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東京駅から成田空港まで安く行く方法【移動手段を7種類も紹介!】
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東京圏で飛行機を利用する際は成田空港と羽田空港の2つの選択肢が挙げられます。
東京駅からだと、成田空港よりも羽田空港の方が近いです。しかし成田空港の方が国際線の路線が多く、LCCが就航しているため、東京駅から成田空港に向かわなければならないケースも多くあります。
そこで本記事では、東京駅から成田空港までの移動手段をまとめてみました。都市圏から成田空港に移動する予定のある方におすすめの記事です。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
2東京駅から成田空港までの移動手段7選
まずは東京駅から成田空港までの移動手段を表にまとめてみました。以下の通りです。
移動手段 | 所要時間(目安) | 通常運賃(税込) |
---|---|---|
TYO-NRT(エアポートバス東京・成田) | 60~70分 | 1,300円 |
エアポートリムジンバス | 60分 (東京シティエアターミナルから) |
大人2,800円 子供1,400円 |
京成特急スカイライナー | 53分 (日暮里駅経由) |
2,724円(IC) |
特急成田エクスプレス | 59分 | 3,072円(IC) |
電車 | 1時間30分 (船橋駅経由) |
1,154円(IC) |
定額タクシー(NearMe Airport) | 60分 | 14,800円or6,980円or5,980円 |
ヘリコプター | 18分 (東京ヘリポートから) |
32,780円~ |
以上の表から、最も安く移動できるのは電車で、最も早く移動できるのはヘリコプターであるとわかります。ただし、全体的なバランスを見ると、TYO-NRTの利便性も高いです。
TYO-NRT
まず検討したいのがTYO-NRTです。
東京駅から成田空港までの格安バスといえば、従来までは「THE アクセル成田」と「Tokyo Shuttle」が競い合っていました。しかし2020年に2グループの運営が統合され、TYO-NRT(エアポートバス東京・成田)がスタートしたのです。
TYO-NRTの最大の魅力はコストパフォーマンスで、所要時間が約60分でありながら、運賃が片道1,300円となっています。乗り場は東京駅八重洲南口前の高速バス乗り場なので、非常にわかりやすいです。
実際にTYO-NRTを利用する際は、高速バス乗り場近くにあるきっぷ売り場でチケットを購入します。なお、予約やWeb購入には対応していない点に注意が必要です。
また、荷物の預け入れは1人につきスーツケース1個までなので、大きな荷物は預け入れできません。そのうえ、バスの車内にはトイレが設置されていません。
これらの注意点を許容できれば、TYO-NRTは非常に有力な選択肢だといえます。
エアポートリムジンバス
TYO-NRTよりもグレードの高いバスとして挙げられるのが、東京空港交通のエアポートリムジンバスです。所要時間はTYO-NRTとほぼ変わりませんが、運賃と快適性が異なります。
まず運賃は大人2,800円、子ども1,400円です。ただしエアポートリムジンバスはWeb予約が可能で、Webで購入すると大人2,700円、子ども1,350円に割引されます。
設備面を見ると、ほとんどのバスでトイレと無料Wi-Fiが利用可能です。
そのため、可能な限り快適に、バス移動したい方に、エアポートリムジンバスはおすすめです。2,800円という運賃も、決して高いものではありません。TYO-NRTと一緒に検討してみてください。
京成特急スカイライナー
バスではなく特急列車を用いる際に、まず選択肢として挙げられるのが京成特急スカイライナーです。その名の通り、京成電鉄が運営しています。
東京駅から京成特急スカイライナーを利用する際は、一旦、日暮里駅まで移動してから乗車するのが一般的です。また、日暮里駅以外だと京成上野駅も選択肢として挙げられるでしょう。
設備面では、筆者の正直な感想を述べると、信じられないくらいに綺麗です。トイレや洗面所は清潔感があり、座席も開放的なデザインとなっています。
荷物置き場も設けられているので、スーツケース1つ程度であれば問題なく持ち運べるでしょう。
また、新幹線を除く列車の中で日本最速の時速160kmで走行するため、成田空港にも1時間未満でアクセスできます。人身事故などがない限り、時刻通りに移動できるのも魅力です。
運賃も2,724円と決して高くないので、ぜひ検討してみてください。
特急成田エクスプレス
特急列車を用いる際のもう1つの選択肢が特急成田エクスプレスです。こちらはJR東日本が運営しています。
ゆったりできる座席が特徴で、全席に大型テーブルとコンセントが備わっています。そのため、車内でPCを広げて仕事したい方におすすめです。
運賃は3,072円で、所要時間も京成特急スカイライナーより多少長くなります。その代わりに、東京駅から乗り換えなしで成田空港にアクセスできるのが強みです。
電車
特急列車を用いずに、普通列車の乗り継ぎも、もちろん可能です。
その場合のルートは、JRだけを用いるか、船橋駅などで京成本線に乗り換えるかの2パターンが考えられます。乗り換えを考えるとJRだけを用いた方が楽でしょう。ただし京成本線に乗り換えた方が、運賃がお得です。
バスや特急列車とは異なり、最低でも1時間半の所要時間を見込まなければならないのがデメリットです。また、通勤ラッシュに巻き込まれる可能性もあります。その場合、大きな荷物を持っていると大変です。
利便性を考えると、可能な限り避けたい選択肢かもしれません。
定額タクシー
