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大人の趣味におすすめの色鉛筆13選|プロ・イラストレーター愛用品や選び方も解説

お手軽に絵画を始めたい人におすすめなのが色鉛筆です。色鉛筆は、値段が安く気軽に始められますが、多彩な表現が可能な画材です。ここでは、色鉛筆の種類と特徴、さらにおすすめの色鉛筆を取り上げていきます。ぜひこの機会に色鉛筆を始めてみませんか。
大人の趣味におすすめの色鉛筆13選|プロ・イラストレーター愛用品や選び方も解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

お手軽に始められる趣味としておすすめなのが色鉛筆です。色鉛筆には様々な種類があるのをご存知でしょうか。

色鉛筆をどのように選んでいいかわからないという人もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、色鉛筆の種類やおすすめの商品をご紹介します。ぜひ、色鉛筆選びの参考にしてみてください。

目次

色鉛筆の種類

ここからは、色鉛筆の種類について見ていきましょう。

一口に色鉛筆といっても様々な種類があり、それぞれに特徴があります。自分の思い通りの絵を描くためには、どの種類の色鉛筆を使用するかも重要です。

色鉛筆の種類とそれぞれの特徴を理解して、自分の用途にあったものを選びましょう。

オーソドックスな油性色鉛筆

色鉛筆として、一般的でオーソドックスなのが油性色鉛筆です。芯の硬さが、硬質のものと軟質のものがあります。

細かい作業ができる硬質油性色鉛筆

硬質油性色鉛筆は、硬質の芯を持った油性色鉛筆です。

線画や細かい部分を描くのに向いていて、色を薄く塗り重ねることで繊細で柔らかい絵を描くことができる色鉛筆です。

一方、広い面を濃く塗る所謂「ベタ塗り」には向いていません。

発色と伸びが良い軟質油性色鉛筆

軟質油性色鉛筆は、軟質の芯を持った油性色鉛筆です。

絵を描くより色を塗るのに向いていて、その反面、細かい描画には向いていません。

しっとり滑らかな描き味が特徴の色鉛筆です。

水彩状にできる水彩色鉛筆

水彩色鉛筆は、水に溶かして水彩絵の具のような表現ができる色鉛筆です。硬質と軟質で、水への溶け易さが違います。

描い部分を水筆でなぞることにより、水彩のようなタッチを表現できます。そのため、筆とセットになっている商品もあります。

水に溶けやすい軟質水彩色鉛筆

軟質水彩色鉛筆は、軟質の芯を持った水彩色鉛筆です。やわらかい描き味を持っていて、優しい表現が得意です。

水をつけた筆で濡らすとさっと溶け出し、水彩画のような表現ができるのが大きな特徴です。

タッチを残せる硬質水彩色鉛筆

硬質水彩色鉛筆は、硬質の芯を持った水彩色鉛筆です。

普通の色鉛筆に近い描き味を持っていて、水に濡らしても描いた線のタッチが消えないという特徴を持っています。

色鉛筆の選び方

色鉛筆は一般の文房具店で購入できるほか、インターネットの通販サイトなどでも購入可能です。

数多くの商品が販売されているため、商品選びが重要です。

ここでは、色鉛筆を購入するときのコツについて見ていきます。コツをしっかり意識して、自分にピッタリの色鉛筆を購入しましょう。

油性色鉛筆か水彩色鉛筆かを選ぶ

まず、大きな判断材料として、油性色鉛筆と水彩色鉛筆使のどちらを使用するかを決めましょう。どちらが良いかは、自分が描きたい絵によって違います。

油性色鉛筆は、水をはじき重ね塗りがしやすいという特徴があります。芯が柔らかいため、比較的どんな人でも使いやすい色鉛筆です。

水彩色鉛筆は、水に濡らして使用することで水彩画のようなタッチの絵を描くことができます。芯が油性色鉛筆と比べると硬いため、細かい線などを描く作業に適しています。

これらの特徴を踏まえて、自分の用途にあっていると思われる方を選びましょう。

芯の硬さで選ぶ

色鉛筆の芯の硬さは、表現に影響を及ぼします。芯の硬さは「硬質・中硬質・軟質」の3つに分類されていますが、硬質ははっきりとした線になり、軟質は伸びが良い特徴があります。

