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登山初心者におすすめな冬でも登れる山10選を紹介|関東・関西

体を鍛えながら壮大な景色で気分転換できる冬の登山が今、人気です。上級者向けコースもありますが、最近では都市部からアクセスしやすく難易度の低い初心者向けコースも増えてきました。ここでは関東・関西から登山初心者におすすめの冬山を紹介します。
登山初心者におすすめな冬でも登れる山10選を紹介|関東・関西

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空気が澄み、吸い込まれるような冬山の眺めは誰もが目を奪われます。

「登山」は限られた人の趣味だと思い込んでいる人も多いようですが、最近では初心者でも都市部から日帰りできるコースが設けられ、多くの人が冬山の魅力を堪能しています。

日頃仕事や勉強に忙しい人が登山を趣味にすれば、体を動かすことでストレス発散になります。ファミリーなら運動不足を解消しながら家族や仲間との楽しいひと時を過ごせます。

ここではそんな登山を気軽に楽しめる、関東と関西都市部に近く冬に登りやすいおすすめの山を紹介します。

[関東]冬におすすめの初心者向けの山5選

冬場は寒さのあまり家を出るのもおっくうになりがちです。そんなときこそあたたかいウェアを着て、気軽に日帰りで登山を楽しんでみませんか。

ここでは、関東にある初心者でもアクセスしやすく登りやすい冬山を紹介します。

1.ちょっとした運動に「高尾山」

関東にある「高尾山」は、都心からの便利なアクセスと冬でも登りやすいコースが人気です。

登山道が整備されているためハイキングに訪れる人も多く、そのため登山客が使うケーブルカーやリフトの乗り場周辺は非常に混雑することもありますから、時間には余裕を持って出かけるようにしましょう。

登山コースは、ファミリーやカップルに人気の定番コースから、鳥の鳴き声や沢のせせらぎを楽しむコース、スリルのある吊り橋コースやパノラマの絶景を楽しめるコースなどバラエティに富んでいます。

コースによって楽しみも異なるため、初心者から上級者まで幅広く何度も楽しめるのも魅力です。

冬は2月に最深積雪12cmほどに達することがありますが、初心者でも難しくありません。冬でも登山客が多いため、初心者でも比較的安心して登れます。

2.電車で日帰り「大平山」

「大平山」は、鎌倉アルプスのハイキングコースを使い、行きは北鎌倉駅、帰りは鎌倉駅を利用すると日帰りで登山を楽しめます。

標高159mの低山ですが、景色もキレイで、ハイキング・トレッキングコースが整備されており、四季を通して多くの登山客が訪れます。

下山ルートにある休憩所では冷奴やおでんなどの食べ物やお土産も買えるため重宝します。お土産には折りたためるマイバッグを用意すると、混雑する通りでも邪魔にならず便利です。

ただ、簡易トイレには「紙がない」ので必ず持参するようにしましょう。

冬の雪の心配は少ないのですが、登山道の一部は凍結する場合があります。事前に気温や天気をチェックするなど必要な準備を忘れないようにしましょう。

3.ロッククライミングまでできる「鷹取山」

標高139mの「鷹取山」は、山頂にある垂直に切り立った岩「親不知」が有名です。

特に山頂からの眺めは絶景で、特に冬の晴れた日には富士山から伊豆、箱根、房総半島までその雄大な姿を楽しむことができます。

岩山の姿は壮大で、それを見るだけでもきっと「来てよかった」と感じることでしょう。

平均傾斜は2.4度ほどと難易度は低めなので、山頂の岩山までは小学生でもハイキングとして楽しむことができます。

ただ中には滑りやすいところもありますから、初心者ならトレッキングシューズで登るとより安心です。山頂の岩山の岩肌には無数の穴が空いていますが、これはロッククライミングで打ち込まれたハーケンの跡です。

原則として岩登りは禁止されているのですが、鷹取山安全登山協議会に登録した上で指導員に従って決められた事項を守ればロッククライミングを楽しむことができます。

4.360度のパノラマが拝める「陣馬山」

東京と神奈川の境にある標高854.8mの「陣馬山」は、広い山頂から東には都心のビル群、西には富士山を、ゆっくりランチをしながら楽しめます。

高尾山からのルートや、ほどんど車でアクセスできるルートなど登山ルートのバリエーションが多く、楽しみ方も豊富なのが特徴です。冬の積雪時期は1月から2月ですが、さほど積もることはなく安心して登れます。

