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【2025最新】面白い邦画おすすめ25選!絶対見るべき傑作映画まとめ

※当記事はアフィリエイト広告を含みますが、情報の正確性・公平性には影響しません。
本記事では、2025年最新の面白いおすすめ邦画をジャンル別でピックアップしました。
絶対見るべき傑作映画ばかりなので、面白そうな邦画を探している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 本ページの配信情報は2025年3月時点のものです。
- 最新の配信状況(無料・見放題・レンタル等)は各サービスサイトにてご確認ください。
目次
【恋愛映画】胸キュンする邦画おすすめ3選
ここでは、胸キュン必至な恋愛系のおすすめ邦画を紹介します。
花束みたいな恋をした(2021年)
大学生の山音麦と八谷絹は、終電を逃したことで偶然出会う。映画に漫画、音楽など、好きなものが驚くほど一致する2人はすぐに意気投合し、恋に落ちる。
幸せな時間を共に過ごしながら同棲を始めるが、就職活動をきっかけに二人の関係に変化が訪れて…。
初となる菅田将暉×有村架純のダブル主演が演じる、リアルで切ないラブストーリー。運命的な出会いをした大学生男女の5年間が描かれた映画です。
恋愛の甘さだけでなく苦さも感じられる作品で、「どれだけ意気投合してもずっと一緒にいられるとは限らない」という現実が切なく表現されています。2人のさりげない仕草や表情の変化がリアルで、感情移入しやすいです!
それぞれの人生の選択を迫られる中でクライマックスを迎える恋の結末は、共感や寂しさなど、様々な感情に駆られます。
「好きなものが同じ=永遠の愛」ではないという、リアリティ溢れる恋愛模様を描いた傑作。恋愛経験のある人なら誰でも共感できる、胸に刺さる一本です。
余命10年(2022年)
20歳の高林茉莉は不治の病を患い、余命10年と宣告される。生きることに執着しないよう恋愛をしないと決めたものの、同窓会で再会した真部和人と惹かれ合い、急接近する。
病を隠しながら楽しい日々を重ねた茉莉は、思い出が増えるほど刻一刻と迫る死が怖くなり…。
小松菜奈×坂口健太郎のダブル主演が送る、10年間の切ない日常を描いたラブストーリー映画です。主題歌を飾ったRADWIMPSの音楽も相まって、泣ける恋愛映画としてティーン層を中心に反響が広がりました。
「限りある命をどう生きるか」を問いかける感動的なストーリーで、余命を知りながらも精一杯生きる茉莉と支える和人の姿に心が揺さぶられます。2人が迎えるクライマックスは、涙なしでは見られません。
本作を見たあとは、何気ない日常の大切さに気付かされるでしょう。切なさと愛しさが詰まった、涙腺崩壊必至の感動作です。
君の膵臓をたべたい(2017年)
内気な高校生「僕」は、偶然、クラスの人気者・山内桜良の「共病文庫」という日記を見つける。本には、彼女が膵臓の病気を患い、余命わずかであることが記されていた。
秘密を知ってしまった僕は、桜良の“死ぬまでにやりたいこと”に付き合いながら、次第に彼女の明るさに影響を受けていくが…。
「キミスイ」の略称で話題となった、膵臓の病気を患った少女と内向的な少年の恋愛模様も描いた本作。原作は小説で、映画だけでなくアニメとしても映像化されている人気作です。
天真爛漫な桜良と無口で内向的な「僕」の対比が絶妙で、自然に変化していく2人の関係性にときめきます。桜良に優しく接する「僕」の言動に、キュンとさせられちゃいます!
物語のクライマックスでは、予想を裏切る出来事が。「膵臓をたべたい」という不思議なタイトルに込められた本当の意味が明かされる瞬間、涙なしには見られない感動が待っています。
視聴後は、余韻を感じながらも深く考えさせられる良作。まだ見たことがない人は、ぜひチェックしてほしいです。
【アクション映画】戦闘シーンが派手な邦画おすすめ4選
ここでは、見応えのある激しい戦闘シーンが楽しめるアクション系のおすすめ邦画を紹介します。
るろうに剣心(2012年)
明治維新後、緋村剣心は殺さずの誓いを立て、流浪人として人助けのために全国を旅していた。
そんなある日、幕末の動乱期に伝説の剣士として恐れられていた「人斬り抜刀斎」を名乗る偽者が町を騒がせていた。しかし、剣心こそが人斬り抜刀斎本人で…。
逆刃刀を使って殺しを避けつつ人助けをする剣士の旅を描いた作品。全5作品でシリーズ化しており、本作は記念すべき第1本目です。
最大の魅力は、やはり佐藤健が魅せる圧巻のアクションシーン。スタントなしのワイヤーやCGに頼りすぎない超高速アクションで、流れるような剣技とスピード感あふれる殺陣がすごすぎて、開いた口が塞がりません。
アクションは原作の世界観を忠実に再現しつつ、ストーリーは壊さない程度に映画オリジナルの展開も加えているので、原作ファンでも新鮮な気持ちで物語を楽しめます。
身体能力を使ったアクション映画が好きなら、ぜひ本作をチェックしてみてくださいね!
