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持ち運びしやすい楽器の特徴は?いつでもどこでも演奏しよう!
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練習スタジオやライブハウス、野外キャンプなど…さまざまな場所に楽器を持ち込んで演奏している方も多いことでしょう。
定番の楽器はやはり、アコースティックギター。電源要らずで大音量が得られるため、屋外での弾き語りにぴったりです。路上ライブにも欠かせない楽器のひとつとなっています。
そこで今回は、いつでもどこでも演奏が楽しめる「持ち運びしやすい楽器」をいくつかご紹介します。
アコースティック系楽器であれば電源が不要です。一方、エレキギターやシンセサイザーは基本的に電源が必要となります。訪れる場所の環境にも注目してみてください。
目次
ポイントは電源の有無?持ち運びしやすい楽器の特徴とは?
まずはカジュアルに持ち運べる楽器の特徴から考えていきます。最大のポイントとなるのは“電源の有無”です。
電源不要のアコースティック系楽器
アコースティックギターやアコースティックベース、パーカッションなどの楽器は電源がなくても演奏できる仕様です。
野外で弾き語りやバンド演奏を楽しみたいなら、アコースティック系の楽器は必須といえるでしょう。演奏する場所を問わないため、持ち運べる場所が多いのもポイントです。
コンパクトなサイズ感
電源要らずのアコースティック系楽器であっても、ウッドベースのような大型楽器は持ち運びが大変です。難なく持ち運べるサイズの基準は、アコースティックギターあたりでしょうか。
それ以上の大きさになると運搬が困難になるほか、気軽に持ち運べなくなるので注意しましょう。これはドラムセットも同様です。
音がすぐに出せる楽器
1つのアクションで即座に音を出せる楽器がおすすめです。例えば、上述したアコースティックギターもこれに該当します。
楽器初心者の方であるほど、できるだけシンプルな構造の楽器を選ぶのがおすすめです。中級〜上級者の方はバイオリンやサックスなど、演奏にテクニックが求められる楽器でもOKでしょう。
「音をすぐに鳴らせる=すぐに演奏が楽しめる」に繋がりますので、演奏難易度が低い楽器ほど、場所を問わず楽しみやすい傾向にあります。
気軽に持ち出せない楽器の特徴
続いて、持ち運びしにくい楽器の特徴についてもみていきます。“持ち運びしにくい”というよりは、“気軽に持ち出せない”という表現の方が適切かもしれません…
電源がなければ機能しない楽器
楽器の中には電源がなければ音を鳴らせず、楽器として機能しないものもあります。
代表的なのがエレキギターです。エレキギターは単体だと音量が得られないため、ギターアンプと組み合わせて使用することになります。そのギターアンプに電源が必要となるわけです。
最近は電池式アンプの登場によりこの点をカバーできるようになっています。いずれにせよ、電源がなければ使えない楽器は持ち出しにくいものです。これはシンセサイザーやDJ機器等も該当します。
大きくて重量のある楽器
サイズが大きく、それでいて重量もある楽器は気軽に持ち出せないものです。
上述したウッドベースやドラムセットがこれに当てはまります。とりわけドラムセットに関しては、使用頻度が高いものの運搬が困難な楽器です。
詳しくは後述しますが、どうしてもドラムセットが必要な時は「楽器レンタル」を利用する人も増えています。会場まで配送してくれるため、運搬の手間が省けるのです。
取り扱いが難しい繊細な楽器
バイオリンのような弦楽器は、その取り扱いにも気を配らなければなりません。
例えば、野外でバイオリンを演奏するのはリスクが付きものです。楽器が水を浴びたり、破損したりするケースもあります。繊細な楽器は気軽に持ち運べるものではありません。
対策として、電池駆動するエレキバイオリンなどの使用をおすすめします。メインとは別で、サブ機を1本持っておくといいかもしれませんね。
楽器を外に持ち出そう!おすすめの1本は?
