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自宅でも楽しめる!陶器の作り方を紹介
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陶器というと、陶芸教室などに足を運んで作るイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、今は家でも楽しむことができるんです。
家で陶器作りを楽しむための様々な商品も販売されています。そういったアイテムを使用すれば簡単に制作も可能で、注目の集まってきている趣味といえるでしょう。
そこで本記事では自宅での陶器の作り方をピックアップしました。 そもそも家で陶器を作るためには、どのようなアイテムが必要なのでしょうか?
また通常の陶器の作り方と何が違うのか? さらにどんなアイテムが作れるのか、その作り方についてもご紹介していきます。
自宅でできるからと侮るべからず!普段使いできる食器も制作可能で、非常に質も高いんです。 ご自宅で使うアイテムをご自身で制作するもよし、お子様と一緒に楽しんでみるのもよし、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
目次
家でも作れる!家での陶器の作り方
最初にもお伝えしましたが、最近では陶芸教室など環境が整った場所でなくても、陶器作りを楽しむことができるようになってきているんです。
通常の陶土で陶器を作ることは難しいですが、専用のオーブン陶土という商品も販売されており、それを使えば自宅でも陶器が作れます。
ここからは、オーブン陶土とはどのようなものか、またオーブン陶土を使った陶器の使い方について見ていきましょう。
オーブン陶土とは?
先ほどご紹介したオーブン陶土について、まずは詳しくみていきましょう。
通常であれば土を練り、形を成形後に乾燥させます。その後、素焼きや本焼きという「焼く工程」を踏むのですが、だいたい素焼きは750~780℃、本焼きは1200~1300℃という高温で加熱するそうです。
しかし、オーブン陶土を使用して陶器を作成した場合、この「焼く工程」が家庭のオーブンでも可能になるんです。 本来、素焼きなどの焼く工程を踏む目的として、割れにくくしたり、吸水性を高めたりするといった効果を得るということもあります。
しかし、オーブン陶土であれば、180度以下の低温でもしっかりと陶器の強度を保つことが可能なんだそう。驚きですよね!
オーブン陶土は練らずに使用ができたり、焼く工程を踏んだ後にも形を整えることができたりと、簡単に作れるんです。 さらに、コート剤を使用することで、食器としても利用が可能になります。
自宅で陶器作りを楽しめる、注目のアイテムとなっています。
オーブン陶土での陶器の作り方
オーブン陶土での陶器の作り方についても、通常の陶器の作り方と比較しながら詳しく見ていきましょう。
- 土を練り成形する
- 半乾燥させる
- 仕上げ
- 完全に乾燥させる
- 素焼き
- 下絵付け
- 施釉
- 本焼き
- 上絵付け
~通常の陶器の作り方~
~オーブン陶土での陶器の作り方~
- 成形する
- 乾燥させる
- オーブンで焼成
- 完成後着色
上記が陶器作りの過程となりますが、通常のケースとオーブン陶土を使用したケースを比較して、異なる点についても見ていきましょう。 通常の陶器作りとオーブン陶土での陶器作りでは、大きく分けて3つの点が異なります。
1点目は土を練る必要があるかどうかという点です。 通常は練る必要がありますが、オーブン陶土の場合は粘土のようになっているため、練る工程が不要となります。
2点目は、焼く工程の回数と焼く温度の違いです。 素焼きと本焼きという過程がオーブン陶土では1回にまとめられており、なおかつ自宅のオーブンで、180度以下の低温でも焼くことができるというのが大きな特徴にもなっています。
3点目は、絵付けをする工程が焼く前にあるかどうかという点です。 通常の場合は本焼きの前に1度下絵付けを行いますが、オーブン陶土の場合は焼き上がった後、最後の工程として着色を行ないます。
オーブン陶土を使用することで、非常に簡単に陶器を作ることができるのがわかりますね。
