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ラップバトル大会の出場者やスケジュールまとめ!おすすめの配信サービスは?
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ラップバトルはMCバトルとも呼ばれており、即興のラップを披露してそのスキルを競う大会です。
この記事では、そのラップバトル大会について詳しくまとめました。2024年に開催される予定の大会のスケジュールについても紹介しています。
また、ラップバトル大会はABEMAプレミアムで見られます。
初めてラップバトル大会を見る人や、ラップバトル大会に興味のある人はぜひ参考にしてください。
- 本ページの配信情報は2024年1月時点のものです。
- 最新の配信状況(無料・見放題・レンタル等)は各サービスサイトにてご確認ください。
目次
- 【2024年】ラップバトル大会・スケジュール
- ラップバトル大会を見るならABEMAがおすすめ
- 【2023年】終了したラップバトル大会
- 口喧嘩祭 Special
- KING OF KINGS 2022 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL
- 凱旋MC battle NORTH JAPAN TOUR2023 in.北海道& in.仙台
- 真ADRENALINE at WOMB
- 戦極MCBATTLE 第29章 両国国技館
- 破天 MC BATTLE 2.0
- Dis4U MCBATTLE EPISODE7 春 〜spring〜
- 渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE2023
- 凱旋MC battle THE GIANT KILLING at.豊洲PIT
- 破天MC BATTLE 鬼7リーグ 第一陣
- LEGALIZE MC BATTLE – YOKOHAMA STAGE-4
- 凱旋MC battle 大阪ノ陣2023
- SPOTLIGHT 2023 東京編
- Dis4U MCBATTLE エピソード8 ~紫陽花が咲く頃~
- KING OF KINGS vs 真ADRENALINE #5
- 戦極MCBATTLE 第30章 The 3on3 MATCH
- UMB2023THE CHOICE IS YOURS vol.7
- 凱旋MC battle Special2023 東京ガーデンシアター
- THE罵倒2023本戦
- 戦極MCBATTLE vs 真ADRENALINE
- NEO GENESIS vol.2
- MC BATTLE「MATSURI」 KOK vs 口喧嘩祭 vs THE 罵倒
- SPOTLIGHT 2023 大阪編 at Zepp Osaka Bayside
- 口喧嘩祭 SPECIAL at Zepp Nagoya
- 福岡 – 凱旋MC Battle 冬ノ陣2023
- 横浜 – KOK vs 真ADRENALINE clima、 Zepp 2023
- 札幌 – 戦極MC BATTLE 第31章 北海道祭2023
- ラップバトル大会とは?概要とルール
- 注目のラップバトル大会
- ラップバトルの見どころと注目のラッパー
- まとめ
【2024年】ラップバトル大会・スケジュール
2024年のラップバトル大会のスケジュールについてまとめました。現時点で開催される予定のもので、出場ラッパーなどは未定のものが多いですが、注目される大会ばかりです。
2024年開催予定のラップバトル大会は以下の通りです。
- KING OF KINGS 2023 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL
- NEO GENESIS MC BATTLE VOL.3
KING OF KINGS 2023 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL
1月8日に東京の豊洲でおこなわれたラップバトル大会です。この大会ではMOL53が優勝しました。
出場者は以下の通りです。
- 裂固(昨年度KOK王者)
- SAM(戦極MC BATTLE 代表)
- MOL53(口喧嘩祭 代表)
- 漢a.k.a.GAMI(THE 罵倒 代表)
- だーひー(破天MC BATTLE 代表)
- SILENT KILLA JOINT(KING OF KINGS 2023 全国大会 優勝)
- MCニガリa.k.a.赤い稲妻(SPOTLIGHT 2023 大阪編 優勝)
全国選抜による大会を勝ち抜いた猛者たち、真・ADRENALINE、U-22、口喧嘩祭、KMB、SPOTLIGHT、ENTA DA STAGEなどの大会の勝者が豊洲に集結してその頂点を目指しました。
NEO GENESIS MC BATTLE VOL.3
開催場所 | CLUB CITTA’(神奈川県川崎市) |
---|---|
開催日 | 2024年3月28日(月・祝) |
時間 | 開場:17:00〜(開演:18:00〜) |
ゲストライブ | 未定 |
RunLine主催のラップバトルで、初心者からベテランまで誰でも参加可能なラップバトルです。出場予定のラッパーは以下の通りです。
- MOL53
- Ry-la
- STACK THE PINK
出場するラッパーは今後順次追加される予定です。
フリースタイル日本統一
放送・配信 | テレビ朝日系列・ABEMA |
---|---|
放送日 | 毎週火曜日 |
時間 | 深夜1:26~ |
最後に紹介するのは番外編として、ラップバトルのテレビ番組です。呂布カルマ、FORK、DOTAMA、SANTAWORLDVIEWなどの人気ラッパーが大集結して、地元を背負い天下統一を目指す番組です。
MCはZeebra、青山テルマ、関口メンディー(EXILE/GENERATIONS)の異色な組み合わせです。ルールは各地域ごとに3人1組に別れたチーム戦で、勝ち抜きトーナメント方式でおこなわれます。
日本統一を果たしたチームには番組から優勝賞金100万円が贈られる予定です。
また、審査員はいとうせいこう、LiLy、KEN THE 390、Kダブシャイン、GOCCIという豪華なメンバーが集まっています。
- 【チーム北海道】杏地(ex.MCリトル)、脱走、松島諒
- 【チーム東北】Sitissy luvit、DARK、USTR
- 【チーム北関東】DOTAMA、NAIKA MC、Yella goat
- 【チーム埼玉】K-rush、TKda黒ぶち、崇勲
- 【チーム東京】晋平太、GOMESS、Chance