ヘルドッグス(2022年)
とある事件をきっかけに、復讐に取り憑かれた警察官の兼高昭吾は、潜入捜査官として日本最大のヤクザ組織「東鞘会」に送り込まれる。
そこで予測不能なサイコパス・室岡秀喜と出会い、組織に溶け込むために室岡とバディを組む。仕事のために上層部へ食い込んでいく兼高だったが、次第に彼の中に眠っていた”本能”が目を覚ましていき…。
本作は、警察官とヤクザのコンビが組織内でのし上がっていく様子を描いたクライム・エンタテインメント映画です。
リアルな近接戦闘やガンアクションが満載で、まさにハリウッド級の迫力。岡田准一のキレのある格闘アクションを楽しめます。
裏社会の抗争をテーマにしたストーリー内容も面白く、誰が味方で誰が敵かわからない緊張感が続き、先の読めない展開に引き込まれます。そこに何をしでかすかわからない室岡の不気味さが、物語をよりスリルに。
容赦ない暴力描写とダークな雰囲気を感じられる、ヤクザ系の邦画アクション映画に仕上がっています。『孤狼の血』や『アウトレイジ』が好きな人には、特にたまらないでしょう!
アウトレイジ(2010年)
傘下の「池元組」と弱小ヤクザ「村瀬組」の接近を警戒した関東一円を仕切る巨大暴力団「山王会」の若頭・加藤は、組長の池元に村瀬組を締めるよう命じた。
やっかいな仕事だと判断した池元は、配下の大友組にそのまま仕事を丸投げ。組長の大友は、村瀬組を締め上げにかかるが…。
ヤクザ系の邦画と言えば、本作は外せません!金と権力のためにヤクザたちが抗争を繰り広げるバイオレンスアクション映画です。
本作は、とにかく暴力シーンの生々しさが特徴的。暴力の無慈悲さを冷徹に描かれており、北野武など俳優の演技も相まって、一度見たら忘れられないほどインパクトのある恐ろしさを感じます。
ストーリー自体はシンプルながらも、巧妙な裏切りによって、次々と予測できない展開にハラハラします。無音のシーンや緊張感あふれる場面が、映画全体に独特の緊迫感を生み出しています。
全3シリーズがあるので、ヤクザ映画が好きならぜひ手にとってみてくださいね。
永遠の0(2013年)
司法試験に落ち続ける青年・佐伯健太郎は、とあることをきっかけに血縁上の祖父・宮部久蔵が太平洋戦争末期に特攻隊員として命を落としたことを知り、彼の人生をたどり始めた。
しかし、当時の宮部を知る人物たちは「生への執着が人一倍強い臆病者」と言うばかりで…。
本作は、戦争時の特攻で死亡した祖父の人生を紐解いていくストーリーです。映画だけでなく、ドラマスペシャルとしても放送されました。
零戦の空中戦が迫力満点で描かれており、戦争の過酷さをリアルに体感できます。VFXを駆使した映像と岡田准一の演技も合わさって、興奮するアクションシーンに仕上がっています!
また、作品を通じて「命の大切さ」や「家族を想う気持ち」を教えてくれる点も魅力的です。真実が明らかになるラストシーンは、涙なしでは見られません。
戦闘機のアクションと感動を楽しめる良作。現代を生きる私たちに「命の意味」を問いかける、戦争を知らない世代にこそ見てほしい作品です。
【感動映画】涙がこぼれる邦画おすすめ3選
ここでは、涙腺崩壊する泣けるおすすめ邦画を紹介します。
ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年)
宮城県の小さな港町で育った五十嵐大は、耳がきこえない母の通訳を務める日常を過ごしていた。幼少期こそ楽しいと感じていた大だが、成長するにつれて周囲からの特別視に戸惑い、次第に反発心を抱くように。
20歳を迎えた大は、そして20歳となった大は、逃げるように東京へと上京し、新たな生活を始めるが…。
吉沢亮が演じる、耳のきこえない両親を持つ青年の感情を描いた感動作。母親役は実際に耳が聞こえない俳優をキャスティングしており、作品全体にリアリティと深みが増しています。
コーダとして生まれた大が成長するにつれて様々なことを理解し、葛藤する描写がとにかく丁寧で、心情に共感できます。泣けるシーンも多く、特に母親から電話がかかってくるシーンやクライマックスは涙腺崩壊必至です!
