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電子書籍が読みにくい理由を解説!解決法やメリットを紹介
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
電子書籍は、ここ数年で認知度や需要が高まっています。気軽に利用できる一方で、実際に読んでみると読みにくいと感じることもあるでしょう。
そこで本記事では、電子書籍が読みにくい理由について触れながら、メリットや読みにくさを解消する方法を紹介します。
目次
電子書籍が読みにくい理由
ここでは、電子書籍が読みにくい理由について紹介します。理由を把握することで、改善方法を模索しやすくなるでしょう。
読みにくいジャンルを選んでいる
今や電子書籍は、多数のジャンルを展開しています。ジャンルの選択肢が多いゆえに、様々な作品を読みたくなってしまうでしょう。
しかし、端末の仕様によっては特定のジャンルの作品を読みにくいと感じることがあるかもしれません。特に、画面の小さいスマートフォンを使っている場合には、漫画や雑誌、写真集などを読みにくいと感じてしまいがちです。
いずれのジャンルも、文字だけではなくイラストや写真が使われます。小さい画面では細かい部分が見にくく、紙の本とは異なり、顔を近づけるのではなく指を使って拡大・縮小する手間が生じるでしょう。
以下のジャンルは、使う端末によっては読みにくいと感じることがあるものなので、チェックしておいてください。
- 漫画
- 雑誌
- 写真集
- 参考書
- 専門書
書き込みしながら使うことも多い参考書や専門書も、電子書籍では読みにくいジャンルです。
画面の小さい端末を使っている
電子書籍は、スマートフォンやタブレット、パソコンなど様々な端末で読めます。移動中や旅行先など場所や時間を選ばず利用できる一方で、画面が小さく読みにくいケースもあるでしょう。
画面の大きさは利用している端末に依存してしまうため、端末そのものを変えて読まない限りは根本的な問題解決はできません。
眩しさを感じる
電子書籍を読むときは、端末から発せられる光を目に浴びることになります。長時間にわたって端末を見続けていると、眩しさを感じることもあるでしょう。
場合によっては、目の疲れや頭痛を引き起こす可能性もあります。
端末に通知が表示される
日常的に使っているスマートフォンなどで電子書籍を読む場合に、メッセージやアプリによる通知を受けますよね。しかし、読書中に通知がある集中力を削がれてしまうかもしれません。
本を読むには集中力が必要となるので、通知により読みにくさを感じてしまうでしょう。
ページをめくりにくい
ページのめくりにくさも、本を読みにくく感じる要因の1つです。普段から紙の本を読んでいる人は、電子書籍に慣れていないケースがあります。
そのような場合には、ページのめくりにくさを感じるでしょう。
ビギナーズでは、電子書籍を横書きで読む方法を紹介しています。横書きであれば上下スクロールで読めるため、ページを捲る必要がなくなります。
電子書籍が読みにくい状態を改善する方法
ここからは、電子書籍が読みにくい状態を改善する方法について紹介します。読みにくさを感じる理由を把握したうえで、チェックしてみてください。
読みやすいジャンルを選ぶ
電子書籍は、多岐にわたるジャンルを展開しています。読者が経験的に読みやすいジャンルの作品を選択すれば、読みにくさは解消されていくでしょう。
ジャンルによって紙の本と読み分けるなど、日々の読書を工夫してみてください。
専用の端末を使う
スマートフォンやタブレットで電子書籍を読んでいる人は、とても多くと思います。普段から持ち歩く端末で本が読めることは大きなメリットですが、読みにくいと感じている場合はKindle端末などの電子書籍専用のリーダーを使うのもおすすめです。
一般的なタブレットと同じような見た目ですが、電子書籍を読むことに特化した機能を備えています。
例えば、E-inkスクリーンや大きな画面を搭載するなど、読みやすい工夫が施されているのが特徴です。
スマートフォンやタブレットで電子書籍を楽しんでいる人は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。特にスマートフォンなど画面の小さい端末を使っている人は、読みにくい状態が解消されることでしょう。
文字や明るさなどを調整する
電子書籍は紙の本と違い、明るさや文字の大きさを調整できるという強みがあります。
文字が細かすぎて読みにくいと感じる人は、端末そのものの設定や書籍の画面を拡大するなど自分好みにカスタマイズしてみてください。
読みにくい環境での読書は、ストレスを感じてしまう人も少なくありません。時間や周辺環境、体調に合わせて細かく設定し、読みやすい状態を構築していきましょう。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍のメリット・デメリットを紹介します。電子書籍のよさを最大限に利用しながら、紙の本と使い分けてみてください。
電子書籍のメリット
まずは、本や雑誌を電子書籍で読むメリットを紹介します。
多くの本を持ち運べる
電子書籍はデータなので、何冊でも持ち運べます。専用のアプリケーションやサービスにアクセスすれば、好きな本を自由に読めるのが魅力です。
移動先で何冊も本を読みたい人や、仕事や勉強で本を何冊も持ち運ばなければならない人にはぴったりです。紙の本をたくさん持ち運ぶことによる疲労を軽減でき、ほかの荷物を持ちやすくなります。
