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【初心者向け】プロ野球観戦ガイド!チケットや球場の基礎知識も解説
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これまで野球を見たことのない人にとって、球場に行って野球観戦することは敷居が高く感じられるかもしれません。しかし野球観戦には特別な予習も、大げさな事前準備も必要ありません。気楽に出かけて、大声で応援して、野球の雰囲気とスリルを楽しめばそれでオーケーです。
それでも、持っていると観戦が楽しく快適になるアイテムがいくつかあります。タオル、ごみ袋、帽子など、いずれも手に入りやすいものばかりです。はじめての野球観戦を楽しめる持ち物と、観戦の基本知識を解説します。
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- 野球観戦チケットの入手について
- 野球観戦に行く前にチェックしておくこと
- 野球観戦を快適にする便利な持ち物
目次
野球観戦チケットの入手について
最初に観戦チケットを買う方法を解説します。応援したいチームによって買う席の場所が違うことに注意しましょう。
野球観戦チケットの販売場所
もし自分の手でチケットを買う必要があるなら、次の4つの場所のいずれかで購入することができます。
- 試合がある球場の券売所
- プレイガイド店舗
- コンビニエンスストア
- インターネット上のチケット販売サイト
まず知っておきたいのは、チケットの数には限りがあるということです。人気チームの場合、当日球場に行っても当日券が買えないことが多いので、前売り券をあらかじめ買っておくのが基本です。
上記の4箇所のどこでも試合日を指定してチケットを買うことができますが、前売り券も売り切れていることがあります。
そんなときは、他の販売ルートを探してみるとよいでしょう。チケットは販売所や販売ルートごとに割り当てが決まっているので、あるところでは完売していても、他ではまだ残っている、ということがよくあります。
すぐ行ける場所に球場があるなら直接球場に行くのがもっともよいのですが、それが難しい場合は近所のプレイガイドに行くか、コンビニの販売機を利用するのがよいでしょう。
また、インターネットにもプロ野球チケットを扱っているサイトはたくさんあるので、そこでチケットを探すのも有効な手段です。ネットやコンビニの機械操作が苦手なら、プレイガイドに電話をかけて予約することもできます。
初めての野球観戦の結果、もっともっと野球が見たくなった、という気持ちになったら、応援したいチームのファンクラブに入りましょう。先行販売でチケットを優先的に買えるようになります。
チケットはホームとビジターに注意して購入
チケットを買うときにひとつ注意しておきたいことがあります。野球の試合の観戦席には、ホームの席とビジターの席がある、ということです。
プロ野球の試合は、対戦する2チームのうちどちらかが主催して行われます。試合場所はほとんどの場合、主催チームが普段使っている球場になります。試合を主催するチームをホームチームといい、そうでないチームをビジターチームと呼びます。
そして、ホームチームを応援する人たちの席と、ビジターチームを応援する人の席は、それぞれ大まかに決まっています。ホームなら内野席は一塁側、外野ならライトスタンド側です。アウェイは反対側、つまり内野の三塁側とレフトスタンド側です。ホームベースの後ろから見て、右側の席がホーム、左側の席がビジター、ということになります。
ただし、実は12チーム中3チームは、このホームとビジターの振り分けが逆になっています。現在、札幌日本ハムファイターズ、埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスのパ・リーグ3チームでは、三塁側とレフトスタンドがホーム側の席です。
ホームビジターのこういった決まりごとを知らずに違う側の席を買ってしまうと、周囲はみんな敵のファンなのでかなり居心地が悪いことになります。大声で応援することも難しくなるので、応援したいチームがある場合は、そちらのファンが集う席のチケットを買いましょう。
野球観戦に行く前にチェックしておくこと
