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大会の種類ごとのトライアスロンの距離や大会の種類を紹介
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トライアスロンについて、水泳(スイム)、マラソン(ラン)、自転車(バイク)があることだけを知り、それぞれどれぐらいの距離を走るのか、知らないという人も少なくありません。
この記事ではトライアスロンの種類別の距離について詳しく紹介します。
具体的には4種類のトライアスロンの距離、トライアスロンの距離に慣れるトレーニング方法、トライアスロンの完走に必要なものなどを取り上げます。トライアスロンに挑戦する前に正確な距離を知りたい人や、トライアスロンをこれから始めようと思っている人は、参考にしてください。
スタンダードな4種類のトライアスロンの距離
スタンダードなトライアスロンには、4種類あります。
- 51.5kmを走破するオリンピックディスタンス
- 大会によって距離が変わるミドルディスタンス
- スイムから曲者のロングディスタンス
- 世界が舞台のアイアンマンディスタンス
それぞれの距離について詳しく見ていきましょう。
51.5kmを走破するオリンピックディスタンス
トライアスロンの中で最も有名なのは、オリンピックディスタンスです。
オリンピックディスタンスは、ショートディスタンス、スタンダードディスタンスと呼ばれることもあり、はじめてトライアスロンに挑戦する人にもおすすめです。スイム、バイク、ランの距離は、次の通りです。
- スイム:1.5km
- バイク:40km
- ラン:10km
完走タイムの目安は2~4時間です。日本国内の有名な大会は、石垣島トライアスロン大会、横浜国際トライアスロン、東京都トライアスロン渡良瀬大会です。
大会によって距離が変わるミドルディスタンス
ミドルディスタンスは、大会によってある程度距離が変わりますが、国際トライアスロン連合の規格では、次の通りです。
- スイム:2.5km
- バイク:80km
- ラン:20km
このように中間くらいの距離になりますので、「ミドル」といわれています。オリンピックディスタンスに慣れた人に向いているトライアスロンでもあります。
いぜな88トライアスロン、長良川ミドルトライスアロン、トライアスロン珠洲大会といった国内大会は有名です。
スイムから曲者のロングディスタンス
ロングディスタンスは文字通り、非常に距離が長いです。スタートは朝、ゴールは夜になることも珍しくありません。距離は次の通りです。
- スイム:4km
- バイク:120km
- ラン:30km
しっかりと準備しておかないと、スイムでアクシデントが起きたり、ケガをしてしまったり、完走することが難しいです。苦手な種目がある人にも向かないでしょう。
有名な国内大会は、五島長崎国際トライアスロン大会、佐渡国際トライアスロン、全日本トライアスロン宮古島大会です。
世界が舞台のアイアンマンディスタンス
最も過酷なトライアスロンと言われているのは、アイアンマンディスタンスです。距離は次の通りです。
- スイム:3.8km
- バイク:180km
- ラン:42.195km
アイアンマンレースの制限時間17時間以内に完走すれば、アイアンマンの称号を受けられます。アイアンマン世界選手権大会も開催しており、場所はハワイで、予選会で上位に選ばれなければ、参加できません。
その他の特殊な距離のトライアスロン4種
特殊な距離のトライアスロンもあります。それは、次の4つです。
- 短距離勝負のスーパースプリント
- オリンピックの半分のスプリントディスタンス
- 限界を目指す前のアイアンマン 70.3
- 国際規格以外のトライアスロン101
それぞれの特徴などを解説していきましょう。
短距離勝負のスーパースプリント
トライアスロンのスタンダードな種類は、長距離ですが、短距離勝負の大会も開催されています。2019スーパースプリント九州選手権大会は、スイム350m、バイク9.4km、ラン2.0kmと短い距離で行われます。
「長距離は不安」、「はじめてトライアスロンに挑戦する」という人は、この大会のような短距離勝負を選ぶようにしましょう。
日本ではスーパースプリント九州選手権大会などが開催されているので、少しでも気になった方はチェックしてみてください。
オリンピックの半分のスプリントディスタンス
スプリントディスタンスは、オリンピックディスタンスの半分の距離で行われるトライアスロンです。つまり、スイム750m、バイク20km、ラン5kmという距離の大会です。
国際トライアスロン連合の規格では、前述以下の距離のレースは、すべてスプリントディスタンスと呼ばれ、緩めなルールで、参加費も安い傾向にあります。ローカル色が強いケースもあるでしょう。
限界を目指す前のアイアンマン 70.3
「アイアンマン 70.3」は、スイム1.9km、バイク90.1km、ラン21.1kmという長距離のトライアスロンですが、アイアンマンディスタンスの半分の距離です。
海外では、オーストラリア、アメリカ、南アフリカ、ニュージーランド、ブラジル、フランス、カナダなどで開催されます。日本では、毎年愛知県で行われている「アイアンマン70.3セントレア・ジャパン」に参加可能です。
国際規格以外のトライアスロン101
「トライアスロン101」は、スイム3km、バイク130km、ラン30kmのトライアスロンです。長距離のため、初心者では完走できません。