東京駅から成田空港への移動では、タクシーも利用できます。
そこでおすすめなのが、空港への送迎に特化したサービス「NearMe Airport」です。
「NearMe Airport」は空港に到着したい時間と乗車場所を指定すれば、予約時点で料金を決定してくれる定額タクシーサービス。メーターが上がっていくのを見る必要がなく、旅費用の一部としてタクシー料金を考えられます。
そんな本サービス最大の特徴は、シェア乗りを前提にしていることです。
複数人で乗車すると安くなるのがタクシーですが、旅となるとなかなか大人数で利用するのも難しいですよね。
しかし「NearMe Airport」では、サービス側が調整した他の利用者と大型の車両に同乗することで、普通のタクシーよりもグッと安くなるのです。
東京駅から成田空港までの通常料金が約14,800円で、シェア乗り確率が高い予約は「シェア割」が適用。1人約5980円まで安くなります。
シェア割が適用されるかは運の要素が強いですが、数日前から予約をする場合の「早割」などお得なシステムが数多くあります。
時間や場所に拘束されず、料金も抑えられるという、バスとタクシーのいいとこどりをしたような「NearMe Airport」。
もちろん複数人で利用する場合はその分安くなるので、ぜひ公式サイトから利用日時の料金を調べてみてください。
ヘリコプター
最後に紹介するのはヘリコプターです。ヘリコプターを移動に使う発想は、多くの人にないと思いますが、実は急速に普及しつつある分野でもあります。
運賃は1席あたり32,780円〜で非常に高額です。その代わりに、東京ヘリポートからわずか18分で成田空港にアクセスできる時短が大きな強みとなっています。
実際に東京駅からアクセスする際は、15分ほどのタクシー移動で東京ヘリポートに到着し、そこから移動なので実質的な所要時間は約33分です。
32,780円という運賃も決して手が出せない金額ではありません。ビジネス利用はもちろん、ハネムーンなどで利用すると、素敵な旅を演出できるでしょう。
東京駅から成田空港までの移動手段の選び方
ここでは東京駅から成田空港までの移動手段の選び方を紹介していきます。選び方の要素は以下の4つです。
- 所要時間
- 運賃
- 快適性
- 大きな荷物を運びやすいかどうか
それぞれ詳しくみていきましょう。
所要時間
まずは所要時間です。そもそも前提として、時間に余裕のある方であれば、所要時間を気にする必要はないでしょう。
実のところ、ほとんどの移動手段で所要時間に大きな差はありません。例えば京成特急スカイライナーの運賃は2,724円で、TYO-NRTは1,300円ですから2倍の開きがあります。しかし所要時間はどちらも60分程度です。
そのため、快適性を気にしないのであれば、TYO-NRTの方が時間対費用の効果が高いと考えられます。
ただし、電車の場合は人身事故、バスの場合は渋滞によって所要時間が延びる可能性がある点に注意が必要です。特にバスに関しては、東京圏の渋滞率が高いため、所要時間を多めに見積もっておくべきでしょう。
飛行機の出発時刻に対して余裕のある移動を心掛けてください。
運賃
次に考えるべきなのは運賃です。先ほど、ほとんどの移動手段で所要時間に大きな差がないと述べました。しかし、運賃には大きな差があります。
東京駅から成田空港までの移動で最も運賃が安いのは電車で、1,154円です。一方で、特急列車を利用すると約3,000円まで上がり、タクシーの利用だと20,000円以上の運賃になるのです。
そのため、可能な限り節約したいのであれば、一般的な公共交通機関を利用して移動するのがおすすめです。ただし、お金に余裕があるのであれば、タクシーの利用を検討してもいいでしょう。
快適性
ヘリコプターを利用しない限り、東京駅から成田空港まで移動するには最低でも1時間必要です。そのため、その1時間をどれだけ快適に過ごせるかが重要になるでしょう。
この場合、必ずしも運賃が高ければ高いほど快適になるというわけではありません。例えば筆者は乗り物酔いしやすいタイプで、身長が180cm以上あるため、タクシーやバスを快適に感じないです。
むしろ、足を伸ばせる普通列車の方が快適だと感じます。
また、移動時間を仕事に回したいのであれば、やはり人の目を気にする必要のないタクシーがおすすめです。
快適性は所要時間や運賃と異なり、主観的な要素なので、自分自身が快適だと思う移動手段を選べるといいでしょう。
大きな荷物を運びやすいかどうか
東京駅から成田空港に移動するのは、おそらく、それなりに大きな荷物を持ち運んでいるはずです。特にお土産も持ち運んでいるとなると、手では持てないほどの荷物量になっている可能性も考えられます。
そのため、東京駅から成田空港への移動手段を選ぶ際は、大きな荷物を運びやすいかどうかも基準にすべきです。
この場合、大きな荷物をトランクに預けておけるバスやタクシーが有力な選択肢になるでしょう。
なお、ヤマト運輸などの配送会社では「空港宅配サービス」が実施されています。これを利用すれば、自宅やホテルから空港まで荷物を配送可能です。こちらもぜひ検討して、空港までの移動を快適なものにしましょう。
まとめ
- 最もコスパのいい移動手段はTYO-NRT
- 最も運賃が安いのは電車移動
- 最も所要時間が短いのはヘリコプター
東京駅から成田空港までのアクセスは、様々な選択肢が考えられます。ご自身の状況にあわせて、適切な移動手段を選べるといいでしょう。
なお、特に乗り物酔いの不安がなく、こだわりもないのであれば、TYO-NRTが最もおすすめです。ぜひ検討してみてください。
てるくん /
ビギナーズ編集部 ライター
2000年神奈川県生まれ。国内を旅しながら、ライターとして活動中。趣味は読書・アニメ鑑賞・ゲーム・筋トレ・旅・グルメなど…。特に読書・アニメが本当に大好きです。