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編み物を初心者からスタートするには|基本的な知識をマスターしよう
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寒さが厳しくなってくると、編み物をしてみたいという欲求が高まってくる人も多いことでしょう。
しかし、編み物を始めようと思っても、何から始めればよいのか悩んでしまいます。
そこで、編み物の基本的な編み方にはどのようなものがあるのか、どのような作品を作ることができるのか理解をした上で、自分がどんな作品を作ってみたいかをイメージしましょう。秋冬に使えるアイテムを、手作りしてみましょう。
編み物の基本2種類の編み方
編み物にはかぎ針編みと棒針編みの2種類があります。大きく異なる点は、使用する針が違うという点です。どちらの方法でも、小物から大物まで作ることが可能です。
また、どちらも初心者にもおすすめの比較的簡単にできる編み物の方法なので、ぜひ習得しておきましょう。
かぎ針一本で編むかぎ針編み
かぎ針編みは、かぎ爪のある棒状の針一本で、糸を引っかけながら編んでいく方法です。平面に広い範囲を編んでいくことが多く、円や花のような形のモチーフなどを編むことができます。
レースのような隙間を活かした模様編みにも最適で、初心者にも簡単に始めることができる編み方です。かぎ針編みでは小さな作品を作ることが多く、コースターやエコたわし、ヘアアクセサリーなどを作ることができます。
小さなモチーフをたくさんつなげて、ストールやマフラー、膝掛けなどの大作に挑戦することができるだけでなく、球体をモチーフにした編みぐるみにも最適です。
2本の編み針で編む棒針編み
棒針編みは、2本の棒針を使って編む編み方で、毛糸の太さや棒針の太さによって仕上がりが異なります。
片方の棒針に必要な編み目を作り、もう片方のボブ針に順番に移していくことで1段ずつ徐々に作品を作り上げていきます。棒針と指の使い方をマスターできれば、大きな作品を作り上げることも可能です。
仕上がりは伸縮性のある編み地のため、マフラーやセーターのような身に付けるアイテムを作ることに向いています。また、棒針を3本や4本に増やして編むことで、筒状に編んでいくことも可能になるので、立体的なアイテムを編み上げることもできます。
編み物初心者が用意すべきアイテム
初心者の人が編み物を始めようと思ったら、何から準備すればよいのでしょうか。必要な道具はそんなに多くないので、作りたいアイテムに合わせて準備しましょう。
また、何を作るのかによって準備するアイテムが異なるケースもあるので、必要最低限な道具から、あると便利な道具まで、しっかりと理解しておきましょう。
作品のイメージに合う毛糸
まず最初に準備したいものは毛糸です。編みたい作品のイメージに合う色や太さの毛糸を準備するようにしましょう。毛糸を選ぶときは、色や太さはもちろん、何から作られているのか、形状なども合わせてチェックすることがポイントです。
材質にはウールやシルク、カシミヤのような動物性のもの、コットンやリネンなどの植物性、アクリルやポリエステルなどの人工的なものまで幅広くあります。手触りが異なるので、実際に毛糸を触ってみて決めましょう。
毛糸の太さには極細、合細、中細、合太、並太、極太の種類がありますが、初心者には並太がおすすめです。ラベルの表記が5号~10号のものを選ぶようにしましょう。
形状にもストレートヤーン、スラブヤーン、テープヤーン、ループヤーン、モールヤーンなどがありますが、編みやすいストレートヤーンというまっすぐな毛糸から挑戦することがおすすめです。
必要な編み針
編みたいものに合わせて必要な編み針を用意する必要があります。
棒針、かぎ針、輪針の中から毛糸の太さに合わせて選ぶ必要がありますが、作るアイテムや選ぶ毛糸の種類などによって使用する編み針が異なるので、どの都度買いそろえるよりも、セットになっているものを最初に購入しておくことがおすすめです。
棒針は必ず2本セットで使用することを忘れないようにしましょう。使用する毛糸に棒針の太さが記載されているので、間違いのないように準備します。かぎ針は、鎖編み、細編み、長編みなどに必要な道具なので、毛糸の太さに合わせて選びましょう。
その他の道具
他にも網目の数を分かりやすくする目数リングや、編み上がったパーツをとじるためのとじ針など、必要に応じて道具を準備する必要があります。
あると便利な道具としては、編み物を中断する際に使用するほつれ止めや、縄編みという模様編みを作る際に使用するなわあみ針、棒針で作っている編み物を中断する際に針につけるゴムキャップ、編む前に必要な段数や目の数を算出するニットゲージ、編んだ段の数を把握するための段数マーカーなどが挙げられます。
これらは全て事前に用意しておく必要はありません。大物に挑戦するときなど、必要になったら買い揃えるという認識で大丈夫でしょう。
編み物初心者でもチャレンジできるおすすめの作品
編み物初心者にはどのような作品を作ることが可能なのでしょうか。まずは難しい作品に挑戦するよりも、作りやすいアイテムを選んで、編み物の楽しさを体感するようにしましょう。
かぎ針、棒針それぞれで、初心者でも比較的簡単に完成することができるアイテムは何なのか知っておくことで、作品選びに役立ちます。
かぎ針編みで作るモチーフ
かぎ針編みでは、ハート型や花形のモチーフを作ることから始めてみましょう。長編や細編みなどかぎ針編みの基本的な編み方を組み合わせて編んでいく方法になるので、初心者の人でも簡単に挑戦することができます。小さいモチーフはバッグなどに縫い付けても可愛らしく仕上がります。