硬質は製図や細かい絵を描きたい場合に適していて、軟質は塗り絵など広域を色づけるのに適しています。表現の幅を広げたいなら、軟質の芯を選ぶと良いでしょう。

カラーバリエーションで選ぶ

色鉛筆のセット売りには、基本の12色セットから、36色や150色など、本数の幅が広いです。

もちろん本数が多い方がカラーバリエーションが豊富になりますが、その分価格が上がったり、重くかさばるので持ち運びに不便になります。

どのくらいのカラーバリエーションを求めるか、持ち出して使うかなどをイメージして選んでみましょう。

まずは36色セットを購入するのがおすすめ

色鉛筆は、同じ商品で色数が違うセットで販売されていることが多いです。

いよいよ買いたいメーカーが決まったら、初心者には36色セットがおすすめです。

中には100色以上の商品もありますが、初心者の場合、色数が多すぎるとどれを使ってよいか迷ってしまうことがあります。

逆に少なすぎると使いたい色が見つからなくて、絵を描くのに支障をきたしてしまうこともあります。

36色あると、青色系だけでも4、5色はあるため、グラデーションを描くこともできます。36色から始めて、必要に応じて色を購入して足していくと良いでしょう。

気になる商品は実際に描き味を試す

色鉛筆を選ぶ際は、試し描きをしてから購入したほうが良いです。

おおよその特徴はネットやカタログでわかりますが、実際に使用してみないとわからない部分もあります。

しかし、色鉛筆は試し描きができない場合も多いです。

そのため、気になる商品を見つけたら、バラ売りのものを1本だけ購入して使ってみるのがおすすめです。

プロも愛用!色鉛筆の主な有名・おすすめメーカー

色鉛筆の種類や特徴を見てきましたが、色鉛筆を製造しているメーカーにも注目してみましょう。

ここでは、色鉛筆のメーカーとして有名な4社をご紹介します。

どのようなメーカーが製造しているかを知るとより一層、色鉛筆に対して愛着が湧くのではないでしょうか。

250年以上の伝統を持つ「ファーバーカステル」

ファーバーカステルは、250年以上の歴史を持つドイツのステーショナリーブランドであり、世界最古の鉛筆メーカーです。

ファーバーカステルの製品は、世界中の多くの著名アーティストから愛さています。

高品質な画材、至高の筆記具、ファーバーカステル伯爵コレクションなど、製品のラインナップも豊富です。

製図用品を中心に取り扱う「ステッドラー」

ステッドラーは、ドイツ・ニュルンベルクに本拠を置く、筆記具や製図用品の世界的に有名なメーカーです。

色鉛筆のメーカーとしても有名であり、世界中に愛用者がいる名門中の名門ブランドでもあります。

1835年に設立され、本社はドイツのニュルンベルクにあります。日本には1926年頃に進出しました。

日本の大手文具メーカー「トンボ鉛筆」

トンボ鉛筆は、日本有数の文具メーカーです。

MONOブランドで知られている会社で、一度はトンボのロゴマークをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