実際にチャレンジ!陶器の様々なアイテムの作り方
ここからは陶器で様々なアイテムを作る際の作り方について、詳しくご説明していきます。 用意するものもご家庭にあるものが多く、作業手順も簡単なのでお子様でも楽しんで作成することができるアイテムとなっています。
陶器の作り方1 ブローチ
先ほど紹介した陶土を使用することで、自宅で陶器のブローチを作成することができるんです。 また石塑粘土などを使用しても、陶器のようなブローチを作成できるようですので、チェックしてるのもおすすめ。
必要なもの
- オーブン陶土
- 化粧土
- ニス
- アクリル絵具
- ブローチピン
- 強力接着剤
- クッキングシート
- 割り箸
- のし棒
- クッキングシートを敷き、その上に割った割り箸を置く。
- 陶土を割り箸の間に置き、さらに上からもう1枚クッキングシートを重ねる。
- のし棒を使い、陶土を均等の厚さに伸ばす。
- 陶土を好きな形に成形する。
- 化粧土をつける。(陶土の色合いを生かしたい場合は、この工程は不要)
- 160度に予熱したオーブンで焼く。(40?45分)
- 冷めた後、アクリル絵の具で絵付けをして、絵の具が乾くまで自然乾燥させる。
- 裏面に強力接着剤でブローチピンをつけたら、完成。
~作り方~
陶器の作り方2 箸置き
次は箸置きの作り方についてもご紹介していきます。 ちなみにミニチュアの陶器なども、好きな形に成形することで同様の手順で作成することができますよ。
必要なもの
- オーブン陶土
- いらない布
- 割り箸
- 爪楊枝
- はさみ
- のし棒
- クッキー型・スタンプ(型取りが必要な場合)
- コート剤
- 割った割り箸を布の上に置き、箸の間に粘土を置く。
- 布を粘土の上にもかぶせ、のし棒で割り箸の厚さに粘土を伸ばす。
- クッキー型などで粘土を抜く(または成形する)。
- 布の模様が気になる場合は消し、必要であればスタンプなどで模様をつける
- 乾燥させた後、180度に予熱したオーブンで焼く(約40分)。
- 着色する場合は、乾燥後にアクリル絵の具で着色。
- コート剤を塗れば完成。
~作り方~
陶器の作り方3 一輪挿し
最後の一輪挿しの作り方を見ていきましょう。 家でも簡単に、おしゃれな陶器を作ることができますよ!
必要なもの
- オーブン陶土
- ヤスリ
- 手回しろくろ
- 化粧土
- コート剤
- アクリル絵の具
- 手回しろくろの上でオーブン陶土を丸めて、底の部分を作成する。
- 丸く均一になるように、陶土でひもを5本作る。
- 底のふちに、ひも状の陶土を積んでいく。作りたい陶器の形に合わせて、積み方を変える。
- 内側、外側の順で、指で陶土同士をなじませる。
- 作りたい高さまで陶土を積んだら、口の部分を整える。
- 化粧土を塗り込む。
- 乾燥させる。
- ヤスリで削って形を整えたら、もう1度乾燥させる。
- 乾燥後、160?180度のオーブンで焼く(20?50分)。
- 冷めたらコート剤を内側に塗る。
- 乾いたら再び100?120度のオーブンで焼く(15?30分)。
- 必要であればアクリル絵の具で着色し、外側にもコート剤を塗る。
- 乾いたら完成。
~作り方~
自宅で陶器作りを簡単に楽しもう!
自宅でも楽しめる、陶器の作り方について見ていきました。 オーブン陶土といった商品が販売されており、そういったアイテムを使用することで、自宅のオーブンでも簡単に陶器が作れてしまうんです。
また、作るものにもよりますが、自宅にあるアイテムやすぐ手に入るアイテムだけで、陶器を作ることもできますし、挑戦するハードルが非常に低いのも嬉しいポイントといえるでしょう。
自分で作成しても強度があり、食器などとしても使用が可能ですし、十分に実用性の高いアイテムを作成することが可能。 また、自宅で簡単に作ることができるので、お子様と陶器製作するのもおすすめです。
ぜひ、ご自宅で陶器作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Natsumi /
ビギナーズ編集部 ライター
オールジャンルで活動しているWebライター。趣味は音楽と読書、お酒を飲むこと。パンクロックと、村上春樹と、ビールが好きです。ライターの傍、猫2匹と田舎暮らしを満喫中。