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『チェンソーマン』を徹底考察!伏線回収と裏設定を詳しく解説

アニメ版『チェンソーマン』(原作5巻第38話)までの内容を徹底考察・解説する記事です。表面では語られない裏設定も含め、大の『チェンソーマン』ファンであるライターが詳しくお話します。
『チェンソーマン』を徹底考察!伏線回収と裏設定を詳しく解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

『チェンソーマン』は藤本タツキ氏が手がける漫画です。2022年にはアニメ版が放送され、『チェンソーマン』を知らなかった層にもその名が一気に広まりました。

初めて『チェンソーマン』を見た人は、「これってどういうこと?」「どんな意味があるの?」と様々な場面で感じたはずです。

というのも、この作品は大量の伏線をばらまき、終盤で回収することで知られます。初見で理解できない場面があるのは当然です。

そこで今回は、大の『チェンソーマン』好きである筆者が、アニメ版『チェンソーマン』の内容を中心に以下の視点から考察・解説していきます。

  • 銃の悪魔は倒されたのか?
  • デンジの夢に現れる「扉」の意味
  • マキマという不思議な名前の裏設定
  • ポチタは何の悪魔なのか?

また、チェンソーマンのアニメが見放題のサービスについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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『チェンソーマン』第一期は原作何巻まで?

『チェンソーマン』 考察

2022年10月、テレビ東京系にてアニメ版『チェンソーマン』の第一期が放送開始されました。制作は「呪術廻戦」などのアニメを手がけた制作会社「MAPPA」です。

原作の人気ぶり、そしてトップクラスのアニメ制作会社が携わることから、世界的にも注目度が高かったと記憶しています。当然筆者も全話、リアルタイム視聴を楽しみました。

そんなアニメ版『チェンソーマン』は全12話で、原作5巻第38話の「気楽に復讐を!」までをアニメ化しました

『チェンソーマン』の原作には第一部と第二部があり、第一部は11巻で完結しています。つまり、アニメ版は第一部のおおよそ半分の物語を対象としたわけですね。

原作読者層はご存じでしょうが、この先はもっと奥が深く、驚くようなどんでん返しが待っています。

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【アニメ第一期】『チェンソーマン』の考察まとめ

『チェンソーマン』 考察

ここではアニメ版『チェンソーマン』第一期に準拠し、原作5巻第38話までに敷かれる伏線や多くの謎、意外と知られていない裏設定を考察します。

ポチタの銃創の謎/銃の悪魔は倒された?

『チェンソーマン』の正体であるポチタは、頭にチェンソーが生えた犬のような姿をしています。主人公のデンジと出会ったのは第一話、「犬とチェンソー」です。デンジが子どもの頃にポチタで出会い、そのときは身体から出血していました。

デンジは自身の血を飲ませることで、瀕死状態のポチタを助けます。ここで注目したいのは、ポチタの身体にある銃創です。

アニメ版終盤にて、銃の悪魔は何者かによって倒され、アメリカをはじめとする大国がその肉片を保有していることがわかりました。これは「ポチタが銃の悪魔を倒したのでは?」という説が有力です。

ただ、完全に倒したわけではなく、「弱体化に追い込んだ」という表現が適切でしょう。銃の悪魔は大国と契約し、その肉片を提供し、生きながらえたことがわかっています。

『チェンソーマン』世界における悪魔は、現世で命を落とすと地獄に、地獄で死を経験すると現世に輪廻転生する設定があります。そのため、銃の悪魔が現世にいることから、ポチタは戦ったが、倒しきることはできなかったと考察できます。

コベニの契約悪魔

『チェンソーマン』において、ファンの間でもっとも考察されている内容が「東山コベニの契約悪魔」です。まず、『チェンソーマン』世界のデビルハンターは公安が管理している悪魔と契約し、その力を借りて戦う設定があります。

アニメ第7話、居酒屋のシーンにて、公安メンバーが打ち上げを楽しむ場面があります。原作では一人ひとりが契約悪魔について話しますが、東山コベニのみ「契約している悪魔は……秘密で……」というのです。

これにより、東山コベニの契約悪魔は「秘密の悪魔」ではないかという説が有力となりました。しかし、その能力を発動した様子は、原作5巻第38話はおろか、第一部の最後まで描かれません。

また、東山コベニはサムライソード戦にて、戦闘のプロの動きを見せます。それに対してサムライソードは「猿か!?」と反応するのです。そのことから「猿の悪魔と契約しているのでは?」といった考察も出ています。

また、東山コベニのメイン武器は包丁であるため、「包丁の悪魔」と契約している可能性もあるでしょう。ただ別角度からの考察として、「死の悪魔」と契約している、あるいは自身がそうである、といった仮説も立てられています。

