更新
家庭菜園初心者でも簡単!秋冬におすすめの野菜7選と育てるコツ
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
健康的な趣味の家庭菜園。
自分で育てた新鮮な野菜の味は、スーパーのものより美味しく感じるはずです。
さらに、土や植物にふれることで気分がリフレッシュする効果もあります。
今回は、初心者向けに秋冬でも育つ野菜の種類についてご紹介します。
あなたも家庭菜園を始めてみませんか。
目次
家庭菜園に有効なスペースと準備
自宅に広い庭や畑がなくても、ちょっとしたスペースがあれば野菜を育てることができます。
ベランダやテラス、玄関の有効スペースを使いましょう。
小さい鉢ならキッチンの脇にも置けるので邪魔になりません。
そして家庭菜園を始める前には、以下の準備が必要になります。
基本の道具
まずは基本の道具を揃えましょう。
水やりのためのジョウロや霧吹き、葉っぱや枝を切る園芸バサミがあると便利です。
シャベルや作業用の軍手も購入しておきましょう。
近所のホームセンターやネットショップ、100均で道具が販売されています。
使いやすければ安いもので構いません。
- ジョウロ
- 霧吹き
- 園芸バサミ
- 軍手
そのほかに必要なもの
野菜のサイズや育てる量に合わせて、そのほかに必要なものも揃えます。
どこにでも置ける長方形のコンテナはいかがでしょうか。
忙しく水やりができない方には、保水性の高いプラスチック製のものをおすすめします。
野菜を大きく美味しく育てるには、培養土も欠かせません。
さらに、野菜用の肥料も忘れずに購入しましょう。
コンテナ類もホームセンターやネットショップ、100均で販売されています。
- プラスチック製コンテナ
- 培養土
- 野菜用の肥料
知りたい!タネまきのコツ
タネにもまき方のコツがあるので覚えておきましょう。
すじ状の溝を何列か平行に作り一定の間隔でタネをまくことを、すじまきといいます。
また、均等の間隔でばらばらにタネをまくことをばらまき、一ヵ所に複数のタネをまくことを点まきといいます。
小さいタネはつかみにくく手で植えるのがとても難しいです。
二つ折りにした紙の中央にタネを置いて、ゆっくりと慎重にタネをまきましょう。
秋や冬でも育てられる野菜
秋は気候も良く、野菜を育てるにはちょうどいい季節です。
秋から少し寒い冬の時期にさしかかっても育てられる野菜をご紹介します。
初心者にはラディッシュ
赤い色が鮮やかなラディッシュ。
収穫したら水でよく洗い、薄切りにしてサラダで食べるのがおすすめです。
ビタミンCが豊富で、生食向きなのが特徴です。
初心者でも育てやすいので、お子さんと一緒に育てても良いでしょう。
【ポイント】
タネまきから約1カ月で収穫できます。
あまりスペースをとらずに栽培ができるのが魅力です。
おすすめの品種は、上が赤で下が白い「紅白」。
そのまま飾るだけで見栄えのする可愛い品種です。
タネまきに適した時期:春(3~6月)、秋(9~11月)
【栽培のコツ】
- 約10㎝間隔の溝を作ってすじまきをします。
- 葉が5~6枚になるまで育てます。
成長して葉っぱ同士が重なってきたら、余分な葉っぱを間引きましょう。
間引いた葉っぱはサラダにして食べられます。 - 丸く赤い根が土から見えるようになります。
そのタイミングですぐラディッシュを収穫します。
収穫が遅れると根の部分が割れてしまいますので、注意しましょう。
昔からなじみのあるカブ
日本人が古くから親しんできたカブ。
薄く切って漬物や味噌汁の具として重宝されてきました。
お好みで赤カブや白カブのタネを選びましょう。
【ポイント】
小さいカブは40~50日で収穫できます。
タネまきは2~3回に分けて長く収穫できるようにしましょう。
タネまきに適した時期:春(3~6月)、秋(9~11月)
【栽培のコツ】
- カブのタネを土に1.5㎝間隔でばらまきをします。
タネをまいたら、上から薄く土をかぶせます。 - 葉っぱが出てきてから2~3回は間引きましょう。
茶色くなった葉っぱや虫に食われた葉っぱを間引きます。 - 葉っぱが5~6枚になり、土から見える大きさを確認したら、収穫です。
栄養たっぷり!ホウレンソウ
ビタミンと鉄分たっぷりのホウレンソウ。
バター炒めやグラタンなど、寒い時期の食卓にぴったりの野菜です。
貧血にも効くので、健康が気になる方にいかがでしょうか。
【ポイント】
育てるのに適した気温は、15~20度前後といわれています。
タネまきに適した時期:春(3~6月)、夏(7~8月)、秋(9~11月)
【栽培のコツ】
- タネは10㎝間隔ですじまきをしましょう。
