューついてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらも確認してみてください。
まとめ
楽譜は難しいイメージがありますが、基本がわかれば難しくはありません。
楽譜を読んでみていてわからない点があれば、この記事を見返してみてください。
音楽を学ぶ時にお役立てください。
ピアノ初心者の方におすすめの練習曲はこちらの記事で解説しています。ぜひ確認して練習に役立ててみてください。
ピアノを効率よく習得したい、基礎からじっくり学びたい方にはピアノ教室に通うことをおすすめします。ピアノ教室についてこちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
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