- 【チーム千葉】輪入道、SHAMO、JACK-GX
- 【チーム神奈川】FORK、句潤、SANTAWORLDVIEW
- 【チーム甲信越】阿修羅、PONEY、MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
- 【チーム福井】ASS:B Miller、:DSLowvv、KANDA
- 【チーム東海】呂布カルマ、裂固、楓
- 【チーム京都】ミメイ、POWER WAVE、歩歩
- 【チーム大阪】REDWING、Fuma no KTR、TERU
- 【チーム兵庫】CIMA、P-PONG、Sirogaras
- 【チーム中国】紅蓮、FEIDA-WAN、JAKE
- 【チーム四国】Lildav、KUYA MIGUEL、GCI
- 【チーム九州】Rin音、Amg、だーひー
チーム東海からは呂布カルマ、チーム北関東にはDOTAMA、チーム大阪にはREDWINGと人気ラッパーや若手、注目のラッパーも勢揃いしており、見ていて飽きることはありません。
テレビ朝日系列でも放送されていますが、深夜帯のためどうしても見れない人はABEMAで配信されているものを見るのが良いでしょう。
地上波とABEMAで熱きバトルを楽しんでください。
ラップバトル大会を見るならABEMAがおすすめ
ラップバトル大会を見るならABEMAがおすすめです。
コンテンツ量が多く、ほぼ全てのラップバトルを網羅しているのでおすすめの配信サービスです。
フリースタイル系やKOK、凱旋MCなど多くのラップバトル大会が配信されており、ラップバトルだけでも200を超えるコンテンツが見れます。
また、大会が開催される際には生配信をおこなうことも多く、会場に行かずに視聴できます。ラップバトルの生配信をおこなっているサブスクリプションサービスはABEMAのみです。
一部の大会は1回戦だけ無料で見れますが、月額960円(税込)のABEMAプレミアムの会員になれば全て見られますし、広告もなくなりストレスがかかりません。
ラップバトル大会を見るならABEMAが断然おすすめです。
過去の大会もABEMAで見られる
ABEMAでは、過去に開催されたラップバトル大会も視聴できます。2023年12月時点でABEMAで配信されているラップバトル大会は以下のものです。
- フリースタイルダンジョン
- フリースタイルモンスター
- フリースタイルティーチャー
- ハイスクールダンジョン
- KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE
- 渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE
- 戦極MCBATTLE vs 真ADRENALINE
- 【レゲエvsHIPHOP大決戦】 渋谷レゲエ祭vs真ADRENALINE
- 凱旋MC Battle 西日本ZEPP TOUR
- 凱旋MC Battle at.さいたまスーパーアリーナ
- 凱旋MC Battle Special アリーナノ陣 at ぴあアリーナMM
ここで紹介したのは一部だけで、他にも多くのラップバトルのコンテンツを視聴できます。
ABEMAが独占配信している大会も多く、見逃した大会も配信されていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
こちらの記事でもABEMAの特徴やプランについて解説していますので、ぜひご覧ください。
【2023年】終了したラップバトル大会
2023年に入ってから開催されてすでに終了したラップバトル大会も紹介していきます。2023年におこなわれた、27のラップバトル大会について解説しています。
口喧嘩祭 Special
2023年最初のラップバトル大会は口喧嘩Specialでした。場所は神奈川県川崎市のCLUB CITTA’でおこなわれました。
- SKRYU
- S-kaine
- SATORU
- 梵頭
- MU-TON
- 晋平太
- DOTAMA
- 呂布カルマ
- 裂固
- BAS
- 句潤
- Kampf
- Run Line
- Maiji
- CIMA/RAWA
2023年1月5日に優勝賞金30万円をかけて16名のラッパーが激しい戦いを見せてくれました。司会はNONKEY、DJはYANATAKEとPATRAが担当し、SKRYUと句潤が決勝で争います。
結果、SKRYUが句潤を圧倒して優勝を飾り、大会は幕を閉じました。
KING OF KINGS 2022 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL
2023年1月22日、東京の豊洲PITにて開催されました。
全国選抜のファイナリストたちが2022年のチャンピオンの座をかけて戦ったのが、KING OF KINGS 2022 GRAND CHAMPIONSHIP FINALです。
高校生RAP選手権や、真・ADRENALINEの優勝者が集結して戦いました。
- CIMA:KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE #3優勝
- REDWING:第17回高校生RAP選手権優勝
- 晋平太:KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE #4優勝
- 裂固:口喧嘩祭SPECIAL優勝
- Fuma no KTR:U-22 MC BATTLE 2022優勝
- REIDAM:KOK2022西日本大会優勝 福岡代表
- 紅蓮:KOK2022西日本大会準優勝 広島代表
- ORYO:KOK2022西日本大会3位 和歌山代表
- K-rush:KOK2022東日本大会優勝 埼玉代表
- MAKA:KOK2022東日本大会準優勝 栃木代表
- 阿修羅:KOK2022東日本大会3位 新潟代表
- MOL53:SPOTLIGHT 2022優勝
- T-TANGG:ENTA DA STAGE 2022優勝
- S-kaine:小倉MC BATTLE 2022優勝
- SILENT KILLA JOINT:9SARI選抜
- ふぁんく:9SARI選抜
優勝賞金300万円をかけて、16名のラッパーが名を連ねました。審査方法は観客と審査員で5ポイントを争い、コインで先行後攻を決定する方式です。
決勝は2017年のSPOTLIGHTと同様の組み合わせのMOL53と裂固でしたが、裂固に軍配が上がり大会は終了します。
特に裂固は本大会の主人公ともいえる活躍ぶりで、勢いと押韻にキレがありました。結果が出ない中でも、色々と悩んだ末の優勝に号泣した姿が印象的でした。
凱旋MC battle NORTH JAPAN TOUR2023 in.北海道& in.仙台