東山コベニが「死の悪魔」と契約しているとする理由は、この先に起こる絶望的な状況において、東山コベニのみが五体満足で生存するためです。

不幸体質のキャラクターではあるのの、絶対絶命で命を落とさないため、「死を操っているのでは?」と考察されています。

複合的な考え方ですが、東山コベニ自身が「死の悪魔」であり、別で契約している「秘密の悪魔」がそれを隠している可能性も否定できません。

作中屈指の謎を抱えている東山コベニは、ファンの間でキーマンであると考えられています。

デンジの夢に現れる「扉」の意味

アニメ版『チェンソーマン』の第1話および第12話において、デンジの夢の中で扉が描かれました。実は、『チェンソーマン』では「扉=不幸の始まり」という裏設定があります

熱心な『チェンソーマン』ファンではあれば、扉を見るだけで警戒するレベルです。

ネタバレ防止から詳しい説明は省きますが、デンジの夢の中に現れた扉は、第一部終盤で開かれることになります。そして、その真実にデンジは心が壊れます。

扉は夢の中だけでなく、作中の重要場面で描かれます。共通するのは、扉の先にいるキャラクターが必ず命を落とすことです。

一般的な漫画では退場しない主役級キャラも命を落とすため、『チェンソーマン』ファンとって扉は、トラウマ的な表現といえます。

また、扉の先には不幸なことに加え、「悪魔や魔神が現れる」裏設定もあります。これはおそらく、作者が強く影響を受けたとされる漫画『ドロヘドロ』から着想を得ています。

『ドロヘドロ』は、漫画家の林田球氏が描いた作品で、『チェンソーマン』の世界観に共通する点がいくつもあります。その1つが扉で、『ドロヘドロ』では、扉を開くと2つの世界を行き来できるのです。

『チェンソーマン』においては、扉の向こう側にいるキャラクターが不幸に巻き込まれる設定があります。またいずれは、扉を介して現世と地獄を行き来する場面も出てきます。

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デンジと向き合ったキャラクターは命を落とす?

一部のファンは「デンジの正面に座ったキャラクターは命を落とす」という法則があると考えています。実際、原作第一部において、デンジと1対1かつ正面に座るキャラクターは限られていますが、そのほとんどが命を落としました。

単なる偶然かもしれませんが、無視できないレベルでキャラクターが命を落とすので、あながち間違いではないでしょう。不幸の象徴である扉とデンジには、何かしらの関係性があるのかもしれませんね。

マキマという不思議な名前の裏設定

デンジが務める公安の上司であり、ヒロイン的なポジションのキャラクターといえばマキマです。

原作者の藤本タツキ氏によると、「マとマの間を木(キ)をチェンソーで切るとママになる」という理由から、キャラクター名をマキマとしたそうです。

詳しくは原作で描かれますが、デンジがマキマに向けているのは恋愛感情ではなく、「母性的感情」であるといわれます。つまり、デンジはマキマを母親のような存在として、潜在的に認知しているとされます。

ちなみに、キャラクター名に関する由来や裏設定は、色々とあります。デンジは「天使(テンシ)に濁点をつけた」、パワーや天使の悪魔は「天使の階級であるパワーやエンジェル」から、などです。

実は、『チェンソーマン』ではキリスト教の要素をキャラクター設定に取り入れています。これも原作で言及されますが、ポチタこと『チェンソーマン』には8人の眷属がいて、その内の2人がパワーや天使の悪魔なのです。

ポチタは何の悪魔なのか?

おそらく、『チェンソーマン』においてもっとも難題かつ考察が続いているテーマが、「ポチタは何の悪魔なのか?」です。2023年現在、連載が続いている第二部においても、その答えは出ていません。ファンの間では謎が謎を呼ぶ考察です。

筆者が推したいのは、「神の悪魔」説です。第一に、『チェンソーマン』には8人の天使階級を持つ眷属がいます。そのトップが『チェンソーマン』なのですから、神様的なポジションなのは間違いないでしょう。

次にポチタの姿が犬、すなわち「DOG」であることです。「DOG」をいいかえると「GOD(神)」であり、決して無視できない要素といえます。第1話が「犬とチェンソー」と、明らかに犬を意識しているのもポイントです。

マキマの名前の由来からわかる通り、作者である藤本タツキ氏は言葉遊びが上手です。思いがけない視点で物事を捉えるため、「DOG」から「GOD」に繋がる可能性は、ゼロではないでしょう。

まとめ

今回はアニメ版『チェンソーマン』の第12話、原作では5巻第38話までの内容から、独自の考察を展開してみました。考察を読んで「なるほど」と思っていただけたら幸いです。

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ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター

ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター

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