母親と子ども、どちらの気持ちも理解できるからこそ、どうしようもない複雑な感情が芽生えます。心に染みて温かい気持ちにしてくれる良作です。
いま、会いにゆきます(2004年)
妻の澪を亡くし、6歳の息子と2人暮らしをしている秋穂巧。澪は亡くなる前、「1年後の雨の季節に戻ってくる」と約束していた。
そして梅雨が訪れたある日、亡くなったはずの澪が2人の前に現れる。しかし、澪は記憶を失っていて…。
市川拓司のベストセラー小説が実写映画化!夫と息子、そして死んだ妻の3人で生活する6週間が描かれた、感動ファンタジー映画です。
「亡くなった妻が戻ってくる」というファンタジックな設定と、家族の絆や愛情が見事にマッチしており、日常的なストーリー内容ながらもどんどん引き込まれます。
物語の節々に泣けるシーンがあり、雨が降ると澪が戻ってくるロマンティックな設定も素敵です。特にラストシーンは感動必至で、澪が戻ってきた理由が明かされたとき、愛の強さに涙なしでは見られません。
別れの切なさと愛の温かさを感じられる名作。雨の日に観ると、より一層心に響く作品です。
世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)
松本朔太郎は婚約者の律子と結婚を控えていたが、突然彼女が失踪。行き先が、故郷の四国だと知り、朔太郎は彼女を追いかけるために帰郷。
彼女を探しに四国に行く道中で、朔太郎は不治の病に倒れた初恋の女性・アキとの思い出が甦ってくる。そして、記憶と向き合っているうちに、とある事実が浮かび上がり…。
青春の甘酸っぱさと切なさが詰まった、感動できる純愛物語。片山恭一原作のベストセラー小説が元となっています。
青春時代と現代の物語が交互に描かれており、2つの時間軸が見事に絡み合って朔太郎の喪失感と成長が上手に表現されています。亜紀が病に倒れる過程と、朔太郎のどうしようもない悲しみは、特に心が揺さぶられます。
また、死を使ったストーリー展開で、気持ちを伝えることの大切さが伝わってきます。本作を通じて、コミュニケーションが容易になった現代だからこそ、相手と面と向かって気持ちを使えることを大事にしたいと思えるようになりました!
初恋の美しさと喪失の切なさが心に響く、純愛映画の金字塔とも言える名作です。
【ホラー映画】恐怖で夜も眠れない邦画おすすめ3選
ここでは、ゾッとするような恐怖体験ができるホラー系のおすすめ邦画を紹介します。
リング(1998年)
ある日、「見た者は1週間後に死ぬ」という呪いのビデオを観た高校生4人が謎の死を遂げる。ジャーナリストの浅川玲子は、彼らの死因を追ううちにビデオテープの存在を知り、興味本位でテープを再生した。
再生すると奇妙で不気味な映像を目にし、その直後に「7日後に死ぬ」という不気味な電話を受けて…。
映画史に残る最恐のホラーアイコン・山村貞子が登場する、Jホラー映画の金字塔。貞子がテレビ画面から這い出てくるシーンが有名ですよね!
