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[ゴルフ]シャンクの原因と直し方|応急処置と改善のための練習法
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ゴルフをやっている人で、シャンクに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
シャンクはゴルフをする上で起こしたくないミスとして代表的です。シャンクが起きる原因はいくつかあり、打ち方や姿勢が大きく関係しています。
ここではシャンクが起きる原因について解説するとともに、対策方法や改善するための効果的な練習方法を紹介します。
もしあなたが今、シャンクに悩んでいるならこの機会に正しい知識を得て、悩みから解放されましょう。
目次
シャンクが起こる仕組みの確認
もしあなたが今、シャンクで悩んでいても悲観することはありません。シャンクに悩んでいるゴルファーは比較的多いです。シャンクが発生するのを防ぐために、まずはシャンクが起こる仕組みを確認していきましょう。
シャンクとは、インパクト時にボールがホーゼル(クラブのネックの根元部分)に当たって、右方向(左利きであれば左方向)にボールが飛んでいく現象のことを言います。
インパクト時にフェースがひらくことによって起こることが多いのですが、その原因は、スイングの癖やスタンスの取り方、あるいは姿勢などさまざまなことが考えられます。
自分のシャンクがなぜ起こっているのか、仕組みと原因を理解することにより、正しい対策を取れるでしょう。
ゴルフスイングの癖を把握して原因を探る
シャンクが頻繁に発生する場合、スイングの癖が原因となっている可能性があります。
まずは自分のスイングの癖を把握しましょう。自分では気がつかなくても、アマチュアゴルファーの方は、スイングに何かしらの癖がある場合が多いようです。
自分のスイングの癖を把握するためには、スイングを人に見てもらうか、映像撮影して自分でじっくり分析するのがわかりやすくておすすめです。自分のスイングの癖と照らし合わせて、シャンクの原因を見つけましょう。
シャンクが起こる原因と直し方
前述の通り、シャンクが起こる原因は一つだけではなく、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、それらについて細かく解説していきます。
原因1.インパクト時にフェースが開いている場合
スイングが極度のインサイドアウトになっている場合、インパクト時にフェイスが開いた状態となってしまうため、フェイスの根元部分にボールが当たってシャンクが発生してしまいます。
もし、ご自身のスイングがインサイドアウト気味かなと思ったら、ゆっくりとスイングをしてインパクト時にフェイスが開きすぎていないかを確認してみましょう。
「インパクト時にフェイスが開きすぎないようにする」という意識を持って、スイングを改善して行くと良いでしょう。繰り返し練習することによって、スイングは改善できます。
原因2.姿勢に問題がある場合
姿勢に問題があって、シャンクが発生する場合もあります。例えば、かかとに重心を置いて構えている場合、スイングするときに身体が前のめりに体勢になってしまいます。
その結果、アドレス時よりもクラブが前に出てしまい、シャンクが出やすくなります。シャンクを発生させないためには、正しいスイング姿勢を身に付けることも大切です。
原因3.右膝が前に出てきている場合
ダウンスイングで右膝が前に出てしまうと、クラブの通り道が塞がれてしまうため、手が身体から離れたスイングになります。
このような状態でのスイングは、どんなにアドレスで正しい位置で構えていても、インパクトで手が離れてしまうため、フェースが大きく開いてしまって、シャンクが発生しやすくなります。
ダウンスイング時に右膝が出やすい人は、右膝を左膝に寄せていくイメージでスイングをすると効果的です。右膝が出にくくなって、フェースが大きく開くことを防げて、結果的にシャンクの発生率を低下させることができます。
また、スイング時に足を使うことを制限するために、足の裏面全てが地面に付けたベタ足状態でスイングしてみることも効果的な方法です。
原因4.疲れがシャンクを起こす要因であることも
ラウンドの前半ではシャンクが起きることはないのだけれども、後半に差し掛かるに連れてシャンクが起きやすくなるという方は多いです。
なぜなら、ラウンドの後半に疲れてきて正しいアドレスやスイングに集中できなくなった結果、シャンクが出やすくなっているということが考えられます。
疲れてくると身体の疲労とともに集中力も低下してきて、普段は正しいスイングができている人でも姿勢が崩れたり、アドレスが曖昧になったり、スイングが手打ちになってしまったりします。
もしラウンド後半にシャンクが起きやすくなっていると感じたら、自分の正しいスイングができているかを意識すると良いでしょう。
シャンクが起こった時の応急処置の方法
ここまでシャンクが起きる原因について見てきましたが、ここからはシャンクが起こってしまった時に有効な、応急処置の方法を解説します。
対処法1.ダウンスイングでグリップを身体に引きつける
グリップが身体から離れたスイングをすると、結果的にインパクト時にフェースが開いてシャンクが起きてしまいます。
グリップが身体から離れないように、思い切り引きつけることを意識してスイングをしてみましょう。スイングするときには、クラブの遠心力によってグリップがどうしても身体から離れてしまいがちです。
遠心力に負けずにグリップが身体から離れないようにするためには、左手の動き(左利きの場合は右手の動き)が重要となります。