はじめて野球を見る前に知っておきたいことを整理してみました。球場での基本的な約束事について知っておきましょう。
野球に詳しくなくても観戦は楽しめる
はじめて野球を観戦した人の多くが「野球をあんまり知らなくても観戦は楽しかった」と言います。実際、とあるサイトが行った女性向けのアンケート調査でも「野球観戦に事前学習は必要だと感じましたか?」の問いに、6割以上の方が「いいえ」と答えていました。
野球場という広々とした空間そのものが楽しいですし、開放的な雰囲気のおかげで、食べ物も飲み物も普段より美味しく感じられます。空中に飛ぶ白いボールの軌道は美しく、カーンという打撃音やそれと同時にワッと湧き上がる歓声は心が浮き立つものです。
「野球について調べとかないと楽しくないんじゃないか」と、難しく考える必要はありません。気楽に出かけていっても大丈夫です。
もちろん、どうやったら点が入るのか、攻守はどのタイミングで交代するのか、といった野球の基礎を少し知っておくと、周囲と意志の疎通がしやすくなりよりいっそう楽しくなります。野球に詳しい同行者がいるなら、積極的に質問しながら観戦するといいでしょう。
飲食物の持ち込みを禁止している球場が多い
まず、全ての球場でビン、カン持ち込みは禁止と考えておきましょう。ペットボトルもほとんどの球場で禁止されています。どうしても飲み物を持ち込みたいときは、紙パックやハンディパックで持ち込むしかありません。
食べ物は包装が多彩なぶんチェックが難しく、持ち込んでも咎められずにすむことも多いのですが、球場によっては厳しく調べられて持ち込みを断られることがあります。とくに東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠である「楽天生命パーク宮城」は、チェックが厳しいことで有名です。
多くの球場が飲食物の持ち込みに厳しいのは、食中毒などの事故が起きるのを防ぐためもありますが、球場での飲食物の販売が重要な収入源だからです。飲食物はできるかぎり球場内で調達するようにしましょう。それがチームの助けになります。また、各球場にはそれぞれご自慢のグルメがあり、それを食べるのも野球観戦の醍醐味のひとつです。
小銭を準備しておくと便利
球場内で売っているグッズや飲食物は多くが数百円です。そして数万人の観客がいるので、お店はどこもかなり混雑します。
できれば、高額のお札は崩して千円札と硬貨にしておきましょう。お店への気遣いでもありますし、スムーズに買い物ができれば自分も気分がいいものです。とくに500円硬貨を多めに用意しておくとなにかと重宝します。
なお、紙幣も硬貨も使えない球場が現在1箇所だけあります。仙台の「楽天生命パーク宮城」です。2019年から、この球場内は全てキャッシュレス販売になりました。クレジットカードか、楽天が発行するプリペイドカードがないと買い物ができないので、楽天生命パーク宮城に行く前にはゴールデンイーグルス公式サイト内の案内を読んで準備しましょう。
応援グッズが1つあると気分が盛り上がる
野球を見るとき、何も持っていないのもさびしいものです。球場のそばや球場内のショップでグッズをひとつ買って身につけておくと、周囲と一体化できて気分も盛り上がります。
おすすめは手に持って振ることができるグッズです。メガホンやミニバット、うちわといったグッズは比較的安価なうえ、振ったり叩いてリズムを取ったりできるので応援にぴったりです。
プロ野球観戦はライブ中継で楽しむスタイルも
プロ野球は生で観戦してこその醍醐味もありますが、雨天や自身の都合により、いつでも好きなときに観れるとは限りません。
スポーツ中継の配信に特化した「DAZN」や「スカパー!」などの配信サービスでは、月数百円~3,000円ほどでスマホやテレビの大画面でいつでも試合中継が視聴できます。
野球をさらに楽しみたい方は、「今日のプロ野球中継が視聴できるネット配信サービス12社を比較!無料視聴方法もご紹介」の記事をご覧ください。 直近の試合日程や無料でライブ中継の配信を楽しむ方法なども解説しています。
野球観戦におすすめのコーデ
野球を見るときにどんな服装をすればいいのでしょうか。注意点をまとめてみます。
動きやすいカジュアルな服装が基本