お得に入手できる
電子書籍サービスによっては、紙媒体よりも安価で入手できる作品も存在します。紙の本は定価でも、電子書籍だと割引されていることがあるのです。
常時無料や、期間限定無料の作品も充実しています。多くの本を読みたい人にとっては、うれしいポイントでしょう。
読み放題サービスがある
昨今、サブスクリプションと呼ばれる定額サービスの利用者が急増しています。電子書籍にも定額で読み放題サービスを受けられるサブスクが多数あります。
価格はサービスによって異なりますが、読書習慣がある人は単品で購入するよりもお得に読書を楽しめるでしょう。また、無料体験が実施され、解約も気軽に行えるケースが多くみられます。
オンラインですぐに読める
インターネット環境があれば、誰でも簡単に電子書籍を読むことが可能です。会員登録が必要な場合もありますが、端末上での特別な設定などは基本的に不要です。
また、購入すれば、専用のアプリやブラウザからすぐに作品を読めます。
電子書籍の中には、紙では販売されていないオンライン限定の作品もあるので、読書をより一層楽しめるでしょう。
ただし、ダウンロードしない場合は、通信環境に左右される点に注意が必要です。
オンラインで試し読みができる
作品によっては、オンラインで試し読みができる場合があります。書店で立ち読みする感覚で、作品の一部を楽しめるのが魅力です。
購入後のミスマッチを避けるのに役立ちますが、全ての作品が試し読みに対応しているわけではありません。気になるジャンルや作品があれば、ぜひ読んでみてください。
暗い中でも読みやすい
紙の本と違い、端末から光が発せられているため暗い場所でも読書を楽しめます。
暗い中でも気軽に読書できるので、寝室などで読む場合には重宝するでしょう。
ただし、ブルーライトには要注意です。就寝前に長時間電子端末の画面を見ていると、睡眠を妨げる可能性があります。
文字の大きさなどを調整できる
電子書籍リーダーや専用アプリを使うことで、文字の大きさや画面の明るさなどを調整できます。
暗い場所でも、電子書籍であれば快適に読書を楽しめるでしょう。
片手で読める
端末の大きさにもよりますが、比較的小さい端末で読む場合は片手で読むことが可能です。
ページ送りはタップかスライドでできるケースが多くみられるので、電車内など移動時にも活躍します。
一方で、紙の本は片手で読みにくいといえます。無理に片手で読もうとすると、ページが折れてしまったり、落としてしまったりする恐れもあるでしょう。
入浴しながら読める
防水機能のついた電子書籍リーダーであれば、お風呂で読書を楽しめます。お風呂だけではなく、水場でゆっくりと読書を堪能したい人におすすめです。
湯船に落としたとしても、壊れにくいので安心です。電子書籍リーダーに限らず、防水性能の高いスマートフォンやタブレットでも問題なく読めるでしょう。
電子書籍のデメリット
ここからは、電子書籍のデメリットを紹介します。
充電する必要がある
スマートフォンやタブレットなどを使う場合、電池残量に配慮する必要があります。専用の電子書籍リーダーであれば、ほかの機能を使わないことから長く利用できる点が魅力です。
一方で、スマートフォンやタブレットは電子書籍以外の用途もあるので充電の頻度が高くなります。充電が切れて読めない状況はストレスですよね。
長時間読みたい場合は、特に注意が必要です。電子書籍を利用する際は、事前に充電されているかどうかを確認しましょう。
市販のモバイルバッテリーを常に持ち歩くのもおすすめです。
うまく動作しない可能性がある
端末の性能やアプリの状態によっては、うまく動作せず利用できない場合があります。
インターネットの接続状況が悪い場合やデータの使いすぎによる通信制限など、読み込みに時間がかかるかもしれません。そのため、容量や通信状況などは事前に確認しましょう。
また、アプリがアップデートされているかどうかもチェックしてみてください。最新の状態にすることで、動作が改善することもあります。
電子書籍化されていない作品がある
世の中に存在するあらゆる本が、電子化されているわけではありません。電子書籍として楽しめない作品も、多くあります。
読みたい作品が電子化されていない場合は、紙の本を購入する必要があるでしょう。
サービスが終了する恐れがある
電子書籍を購入しても、サービス自体が突然終了してしまう可能性もあります。電子書籍サービスの運営企業などの状況に左右されるかもしれません。
サービスが終了になると、購入した電子書籍を読めなくなることも多く、データの保存は、利用規約に反している場合もあるので注意しましょう。
特にお気に入りの書籍は、紙の本としても保有しておくと便利です。
貸し借りしにくい
電子書籍はデータなので、実物がなく貸し借りしにくい点がデメリットの1つです。
好きな本を貸し借りして共有するのは、読書の醍醐味ですよね。しかし、データの特性上、制限などがあり電子書籍は貸し借りしにくくなっています。
まとめ
電子書籍は便利で気軽に使える反面、人によっては読みにくいと感じるかもしれません。うまく活用できれば、読書家や勉強で使いたい人には強い味方になります。
電子書籍が読みにくい状況を改善し、快適な読書生活を送ってください。
ヒロキタナカ /
ビギナーズ編集部 ライター
大学院を修了後、IT業界を経て独立。選書サービスやWebメディアを運営する傍ら、ライターとしても活動しています。趣味は読書やサウナです。