ダウンスイング時に、左手の甲(左利きの場合は右手の甲)を地面に向けて動かす練習を繰り返し行ってみてください。この際、甲の部分が上を向いてはいけません。
とても地味な練習方法ですが、大変効果のある練習方法です。ぜひ繰り返しこの練習を行って、スイングを改善してください。
対処法2.ボールに近づきトゥで打つつもりでスイングする
シャンクが起きる原因として考えられるのが、自分自身とボールの距離が間違っているということです。距離が間違っている場合、クラブの根本にボールが当たらないように、より距離を取ろうとするのは間違いです。
逆に、グリップが身体から離れなくても打てる位置にスタンスを修正して打つと、シャンクが起きにくくなります。
ボールに少し近づいてスタンスを取ってみましょう。そうすることによって、グリップが身体から離れなくてもスイングできるようになるため、結果的にシャンクが起きにくくなります。
最初のうちは、クラブの先端のトゥ部分でボールを打つくらいの意識を持ってスイングしてみると良いでしょう。
対処法3.アプローチでフェースの角度に注意する
アマチュアゴルファーに多い事例として、ボールをふわりと上げたいと思うがためにフェースを開き過ぎている場合があります。
フェースを開きすぎると、クラブのヒール部分にボールが当たりやすくなってシャンクが起こりやすくなります。このような場合、シャンクが頻発して、やがてはスランプに陥ってしまうこともあるため注意が必要です。
フェースの角度をチェックすることによって、シャンクが起きやすい事態を急激に改善できる場合もあります。
特にボールを高く上げようとしてシャンクが起きてしまうようであれば、フェースが開き過ぎていないかを確認すると良いでしょう。
対処法4.クラブを替えて打ってみる
シャンクが頻発してどうしようもなくなってしまった場合は、一旦落ち着きクラブを替えてみましょう。
とにかくシャンクを打たない事が大切ですが、焦れば焦るほど、さらにシャンクが出てしまうということも良くあるパターンです。
ゴルフはフィジカルな部分だけではなく、メンタルな部分も影響するスポーツです。焦らず、落ち着いてからスイングすることによって、シャンクが起きなくなる場合もあります。
どうしてもシャンクが直らない場合、クラブを替えて打ってみるのもひとつの手です。普段はアイアンを使っているような距離でアプローチウェッジを使ってみたり、グリーン周りで敢えてパターを使ってみたりします。
バンカーでシャンクが出た場合も、あえてパターを使ってみるという手段もあります。
まさに応急的な処置ですが、クラブを替えることによって、事態が改善することもあるため、シャンクの発生が止まらなくて悩んでいるようでしたら、試してみる価値はあると言えるでしょう。
シャンクを直す練習方法
ここからは、シャンクを直す練習方法について解説していきます。
一言でシャンクと言っても、考えられる原因はひとつではありません。シャンクを直すためには、その原因に対応した練習を行うことが大切です。
改善法1.ボールの向こう側に棒状の物を置いて打つ
スイングの軌道が極端なインサイドアウトになっていることが、シャンクの原因となっている場合に有効的な練習方法です。
ボールが中央付近になるように、ボール1つ分開けて、その向こう側に棒状のものを置きます。この状態で、棒に当たらないように打つようにスイングをしましょう。
ボールを2つ置いて、手前のボールだけを打つ練習も効果的です。目的は同じで、シャンクが起きてしまう原因となるインサイドアウトの軌道を修正することです。
改善法2.左脇にタオルなどを挟んで素振りをする
インパクト時に左脇が空いてしまうと、フェースが真っすぐ動いてシャンクが起きやすくなってしまいます。
そのため、左脇が空かないようにタオルなどを左脇に挟んでスイングの練習をしてみましょう。この練習によって、強制的にスイングの軌道を直すことができます。
最初は、左脇の下にタオルなどを挟んだままでスイングするのが難しいかもしれませんが、繰り返し練習することによって、その状態でも無理なくスイングができるようになっていきます。
改善法3.右足のつま先を少し開いて構えて打つ
スイング時にどうしても右膝が出てしまうという人は、アドレス時に右足のつま先を30度くらい開いた状態で構えて、スイング中に右膝が前に出づらい状態を作り出しましょう。
この構えで練習することによって、右膝を前に出さなくてもスムーズにスイングすることができるようになります。
下半身の動きが制限されるため、最初はスイングしづらいかもしれませんが、繰り返し練習して正しいスイングを習得しましょう。
ゴルフクラブの構造を理解することが大切
シャンクを起こさないようにするためには、ゴルフクラブのシャフトからクラブの芯までの「重心距離」を意識することが大切です。
スイングの際には、この重心距離を意識してクラブの芯部分にボールが当たるようにしなければなりません。
重心距離がわかっていないと、クラブの芯部分にボールを当てることが難しく、フェイスの根元部分にボールが当たってしまってシャンクが起きるということにも繋がります。クラブの構造を理解したうえで、正しいスイングを身につけましょう。
正しいゴルフスイングでシャンクを防ごう
シャンクに悩んでいるゴルファーはプロアマ問わず多くいらっしゃいますが、起きる原因を理解して正しい練習を繰り返し行えば改善することができます。
もしあなたがシャンクで悩んでいるようでしたら、その原因を把握して、それに対応した練習を繰り返し行って、スイングを改善させましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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