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初心者におすすめ夏登山スポット12選!関東・関西・九州から厳選
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冬に比べて夏の方が登山初心者にはおすすめです。冬の寒さや雪の対策は登山上級者でも大変で、危険がたくさんあります。
しかし、夏でも意外と気温が低いときがあるので注意が必要です。この記事では、夏の登山で気をつけるべきことを紹介します。
目次
【関東】初心者でも登れる関東の山7選
関東には観光地としても人気の山がたくさんあります。その中から、設備が整っているなどの理由から、初心者でも登りやすい山を7つ厳選しました。
都内から行きやすい高尾山
日本国内でも人気の登山スポットで、東京都内から日帰りも可能なほど交通アクセスが良好です。
ケーブルカーで山の中腹まで行けるので手軽に登山ができます。標高は599mですが、標高224mにある山麓駅までケーブルカーで行けるので、そこから登山を開始すれば標高差は375mです。
個人差はありますが、歩行時間は登りが約1時間半程度、下りは約1時間強になります。ミシュラン日本旅行ガイドで、三ツ星を獲得している絶景を手軽に楽しめるのでおすすめです。
神奈川県にある大山
神奈川県にある山ですが、東京からも行きやすく高尾山に並ぶほど観光地としても人気です。
紅葉が奇麗なので、秋の紅葉シーズンになると混雑します。日本三百名山の一つで、山頂からの眺めは最高です。
標高は1,252mですが、標高700m付近にある阿夫利神社までケーブルカーで行けます。標高差552m程度になるので、山頂まで早ければ約90分程度で登ることも可能です。
日本百名山の一つの筑波山
日本百名山の一つで、その中では標高877mと最も低い山です。ケーブルカーとロープウェイがあるため初心者でも安心です。
筑波山には「男体山」と「女体山」の2峰があります。男体山はケーブルカーで標高800mまで登れるため、徒歩15分程度で山頂に行くことが可能です。天候のよいときには富士山も見られるでしょう。
女体山はロープウェイで標高840m地点にある女体山駅まで行き、そこから展望台を使って東京スカイツリーや富士山などを望めます。山頂までは徒歩5分程度です。
山頂から海を望める鋸山
鋸(のこぎり)の歯のようにギザギザに尖った岩肌や、「ラピュタの壁」と呼ばれている絶壁など、迫力ある景観が特徴的です。
駅から登山口までは徒歩5分程度で到着します。標高329mで途中まで鋸山ロープウェイを使って楽に行けるので、体力に自信がない人にもおすすめです。登山に慣れてきたら、麓から山頂まで徒歩で行くのもよいでしょう。
全長680mのロープウェイが名物で、東京湾の絶景を望めます。山頂の日本寺展望台にある「地獄のぞき」は人気のスポットです。登っている途中に観音や大仏があり、様々な景色を楽しめます。
山岳信仰の対象の御岳山
画像引用元:御岳山ハイキングコース
登山道だけでなくハイキングコースもあります。宿坊や喫茶店、お土産屋さんなどがあるので、家族で登っても楽しいです。
近くに川があるのでライン下りなどのレジャーをしたり、山上にある武蔵御嶽神社で参拝したりもできます。さらにムササビなどの小動物や花などの自然を楽しめる、魅力的な山です。
夏は5万株ものレンゲショウマの花が美しく咲いています。ケーブルカーで御岳山駅の中腹まで行けるため、初心者でも無理なく登ることが可能です。
傾斜がゆるやかな車山高原
標高1,925mと高めではありますが、傾斜がゆるやかなため初心者でも無理なく登れます。霧ヶ峰の主峰なので山頂に辿り着くと周りがよく見渡せて景色が奇麗です。
それぞれの季節に咲く約600種類の高山植物も名物です。夏は綺麗な黄色のニッコウキスゲが山腹一面に咲き、美しい自然に癒されます。
歩行時間は約3時間半程度で、ゆるやかな傾斜を自然を楽しみながらゆっくりと無理なく登れる魅力的な山です。
金太郎で有名な金時山