JR京王線高尾駅からならバスで、JR藤野駅や相模湖駅からなら徒歩でアクセスできるので、東京近郊から日帰りでも気軽に登山を楽しめます。うれしいのは疲れを癒す温泉施設が近くに3つもあることです。

さっぱり汗を洗い流して帰れるところは、登山を「ちょっとしたレジャー」として楽しみたい初心者にとってはハードルがぐっと下がるポイントです。

5.梅など色とりどりの花が山肌を彩る「宝登山」

埼玉県にある「宝登山(ほどさん)」は標高497mとあまり高くはありませんが、山頂から秩父の町並みや秩父連山、浅間連山の絶景に人気があります。

1月中旬からは梅やロウバイ、5月のツツジ、6月はシャクナゲなど季節それぞれの花々が魅力です。その中でも4月の臘梅園、梅百花園、長瀞に咲く桜は、毎年多くの人で賑わいます。

山頂までロープウェイが通っているため、山頂で具合が悪くなっても帰り道の心配はありません。登山に自信のない人でも山頂駅から数分で山頂の絶景を楽しめるため、小さい子どものいるファミリーや高齢者にも登りやすい山です。

主な登山コースは2種類。距離が短めの「長瀞駅出発ルート」は家族や親子での登山に、通称・長瀞アルプスを通る「野上駅出発ルート」梅の花や宝登山神社などを観光するハイキングに適しています。

どちらも3時間から4時間程度ですから、季節やメンバーによって好きな方を選びましょう。

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[関西]冬におすすめの初心者向けの山5選

関西にも冬におすすめの山はたくさんあります。その中でも初心者向きの冬に気軽に楽しめる山を5つ紹介します。

6.自然と歴史文化財に囲まれた「生駒山」

大阪と奈良の県境にある標高642mの「生駒山」は、冬場でもあまり雪が積もることがないため気軽なハイキングに適しています。

8つあるハイキングコースはどれも2kmから4km(2時間程度)と短く、運動不足の人にも登りやすいといわれています。

登山ルートは近鉄石切駅・牧岡駅からのスタートなのでアクセスしやすく、小さな子ども連れファミリーでも楽しみやすいと人気です。

周辺の「ぬかた園地やなるかわ園地」で生駒山の自然を満喫し、コースによっては瓢箪山稲荷神社や髪切山慈光寺、松尾芭蕉の石碑などの文化財で歴史を感じることもできます。

7.初めての雪山体験に「龍神岳」

和歌山の最高峰「龍神岳」は、標高1,382mですから初心者は尻込みするかもしれません。

しかし、実はすぐ近くに高野龍神スカイラインが通じているので最寄りの道の駅駐車場からは往復で1時間30分程度で登山を楽しめる初心者に適した山です。

ただ、冬場は雪が積もりやすく、スカイラインは夜間は走行禁止、昼間はタイヤチェーンの装着が必要など通行の規制があります。

登山でもアイゼンを用意するなどしっかり準備して臨まなくてはなりませんが、その分冬山の醍醐味を味わえますし、コースそのものは短いので気軽にチャレンジできる山です。

8.湖畔を眺めながら登れる「賤ヶ岳」

滋賀県の北にある賤ヶ岳(しずがだけ)は、標高421mの低山でハイキングコースがしっかり整備されているので初心者でも気軽に登れます。

琵琶湖と余呉湖の間にあるのでその両方の絶景がみられる人気スポットがあり、その眺めが賤ヶ岳の大きな魅力とされています。

空気が澄んでいる冬場は、遠くからでも湖畔までの眺めがクリアなので特におすすめです。ルートには余呉湖沿いの「湖畔コース」と、大岩山経由の「森林浴コース」がありますが、どちらも冬場はしっかり雪が積もるのでスノーシューズを用意していくと安心です。