2023年2月5日にZeppSapporoで、2月19日にはSendaiPITでおこなわれた大会です。
凱旋MC battleは出演者の出身地や活動拠点で東西に分けて戦う、今勢いのあるラップバトル大会の1つといえるでしょう。
ZeppSapporo
ZeppSapporoには総勢16名のラッパーが集結しました。YouTubeやバラエティなどテレビでも活動している呂布カルマが、久しぶりの優勝を果たしています。
- 呂布カルマ
- 晋平太
- ミメイ
- TERU
- MOGURA
- MCリトル
- 札幌のギャグ男
- AILI a.k.a.立仙愛理
- 脱走
- ウマバヒナタ
- MU-TON
- ID
- MOL53
- RAY
- がーどまん
- CHICO CARLITO
Sendai PIT
SendaiPitにも同じく16名が参戦し、会場を盛り上げました。句潤が優勝しました。
- SKRYU
- CHEHON
- 寿君
- Maij
- GOMESS
- 梵頭
- 呂布カルマ
- Fuma no KTR
- RunLine
- 句潤
- DARK
- GIL
- しーじん
- ミメイ
- MU-TON
- JAG-ME
真ADRENALINE at WOMB
2023年2月11日に渋谷WOMBで開催された真ADRENALINEのラップバトル大会です。ベテラン勢が多めとなった今回の大会の参加ラッパーは以下の通りです。
- RHYME BOYA
- がーどまん
- TERU
- MU-TON
- 晋平太
- SKRYU
- 呂布カルマ
- POWER WAVE
- ふぁんく
- DOTAMA
- KT
- KOPERU
- RAY
- SILENT KILLA JOINT
- GOLBY/MOL53
決勝はSILENT KILLA JOINTと晋平太が戦い、安定感のある押韻で晋平太が優勝を飾ります。見事優勝賞金30万円を獲得し、大会は終了しました。
戦極MCBATTLE 第29章 両国国技館
2023年3月12日に両国国技館でおこなわれた戦極MCBATTLEですが、出場MCが24名、当日券は売り切れという人気ぶりでした。
優勝賞金は100万円、サイリウムと歓声で判定された本大会の出場ラッパーは以下の通りです。
- SAM
- ミメイ
- CHEHON
- CHICOCARLITO
- 寿君
- 呂布カルマ
- SKRYU
- 梵頭
- DOTAMA
- MOL53
- MU-TON
- MonyHorse
- GYARD
- がーどまん
- 晋平太
- METEOR
- ID
- #KTちゃん
- Fuma no KTR
- ミステリオ
- 裂固
- カルデラビスタ
- 漢 a.k.a. GAMI
- MCリトル
決勝では何度も当たっているSAMと呂布カルマが激突し、今回はSAMに軍配が上がります。SAMは戦極MCBATTLE25章以来の優勝でした。
呂布カルマは戦極MCBATTLEでは5連続で準優勝となっています。
破天 MC BATTLE 2.0
2023年4月13日に豊洲PITでおこなわれたラップバトル大会で、総勢24名のラッパーが豊洲に集結しました。
- NAIKA MC
- 呂布カルマ
- TKda黒ぶち
- PONEY
- Dr.マキダシ
- カルデラビスタ
- 脱走
- 知葉瑠
- 梵頭
- ミメイ
- 裂固
- MAKA
- VAAK
- KOPERU
- KBD/Fuma no KTR
- RAY
- yukarin
- 溝上たんぼ
- HI-KING TAKASE
- がーどまん
- Rin音
- 龍鬼
- 晋平太
総合司会に渡辺建をむかえておこなわれ、優勝賞金30万円をかけた戦いを制したのは、Fuma no KTRでした。
HIKIGANE SOUNDと梅田サイファーによるスペシャルライブ&スペシャル3on3もおこなわれ会場は熱気に包まれました。
Dis4U MCBATTLE EPISODE7 春 〜spring〜
2023年4月16日に渋谷アールラウンジ6階でおこなわれたラップバトル大会です。全員で32名のラッパーたちがそのスキルを競い合い、会場は盛り上がりを見せました。
- 晋平太
- K-rush
- NIHA-C
- RunLine
- ミステリオ
- KUREI
- yukarin
- Nagase
- 彼岸
- Bass
- バチスタ
- SONOTA
- AYPE
- B.I.G.JOHN
- 歌々詩(ex.よんろく)
- L-指定
- ハダカイン
- yaRi
- ゆうま
- MAKA
- リルマリファーナ
- SHABAZ
- じゅなた
- 胡桃そら
- Nidra Assassin
- VENM
- 予選突破六人
ゲストライブにはJinmenusagiと電波少女が訪れ、観客を沸かせました。MAKAとミステリオで争われた決勝ではミステリオが勝利し、幕を閉じました。
渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE2023
レゲエとヒップホップの異種格闘技戦ともいえる本大会は、渋谷WOMBで4月22日に開催され、レゲエとヒップホップから各8名ずつが出場しました。
ヒップホップサイド
過去2回の大会で優勝したヒップホップサイドからは、8名が参戦しました。
- 晋平太
- MU-TON
- DOTAMA
- Fuma no KTR
- ミメイ
- MOL53
- #KTちゃん
- MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻
レゲエサイド
一方、初の優勝を狙って集まった8名のレゲエ勢は以下のメンバーが参戦しました。
- CHEHON
- 寿君
- RAY
- POWER WAVE
- KYO虎
- NASU
- IKKEI
- Hibikilla
今回は準決勝でヒップホップ勢が全滅してしまい、CHEHONとPOWERWAVEのレゲエ同士での決勝となり、優勝はCHEHONでした。
第1回と第2回の同大会では決勝がヒップホップとレゲエで当たり、どちらもヒップホップが優勝だったので、初のレゲエ勢の優勝となりました。
凱旋MC battle THE GIANT KILLING at.豊洲PIT
新たな試みに挑戦した今回の大会では、1回戦でベテラン勢とニューカマー勢を当てた組み合わせというおもしろいアイデアでスタートしました。
2023年4月29日に豊洲PITにて開催。出場MCは32名でした。
- 輪入道
- Keyser
- 呂布カルマ
- 楓/がーどまん
- 龍鬼
- ID
- 11’Back
- 晋平太
- K-rush
- DOTAMA
- REDWING
- MOL53
- ビシキマ
- CHICO CARLITO
- Bass
- MU-TON
- STACK THE PINK
