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将棋がうまくなるコツとは|対局後に上達する方法やアプリも紹介
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将棋はただやっているだけでは上達しません。初心者が上達するコツを知り、日々練習や勉強を積み重ねて腕を磨いていきましょう。
また将棋のスマホアプリを利用すれば、駒や台を用意しなくても、いつでも将棋の練習が可能です。将棋がうまくなるコツと併せて、この記事で詳しく紹介していきます。
目次
初心者が上達するコツ
将棋を上達させるためには、次の方法があります。
- 詰みの形を覚える
- 駒の価値の順番を覚える
- 得意な戦法を見つける
- 対局の流れを掴む
- 相手の指し手まで考えながら指す
- 囲いを作る
上達するコツはたくさんあるので参考にしてください。
詰みの形を覚える
相手の王将が逃げられなくなる「詰み」の形を覚えることで、将棋の腕前を上達させることが可能です。
おすすめの詰みの形は頭金です。頭金とは相手の王将の上に金を打つ手法です。この手を使うと、王将は上部に逃げられなくなります。また金だけではなく、成った状態の銀・桂・香・歩も使えます。
頭金によって上部への逃げ道をなくしたとしても、王将が下部に移動できれば、「詰み」となりません。頭金の前には逃げ道を封鎖する必要があるので、あらゆる駒を使って挟み撃ちするか、端に追い込むように仕向けてください。
また、頭金のために金を持ち駒に残すことをおすすめします。持ち駒であれば、どこにでも打てるため、「詰み」にもってこいです。
将棋の序盤や中盤は、さまざまな展開が考えられますが、終盤は、ある程度パターンが決まっています。そのため、詰みの形を覚えておけば、勝てるようになるでしょう。
駒の価値の順番を覚える
将棋の駒には、価値の順番があります。価値の高い順に駒を並べると、次のようになります。
- 王
- 飛車
- 角
- 金
- 銀
- 桂
- 香
- 歩
桂と香はほとんど同じ価値です。将棋で駒を取る際は、できるだけ価値の高い駒を狙いましょう。駒を交換をする場合も、自分が得するようにすれば後々勝敗に影響があります。
得意な戦法を見つける
将棋にはさまざまな戦法があります。詳細は、次の通りです。
将棋の戦法 | 内容 |
---|---|
棒銀 | 飛車を動かさず、飛車の先にある歩と銀で相手の角方面を崩す戦法 |
四間飛車 | 飛車を4筋に移動させて、その上に銀、その隣に角が並ぶ戦法 |
雀刺し | 駒を端に集めて、一気に攻める戦法 |
得意な戦法を見つけて、そしてそれを極めることで勝てる将棋を目指しましょう。
対局の流れを掴む
対局の流れを掴むことも、将棋が勝てるようになる秘訣です。序盤から中盤、終盤までの流れを解説していきましょう。
初手の指し方が大事
将棋は最初にどの駒を動かすのかで進み方が異なります。おすすめの初手の指し方は、主に次の2つです。
角道を開ける | 最初の段階で、桂馬と角は動かせないため、角の右上の歩を動かして、角を自由にさせる |
飛車先の歩を伸ばす | 飛車の前にある歩を前に進めて、飛車の動ける範囲を広げる |
角道を開けた相手に対して、飛車先の歩を伸ばすと上手に攻め込めます。
序盤は陣形を作っていく
将棋の序盤は相手の駒を取ることなく、自分の得意とする形を作っていく流れにしましょう。
駒の中でさまざま動きができる飛車や角を働かせ、これらが成るように打っていきます。中盤以降になって有利に対局を進められるように陣形を作っていきましょう。
先手を打って攻撃をする
相手が囲いを作り終える前に攻撃を仕掛ければ、すぐに「詰み」の状態を作れるかもしれません。
5筋に飛車を振る「中飛車」という戦法であれば、真ん中から攻め込むため相手の5筋をこじ開けられます。5筋で王将を囲う人はあまりいないため、中飛車は効果的な戦法です。
自分のペースに引き込む
自分のやりやすい戦法に相手を引きずり込めば、勝ちに持っていける確率が高まります。
将棋には運の要素がなく、戦略によって勝敗が決定されます。自分の得意としている戦法に持っていくことで、相手の動きもわかりやすくなり、ゆくゆくは「詰み」の状態になるでしょう。
中盤は相手の駒を取る
中盤はプロであっても考え込む局面です。序盤とは異なり、相手の駒をとりながら、攻防することが中盤の醍醐味です。
欲しい駒をとったり、価値の高い駒と低い駒を交換したり、どんな手順であれば勝てるのか、しっかりと考えながらゲームを進めていきましょう。一手間違えてしまうだけでも、敗北につながるのが将棋の世界です。
終盤は相手の囲いを崩すことを目指す
終盤は自分で作った囲いを固めるだけではなく、相手の囲いを崩し、詰みに持っていきます。
この段階でわざわざ価値の高い駒を狙いに行ったり、無駄に囲いを強化したりする必要はありません。相手の王将を露出させるように、頭金などの戦法を使って、攻め込みましょう。
相手の指し手まで考えながら指す
将棋をしているときは自分の手だけではなく、相手がどんな手を使ってくるのか考える必要があります。はじめのうちは、3手先を読むよう意識しましょう。
相手が次にどう指すのかを、プロの棋士たちも常に練習しています。対局中に相手側に回って、攻め手を考える棋士もいるほど、相手の指し手側に立つことは、勝利に直結するものです。
囲いを作る
将棋で勝つために攻め込むことは大切ですが、同時に守備も非常に重要です。初心者でもやりやすい基本的な囲いは次の通りです。
美濃囲い |
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---|---|
矢倉囲い |
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囲いには他に、高美濃囲いや居飛車穴熊囲いなど、さまざまな種類があるので状況に合わせて使い分けましょう。
上達したいなら対局後にすることがある
詰みの形や戦法を覚えるだけではなく、対極した後に感想戦を行うことで、自分の弱点を見つけられ、レベルアップにつながります。
また将棋の本や将棋の格言から学べることもあるので、積極的に情報を収集することも、達への近道です。
終了後感想戦を行う
感想戦とは、対局後に勝敗の原因を振り返る行為のことです。
プロも対極後に感想戦を行い、自身の弱点を見つけ、レベルアップを図ります。基本的には、勝った方の手を振り返るのではなく、負けた方の敗因となる手を検討するものです。対戦相手とともに、その場で感想戦を行います。