国内産鉛筆で非常に大きなシェアを持っており、最大手の三菱鉛筆と合わせて9割ほどを持っています。

また消しゴム、修正テープ、スティックタイプのり、テープのりでも全国トップクラスのシェアを誇り、海外でも愛用されています。

スイスのメーカー「カランダッシュ」

カランダッシュ(Caran d’Ache)は家族経営の会社で、スイス国内で唯一の画材と高級筆記具のブランドです。

本社はジュネーブにあり、子会社がヨーロッパに2箇所、アジアに1箇所あります。

現在、90ヶ国で製品の販売を行っています。日本での画材取扱は、ホルベイン画材株式会社がおこなっています。

【油性】初めての人におすすめの色鉛筆

初めての人におすすめの油性色鉛筆をご紹介します。初心者でも使いやすい36色セットで、繊細な色の違いが楽しめるものを集めました。

さらにその中で、レビューでも描きやすいと評判のものをみていきましょう。

トンボ鉛筆|色鉛筆 NQ 36色 CB-NQ36C

トンボ鉛筆が発売している油性色鉛筆です。黄色のパッケージでおなじみで、ロングセラー商品となっています。

鮮やかな発色と紙への優れた定着性を持っていて、滑らかな書き心地の充実した色彩を揃えています。そのため、様々な表現をすることが可能です。

ファーバーカステル|油性色鉛筆 平缶 36色セット

ファーバーカステル社の書き心地がなめらかな油性色鉛筆です。芯が折れにくいSV製法を採用しています。

六角軸で見た目がおしゃれで、芯の硬さもちょうどよくて使用感も良いと評価されている油性色鉛筆です。ケースが丸缶の商品もあります。

三菱鉛筆|色鉛筆 ユニカラー 36色

高級微粒子顔料に三菱鉛筆独自の新開発特殊合成ワックスを配合し、ブルーミングが発生しにくいだけでなく、あらゆるタイプの紙になじんできれいに着色できる色鉛筆です。

色芯を包む木軸には、鉛筆材に最適なカリフォルニア産インセンス・シダーを使用しており、削りやすいのに芯は折れにくい設計です。ゴールドのロゴと専用ケースに高級感があるので、大人向けの色鉛筆として人気です。

【水彩】初めての人におすすめの色鉛筆

初めての人におすすめの水彩色鉛筆を取り上げていきます。

初心者におすすめの36色セットで、そのなかでも色が鮮やかと評判の商品を集めました。

ステッドラー|色鉛筆 カラトアクェレル36色

ドイツの歴史あるブランド、ステッドラーから出されている水彩色鉛筆です。

芯が描画に適した硬さのため、使い方によって様々なタッチの線が描けます。優れた耐光性と水溶けの良さを持っている水彩色鉛筆です。

色鉛筆の持ち味と水彩のようなタッチの両方を表現できる一品です。

ファーバーカステル|平缶 36色セット TFC-WCP/36C

柔らかな描き心地で、SV製法により芯が折れにくい水彩色鉛筆です。

普通の色鉛筆としても使用可能な上、描いたあとに水を含ませた筆で上からなぞれば、水彩画のような表現を演出することも可能です。初めての方でも、気軽に使える水彩色鉛筆です。

Roleness|色鉛筆 48色

こちらは48色セットなので、36色と比較してもっと豊富に色が欲しい方におすすめの商品です。同じシリーズの72色もありますよ。

芯が適度に柔らかく、筆圧に合わせて自由な表現ができるので、大人の塗り絵に最適です。滑り止め効果のある丸い芯は、人間工学に基づいて設計されており、長時間握っていても手が痛くなりにくい仕様になっています。