標高1,213mの山頂からは富士山がよく見え、箱根では最高峰の山として知られています。温泉地として有名な箱根なので、登山後に温泉に行くという楽しみ方もおすすめです。
登山道が整備されているため、初心者でも歩きやすくなっています。金時山は金太郎伝説が有名ですが、なによりも眺望のよさは大きな魅力です。仙石原、芦ノ湖、富士山、南アルプスなどの絶景を望めます。
山頂には茶屋と売店はありますが混雑していることがあるため、食べ物や飲料は持参していった方が無難です。ちなみに、金太郎伝説にちなんだマサカリがあり、担いで記念撮影をすることが定番になっています。
【関西】初心者でも登れる関西の山3選
関西にもおすすめの山がたくさんあります。関西近郊に住んでいる人向けに初心者でも登りやすい関西の山を3つ厳選しました。
六甲颪で有名な六甲山
六甲颪(おろし)は阪神タイガースの歌でも有名なので、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。六甲颪で有名な六甲山の歴史は古く、一億年前の岩から形成されている山です。
山頂からは神戸の街並みが一望できます。標高約931mで、山頂付近までロープウェイで行くことも可能です。
六甲山登山後に有馬温泉を楽しみたいなら、市街地側から登って山頂に行き、北側へ下山すると有馬温泉の方に着きます。
桜の名所吉野山
時期になると桜がきれいに咲き誇る山で、夜にはライトアップもおこなわれます。
混雑が予測されるのは3月下旬~5月上旬あたりで、ハイシーズンになるとマイカーでは入れないため注意しましょう。標高は低めなので初心者でも登りやすく家族でも訪れやすいです。
人気のスポットには「下千本の金峯山寺蔵王堂」「中千本の吉水神社」「上千本の花矢倉展望台」「奥千本の吉野水分神社」があります。それぞれの特徴は下記をご覧ください。
- 下千本の金峯山寺蔵王堂:吉野山のシンボルで、木造建築では日本で2番目に古い世界遺産の建物
- 中千本の吉水神社:豊臣秀吉が盛大な花見をしたといわれており、ここから見る桜景色は圧巻
- 上千本の花矢倉展望台:吉野山全体を見渡せる撮影スポット
- 奥千本の吉野水分神社:安産祈願の神社としても有名で、枝垂桜が美しい
琵琶湖を望める伊吹山
岐阜と滋賀の県境にそびえている山で、琵琶湖だけじゃなく比叡山まで望めます。標高1,377mですが、ドライブウェイで途中まで車で登れるので体力に自信がない人におすすめです。
登山道の視界が開けているので、登山している最中も景色を楽しめます。春夏の花畑や秋のススキなど高山植物が豊かで、秋の紅葉も美しいです。
ヤマトタケル伝説でも有名な山で、山頂にあるヤマトタケルノミコト像は人気の撮影スポットになっています。
【九州】初心者でも登れる九州の山2選
九州にも魅力的な山がたくさんあります。その中から初心者やファミリーでも登りやすい山を2つ厳選しました。
山頂まで車やロープウェイで行ける稲佐山
長崎県にある山で、山頂からの夜景がきれいなことでも有名です。日中で天気がよい日は、長崎市街、雲仙、天草、五島列島などが一望できます。
標高333mの山頂まで車やロープウェイで行けるため、初心者やファミリーにおすすめです。
登山道が整備されているので、気軽にハイキングもできます。麓から山頂までの歩行時間は約1時間程度です。
休憩所やカフェなどの施設も充実しています。登りは歩いて山頂まで行き、下りはロープウェイの片道券を使って下山するのもおすすめです。
ハイキングが楽しめる倉木山
大分県にある倉木山は、傾斜がゆるやかなので体力に自信がない初心者でも気軽に登山できます。
山頂までは約1時間半程度で、山頂に到達すると由布近辺を一望できて絶景です。登山中には高山植物も見られます。
休日でもそれほど混雑していないので、のんびりと自分のペースで登ることが可能です。また、温泉が有名な場所なので、登山後は温泉でリラックスするのもいいですね。
初心者の夏登山の注意すべきポイント
初心者が夏登山について知っておくべきことは、「山の天候」「初心者向きの山の選び方」「時間」「準備するもの」です。