対戦相手のいない状態で感想戦を行う際は、負けた原因だけではなく、自分が時間をかけた手や知らない手に遭遇した局面もチェックしておきましょう。答えが出ないときは、自分よりも将棋の上手な人に相談してみてください。
本を読んで勉強する
将棋を上達させるためには、本を読んで勉強することをおすすめします。
ただし、最初から上級者レベルの本を読んでも意味がありません。特に初心者であれば、知識だけではなく、経験値も浅いため、本の内容を理解できず、勉強の時間が無駄になってしまうでしょう。
一気にレベルアップすることは不可能ですので、初心者は入門書から目を通してください。何度も入門書を読み、対局を繰り返していくうちに、将棋が上手になります。入門書の内容をマスターしたら、次のレベルの本を購入し、レベルアップを図りましょう。
将棋の本は、プロ棋士による解説本や、詰将棋、戦法を学べる書籍など、さまざまあります。
将棋の格言から学べることもある
将棋の格言から、先人たちが培ってきた経験を学ぶことも可能です。さまざまな格言がありますので、一部を紹介していきましょう。
将棋の格言 | 意味 |
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居玉は避けよ |
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受けは金、攻めは銀 |
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大駒は離して打て |
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銀は千鳥に使え |
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ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる |
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歩のない将棋は負け将棋 |
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と金は金と同じで金以上 |
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3桂あって詰まぬことなし |
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王の早逃げ八手の得 |
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香は下段から打て |
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終盤は駒の損得より速度 |
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対局に活かせる格言だけではなく、ユニークな格言もたくさんあります。こうした短いフレーズであれば、覚えやすく、実践でも役立てられるでしょう。
スマホアプリで練習・研究をしよう
将棋を練習するために、おすすめのスマホアプリがあります。
- 将棋倶楽部24
- 将棋連盟ライブ中継アプリ
それぞれの特徴や価格などを見ていきましょう。
将棋倶楽部24
日本将棋連盟公式による「将棋倶楽部24」は、プロ棋士も愛用しているスマホアプリです。
会員数は24万人を超え、さまざまな人とオンライン対局できるサービスです。対局は秒読み付きで、チャット機能があるからこそ感想戦も可能です。
自分でプレイするだけではなく、他の人の将棋対局を観戦できたり、棋譜を保存できたり、最高段級位になれば、免状・認定状ももらえます。
将棋コラムや一日一題詰将棋、将棋界ニュースなどのコンテンツがあることも特徴です。
また、会員になれば、レーティング対局を無制限でできたり、自動再ログインできたり、さまざまな特典を受けられます。
価格 |
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Android |
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iOS |
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将棋連盟ライブ中継アプリ
「将棋連盟ライブ中継アプリ」は、人気棋士の対局をリアルタイムで観戦できるサービスです。
プロのテクニックを見て、戦法を研究しましょう。中継している対局は、8大タイトル戦だけではなく、将棋タイトル戦以外の予選から決勝まで、さらに女流棋戦も含まれます。
過去の棋譜を検索できたり、将棋界ニュースも読めたり、ライブ中継以外のコンテンツも充実しています。また、データ通信量が少ないため、外出先でも将棋の中継を思う存分楽しめるでしょう。
画面には、プロ棋士のコメントなどが表示され、駒を動かせる指し継ぎ機能もあります。
価格 |
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Android |
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iOS |
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将棋を上達したいなら自分に合った戦法を覚えよう
詰みの形や駒の価値の順番を覚えたり、得意な戦法を見つけたりすれば、将棋の上達につながります。また、序盤から終盤までの流れも把握しておきましょう。
初手の指し方や自分のペースに引き込むこと、終盤になったら相手の囲いを崩すことなどは、勝つための将棋にとって、非常に重要です。
対局後、負けた要因を探る感想戦を行うことで、自分のミスを反省しレベルアップにつながります。
感想戦をするだけではなく日頃から将棋に関連する書籍を読んだり、「ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる」といった先人たちの格言をインプットしたり、情報を収集しておきましょう。
もっとも手軽に将棋を練習・研究する方法はアプリを利用することです。アプリによってはオンライン対局できたり、棋譜を読めたり、プロの対局の中継を観戦することができます。
将棋の腕を上達させたい人は自分に合った戦法を探し、日々トレーニングしておきましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。