静寂や不気味な雰囲気を活かした演出が特徴的で、少しずつ恐怖が積み重なったあとにやってくる突然のジャンプスケアがトラウマ級の怖さ。白黒で奇妙な映像が流れる「呪いのビデオ」は、一度観たら忘れられないほどの不気味さを放っています。
また、貞子の悲しい過去が物語の根底にある点も秀逸です。ホラー映画でありながらも、怨念や悲劇的な運命が描かれた作品として深みがあります。
じわじわと迫る恐怖がたまらない、Jホラー映画を見るなら外せない傑作です。
黒い家(1999年)
生命保険会社に勤める若槻慎二は、顧客である菰田重徳から「息子が首を吊っている」との通報を受けた。現場へ駆けつけ、少年の遺体を目の当たりにした若槻は不審な点を感じる。
さらに調査を進めるうちに、菰田一家の過去や狂気じみた行動が浮かび上がってきて…。
生命保険を巡る様子が描かれた本作。心理的恐怖とサイコホラーの融合した一本で、霊的な怖さではなく、人間の狂気がもたらすリアルな恐怖を体験できます。
大竹しのぶの演技が圧巻で、無表情な中に潜む不気味さや突然豹変するシーンは最大の見どころです。クライマックスの恐怖演出は、一度見ると忘れられません。
また、普通の会社員が恐怖に巻き込まれていく、そんな日常の延長線上にある怖さがリアルです。「もし自分がこの状況に置かれたら…」と考えると、ゾッとします。
ほかのJホラーとは一線を画す、人間の怖さを徹底的に描いた傑作です。
呪怨(2003年)
訪問介護員の仁科理佳は、高齢女性・徳永幸枝のケアのために東京のとある一軒家を訪れた。しかし、理佳は家の中で異様な気配を感じ、そこから恐ろしい出来事が連鎖的に起こり始める。
一方、理佳の周囲の人々も次々と怪異に襲われて…。
ハリウッドまで虜にした、日本を代表するホラー映画。『呪怨』シリーズとして様々な作品が登場しており、本作は「布団の中=安全」という認識を根底から覆した話題作です。
シンプルながらもとにかく怖い、そんな強烈なホラー演出が特徴的な本作。不気味なうめき声を発したり電話やテレビを介しても呪いが襲ってきたりなど、逃げ場のないトラウマ級の恐怖に戦慄します。
また、綺麗すぎない映像も不気味さを高めています。じわじわと忍び寄る恐怖、そして静寂が続いたあとの突如として現れるジャンプスケアに何度も身体がビクビクしてしまうでしょう。
日本ホラーの歴史を変え、Jホラーを世界に知らしめた名作。じめじめとした怖さと驚かし系の恐怖の両方を味わえますよ!
【ミステリー/サスペンス映画】結末に驚く邦画おすすめ3選
ここでは、予想だにしない結末が面白いミステリー・サスペンス系のおすすめ邦画を紹介します。
正体(2024年)
ある日、日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者・鏑木慶一が脱走した。
彼を追う刑事の又貫征吾は、鏑木と出会った人に取り調べをするが、鏑木の人物像はそれぞれ異なっていて…。
殺人容疑者と逃亡犯を追う刑事の緊迫した追跡劇が描かれた、染井為人の同名小説を原作としたサスペンス映画です。
逃亡犯の視点で物語が進み、間一髪で逃走を繰り返す様子にハラハラします。逃亡中に5つの異なる人物になりすました鏑木慶一を演じた、横浜流星の演技力が光ります。
また、顔を変えながら逃亡する鏑木の目的があったり、逃亡先で様々な闇に触れたりなど、ストーリー展開も面白いです。逃亡する真相が明かされる、予想外なクライマックスには感動します!
逃亡劇のスリルと人間ドラマが融合した、強い印象を残す一本です。
キャラクター(2021年)
売れない漫画家の山城圭吾は、才能はあるものの「リアルな悪役」を描けないことに悩んでいた。そんなある日、偶然にも一家惨殺事件の現場を目撃し、犯人・両角と遭遇してしまう。
山城は警察に通報せず、体験をもとに新作漫画を描いたところ、大ヒットを記録。しかし、漫画の展開と現実の殺人事件がリンクし始めて…。
漫画×サスペンス×スリラーの要素を融合させた、他の映画では感じられない新感覚な一本。
「描いた漫画が現実の事件と一致していく」というストーリーが斬新で、先の読めない展開に引き込まれます。ハラハラする展開が多く、意外な結末で終えるクライマックスは必見です。
また、本作は配役がぴったりすぎました!特に、異常な殺人鬼を演じたFukaseがいい味を出しており、初演技と思わせない狂気じみた笑顔にゾクッとします。
視聴後は余韻に浸れるほど満足度の高い、「これぞサスペンスミステリー映画」と思わせてくれる傑作です。
ある男(2022年)