それでは、具体的に持ち運びしやすい楽器をいくつかご紹介します。「こんな楽器もあるの!?」と驚くような1本もピックアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。
アコースティックギター
いわずと知れたアコースティック系楽器の定番です。
アコースティックギターには、電源が必要になる「エレアコ」という種類も存在します。これはエレキギター同様、アンプを介して大音量を得る楽器です。
野外での弾き語りなら通常のアコースティックギターで構いませんが、練習スタジオやライブハウス等で演奏するならエレアコがおすすめです。
なお、エレアコは一般的なアコースティックギター同様の音量でも演奏できるので、用途の幅が広くなっています。
エレキギター・エレキベース
エレキギターの演奏には電源が必要です。しかし、電池駆動するギターアンプと組み合わせると、どんな場所でも本格的なエレキサウンドが楽しめるようになります。
おすすめは「BOSS/KATANA-MINI KTN-MINI」です。6本の単四電池だけで駆動するほか、軽量かつコンパクトサイズなので持ち運びも楽に行えます。握りやすいハンドルが付いているのもポイントですね。
小さいポータブルアンプですが、そのサウンドクオリティは折り紙付きです。いつでもどこでも、迫力あるロックサウンドが楽しめるでしょう。
なお、電池駆動するベースアンプも登場しています。ひと昔前とは違い、エレキギター・エレキベースともに、場所を問わず演奏できる楽器となりました。
一五一会
“誰にでも簡単に弾ける弦楽器”をコンセプトに開発された、全く新しい楽器が「一五一会」です。一見するとアコースティックギターともウクレレとも似つかない、マンドリンや三味線に近い形状をしています。
この弦楽器は老舗ギターメーカーである「ヤイリギター」と、沖縄県出身のアコースティックバンド「BIGIN」の共同開発によって誕生しました。
ギター初心者でも弾ける工夫が随所に施されており、人差し指1本でコードを鳴らせる構造となっています。なぜなら、1度と5度の音程だけで成り立っている楽器だからです。
楽器は全て、ヤイリギターの職人による手作りの代物となっています。
極めてシンプルな弦楽器ですが、“誰でも演奏する楽しさ”を実感できる1本です。持ち運びも楽々ですので、場所を問わず演奏が楽しめるはずです。
VENOVA
“カジュアル管楽器”と称する全く新しい楽器が「VENOVA」です。リコーダーのような演奏感でありながら、サックスに近い音色が好評です。本物のサックスよりも気軽に持ち出せるコンパクトなサイズ感も魅力です。
開発元は国内大手楽器メーカーであるYAMAHA。独自開発した「分岐管構造」と「蛇行形状」を採用しており、大きな音孔がなくても円錐形管楽器のような音色が得られるようになっています。
DD-75
バンドアンサンブルの土台となるパーカッション。
ドラムセットはもちろん、タンバリンやトライアングル、シェイカーなど、パーカッションに分類される楽器はいくつもあります。一方で、それらを全て揃えるのは大変ですし、持ち運びも骨が折れるものです。
そこでおすすめしたいのがYAMAHAの「DD-75」というデジタルパーカッションです。
同社が手がける電子ドラム「DTXシリーズ」を継承した1台であり、570種類の音色と75種類のプリセットを内蔵しています。しかも“電池駆動”するので演奏する場所を問いません。
このデジタルパーカッションにはドラムスティックが必要です。ただし、搭載しているハンドパーカッション機能をオンにすると、コンガやボンゴのような民族楽器の演奏に最適な感度に設定されます。
幅広い音楽ジャンルに対応する、大人も子どもも楽しめる1台です。
まとめ
音楽の楽しみ方は人それぞれです。
バンドを組むもよし、弾き語りをするもよし、納得するまで演奏を極めるのもいいでしょう。でも、せっかくなら大切な楽器を外に黙して、大勢の人の前で演奏したいところです。
しかし、大きくて重量があったり、取り扱いが難しい楽器だったりすると、中々気軽には持ち歩けません。
そんな時はメインの楽器とは別で、気軽に持ち出せる1本を用意しておくといいでしょう。上記でご紹介したデジタルパーカッションやカジュアル管楽器がおすすめです。
ただし、どうしてもドラムセットのような“本物の音”が欲しい時は、レンタルを利用するのも手です。便利なサービスが充実している現代だからこそ、活用しないと損ですよ!
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター