更新
AirPods Proの基本的な使い方!知っておきたい便利な使い方も解説
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
AirPods Pro(エアーポッズ プロ)は、2019年10月28日にAppleから発売されたフルワイヤレスイヤホンです。Apple製イヤホンのAirPodsシリーズで初めて「アクティブノイズキャンセリング機能」を搭載したことで、とても注目されているイヤホンです。
AirPods Proは、iPhoneやMacBook、iPadなどのApple製品との相性がいいので、これから購入を検討している人も多いと思います。
そこで、この記事では初めてAirPodsシリーズのイヤホンを使う人でもわかりやすいようにAirPods Proの基本操作を説明します。知っておくと便利な使い方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
AirPods Pro(エアーポッズ プロ)の初期設定(ペアリング方法)
Bluetoothイヤホンの初期設定には、デバイスとのペアリング設定が必要です。イヤホンによっては、デバイスとのペアリングがむずかしいものもありますが、AirPods Proのペアリング設定は非常に簡単です。
Apple製品であるiPhone、MacBookのほか、Androidとペアリングする方法も説明します。
iPhoneとAirPods Proをペアリングする手順
- iPhoneの「設定」からBluetoothをオンにする
- AirPods Proのケースを開く
- AirPods Proのケース背面のボタンを長押しする
- Hey Siri、着信メッセージの読み上げ設定をする
手順3でケース背面のボタンを長押しすると、ケースについているライトが白く点滅し、ペアリングモードになります。iPhoneの画面に接続設定画面が表示されるので、「接続」をタップすると接続完了です。
AirPods Proでは、イヤホンを装着したまま音声でSiriを呼び出す「Hey Siri」機能が使えます。手順4でこの機能を設定するかどうかも問われるので、必要な場合はオンにしておきましょう。
また、新着メッセージが届いた際にiPhoneのロックを解除せず、Siriにメッセージを読み上げてもらう「着信メッセージの読み上げ」設定も行えます。必要な方は、設定しておきましょう。
MacBookとAirPods Proをペアリングする手順
- システム環境設定からBluetoothをオンにする
- AirPods Proのケースを開く
- AirPods Proのケース背面のボタンを長押しする
- MacBookに表示されるデバイスリストからAirPods Proを選択する
AndroidとAirPods Proをペアリングする手順
- Androidの「設定」からBluetoothをオンにする
- AirPods Proのケースを開く
- AirPods Proのケース背面のボタンを長押ししてペアリングモードにする
- Androidに表示されるデバイスリストからAirPods Proと接続を選択する
さらに詳しく知りたい方は、AirPods Proのペアリング方法や接続できないときの対処法を解説した記事を参考にしてください。
AirPods Pro(エアーポッズ プロ)の基本操作
デバイスとAirPods Proのペアリングが完了したら、音楽の再生や停止、ノイズキャンセリング機能のオンオフなど基本的な操作を覚えましょう。よく使う基本操作をまとめました。
感圧センサーの使い方
AirPodsシリーズのイヤホンは、耳に装着する丸みのある部分を「ポッド」、ポッドから下に伸びている軸の部分を「ステム」と呼びます。AirPods Proのステム部分には少し凹んでいる「感圧センサー」があります。
このステム部分を2本の指でつまむようにすると、感圧センサーを押すことができます。AirPods Proは、感圧センサーを押すことで基本的な操作を行います。感圧センサーを押すと「カチッ」と鳴るので押した回数が分かります。
音楽の再生・停止・曲送り・曲戻し
音楽の再生、停止、曲送り、曲戻しは、感圧センサーの押した回数で操作できます。
- 1回押す…再生
- 2回押す…曲をスキップする
- 3回押す…曲を戻す
ノイズキャンセリング・外部音取り込み機能の切り替え
AirPods Proは、外部の騒音に対して内側マイクから騒音に音を当てて騒音をかき消す「アクティブノイズキャンセリング機能」が搭載しているのが他のAirPodsにない特徴の1つです。
ノイズキャンセリング機能利用中は、外部の音がほとんど聞こえないので音楽に没頭できます。
また、イヤホン装着時でも外部の音が聞こえる「外部音取り込み機能」も搭載しています。これらは感圧センサーを長押しするだけで簡単にモード切り替えができます。
- 感圧センサーを長押しする…ノイズキャンセリング機能と外部音取り込み機能の切り替え
音量調整の方法
AirPods Pro本体の操作だけでは、音量調整は行えません。各デバイスのイヤホンのアイコンなどの音量調整画面から調整を行います。
iPhoneの場合は、音量調整の方法が3つあるので説明します。
iPhoneのロック画面やコントロールセンターで調整する
ロック画面やコントロールセンターにイヤホンのアイコンがついた音量調整スライダが表示されます。スライダをドラッグして音量調整します。
サイドボタンで調整する
iPhoneの側面には、音量調整ができるサイドボタンがあります。サイドボタンによる調整は、画面ロックを解除せずに行えるので簡単です。
Siriを使って調整する
「Hey Siri」機能をオンにしている場合、「Hey Siri」と呼びかけてSiriを起動させます。「音量を上げて」「音量を下げて」とSiriに伝えると音量調整が可能です。「ミュートにして」「何%音量を下げて」など具体的な呼びかけをすると正確に音量調整ができます。