- ミメイ
- MK34a.k.aYoungBlood
- 裂固
- L.B.R.L
- 梵頭
- KTちゃん
- Rude-α
- RunLine
- 9for
- EIEN
- NAIKA MC
- Fuma no KTR
- CHEHON
- $amis
がーどまんと輪入道で争った決勝戦ではがーどまんが優勝を飾りました。この判定には本人も驚いた様子でしたが、それだけ観客の心を掴んでいたのでしょう。
メジャー大会では初優勝となり、優勝賞金30万円を獲得しました。
破天MC BATTLE 鬼7リーグ 第一陣
出場するラッパーは7名と少ないですが、総当たりリーグ戦というのが本大会の特徴です。
今回は2023年5月13日に渋谷・CLUBCAMELOTにておこなわれました。参加したラッパーの7名は以下のメンバーです。
- DOTAMA
- $hamis
- 胡桃そら
- ミメイ
- 溝上たんぼ
- yukarin
- 晋平太
勝ち負けの数で優勝が決まるこの大会を制したのは、勝ち点が5つだったDOTAMAでした。唯一ミメイに負けただけで、それ以外は圧勝したのはさすがといえます。
LEGALIZE MC BATTLE – YOKOHAMA STAGE-4
2023年5月20日にTHE YOKOHAMA BRIDEで開催されたラップバトル大会です。若手を中心としたラッパー16名が参戦しました。
- ミメイ
- 9for
- $hamis
- 彼岸
- L.B.R.L
- 龍鬼
- Ryo
- ミステリオ
- BALA SBKN
- K-rush
- MCリトル
- 脱走
- Donatello
- K-razy
- RHN
- 寿限無
大阪出身の若手ラッパーであるRyoが初優勝を飾りました。
凱旋MC battle 大阪ノ陣2023
大阪での凱旋MC battleは2年ぶりの開催でした。前回の大阪開催時はコロナウイルスの影響で挙手制の判定でしたが、今回は歓声判定が解禁されています。
2023年5月28日になんばHatchにて開催され、優勝賞金30万円をかけて16名が争いました。
- rirugiliyangugili
- がーどまん
- MU-TON
- Fuma no KTR
- ID
- MOL53
- ミメイ
- L.B.R.L
- DOTAMA
- Silent Killa Joint
- CHICO CARLITO
- 晋平太
- ミステリオ
- REDWING
- 呂布カルマ
- CIMA
Fuma no KTRとがーどまんが決勝であたり、前回4月に豊洲でおこなわれた凱旋に続きがーどまんが優勝を飾ります。
4月からの勢いをそのまま大阪に持ってきた結果といえます。熱さとキレのある韻が観客の心を掴みました。
SPOTLIGHT 2023 東京編
2023年6月9日に渋谷Spotify O-EASTで開催されたSPOTLIGHT 2023は総勢16名のMCが出場しました。
- B.I.G.JOE
- CHICO CARLITO
- CIMA
- DOTAMA
- ERONE
- ID
- MCQ
- MOL53
- MU-TON
- NAIKA MC
- 晋平太
- 梵頭
- ミステリオ
- ミメイ
- 呂布カルマ
- 輪入道
DJ YANATAKEとDJ KITADAKENの2人と、豪華なDJ勢でした。
決勝は3本勝負でおこなわれ、CHICOCARLITOと輪入道が激突し、輪入道が圧倒し優勝を果たしました。最後のアカペラでのフロウとライムがバチっと決まり文句なしの優勝です。
Dis4U MCBATTLE エピソード8 ~紫陽花が咲く頃~
2023年6月18日に渋谷アールラウンジ6階にておこなわれたラップバトル大会です。若手をメインに32名と多数のラッパーが出場しました。
- ミメイ
- $hamis
- 龍鬼
- L.B.R.L
- POWER WAVE
- T-iD a.k.a Takuya IDE
- Bass
- アスベスト
- CHANCE
- Yella goat
- ハハノシキュウ
- 斑
- K-rush
- SHJ
- リルマリファーナ
- 胡桃そら
- 9L!
- NAGASE
- JAMLU7A
- VENM
- METAL忍者
- SHABAZ
- 阿修羅
- 溝上たんぼ
アツい戦いを制したのは龍鬼でした。
KING OF KINGS vs 真ADRENALINE #5
2023年7月14日に川崎のCLUB CITTA’にて開催され、優勝賞金30万円獲得を目指して16名のMCが争いました。
- CHICO CARLITO
- CHEHON
- 晋平太
- 輪入道
- 寿君
- 呂布カルマ
- がーどまん
- 018
- TERU
- MU-TON
- #KTちゃん
- DOTAMA
- RunLine
- MOL53
- ミメイ
- SILENT KILLA JOINT
晋平太とCHICO CARLITOが優勝を争い、スタミナを切らさずにキレキレの押韻が止められない状態で見事、晋平太が優勝を果たし幕を閉じました。
戦極MCBATTLE 第30章 The 3on3 MATCH
2023年7月22日に豊洲PITでおこなわれたラップバトル大会で100万円の優勝賞金を目指して争われた大会です。
総勢30名のMCたちが3名、10チームを組んでおこなわれ、シークレットLIVEにはZEEBRAも登場した豪華なステージとなりました。
- 栃木9900万パワーズ (SAM、MAKA、DOTAMA)
- 真ライマーズ – (がーどまん、ミメイ、晋平太)
- トリプルリーチ – (輪入道、裂固、呂布カルマ)
- NEO GENESIS – (L.B.R.L、RunLine、kampf)
- やる事やる教 – (Fuma no KTR、TERU、9for)
- ハッシュタグ同盟 – (#KTちゃん、#久保田、#ミステリオ)
- 三者三音 – (GOMESS、RAY、ID)
- 伝説建設 – (MOL53、Silent Killa Joint、CIMA)
- マザーテラスとそのた → かわちいーむ – (ハハノシキュウ、ゆうま、SONOTA)
- team Fuck野郎充満 – (MU-TON、梵頭、漢 a.k.a. GAMI)
全10のチーム戦で、1対1のマッチ戦で3ポイント獲得したチームの勝ちになるなど通常とはルールが異なったのが本大会でした。
オーディエンスの判定に委ねられ、優勝は栃木9900万パワーズの(SAM/MAKA/DOTAMA)となりました。
UMB2023THE CHOICE IS YOURS vol.7
2023年8月20日に渋谷のLIQUIDROOMで開催され、32名のMCが出場しました。
- MC’s : MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