9.登山道に絶景が広がる「愛宕山」

京都市街から見える「愛宕山(あたごやま)」は、山頂に愛宕神社がある標高924mの山です。登山道は途中から参道になっていて整備が行き届いていますが冬は日が当たらないためとても寒いのが難点です。

そんな時期だからこそ見られる、水尾分岐からの雪化粧景色や霧氷は、他ではなかなかない絶景です。愛宕神社には暖炉つきの休憩所があり、のんびり過ごしても身体を温められます。

登山ルートはJR京都駅や京阪三条駅など京都が起点で、登山の後に嵐山などを京都散策もできます。登山ついでに嵯峨野湯豆腐を味わったり、古寺の風情を楽しめるのも魅力です。

10.雲海の名所として名高い「大江山」

「大江山」とは京都・丹後半島の根本にある連山の総称で、千丈ヶ嶽(せんじょうがたけ)・鍋塚(なべづか)・鳩ヶ峰(はとがみね)・赤石ヶ岳(あかいしがたけ)といった峰で構成されています。

登山だけでなく紅葉狩りや、人気の「雲海スポット」としても高い人気があります。<雲海は、朝晩の気温差が激しい日に発生しやすいといわれます。

大江山登山の拠点となっている8合目(標高640m)の鬼嶽稲荷神社(おにたけいなりじんじゃ)は雲海の眺望スポットとして人気が高く、多くのカメラマンがスタンバイしています。

鬼嶽稲荷神社周辺まで車で行けば、初心者にも難易度が低めの登山コースにチャレンジできます。ただし、舗装はされていますが道は狭くかろうじてすれ違える程度ですから、運転に自信のない人にはおすすめできません。

初心者が冬の登山を楽しむためのポイント

この他にも初心者向けの山はまだまだたくさんありますが、冬の登山を安全に楽しむためには共通するポイントがあります。

日帰りできる低山を選ぶ

冬は日照時間が短いため、急に雪が降ってくるとすぐに登山できなくなってしまいます。そのため、初心者の方は日帰りしやすい2時間から3時間程度で登れる低山を選ぶ方が賢明です。

さらに積雪の可能性が低い山にし、都内でも雪の降る天気の場合は延期するか状況をよく見て登山経験者と一緒に登るようにしましょう。

冬向けの登山の装備を用意

冬の登山では、アウターは防寒・防水で風を通さない素材を使ったハードシェルの上下、保湿性の高いグローブ、中間着はフリースなどの薄すぎず暑すぎないものを着用しましょう。

山の気温は平地にいるときは想像もつかないほど低くなります。体温管理がしやすい服装が必須です。

冬山で特に持っておきたいのは雪道を歩くときのアイゼン、温かい飲み物を保温して持ち歩ける魔法瓶、強い日差しから肌を守る日焼け止めです。危険を伴う冬場は、登山届も忘れずに提出しましょう。

リストアップすると準備の多さに圧倒されそうですが、登山用具に関しては一式レンタルサービスもあるの活用するのもおすすめです。

踏み固められた道に沿って歩く

雪が積もるとコースの状態は想像以上に変わります。雪を踏みしめながら歩くとただ歩くよりかなり体力を消耗しますし、雪の下に何があるかわからず足を滑らせるる危険もあります。

そんな危険を避けるため林の中でも先に歩いた人の踏み固めた道に沿って歩くようにしましょう。

おすすめの山で初心者でも冬の登山ライフ

最近は健康のために運動をする人が増えています。

毎朝ジョギングしたりジムで汗を流すことも良いですが、体づくりと一緒に冬の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、絶景を楽しむ冬登山にはそれらとは全く違う達成感や感動があります。

もし、あなたが登山初心者だからと冬山を敬遠しているとしたら、ここに紹介した初心者向けの冬山の登山を気軽に楽しむことから始めてみましょう。

まずはできる範囲で冬山を体験し、季節や眺めを堪能して登山の魅力を存分に味わってください。きっと想像以上の効果を得られ、「今度はどの山にしよう」と新たな感動を期待するようになるでしょう。

四季が美しい日本では、その時期にしか味わえない山の魅力があります。夏には夏の、冬には冬の山の良さがあるので体感してみてください。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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