球場の観客席のスタンドは、球場や席にもよりますが、かなり傾斜が強いのが普通で、階段を何度も上り下りすることになります。スタンド以外にも狭い通路やちょっとした階段は多いので、動きづらい格好で行くと苦労することになります。
歩幅が確保しづらいタイトスカートや、足を踏み外しやすいヒールの高い靴はなるべく避けましょう。ボトムはパンツとスニーカーでまとめるのがベストです。
そうは言っても会社帰りに行くからどうしようもない、という人もいるかもしれません。しかし、楽しむために行ったのに怪我をしてしまったら台無しです。せめて靴だけは動きやすいものを用意して履き替えていくのがおすすめです。
野球観戦は洗いやすい素材が安心
観客席にはテーブルなどありませんから、飲食物をこぼしたりする危険性はついてまわります。自分は気をつけていても、周囲のお客さんがこぼしてしまうこともあるかもしれません。
野球観戦のときの服は、汚しても取り返しのつくものがおすすめです。自分で洗えて洗えば汚れが落ちるような服を着ていくのがいいでしょう。
小さめバッグがおすすめ
球場は限られたスペースに数万人の観客を収容するため、観客席はたいてい狭めです。手荷物は席に座っているときには足元の椅子の下のスペースに置いておくことになりますが、このスペースはけっして大きくありません。
大きなバッグを持っていると扱いに非常に困ります。なるべく小さなバッグにしましょう。
また、席を立つときは盗難を防ぐため手荷物は持って歩くことになります。このときなるべく両手を開けておけるように、できれば背中や肩に担げるタイプのものがベストです。飲み物や食べ物を持って移動するケースが多いからです。
服と同様に、バッグも汚れても取り返しがつくものがいいでしょう。また、席の下の床はたいていコンクリートなので、傷がつきやすい素材は避けたほうが無難です。
帽子はコンパクトなキャップがおすすめ
屋外球場に昼間に観戦に行くなら、帽子は絶対にかぶりましょう。日差しをさえぎるものが何もなく、応援中は移動もしないので、熱中症になる可能性があります。
帽子はなんでもいいのですが、やはりおすすめはキャップです。小さく畳めるのでバッグに入れても邪魔にならず、かぶっているときも周囲につばが当たることがありません。なによりスポーティーで球場に合っています。応援したいチームのキャップを買ってかぶれば、あなたももう立派な野球ファンです。
野球観戦を快適にする便利な持ち物
野球観戦時に持っていると助かるアイテムを紹介していきます。観戦をより楽しめるように、野球観戦の持ち物を確認してみてくださいね。
携帯ラジオ
球場で見ると、プレイ中の選手との距離はかなり遠めに感じられるものです。細かい表情などは見えませんし、バックネット裏で見ていないかぎりストライクかボールかもわかりません。
それでも十分に観戦は楽しいのですが、追加情報を得る手段を用意していると、さらに楽しくなります。それは携帯ラジオです。ラジオで野球中継を聞きながら観戦するのは非常に面白いので、ひとつ持っていってはどうでしょうか。とくに野球に詳しくない初観戦の人にとっては、実況や解説が伝えてくれる選手情報は大きな手助けになるでしょう。
イヤホンで聞くのが一般的ですが、なかでも耳をふさがずに球場の音とラジオが同時に聴ける、オープンイヤー型のものがおすすめです。
双眼鏡
双眼鏡は球場で非常に有用なグッズです。前述のように選手の姿は小さめにしか見えないので、双眼鏡で拡大できればより面白く見ることができます。
現在の双眼鏡は高級品でなければかなり安く買えますし、安いものでも十分な性能があります。量販店かどこかであらかじめ買っておくといいでしょう。
なお、双眼鏡を向ける先は、ホームベースのあたりかマウンド上の投手が最優先候補となりますが、お気に入りの選手をじっと観察したりするのも楽しいものです。細かい動きや表情がよく見えます。ベンチの様子を観察するのもおすすめで、テレビには映らないリアルな選手たちの仕草や感情表現が見られます。
タオル
昼間に野球観戦するなら、タオルは絶対に必要といっていいグッズです。晴天の下で観戦するとものすごい量の汗をかきますし、曇り空でも周囲にぎっしり人がいるのでかなり暑く、どうしても汗は出ます。かぶったり巻いたりすれば日よけや熱気よけにもなるので、忘れずに持っていきましょう。