- BALA a.k.a SBKN
- GOTIT
- Keyser
- 晋平太
- SILENT KILLA JOINT
- PONEY
- 脱走
- JAKE
- USTR
- D.D.S
- しぇん
- CROWN-D
- TERU
- 黄猿
- だーひー
- 裸武
- 紅蓮
- $iva
- 黒さき拓海
- サイプレス上野
- 杏地
- GIL
- JAYPAY
- NAJIMI
- SHAMO
- CIMA
- 外れクジ
- 裂固
- 詩言
- 輪入道
- カルデラビスタ
決勝では$IVAとGILがあたり、長丁場の戦いを、GILが制して幕を閉じました。
凱旋MC battle Special2023 東京ガーデンシアター
2023年8月27日に8,000人のキャパシティを誇る東京ガーデンシアターで開催されたラップバトル大会です。24名のMCが優勝賞金100万円を目指して激闘を繰り広げました。
- Authority
- がーどまん
- Ry-la
- TERU
- 呂布カルマ
- POWER WAVE
- ミメイ
- 龍鬼
- MOL53
- Fuma no KTR
- SANTAWORLDVIEW
- ミステリオ(リザーバー)
- DOTAMA
- 大神
- 百足
- DJ CHARI
- #KTちゃん
- MY
- スナフキン
- SILENT KILLA JOINT
- 漢 a.k.a. GAMI
- NAIKA MC
- RYKEYDADDYDIRTY
- ID
決勝ではNAIKAMCとDOTAMAの北関東同士が激突して、ラッパーでは一風変わったサラリーマンの風貌のDOTAMAが優勝して終了しました。
THE罵倒2023本戦
2018年におこなわれたTHE罵倒が5年ぶりに開催されました。
2023年9月17日に両国SUNRISEにておこなわれた本大会は20名が選抜、12名が予選通過者の総勢32名が集まった大会です
- 漢 a.k.a. GAMI
- SNAFKN
- 句潤
- TKda黒ぶち
- はなび
- 椿
- 掌幻
- 黄猿
- TANGG
- PONEY
- VENM
- FRANKEN
- 十影
- ハハノシキュウ
- 道(TAO)
- K’iLL
- $iva
- 018
- KOOPA
- ID
- Taishi
- Keyser/
- 11’Back
- 蘇流邪
- Randy Wati Sati
- 灯火
- KUREI
- DNL
- 阿修羅
- SHJ
- 大和
- sasuke
優勝すると2024年におこなわれるKING OF KINGS 2023 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL への出場権が獲得できるということで熱い戦いが繰り広げられました。
優勝は漢a.k.a.GAMIで、最後のゲーム終了後は「優勝だろ」と言い放った姿にシビれたファンも多かったのではないでしょうか。
この大会で、漢a.k.a.GAMIは1月開催の出場権を獲得しました。
戦極MCBATTLE vs 真ADRENALINE
2023年9月30日にSpotify O-EASTでおこなわれた戦極と真ADRENALINEの2団体の激突。豪華な選抜メンバーが渋谷に集まりました。
- 呂布カルマ
- がーどまん
- GOLBY
- DOTAMA
- ミメイ
- MOL53
- il鉄火巻
- ACE
- MAKA
- 梵頭
- Yella goat
- MCニガリa.k.a赤い稲妻
- きばな
- #KTちゃん
- バン中村
- NARIMIMI
決勝戦では、常連のMCニガリと呂布カルマが対決し、呂布カルマが優勝しました。呂布カルマは準優勝が多かったので久しぶりの優勝です。
NEO GENESIS vol.2
RunLine主催のラップバトル大会であるNEO GENESISのvol.2 が渋谷HARLEMでおこなわれました。
20名のMCが登場し観客を興奮させてくれました。
- がーどまん
- ミメイ
- ミステリオ
- Rude-α
- 龍鬼
- GOMESS
- L.B.R.L
- 胡桃そら
- REDWING
- 9L!
- #KTちゃん
- EIEN
- Bass
- MK34
- snozzz
- Young Hiropon
- 9for
- Salvador Mani
- Aicom
- ID
高校生RAP選手権で優勝して頭角を現した、赤髪が特徴的なREDWINGが優勝して幕を閉じました。
MC BATTLE「MATSURI」 KOK vs 口喧嘩祭 vs THE 罵倒
ラップバトル大会を主催する3団体が集結して10月28日に渋谷HARLEMで開催されたイベントです。
KOKと口喧嘩祭、THE罵倒の3チームに分かれてアツいバトルが繰り広げられました。
TEAM KOK
- 監督:漢a.k.a.GAMI
- 大将:MOL53
- NAIKA MC、阿修羅、崇勲、裂固
TEAM 口喧嘩祭
- 監督:梵頭
- 大将:晋平太
- SILENT KILLA JOINT、D.D.S、K’iLL、CIMA
TEAM 罵倒
- 監督:G.O
- 大将:SIMON JAP
- 椿、Randy Wati Sati、VENM、BASE
メンバー同士の対決や、大将、監督同士の戦いを経て優勝したのはKOKチームです。
ゲーム前にはトラブルもありましたが、なかなか見れない対決にファンは熱狂していたのが印象的なイベントでした。
SPOTLIGHT 2023 大阪編 at Zepp Osaka Bayside
韻踏合組合が主催する大阪のヒップホップの祭典であるSPOTLIGHTが11月23日にZepp Osaka Baysideで開催され、32名のMCが集結しました。
- ミステリオ
- レイジ
- JAKE
- HARDY
- STEEL
- 無欲
- NAJIMI
- K-razy
- NERVE
- 輪入道
- Laze
- Zeal
- ACE
- AUTHORITY
- CHICO CARLITO
- CIMA
- DOTAMA
- ERONE
- Fuma no KTR
- KBD
- KOPERU
- L.B.R.L
- MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻
- MOL53
- REDWING
- Rude-α
- SILENT KILLA JOINT
- TERU
- 梵頭
- ミメイ
- 呂布カルマ
- 裂固
決勝は呂布カルマとMC☆ニガリの構図となり、MC☆ニガリが最後の締めをきれいに決めて優勝しました。
この大会に優勝して、2024年1月に開催のKOKの出場権も獲得しています。
口喧嘩祭 SPECIAL at Zepp Nagoya