たっぷりの水やりも欠かさずに。 - 1~2枚、3~4枚の頃はこまめに間引きをします。
ホウレンソウのような葉ものは虫にやられやすいので、注意しながら観察してください。 - 葉っぱが5~6枚になり、株がしっかりしてきます。
葉っぱがピンと立ち大きくなったら収穫しましょう。
大収穫のエンドウ
エンドウは一度にたくさんの量が収穫できるのが嬉しいですね。
バター炒めの具やちらし寿司の具など、どんな料理にも合わせやすい万能野菜です。
【ポイント】
成長に伴いエンドウはつるが伸びてきます。(つる無しタイプのタネもあります)
つるを支えるための支柱を立て、ネットをはりましょう。
支柱とネットはホームセンターで販売されています。
タネまきに適した時期:秋(9~11月)
【栽培のコツ】
- 30~40㎝間隔でタネを埋めます。1ヶ所に3~4粒ずつの点まきが良いでしょう。
- 成長が進むと、支柱やネットにひげが絡み、開花します。
- 開花してからサヤエンドウは約12~20日、実エンドウは約40日で収穫しましょう。
おつまみに最適なソラマメ
塩ゆでにするとホクホクとした食感が楽しいソラマメ。
完熟する前が食べごろです。
晩酌のおつまみにソラマメはいかがでしょうか。
【ポイント】
ソラマメは、エンドウと同じマメ科ですが支柱がいりません。
12月頃は寒さと乾燥対策にわらを敷くと良いでしょう。
コンテナに生える雑草はこまめに抜きます。
タネまきに適した時期:秋(9~11月)
【栽培のコツ】
- 株との間は25~30㎝、1ヶ所に2粒ずつタネを埋めます。
黒い筋の「おはぐろ」は斜め下にしましょう。 - 成長したソラマメが倒れないように、土寄せ(根元に土を寄せかけること)をしましょう。
- わき芽(茎の先端以外の芽)が多いときは、取り除きましょう。
さやがふくらんでツヤツヤとしてきたら収穫です。
新鮮さがたまらないリーフレタス
焼き肉やサラダのわき役として登場するリーフレタス。
生春巻きの具にしても美味しいですね。
家庭菜園に慣れてきたら、ほかの野菜(葉ネギやイタリアンパセリ、芽キャベツ)と同じコンテナに寄せ植えをしてもにぎやかです。
【ポイント】
土をかぶせると発芽しにくくなるので、土をかぶせないようにしましょう。
土の代わりに新聞紙をかけておくのがポイントです。
タネまきに適した時期:夏(7~8月)秋(9~11月)
【栽培のコツ】
- タネを15㎝間隔ですじまきします。
- 葉っぱが3~4枚、5~6枚の時点で間引きをします。
12月には寒さよけの腐葉土を用意します。 - 葉っぱが10~15枚ぐらいになり大きくなります。
必要な量だけ下葉を収穫しましょう。
【番外編】料理に使えるハーブ
自宅にいつでも気軽に使えるハーブがあると便利ですよね。
爽やかな香りが特徴のミントはいかがでしょうか。
生命力が強く、すぐ増えるので簡単にハーブ栽培が始められます。
筆者は熱湯にミントを入れてミントティーとして活用したり、デザートの飾りに使っています。
乾燥させて部屋のルームフレグランスとしても使えます。
冬の時期に気をつけるポイント
冬の時期の家庭菜園で、気をつけるポイントをおさえましょう。
ダメージを与えない環境作り
寒い時期は冷たい風や霜で葉っぱが傷んでしまいます。
野菜の温度管理には気をつけましょう。
透明なビニールシートと針金で作った簡単なビニールハウスなら、一定の温度が保たれ野菜が育ちます。
または、市販のものがあるのでどちらかを使いましょう。
冬の時期は水のやり過ぎにも注意です。
水は暖かい日の午前中にしましょう。
土が乾燥するまで水やりをしなくても大丈夫です。
夜間に水をあげると水分が凍結して根にダメージを与えてしまいます。
日当たりが悪い場合の対処法
1日に4時間ほど日の当たる場所にコンテナを移動させましょう。
ただ、自宅には窓が少なく建物の陰になるような場所しかスペースがないかもしれません。
そういった場所でも野菜を育てたいときは、太陽の光の量が少なくても育つ野菜を選びましょう。
【日当たりが悪くても育つ野菜】
ニラ・コマツナ・アスパラガス・サラダナ・パクチョイが代表として挙げられます。
プランター栽培の土作りやベランダ栽培については、こちらの記事もご覧ください。
家庭菜園は一生続けられる趣味!
収穫した野菜を近所の親せきや友人に配るのも至福のひと時ですね。
家庭菜園はどんな年代でも続けられる一生ものの趣味といえます。
家庭菜園を始めて、充実した毎日を過ごしましょう。
天野葵 /
ビギナーズ編集部 ライター
多趣味なコピーライター兼グラフィックデザイナー。趣味は料理と食べ歩き、ダンス鑑賞、素敵なカフェやギャラリー、銭湯めぐり。最近は洋楽と邦楽のhiphopを聴いています!