Temu

プロ・イラストレーター向け!100色超え色鉛筆のおすすめ

比較的安価な色鉛筆ですが、高級な色鉛筆というものもあります。

ある程度色鉛筆の使い方に慣れてきたら、いつかはこのような最高級の色鉛筆を使ってみたいものです。

ここでは、そのような最高級の色鉛筆をご紹介します。100色以上がセットになっていて、購入して使い心地に満足しているコメントが多い商品を揃えました。

SANFORD|プリズマカラー 色鉛筆150色セット

アートワークに最適の硬度を持った色鉛筆の150色セットです。

発色が鮮やかで定着性もよく、塗り心地が非常になめらかという特徴を持っています。

柔らかな書き心地で、重ね塗りやグラデーションも綺麗に仕上がる色鉛筆です。

カランダッシュ|パブロ120色セット 木箱セット

アーティストやプロの要望にも応えられるプロフェッショナルなクオリティの油性色鉛筆です。

3.7mmのソフトな芯を採用しており、パステルと色鉛筆を合わせたようなやわらかな描き心地で、塗りつぶしも簡単にでき本格的な描き方が可能です。

高品質の顔料を使用しているため、発色が良く耐光性に優れています。

ファーバーカステル|アルブレヒト デューラー水彩色鉛筆 120色

色鉛筆と水彩絵の具が一つになり、描写と彩色両方のテクニックが使えます。

筆と少量の水があれば色鉛筆で描いた画を鮮やかな水彩画へ変化させられます。

高密度の顔料を多分に含んでいるため、水彩化した部分はあざやかな色合いとなります。芯は特殊ワックス加工で仕上げてあり、なめらかな描き味です。

ファーバーカステル|油性色鉛筆 お城シリーズ 100色 115700

ファーバーカステルの100色入りセットの商品ですが、軽量なので外に持ち出して使うにも便利です。

価格がリーズナブルな点もメリット。150色は多いと感じている方で、コスパの良い高品質な色鉛筆を求めている方におすすめです。

【番外編】ちょっと変った色鉛筆の種類

ここまで、色鉛筆の種類として代表的な油性・水彩色鉛筆について詳しく見てきましたが、色鉛筆にはそれ以外の種類もあります。

ここでは、油性・水彩色鉛筆以外のちょっと変わった色鉛筆の種類について見ていきましょう。

消しゴムで消せる色鉛筆

色鉛筆は消しゴムで消すことができませんが、実は「消しゴムで消せる色鉛筆」という謳い文句の色鉛筆があります。

とはいえ、鉛筆のように完全に消せるものではないため、過度な期待はできません。

一般的な油性・水性色鉛筆と比べたら格段に消しやすいというレベルです。

消しゴムで消せる色鉛筆は、消しゴムで消しやすくするために、芯の配合成分が一般的な色鉛筆とは異なります。

そのため、一般的な色鉛筆と比較すると色の伸びが良くないという特徴があります。また、画用紙等の凹凸があるような用紙の場合は消しずらいようです。

芯だけの色鉛筆

通常の色鉛筆は木の真ん中に芯があるという構造ですが、色鉛筆全体が芯という構造の色鉛筆もあります。

芯だけの色鉛筆は、クレヨンのようななめらかな書き心地を持っていますが、クレヨンに比べて油分が少ないため手は汚れにくいです。

従来の色鉛筆と比べて細かい作業には向いていませんが、より長く使用できるというメリットがあります。

一方、芯だけという構造のため、折れやすいというデメリットもあります。

削る必要がない繰り出し式色鉛筆

芯がプラスチックなどで覆われていて、そこから必要な分だけ芯を出して使用する繰り出し式色鉛筆というものもあります。

一般的な色鉛筆と違い、削る必要がないため、手間がかからず大変便利です。

発色が良く手が汚れないというメリットを持っていて、クレヨンのような質感を出せます。

その一方、芯の先を細く削ることができないため、細かい描写をするのには向いていません。

色鉛筆はこんな人におすすめ

ここでは、色鉛筆はどんな人におすすめなのかを見ていきましょう。

気軽に絵画を楽しみたい人

色鉛筆は、絵の具に比べて準備も片付けも手間がかからず簡単なため、気軽に絵画を楽しみたい人におすすめの画材です。

作業終了後にパレットを洗う必要もありません。

また、色鉛筆は普通の文房具屋でも売っているため、入手しやすいという点もおすすめできる理由です。

部屋を汚したくない人

油絵の具は匂いがするため、部屋の換気が必要です。

さらに、誤って落としてしまうと床が汚れるなどのリスクもあるため、できれば専用の部屋やアトリエがあるのが望ましいです。

一方、色鉛筆は匂いが無く換気の必要もないため、専用の部屋を用意しなくても手軽に始められます。

また、部屋が汚れることもないため、家族の目なども気になりません。

趣味にお金をかけたくない人

色鉛筆で絵を描くために必要なのは紙と色鉛筆だけで、1,500円程度で一式揃えることができます。

一方、油絵で絵を描くためには油絵の具やパレット、油壺やキャンバスなど初期費用だけでも10,000円程度かかります。

色鉛筆には値段が安い商品も多くあるため、初期費用も抑えることが可能です。

趣味にはあまりお金をかけたくないという人でも気軽に始めやすいといえます。

自分で色をつくるのが苦手な人

油絵など絵の具を使用する場合、絵の具を混ぜて自分の欲しい色を作ることがありますが、この作業で思い通りの色を作るのには一定の技術が必要で、初心者にとってはかなり難しい作業です。

色を作るのに手間取ってしまうと、絵を描くことに集中できません。

その点、色鉛筆は色を選ぶだけで良いという利点があります。

大人の趣味におすすめの塗り絵の本

色鉛筆で自由にペイントできる塗り絵は、大人の方にも人気の趣味です。

日頃なにかと考えがちな大人の方は、塗り絵に集中することでストレス発散になります。大人の方は細かい作業が必要な塗り絵を選ぶと、時間を忘れて没頭できるでしょう。

色鉛筆は安いものからプロ向けまでさまざま!

色鉛筆は、初期費用がかからず、お手軽に始められる趣味としておすすめです。

色鉛筆にはリーズナブルなものから高級なものまで様々な種類があり、予算や用途によって選ぶことが出来ます。

ぜひ、この機会に色鉛筆で絵を描くことにチャレンジしてみましょう。

絵を描くのがお好きな方には、こちらの記事もおすすめです。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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