2023年11月26日に名古屋のZeppNagoyaで開催されたタップバトル大会で、総勢16名のラッパーが集まり熱戦を繰り広げました。
- Authority
- 輪入道
- SILENT KILLA JOINT
- Fuma no KTR
- 梵頭
- DOTAMA
- MOL53
- 呂布カルマ
- 句潤
- BASE
- 裂固
- GIL
- Ry-la
- CIMA
- MAKA
- NAIKA MC
決勝では呂布カルマと句潤の対決となり、句潤の優勝で幕を閉じました。
この大会もやはりABEMAで独占生配信されていたので、チケットが買えなかった人は配信で楽しめたはずです。
福岡 – 凱旋MC Battle 冬ノ陣2023
2023年12月10日にZeppFukuokaでおこなわれたラップバトルの大会です。出場ラッパーは以下の通りです。
- Authority
- DOTAMA
- JUMBO MAATCH
- Colte
- Fuma no KTR
- RAY
- ミメイ
- 龍鬼
- MOL53
- Salvador Mani
- SILENT KILLA JOINT
- kkn
- Rin音
- SATORU
- Yella goat
- COCRGI WHITE
福岡- 凱旋MC Battle 冬ノ陣2023はABEMAで生配信され、人気を博しました。
このように、現場に足を運べない人はABEMAで見るのがよいでしょう。お出かけ先や、自宅のテレビでも見れるのでおすすめです。
横浜 – KOK vs 真ADRENALINE clima、 Zepp 2023
2023年12月17日にZeppYOKOHAMAでおこなわれたラップバトルの大会です。
- Authority
- Meiso a.k.a 外人21瞑想
- CHICO CARLITO
- DOTAMA
- 呂布カルマ
- CHEHON/RAY
- 寿君
- Fuma no KTR
- MOL53
- SATORU
- ミメイ
- ID
- NARIMIMI
- POWER WAVE
- COCRGI WHITE
KING OF KINGS vs 真ADRENALINEの2団体が激しくぶつかる大会で、未成年入場可能・観客判定の大会です。
こちらの大会もABEMAで配信されたため、チケットが取れなかった人はABEMAに登録して、スマホやパソコンで観戦を楽しみました。
札幌 – 戦極MC BATTLE 第31章 北海道祭2023
年末にZeppSapporoでおこなわれたラップバトル大会です。12月30日札幌に集結したラッパーは以下の17名です。
- Authority
- DOTAMA
- Ryーla
- 脱走
- SAM
- 杏地
- mogura
- 札幌のギャグ男
- CHICO CARLITO
- #KTちゃん
- BHS
- ミメイ
- SATORU
- B.I.G.JOE
- MOL53
- COCRGI WHITE
また、DJはDJ YANATAKE、DJ chaka、DJTAMAa.k.aSPCFINESTの3組が担当と豪華なラインナップです。
ホストMCはレゲエDJでありながらも、MCバトルやYoutubeにも活躍の幅を広げているMAKAが観客を盛り上げ、大会は幕を閉じました。
ラップバトル大会とは?概要とルール
ラップバトルとは、どういったスタイルの大会なのでしょうか?ここからは、ラップバトルについて解説します。
ラップバトルはDJが流すビートに合わせて、MC同士が即興の歌詞でラップを披露し、そのスキルをお互いに競い合うバトルのことをいいます。
簡潔に例えるなら「ラッパーによる言葉の格闘技」といったところです。
8小節を2、3ターンずつ交互でおこないますが、その注目すべきところは即興であること。普通の歌や演奏などでは作り込まれたものを披露しますが、ラップバトルはMC同士の即興力が試されるものなのです。
ラップバトルは「悪口の言い合い」なので、正直見ていられないという人も少なくありません。しかし、お互いのスキルを競い合うゲームの中での愛あるディスりです。
実はラッパー同士が裏では仲がよいということも多いので、ひとつのゲームとして見るとよいでしょう。
ラップバトルの勝敗の決め方
ラップバトルの勝敗はどのように決まるのでしょうか。
ラップバトルの勝敗の決め方は、非常に難しいものです。というのも、サッカーや野球のように点数で競われたり、フィギュアスケートのように演技に点数をつけたりするものではないからです。
言葉の韻の踏み方、パンチのある言葉がいかにビートに乗ってきまったかなど、複数の要素を総合して決定されます。
しかもその判定は、観客の歓声の大きさによって判定されたり、審査員の多数決によって判定されるなど大会によって基準が異なります。
つまりほとんどが多数決で決まるのですが、人によってかっこいいと思う基準は異なり、判定が割れて延長になることも多いのがラップバトルの特徴でもあります。
決まった判定方法が確立されていないからこそ、楽しめるのがラップバトルなのです。だからこそ、観客の心を掴む見せ方やパフォーマンスも重要になります。
次の項からは、勝負を左右するラップの基本スキルについて紹介します。
ライム
ライムとは韻を踏むことを指します。
ラッパーやMCに馴染みのない人でも「韻を踏む」ことは知っている人が多いのではないでしょうか。同じ母音の言葉やそれに近い言葉を用いることで韻を踏みます。
たとえば、「夏祭り」と「集まる日」は母音が同じ位置にあるため、韻を踏めます。
このように、きれいに韻を踏み、センスのあるライムを披露することがスキルのあるラッパーであり、その語彙力や頭の回転の速さが重要になるのです。
フロウ
フロウは直訳で「流れ」という意味です。ラップはリズミカルに、韻を踏んでテンポよく聞かせる流れが大切とされています。
テンポのスピードによって強弱をつけたり、言葉の載せ方を変えるのです。
歌い方やその強弱、抑揚の付いた流れるようなラップがよいフロウだとされており、観客が聞いていて心地よく感じるか否かも重要です。ガチガチに硬いフロウは心地よくないものです。
観客によって判定が分かれる部分の1つでもあります。
パンチライン
パンチラインというのは「決め台詞」のことを指します。
ラッパーが観客の心をわしづかみにする言葉で、強烈な印象を残せた方が勝負に有利とされています。簡潔に例えるならば「上手いこと言った」ほうがかっこいいということになります。
ラッパーの今までの生き様や考え方が反映され、曲の途中や終盤に脳を揺らすような衝撃的な言葉があれば、それがパンチラインといえるでしょう。
アンサー
アンサーとはその名の通り、相手の言っていることに対して反応「アンサー」できているかということ。ラップバトルにおいて、非常に大切になるのがアンサーの要素です。