かぎ針編みで多い仕上がりの歪みや、途中で目数が変わってしまったという失敗を避けるためには、まずは丸く仕上がるものから挑戦することがおすすめです。
丸いコースターなどで基本的なかぎ針の編み方をマスターするとよいでしょう。かぎ針で作品を作る際には、毛糸を引っ張る力加減に注意して、作品が歪まないよう心がけましょう。
掃除に便利なアクリルたわし
かぎ針編みで編むフラワーモチーフのアクリルたわしを作ることもできます。材料となる毛糸は、アクリル製の毛糸を選ぶようにしましょう。あとは、かぎ針や糸切りはさみ、毛糸用とじ針があれば簡単に作ることができます。
アクリルたわしは、色々な編み方を組み合わせるのではなく、かぎ針を使って細編みだけを繰り返すだけになるので、初心者でも簡単に可愛らしいお花型を作ることが可能な作品です。手作りアイテムで毎日の掃除を楽しくするアイテムを作ってみましょう。
まっすぐ編むだけのマフラーやスヌード
マフラーやスヌードは、かぎ針で作った小さなモチーフをつなげて大作にする方法もありますが、棒針で編んで作品を作る方法がおすすめです。マフラーやスヌードは、まっすぐ編むだけで作ることができるので、複雑さがなく初心者の人でも気軽に挑戦しやすいおすすめの作品です。
初心者の人には並太の太さの毛糸がおすすめですが、マフラーやスヌードを半日程度でサクッとと仕上げたいという人には、棒針20ミリという大人の親指よりも太い針を使って超極太の糸をざっくりと編む方法もおすすめです。
手っ取り早く達成感を味わうことができるので、1シーズンにいくつもの作品に挑戦することも可能になります。
初心者でも分かりやすいおすすめの編み物の本
編み物を始めようと思ったら、本を1冊用意しておくこともおすすめです。編み方の基本が分かりやすく説明されているだけでなく、初心者でもチャレンジしやすい作品が載っていると重宝することでしょう。
初心者の人には特に、基本的な編み方や網目記号の解説なども、写真やイラスト付きで丁寧に解説されているものを選ぶことがおすすめです。
かんの なおみ いちばんわかりやすい かぎ針編みの基礎BOOK
1冊でかぎ針編みが完璧になる初心者にも分かりやすい内容になっています。かぎ針について挑戦したい人、作品の幅を広げたい人におすすめの1冊です。
初心者目線でのアドバイスも充実しており、大きな写真と分かりやすいイラストを用いて丁寧に編み方が解説されているので、本を見ながら作品を作る初心者にも最適な本です。また、85種もの網目記号が解説されているので、編み物中級者にも満足のいく内容になっています。
松村 忍 かぎ針編みの教科書ビギナーズ―小物を編んで覚える
小物を編みながらかぎ針編みをマスターしてくことができる編み物の入門書ともいえる1冊です。レッスン1からレッスン7まで徐々にステップアップしていくことができる内容になっています。
編み方の手順が写真とイラストと丁寧な解説で記載されているので、初心者にも分かりやすい1冊といえるでしょう。レッスン1に記載されているリボンや花のモチーフのゴムは、1時間程度で完成できる作品です。編み物の楽しさや達成感を味わうことのできる内容です。
ミカ*ユカ 棒針あみの超きほん―断然わかりやすい!長く使える決定版
針の持ち方や網目記号の見方などの基本から、さまざまなテクニックまで棒針編みの基礎を全て学ぶことができる1冊です。アイテム別に構成されている内容なので、小物やウエアなど、編みたいものを作ることができます。
掲載されている作品は、スヌードやマフラー、帽子、手袋、セーターなど定番のものばかりなので、徐々に作品のレベルアップをすることができます。すべてのプロセスにおいて、大きな写真付きで解説されているので、初心者だけでなく中級者にも充実している内容といえるでしょう。
リトルバード 大人のためのはじめての棒針編み ていねいな解説で必ず編める
棒針の使い方や毛糸の種類など、棒針編みの基本を初心者向けに解説した1冊になっています。基本の編み方や作品を作る手順のプロセスが丁寧な写真付きで解説されているので、初心者でも分かりやすい内容です。
掲載されているアイテムは、マフラーや帽子、スヌード、レッグウォーマーなど、おしゃれな大人がすぐに使えるものが揃っています。
大人が身に付けられるアイテムを手編みで作ってみたいという人にはおすすめの1冊です。せっかく手作りした作品を身に付けたい、大人でも身に付けられるおしゃれなアイテムを手作りしたいという人には充実した内容になっているといえるでしょう。
簡単な作品から編み物を始めてみよう
秋冬になると、編み物をしてみたいという気持ちが高まってきます。しかし、編み方や身に付けられる作品を作ることができるかどうか不安という人も多いことでしょう。
そんな編み物初心者には、まずは小物から挑戦してみることがおすすめです。かぎ針を使ったコースターやバッグに付けられるモチーフ、シュシュなどから始めてみましょう。
編み物の楽しさを体感し、大きな作品に挑戦したいと思ったら、セーターやカーディガンなどを作ってみるとよいでしょう。
初心者でも分かりやすい編み物の本も充実しており、写真やイラスト付きで分かりやすい内容のものが多いので、おしゃれな大人でも身に付けられるようなアイテムの手作りに挑戦してみましょう。
こちらの記事では、編み物をはじめとした手芸の種類やその始め方を解説しています。手芸の幅を広げたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。