涼しい夜の観戦でもタオルは持っておきたいグッズです。寒いときには風を防ぐのに役立ちますし、顔を洗いたいとき、飲み物をこぼしたりしたとき、とタオルが欲しいシチュエーションは数え切れません。もし持ち物に余裕があるなら、大きめのものと小ぶりのもの、2枚持っていけば完璧です。
ポンチョやレインコート
球場内で雨に降られるのはなかなかやっかいです。風をさえぎるものがないので斜めに降ってくることが多く、パラパラ降りでも帽子だけでは防げないことが多いからです。
屋外球場で雨の確率が多めに出ているときは、忘れずに雨具を持っていきましょう。降水確率が0%でないなら持っていってもいいぐらいです。
おすすめの雨具は、ポンチョやレインコートなどの着られる雨具です。観客席で傘をさすのはできるかぎり避けましょう。周囲の人の視界をふさぐからです。みんな野球を見に来ているので、視線をさえぎるような行為は大きな迷惑になります。
最近ではシンプルなポンチョやレインコートは100円ショップなどで安く買えます。あらかじめ買っておくといいでしょう。球場内でも売っていることが多いので、用意を忘れてきてしまったら中で買いましょう。
ウェットティッシュ
観戦中は素手で料理やお菓子を食べることが多いので、手が拭けるウェットティッシュも持っておきたいグッズです。手を洗いに行けばいいじゃないか、と思われる方も多いかもしれませんが、球場で試合中に席を立つのはなかなか大変です。同じ列の人たちに謝りながら前を通り抜けなくてはいけません。ウェットティッシュがあれば座ったまま手を清められます。
また、球場内が暑いときは、ウェットティッシュで顔や首筋を拭くことでクールダウンできます。これで一息つけて助かることも多いので、ぜひ1パック持っていきましょう。
ごみ袋は数枚持っていく
ビニール袋、なかでもごみ袋を数枚持っていくととても重宝します。紙コップや箸紙、フードの包装など、観戦中にはこまごましたゴミがたくさん出るからです。それらをさっとまとめておけると、試合が終わって外に出る途中で捨てることができます。
ごみ袋は足元などに敷く使い方でも有用です。観客席の下はたいていコンクリートで、あまりきれいとはいえません。高めのバッグなどを置くとき、シートとしてごみ袋を敷けば汚れから守ってくれます。また、近くの誰かが飲み物をこぼして床が濡れることもよくありますが、そういうときにも大切な手荷物を守ってくれるでしょう。
試合の時間帯によってはサングラスが必需品
屋外で日があるうちに試合を見るなら、サングラスを持っていきましょう。観客席の向きや時間帯によっては不要なこともありますが、一度日差しが直接目に入るポジションに来てしまうと、サングラスなしに試合を追うのは困難になります。
ただし、注意したいのがサングラス焼けです。日焼け止めを塗らず顔に日差しを浴びながらサングラスをかけていると、跡がついてしまうことがあります。サングラスをかけるかけないに関係なく、屋外で昼間の試合ならば日焼け止めは塗っていきましょう。
野球観戦で使う双眼鏡はレンタルがおすすめ!
選手の姿やプレーがよく見える双眼鏡があると、野球観戦をより一層楽しめます。
しかし、高機能な双眼鏡をいきなり購入するのは、ためらってしまう人も多いでしょう。そのような場合には「モノカリ」や「kikito」のようなレンタルサービス会社を利用してみてはいかがでしょうか?
様々な機種から状況に合ったものを選べて、一度試して気に入ったらそのまま買い取れるサービス会社もあります。双眼鏡を使ってみたいという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
野球観戦は万全に準備してたっぷり楽しもう
野球観戦に行くための準備は、野外イベントやコンサートに行くときの準備とよく似ています。日差しや雨を防ぐもの、身体や手足を拭くもの、ごみを捨てるためのもの、扱いやすい小銭、そして動きやすい服装、みな野外でなにかするときには共通といえる準備です。
それに加えて、双眼鏡やラジオといった、情報を補完したり楽しみを増やしてくれたりするものを用意しておけば万全です。どれも比較的簡単に安く手に入るものなので、ぜひ準備をしたうえで野球観戦をより楽しんでください。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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