ラップバトルは、あくまで即興でスキルを競うものです。相手が言っていることにきちんとアンサーできていなければ即興性がないと見なされてしまうのです。
いくらきれいにライムを決めても、心地よいフロウになっても、相手の言うことを無視してしまい、アンサーになっていなければ勝負には勝てないということです。
アンサーはそれだけ重要な要素ということになります。
ラップバトル大会の歴史
ラップバトルの起源を探ると、ヒップホップの起源に辿り着きます。実はその起源はいまだに議論されていますが、70年代にニューヨークのストリートでのヒップホップシーンが起源とされています。
そのときは、観客を盛り上げることと、自分がライバルよりも優れていることを証明するためにおこなっており、食うか食われるかの世界だったとされています。
80年代にはアメリカでラップバトルの人気に火がつき定着していきます。
日本でラップバトルが広まったのは2000年前後とされており、KICK THE CAN CREWのメンバーのKREVAが、1999年~2001年のラップバトル大会で3年連続優勝し、火付け役になったのがちょうどこの時期です。
また、2002年にはエミネムが主演を務め、ラップバトルをモチーフにした「8 Mile」がヒットしたことも、ラップバトルを世間に知らせる良いきっかけとなりました。
ラップバトル大会が人気の理由
このようにラップバトルはアメリカをルーツに日本に渡来してきましたが、いまだに強い人気をほこる理由はどこにあるでしょうか。
ラップバトルが人気な理由は「柔軟性」と「即興力」です。
人気の理由:柔軟性
ラップバトルがアツいと言われる理由の1つは、ラッパーの言葉を操る柔軟性です。
筆者はラップバトルとは無縁でしたが、初めて見たときには「本当に即興なの?」と感じるほどのラッパーの柔軟性に驚かされました。
相手の煽りに対して、心地よいフロウと、語尾を合わせたきれいなライムを決める柔軟性は、ラッパーの頭の中にある無数の引き出しを一気に開けなければ不可能です。
ラップバトルがまるで会話のようにスラスラと流れていく様子は、ラッパーの言葉を操る柔軟性がまさに人気の理由の1つでしょう。
人気の理由:即興力
また、柔軟性と合わせて即興力も素晴らしく、こんなにも言葉がスラスラと出てくるものかと驚かされました。
そこに煽りや挑発をうまく返していくアンサー、ガツンとパンチラインが決まれば、聞いている方も心地よく歓声を上げたくなります。この即興力は初めて見る人を興奮させます。
注目のラップバトル大会
数多くのラップバトル大会を紹介してきましたが、どれを見たらいいのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ラップバトル大会はラッパーや団体が主催しており、複数あるのが特徴です。ここでは4つの大会について解説していきます。
ULTIMATE MC BATTLE
ULTIMATE MC BATTLEは、2005年から始まったラップバトル大会で、勝敗の全てを観客が決定します。全国各地でおこなわれる予選を勝ち抜き、都道府県別のチャンピオンが一堂に会して、優勝を目指し争います。
都道府県によって地域柄があり、関西は押韻メイン、東北はフロウ重視など、地域のヒップホップシーンの色が強く出るのがみどころです。
最も注目度の高い大会で、注目されるパフォーマンスをすると、一気に全国的に知名度が上がる大会とされています。
凱旋MCバトル
怨念JAP(おんねんじゃっぷ)というラッパーが主催で、バトルのレベルが高いのが特徴です。
立ち上げ初期の頃は若手を中心に開催されていましたが、今では呂布カルマなどの有名MCも出場する大きな大会に成長しました。
勢いのある大会とされており、動画配信もおこなっているため知名度も上がっています。ベテランとニューカマーをあてる組み合わせにするなど、様々な挑戦をしている大会でもあります。
戦極MCBATTLE
戦極 MC BATTLEはMC正社員が主催する大会です。今までなんとなく怖いと思われていたラップバトルを変えた大会といえます。
現在シーンで活躍するラッパーはもちろん、芸人だけのラップバトルを開くなど、ラップに興味のない人でも興味を持ちやすい入り口を作っています。
昼間のイベントなので未成年も出場・入場OKなど、間口を広く開けている大会の1つです。大会を「章」で数えているのが特徴的です。
KING OF KINGS
KING OF KINGSは漢a.k.a.GAMIが主催するラップバトル大会で、2015年より開催されています。
その名の通り王の中の王を決める大会で、他の大会の優勝者や、予選を勝ち抜いたラッパーだけが集まりそのスキルを競います。
優勝者が集まるので出場ラッパーが非常に豪華であることからも人気のある大会の1つです。
高校生RAP選手権
2019年まではBSスカパーで放送されていたバラエティ番組「BAZOOKA!」の番組内の企画としておこなわれていた、高校生によるラップバトル大会です。
2022年からはABEMAで放送されています。
試合前に出場する高校生の、紹介VTRが流され、生い立ちやラップとの出会いなどを知ることができ、入り込める内容になっているのが特徴的です。
高校生RAP選手権から将来の有望選手が排出されており、注目度の高い大会といえるでしょう。
ラップバトルの見どころと注目のラッパー
ラップバトル大会については理解できたけど、どんなところに注目してみたらよいのか、注目のラッパーにはどんな人がいるのかわかりませんよね。
ここからはラップバトル大会を見る際のみどころや、注目のラッパーについて解説していきます。
注目ラッパーの中にはテレビやYouTubeで見たことのある人もいるので、ぜひチェックしてみてください。
ラップバトルの見どころ
ラップバトルの見どころは多くありますが、ラッパーが放つ言葉に耳を傾けてみてください。
ラップバトルは言葉の格闘技ともいえます。この言葉こそが、ボクシングでいうパンチのようなものです。
ボクシングではパンチの強さや速さ、フェイントのかけ方をみて選手の強さを図ります。ボクシングでパンチを見ることと、ラップバトルで言葉を聞き取ることは同じことを意味します。
冒頭で解説したように、韻を踏むライムを長くきれいに決めていれば観客は湧いていきます。
長く繋がったライムは観客をアツくさせてくれるのです。
ラップバトルは言葉の格闘技です。ラッパーのアツい言葉をしっかり聞き取り心地よさを感じてください。
ラップバトル常連の注目ラッパー
ラップバトルの決勝常連のラッパーや、YouTubeやテレビで有名なラッパーも存在します。意外に見たことのあるラッパーもいるはずです。
ここでは5人の注目ラッパーについて解説します。
- 呂布カルマ
- がーどまん
- DOTAMA
- 韻マン
- MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
呂布カルマ
呂布カルマは愛知県名古屋市を拠点に活動するラッパーで、UMB名古屋予選をきっかけに頭角を現し有名になりました。
テレビ朝日系列の人気番組「フリースタイルダンジョン」では2代目と3代目のモンスターとして君臨して人気を博しています。
元々は芸術大学に進学し漫画家を目指していましたが、大学卒業後は仕事をしながらラッパーとして活動して、フリースタイルバトラーとして名を馳せることになります。
最近ではテレビ番組にも出演しており、NHKの特別番組でダウンタウンの松本人志さんと共演して話題になりました。
現在も精力的に大会に出場しており、優勝を目指し日々言葉に磨きをかけているラップバトルの第一人者といえるでしょう。
- 戦極MC BATTLE 第12章優勝
- THE罵倒 2015 GRAND CHAMPIONSHIP優勝
- SPOT LIGHT 2015優勝
- 戦極MC BATTLE 第14章×As ONE優勝
- SPOT LIGHT 2018優勝
- KING OF KINGS GRAND CHAMPIONSHIP 2018優勝
- ADRENALINE FINAL 2019優勝
- ULTIMATE MC BATTLE 2016準優勝
- ULTIMATE MC BATTLE 2019 THE CHOICE IS YOURS準優勝
がーどまん
がーどまんは2023年におこなわれた凱旋MC battle THE GIANT KILLINGと凱旋MC battle 大阪ノ陣2023にて優勝したラッパーでもあり、登録者数100万人超えの大人気YouTuberでもあります。
YouTubeのチャンネルがーどまんでは、がーどまんとMY、山ちゃんの3人で活動しており、ドッキリ系の動画が若年層からの人気を集めています。
注目された動画のアロンアルファドッキリでは、メンバーのiPhoneを天井に貼り付けるインパクトの強い動画でした。
しかしYouTubeだけでなくラップももちろんうまく、その姿はYouTubeではなかなか見れないかっこいいもので、大会で優勝する実力者でもあります。気になった方はぜひラッパー姿も見てみてください。
- 凱旋MC battle THE GIANT KILLING at.豊洲PIT 優勝
- 凱旋MC battle 大阪ノ陣2023 優勝
DOTAMA
DOTAMAはその風貌からはラッパーとは想像できないスーツ姿で人気を集めるラッパーの1人です。
中学時代にテレビで見たDragonAshで初めてヒップホップに触れ、ラッパ我リヤの山田マンに魅了されラッパーとしてのキャリアをスタートさせます。
栃木県出身で、高校を卒業後はホームセンターに就職し10年間勤め上げますが、ラッパーとしてやっていけるという自負もありラッパー1本での生活を目指し脱サラを決意します。
今ではラップバトル大会に多数出場し、地元栃木のラジオで冠番組を持つなど、ラップバトル界を牽引する注目ラッパーの1人です。
- GRAND CHAMPION SHIP 2017:優勝(東京代表)
- GRAND CHAMPION SHIP 2015:準優勝(東京代表)
- GRAND CHAMPION SHIP 2013:準優勝(東京代表)
- 戦極MCBATTLE第14章:準優勝(NAIKA MCとのタッグ)
- 戦極MCBATTLE第9章:優勝
- 戦極MCBATTLE第7章:優勝
- UMB (LIBRA) 2015 東京予選 優勝
- UMB 2014 栃木予選 優勝
- UMB 2013 東京予選 優勝
- Fruit Ponchi番外編 女性口説きMCBATTLE in DOMMUNE 優勝
- 戦慄MC BATTLE Vol.12 優勝
- 戦極MC BATTLE第7章 優勝
- 戦極MC BATTLE第9章 優勝
- 凱旋MC battle Special2023 東京ガーデンシアター 優勝
韻マン
韻マンは2017年ごろから配信サービスのツイキャスでラップを披露し始め、第15回高校生ラップ選手権の出場で一躍有名になったラッパーです。
その名の通り韻を踏むのが得意なラッパーで、圧倒的な押韻で相手をねじ伏せるスタイルが人気を集めています。
自身初の音源となる「Change My Life」ではYouTubeに公開1週間で100万回再生するなど破竹の勢いで再生回数を伸ばしてその名を世間に知らしめました。
現在はFILAウォターウエッジのイメージモデルに抜擢されるなど、そのファッションセンスも世間から認められるほどです。韻マンは今もなお、ラップバトル大会に積極的に参戦する、韻踏み界の頂点にいるラッパーです。
- 戦極スパーリング 優勝
- MRJ THIS IS TOKYO 優勝
- 戦極ライマーズ杯2 優勝
- 凱旋秋の陣 優勝
MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻は長野県出身で、ラップ歴3か月で高校生ラップ選手権に出場し、2連覇を果たしたラッパーです。
高校生ラップ選手権には第7回まで5大会連続で出場しており、本大会の顔といっても過言ではないでしょう。また、この大会を見て、ブラックサンダーのCMプロデューサーから直接オファーがあり、一躍有名人への階段を登ります。
ラップを始めたきっかけは「暇だったから」と語る彼は、まさにラップの申し子といえるでしょう。
- 第6回高校生ラップ選手権 優勝
- 第7回高校生ラップ選手権 優勝
- 戦極MCBATTLE第19章 準優勝
まとめ
この記事では、ラップバトルの出場者やスケジュール、基礎的な知識について解説しました。
初心者の方や、ラップバトルに興味があるけどどこから見たら良いのかわからない人の参考になればうれしいです。
ラッパーの柔軟性や即興力には見るたびに驚かされるものがあります。本当に即興なのかと疑うレベルのクオリティのラッパーが多いので、見ていて飽きることはないでしょう。
ラップバトル大会を見るなら、ABEMAプレミアムがおすすめです。動画系のサブスクリプションサービスの中では、ラップバトル大会のコンテンツ量が1番豊富です。
コンテンツ量は、サブスクリプションサービスを選ぶときに大切にしたいことの1つです。自分が見たいラップバトルが配信されているか、ABEMAで確認すると良いでしょう。
ぜひお気に入りの大会を見つけて、ABEMAをチェックしてみてください。
SYURI /
ビギナーズ編集部 ライター
映画鑑賞やスポーツ観戦が大好きなWebライターです。特に野球が大好きで、よく球場に足を運びます!幅広いジャンルの記事を執筆し、読者のみなさまにわかりやすい情報をお伝えできるよう活動しています。個人ブログ「美女との恋活」も運営中。