知識がないまま山に行くのは危険なため、しっかりと夏登山についての知識を得てから準備を進めていきましょう。
天候に注意
普段過ごしている街の天候と、山の天候は違うものだと認識することが大切です。
天気がよく風が穏やかな日の夏の山なら半袖でも過ごせそうな日はありますが、天気が悪化すると気温がぐっと冷え込みます。
登り始めは天気がよくても急に気温が低くなるときもあるので、防寒着をしっかり用意しておくことは必須です。風が強い日は夏でも真冬のような防寒装備が必要になります。
山に登ると下界の天気とは違うので要注意です。台風や低気圧が通過した時期など、天候が悪くなりそうなときは登山をおこなわないようにしましょう。
低山か時間のかからないところを選ぶ
初心者は、まず登りやすく時間のかからない標高の低い山から登りましょう。標高が低い山は暑く、標高が高い山は登山道が険しく大変です。
どちらのデメリットもカバーするために、登山開始地の山の中腹あたりまでケーブルカーで行き、そこから山頂まで歩くという手段もあります。標高差が300m程度であれば歩行時間が2時間ほどなので、初心者にはちょうどよいです。
年齢や体力には個人差があるので、歩行時間2時間程度がきついと感じたら、さらに標高差が少ない山を選びましょう。
山頂付近までケーブルカーで行ける山もたくさんあります。人気があって有名な山はケーブルカーなどの設備が整っているので、初心者でも安心です。
また、標高が低い山でも岩山で登山道が険しい山や傾斜が強い山があります。このような山は初心者には向いていないので避けましょう。
早朝に出発する
山は雲が出るのが早く天気が崩れるのも下界より早いので、早朝に出発して登りましょう。特に午後から天気が崩れることが多く、標高が高くなると雲がかかって夕立が降ることも多いです。
せっかく山頂まで登っても、雲や霧がかかっていて景色を楽しめなかったということはよくあります。時間が早ければ絶景を望めた可能性もあるため、早い時間に余裕を持って出発することは大事です。
また、山頂に到着したのが午後になると、その後の下山の時間を考えなくてはなりません。景色を楽しむ間もなく下山を開始することになります。
周囲が暗くなってからの下山は、遭難のリスクも高くなります。
準備はしっかりと
標高が低い山でも歩行時間が長かったり登山道が険しかったりすることもあります。
また、天候も不安定で夏登山でも冷え込むこともあるので要注意です。夏登山だからといって甘く考えるのではなく、準備はしっかりしておかなくてはなりません。
厚手の靴下や防寒具を装備する、スニーカーではなく登山靴を履く、飲料水をきちんと準備するなど、服装や持ち物には十分に気をつけてしっかり準備をしましょう。
地図やコンパスがあると安心です。また、万が一のことを考えて登山届の提出と山岳保険の加入もしておきましょう。
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こちらの記事でも登山用品がレンタルできるサービスを紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
初心者登山は体調不良や忘れ物など様々なトラブルが起こります。また、想像以上に冷え込んでしまい登山ができないこともあります。なによりも事故がないように気をつけなければなりません。
防寒装備など準備するものをよく確認してから登山をすることが大事です。また、山の天候は不安定なので悪天候が予測されるようなら無理せず登山を中止する必要もあります。
様々な注意点を把握した上で登山を楽しみましょう。各地域におすすめの山がたくさんあります。絶景を楽しめる山、登山後に温泉も楽しめるなど、自分好みの山を見つけましょう。
これから登山を始めたい方は道具を一度に準備するよりレンタルした方が、低コストで道具管理の煩雑さも軽減できるかもしれません。ぜひ利用してみましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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