電話の出方
イヤホンを使っているときにかかってきた電話の出方もAirPods Proなら簡単です。
- 感圧センサーを1回押す…電話に出る/電話を切る
- 感圧センサーを2回押す…着信通話を拒否して、留守番電話に送る
「Hey Siri機能」をオンにしている場合、「Hey Siri!〇〇に電話して」などと伝えるとiPhoneを操作せずに電話をかけられます。
AirPods Pro本体の充電方法
AirPods Proは、ワイヤレス充電器とライトニングケーブルのどちらでも充電できます。ワイヤレス充電の場合は、Qi規格のワイヤレス充電器とiPhone 12/13シリーズ用のMagSafe充電器に対応しています。
AirPods Proは、iPhoneの充電器でも使われているUSB-C-Lightningケーブルが付属しています。このライトニングケーブルを使って充電できますが、ケーブルのみでアダプタは付属していません。
また、端子はUSB-CタイプなのでこれまでのiPhoneで主流だったUSB-Aタイプのアダプタしか持っていない方は、注意が必要です。アダプタとケーブルを繋いで充電したい場合は、USB-Cタイプのアダプタを別途用意しましょう。
AirPods Pro(エアーポッズ プロ)の便利な使い方
AirPods Proの基本的な使い方をマスターしたら、便利な使い方も覚えておきましょう。知っておくとより快適に使える便利な機能を紹介します。
Siriでメッセージを読む・返信する方法
iPhoneの「設定」で「Siriと検索」を選択し、「着信メッセージの読み上げ」を選択します。「Siriで着信メッセージを読み上げ」をオンにするとSiriでメッセージを読んだり、返信したりすることができます。
AirPods Proを装着していて、デバイスにロックがかかっているとき、メッセージアプリなどから新着メッセージが届くとSiriが内容を読み上げてくれます。
このメッセージに返信するには、Siriがメッセージを伝え終わったあとにSiriに音声指示をします。「『わかりました』と伝えて」「『すぐ行くね』と返信して」などと伝えると、Siriが返信内容を読み上げて、この内容で返信していいか確認されます。
自分の耳に合ったイヤーチップの装着方法
AirPods Proには、サイズの異なる3種類のイヤーチップが付属されています。自分の耳にフィットするイヤーチップを取りつけることで、アクティブノイズキャンセリング機能の効果もより実感できるでしょう。
そこで使いたいのが、「イヤーチップ装着状態テスト機能」です。以下の手順でイヤーチップ装着状態テストを行うと、イヤーチップが耳に合っているかどうか教えてくれます。
合っているときは「良好」と表示されますが、つけ方が悪いときや耳にフィットしていないと「イヤーチップを調整するか、ほかのチップにしてください」と画面に表示されます。
- iPhoneの「設定」からBluetoothを選択する
- デバイスリストに表示されるAirPods Proの横にある「i」ボタンを選択する
- 「イヤーチップ装着状態テスト」をタップし、「続ける」を選択する
- イヤーチップをつけたAirPods Proを装着し、「再生ボタン」をタップする
AirPods Proに名前をつける方法
近くに複数台のAirPods Proがある環境の場合、デバイスリストにAirPods Proが複数表示されて自分のイヤホンがどれかわからなくなる可能性があります。そのようなことを防ぐために自分のイヤホンには、名前をつけておくとよいでしょう。設定方法は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」からBluetoothを選択する
- デバイスリストに表示されるAirPods Proの横にある「i」ボタンを選択する
- 「名前」をタップし、登録したい名前を入力する
この手順でいつでも好きな名前に変更が可能です。
自動切り替え機能で再生デバイスを変える方法
同一のApple IDでログインすることで、AirPods Proで複数の再生デバイスを自動切り替えが可能です。複数のApple製品を再生デバイスとして使いたい方は必見の機能です。
自動切り替え機能を使える条件は、再生デバイスがiOS14以上にインストールされていて、同一のApple IDでログインしていることです。この条件がクリアされれば、手動で再生デバイスの選択をしなくとも簡単に音楽や動画の再生が可能です。
AirPods Proを装着してペアリングしているiPhoneやMacBookの再生ボタンを押すだけで、好きなデバイスから音楽や動画の再生ができるので、より快適に楽しむことができるでしょう。
まとめ
この記事では、Apple製フルワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の基本的な操作方法と知っておくと便利な機能について説明しました。
AirPods Proは、使い勝手のよさと優れたノイズキャンセリング機能が注目されているイヤホンです。普段からApple製品を使っているなら、操作もしやすく使っているデバイスとの相性もよいでしょう。
AirPods Proの使い方に迷ったときは、ぜひこの記事を参考にしてください。
嵯峨駿介 /
ビギナーズ編集部 ライター
23歳でベース専門店Geek IN Boxを立ち上げ。海外ブランドとの取引経験が豊富でアメリカ、ヨーロッパ、中国などの主要ギターショウに参加。ベースマガジンなどの専門誌や、ウェブメディアなどへの寄稿多数。※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しております。所属するベーシック株式会社及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません。