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ホテルサブスクのおすすめは?定額でホテル暮らしを楽しむポイント・選び方
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
2020年の調査によると、就業者の5人に1人がテレワークをしていて、企業に雇用されている会社員のテレワーク率も8%上昇したそうです。
完全在宅ではなく、週数回だけ在宅という形で働いたことがある方も多いのではないでしょうか。
通勤電車に乗らなくてよくなった!と好意的な意見も多くありますが、テレワークが長く続くにつれ、自宅だけで生活が完結する毎日に飽きてしまったという意見も耳にするようになりました。
そこで注目されたのが、郊外への移住やワーケーション、さらにはホテルを拠点とする暮らし方です。
自宅と異なる環境で仕事をすることは、リフレッシュやストレス解消につながることが期待され、経営者やクリエイター、エンジニアの方々も関心を寄せています。
目次
おすすめのホテルサブスク
それでは、現在も提供されているホテルのサブスクのなかで、料金やプランがおすすめのサービスを紹介していきます。 それぞれ自分に合うサービスがわかりやすいよう、滞在の目的ごとにサービスを分類してみました。安く様々な地域に泊まりたい人におすすめのホテルサブスク
ここでは様々な地域に泊まりたい人におすすめのホテルを紹介します。
goodroom(サブスくらし)
goodroom(サブスくらし)は、東京、北海道、京都、大阪、福岡、沖縄をメインに全国展開しているサービスです。1か月あたり10万円前後のホテルやマンスリーマンションが借りられます。
数か月先の分まで複数申込みが可能で、収納サービスや一時保管のトランクルーム、配達物の転送・保管サービス、ジムの都度利用、洗濯代行、シェアオフィス利用など、様々なサービスが提供されています。
ネット通販で購入したものをフロントで受け取ってもらえるため、長期滞在したいテレワーカーにおすすめです。
「TOMOSマンスリー」に入居した場合は、住民票登録もできますよ。
HafH
HafHは月額制のサービスで、土日や長期休みのハイシーズンでも平日と同じ料金で泊まれる点が魅力的です。
支払った金額は独自のコインに変換されますが、コインには有効期限がなく、使わずに積み立てられます。
毎月色々なホテルを利用するだけでなく、必要なコインを貯めてからハイクラスのホテルに泊まるのも楽しいですよね。
韓国、台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアでも予約可能なホテルがあるので、アジア旅行が好きな方にもおすすめです。
tsugitsugi
tsugitsugiは、東急系列のホテルを中心に、全国181施設を1泊単位、定額で利用できるサービスです。
東急系列のホテルを中心に、ビジネスホテルやリゾートホテルがラインアップされています。
同伴者1名まで無料で、家族連れや大人数での宿泊も可能なサービスでしたが、2023年3月以降は新規募集を停止しています。
今後の募集は順次発表するそうですので、気になる方は無料の会員登録をして再開を待つのがよいでしょう。
1か所に長期滞在したい人向けのホテルサブスクサービス
ここでは長期滞在ができるホテルを紹介します。
マンスリーホテル
マンスリーホテルは、ビジネスホテルがメインのサービスです。
1週間~半年の長期予約が可能で、現地決済にも対応しています。
郵便の受け取りはできませんが、1泊あたりの宿泊費が最安値より平均20%以上割引される点が魅力です。
清掃サービスやホテル内設備の利用は可能ですので、自分の好きな設備がある場合に選択することをおすすめします。
サブ住む
サブ住むは、三井系列のホテルを45日間のうち30泊、90日間のうち60泊できる抽選制のサービスです。
好きなホテルを14泊から定額で利用できる「HOTELここだけパス」も提供されていましたが、現在は申し込みを停止しています。
unito
unitoは都内を中心に、10日単位で最大30日までのパック宿泊を申し込めるサービスです。
住民票を置けるホテルもあり、家具家電はあらかじめ用意されています。フロントでの郵便物受け取りも可能です。
ただし、サービスの最低契約期間は1か月からで、清掃、タオルやリネン交換は月に1回となります。
一見デメリットがあるように感じますが、事前に外泊する日を申請することで、その間に部屋を別の利用者に貸し出す「リレント」ができることが最大の特徴です。
リレントをした分の家賃は割引になる他、別の利用者に貸し出しをした後は必ず清掃とタオル・リネン交換がされるので、週に1日以上外泊をする生活をしている方におすすめです。
ホテルによっては、鍵つきのクローゼットや冷蔵庫が設置されている場所もあり、リレント期間に荷物を置いて出かけられる点も魅力的ですよね。
今回紹介している中では、最も一般的な部屋の賃貸借契約に近いサービスといえます。
安くホテル暮らしが可能な長期滞在プランがあるホテル
ここでは、安く利用できる長期滞在プランがあるホテルを紹介します。
ドーミーイン
無料会員になることで、主要都市のドーミーインホテルや観光地の御宿野乃ホテルズグループ、ソウルのドーミーインホテルが利用できるサービスです。
4泊~29泊まで連泊が可能で、連泊数によって割引率が変動します。清掃頻度はホテルによって異なりますが、週1回が基本です。
最長で1年先まで予約できるため、長期的な拠点の確保にも安心ですね。
コンフォートホテル
コンフォートホテルも同様に、公式Webサイトや楽天トラベルなどの予約サイトで申し込めるホテルの連泊プランとなります。
最大31泊までの予約が可能で、3泊ごとに無料で清掃サービスがあります。
駅近ホテルなので、交通機関を利用する拠点としても使いやすく、都市部の移動が多い方におすすめです。
ホテルのラウンジも利用できますよ。
アパホテル
アパホテルは、定額のサブスクプランは終了していますが、現在も30日の連泊でシングルの素泊まりプランを利用できます。
全国展開しているホテル全てで独自のポイントが貯まる点が、一番の強みといえそうです。
減泊はありませんので、予約時の日数には注意してください。部屋の清掃は、3日に1回、追加料金なしでおこなわれます。
東急ホテルHOTEL LIVE
東急ホテルHOTEL LIVEは、ウィークリープランとマンスリープランから選択でき、家具・家電の追加レンタル料金がかかりません。
清掃やアメニティが無料であるのはもちろん、ミニキッチンや洗濯乾燥機が部屋に設置されていて、家のように過ごすことが可能です。さらに、郵便や宅配便をフロントで受け取れます。
高級ホテルで生活できる長期滞在プランがあるホテル
ここでは長期滞在プランがあるホテルを紹介します。
帝国ホテル「サービスアパートメント」
帝国ホテルのサービスアパートメントは、5泊と30泊の2種類から選択でき、1泊あたりの追加料金を支払うことで延長することも可能です。
ラウンジのサービスやミーティングルーム、プール、コミュニティスペースなどの施設が利用できて、宿泊フロアも選べます。
清掃としては、週に3回、タオル・リネン交換がおこなわれます(フロアによっては毎日実施)。
定期的に募集されるため、利用したい方は第5期の開始を待ちましょう。
ホテルニューオータニ
ホテルニューオータニには、現在6泊と14泊のプランがあり、ワークアウトルームやラウンジ、ビジネスセンターワークステーションなどの利用も可能です。
30泊以上の予約は現在公開されていないため、ホテルの公式Webサイトからの問い合わせが必要となります。
ホテルのサブスクとは
ニューノーマルやワーケーションの需要に合わせて新しく登場したのが、ホテルのサブスクリプションサービスです。
ホテルのサブスクとは、一般的なサブスクリプションと同様に、月額費用を支払うことで提携しているホテルに泊まれるサービスです。
利用できるホテルは、ビジネスホテルからハイクラスのホテル、温泉地の旅館など様々で、ワーケーションにも観光にも対応している自由度が高いサービスもあります。
通常、ホテルの宿泊費用は固定ではなく、需要やシーズンによって金額が大きく変動するため、あまり気軽に利用できるものではありませんでした。
季節のお祭りやコンサートなどの大規模イベントでは、ビジネスホテルまでもが軒並み高額になる一方で、コロナ禍では驚くほど安く連泊できるようになったというニュースを目にした方も多いでしょう。
その中で、特定の住居を持たずに長期宿泊プランを点々とする、ホテル住まいという暮らし方も注目されました。
ただし、一時期はワーケーションや長期滞在のプランを展開していたホテル業界も、訪日観光客数の回復とともにインバウンド需要に応える運営に切り替え始めています。
これからは格安プランで空室を埋めるのではなく、コロナ禍以前のように、徐々に料金変動制に戻っていくでしょう。
とはいえ、今はサブスクリプションという選択肢が増えたため、ユーザー自身の選択によって生活全体の金銭的負担が大きく変わってくることが考えられます。
ライフスタイルによってはサブスクの方がコストパフォーマンスが高くなる場合があるため、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ホテルサブスクの選び方
サブスクといっても、ホテル主体のものに加え、あらゆるホテルと提携しているものなど様々な種類があります。
それでは、ホテルのサブスクはどのように選べばよいのでしょうか。
ホテルのサブスクは、サービスごとに料金や拠点の種類、目的、設備、地域などが様々です。
予算で決める
料金については、月額料金が発生するものと、予約時のみ料金が発生するものに分けられます。
月額料金のサービスは、ホテルを利用しなくても固定料金が発生するので、利用頻度が高いユーザー向けといえます。
利用しなかった分の繰り越しができるものもありますので、年に数回だけホテルや旅館に泊まる方におすすめです。
予約時のみ料金が発生するサブスクは、ホテルが主体となっているサービスが多いため、抽選制や不定期開催とされることが多いです。
決まったシーズンに宿泊するのではなく、興味があるプランのリリースに合わせて利用したい方におすすめです。
使いたいホテルの数で決める
使えるホテル数の考え方として、二拠点型と多拠点型の2種類が挙げられます。二拠点型は、今の住まいのプラス1拠点として借りる、短期の別荘に近いタイプです。
普段と異なる生活圏にするもよし、観光地でワーケーションをするもよし、お手軽に始められる点が魅力です。
これに対し、多拠点型は、決まった住まいを持たずに長期プランを転々とする過ごし方です。
1か月程度の移住が前提となるので、最低限の荷物を持って好きなところに好きなだけ住みたい方におすすめです。
賃貸借契約が不要で、アプリ1つで次の居住地を決められる点や、電気・ガス・水道の契約が不要である点が最大のメリットとなります。
滞在目的で決める
どのような目的でホテルを利用するかによってサービスを選ぶのもよいでしょう。
ワーケーションであれば、全国の郊外エリアが検索できるもので、かつネット環境完備のホテルやマンションが利用できるものがおすすめです。
他方で、旅行で利用したい方は、観光地や人気のホテルと提携しているサービスを選びたいところです。
仕事の出張で利用したい方には、ビジネスホテルの数が多いサービスや作業環境が充実しているホテルが最適です。
使いたい設備で決める
それぞれのホテルで利用できる設備も見逃せません。併設のジムやプール、ランドリー、ラウンジ利用を希望する方は、これらも確認して選んでみましょう。
アメニティは無料のところがほとんどですが、施設利用や清掃サービスは別途料金が発生するので、必ず事前にホテルのプランを確認してください。
行きたい地域で決める
また、提携しているホテルや地域を確認して、都心と郊外どちらに注力しているのか、全国的に利用できるのか、ホテルのグレードが選べるのかといった点に着目して選択するのもよいでしょう。
ただし、観光地ではシーズンの影響がより大きくなり、直前の予約が難しい場合があります。あらかじめ長期の予定を組むなど、早めに部屋を確保する一工夫が必要です。
こちらの記事では沖縄旅行の費用相場や安く行くコツを紹介しています。沖縄旅行を考えている方は、ぜひご覧ください。
二拠点型か多拠点型か、長期滞在かどうかがポイント
コロナ禍で観光需要が激減したことをきっかけに、リフレッシュや新しい住まいの形としてのホテル利用が広がりました。
都心に住む理由を再確認した人も多く、それぞれが理想とする暮らし方にフォーカスが当たりましたよね。
観光以外にも、テレワーカーが仕事の効率を上げたり、ミニマル思考の人の住まいとして使われたりと、あらゆる使い方がされています。
長期滞在を前提としたサービスが増えたこともあり、日常の延長線上にホテルが存在するようになったといえるでしょう。
ある時は自分へのちょっとしたご褒美に、ある時は仕事のために、様々なニーズに応えてくれるホテル住まいで、普段と異なる生活を満喫してみてくださいね。
スタジオ蒼い殻 /
ビギナーズ編集部 ライター
高校3年生で脚本家としてデビュー。小説や雑誌など文章中心のコンテンツプロデュースを手がけつつ、複数の大手メディアでライター・編集者として活動している。JAPAN MENSA会員。