また国際トライアスロン連合が定めたものではありませんが、101マイル程度の距離のこのトライアスロンは、アイアンマンディスタンスという過酷なレースの通過点として捉えられています。
トライアスロンの距離に慣れるトレーニング方法
トライアスロンの距離に慣れるためには、トレーニングが必要です。自分の苦手なところを潰していき、モチベーション維持のために出場大会を決めましょう。トライアスロンの距離に慣れるトレーニング方法を詳しく紹介します。
大会に出場するまでの目安
完走するためのトライアスロンのトレーニング期間は、3~6カ月を目安にしましょう。日々の練習のスケジュールは、次の通りです。
- スイム:週2回以上
- バイク:週1回以上
- ラン:週3回以上
スイム、ランに関しては経験がないという人はほとんどいませんが、ロードバイクは乗り慣れないと、股関節に痛みが出るので注意が必要です。
トレーニングで苦手を潰していく
トライアスロンを完走するためには、いきなりプロレベルを目指す必要はありません。しかし全種目をやり通せるだけの実力は求められます。そのため苦手なものから鍛えていき、徐々に完走できる実力を身に付けていきましょう。
スイムの練習は楽に泳げることを目指し、少しずつ距離を伸ばしていきます。スイムが得意でない人は、練習の最初の段階で、しっかりとフォームを固めていきましょう。
バイクは、ポジションとぺダリングを練習します。最終的には、ロングライドに慣れ、楽しみながら走れるようになりましょう。
ランの練習も、他の練習と同様に少しずつ距離を伸ばし、大会で完走できるほどの持久力を身に付けていきます。コツコツとトレーニングすれば、苦手な種目を克服できます。
モチベーション維持のため出場大会を決める
トライアスロンの練習は、決して楽ではありません。時には、メンタル的に限界に達してしまうケースもあります。そのためモチベーション維持のために出場したい大会を決定し、その大会の距離に合わせて練習しましょう。
トライアスロンの大会は日本全国で開催されているため、見つけやすいです。また有名な大会であれば、毎年開催時期に変更はありません。
大会によっては、エントリーの締め切りが早い場合もありますので、余裕をもって数カ月前からチェックしておきましょう。
トライアスロンの完走に必要なもの
トライアスロンの完走に必要なものは、スイム、バイク、ランによって異なります。装備を揃えるだけでなく、体調を整えておくことも、重要です。
トライアスロンに出場するための装備
トライアスロンに出場するための装備は、種目によって違います。詳細は次の通りです。
トライアスロンの種目 | 準備するもの |
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スイム |
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バイク |
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ラン |
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その他 |
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スイムにおいて、ウェットスーツとゴーグルは必須であり、バイクの種類は、ロードバイクやタイムトライアルバイクがおすすめです。
トータルでかかる費用は、スイム5万円、バイク15万〜30万円、ラン1万円、その他2万円程度です。大会前に慌てて用意するのではなく、余裕をもって準備しておきましょう。
実力を発揮するために体調管理
トライアスロンは、呼吸器や循環器系への負担が大きく、体の調子を壊しがちなものです。そのため、トレーニングするだけでなく、体調管理も意識しておきましょう。
極度に疲労を感じた際は、休むことも重要です。練習のし過ぎは体に悪影響のため、休息するスケジュールも考えておきましょう。
経験者であっても体調不良になりやすいため、初心者であれば、なおさら日常の体調管理に気を使いましょう。大会前日はアルコールを控え、消化の良い食事がおすすめです。
完走できる距離からトライアスロンに挑戦
トライアスロンの距離は、大会によって全く異なります。最も過酷なトライアスロンと言われているアイアンマンディスタンスは、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmと長距離です。短い距離の大会は、スイム750m、バイク20km、ラン5kmで参加しやすいでしょう。
トライアスロンのトレーニング期間は、3~6カ月を目安にし、苦手なものから鍛えていき、徐々に完走できる実力を身に付けていきます。トライアスロンに出場するための装備は、種目によって違い、実力を発揮するために体調管理も意識しておきましょう。
基本的にトライアスロンは過酷であり、事前にトレーニングしておかなければ完走は不可能です。モチベーション維持のために、完走できる距離の出場大会を決めて日々練習し、完走した時の大きなやり甲斐や喜びを味わいませんか。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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