弁護士の城戸章良は、依頼人の谷口里枝から奇妙な身辺調査を受ける。彼女の夫・谷口大祐が事故で亡くなったあと、彼の身元が全くの別人であることが判明したという。
「私が愛した夫は、いったい誰だったのか?」真実を探るため、城戸は調査を進めるが…。
原作・平野啓一郎の世界観を忠実に映像化した、ミステリーとヒューマンドラマがうまく織り交ぜられた作品です。
初めて見たときは、衝撃的でした。「本当の自分とは?」という問いに対する本質を深く掘り下げており、人間のアイデンティティについて考えさせられます。
また、「亡くなった夫が全くの別人だった」というストーリー設定も面白く、「ある男」の正体や背景に隠された事実が明かされる展開にワクワクが止まりません。
ミステリー映画だけにとどまらない、人間ドラマや哲学的なテーマを内包した秀逸な映画です。
【人間ドラマ映画】邦画おすすめ3選
ここでは、人の恐ろしさや優しさを感じられるヒューマンドラマ系のおすすめ邦画を紹介します。
万引き家族(2018年)
東京の片隅で暮らす柴田治と信代は、息子の祥太、妹の亜紀、祖母の初枝とともに、貧しいながらも万引きや軽犯罪で生計を立てて慎ましくそんなある日、アパートの外で震えていた幼い少女・ゆりを家に迎え入れる。
そして年月が過ぎたとき、ある事件をキッカケに彼らの運命は大きく揺れ動き…。
社会の片隅で生きる人々の姿をリアルに描いた、家族とは何かを問う感動の名作。2018年のカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞し、世界的にも高く評価された作品です。
ドキュメンタリーのようなカメラワークが特徴的で、家族の絆や現実の厳しさを同じ目線で疑似体験できます。視聴後は、現代日本の格差や家族の在り方などを考えさせられます。
また、物語の節々で心が揺さぶるシーンが。特にクライマックスで明かされる事実、そして彼らがそれぞれ迎える結末は重く、見ていて切ないです。
ただ万引きで生活している家族を描いた作品ではない、記憶に残る一本。優しい人間ドラマを見たいなら、ぜひ本作を手にとってみてくださいね。
夜明けのすべて(2024年)
月に一度、PMS(月経前症候群)に悩まされる女性・藤沢美紗は、ある日同僚の男性・山添孝俊の行動で怒りを爆発させてしまう。そんな山添もまた、パニック障害を抱えていて、色々なことを諦めていた。
そんな2人は友人でも恋人でもない「同志」のような関係性を通じて、お互いを助け合えないかと考えるようになり…。
本作は、パニック障害を抱える男性と、PMS(月経前症候群)に悩まされる女性の関係性を描いた映画です。
むやみに恋愛へ持っていかず、あくまでもそれぞれの悩みを助け合える「同志」という独特の関係性を軸に発展させていく展開が高ポイント。妄想を駆り立てつつ、徐々に心の距離が縮まっていく2人の描写を楽しめます。
また、心の悩みや生きづらさなど、共感できる点が多いところも見どころです。抱えている悩みが自分だけじゃないとどこか安堵しつつ、もう少し多様性を持って他人に接したい気持ちがより芽生えてきます。
怪物(2023年)
ある地方都市で暮らすシングルマザーの早織は、息子・湊の様子がおかしいことに気づく。湊に問い詰めると、学校の教師・保利道敏からひどい仕打ちを受けたことを告白した。
憤慨した早織は学校に抗議するも、教師や校長の対応はどこか煮え切らない態度で…。
とある小学校で発生した事件を描いた衝撃的な一本。邦画史に残る最強のクリエイター陣が生み出した傑作です。
母親、教師、子どもたちという3つの視点から、1つの事件が構成されており、同じ事件でもそれぞれの目線だとまったく異なる一面が見えます。単純なストーリーだけでなく、「何が本当なのか?」を考えながら観る楽しさがありますね。
いじめに教育、家族、社会の偏見など、複雑に絡み合う問題を背景に“本物の怪物”を探し出す展開も面白いです。観る者の心を揺さぶり、視聴しながら「自分ならどうするか?」と考えさせる深い作品に仕上がっています。
【実写化映画】原作ファンも納得の邦画おすすめ3選
ここでは、原作ファンも納得したおすすめ実写化映画を紹介します。
テルマエ・ロマエ(2012年)
古代ローマの浴場設計技師ルシウス・モデストゥスは、新しい浴場のアイデアが浮かばず悩んでいた。そんなある日、浴場で溺れたルシウスは、なぜか現代日本の銭湯にタイムスリップ。
そこで日本の衝撃的な風呂文化と出会い、アイデアを古代ローマへ持ち込んでたちまち人気に。そしてルシウスはアイデアを求めて再び日本にタイムスリップするが、様々なトラブルに巻き込まれて…。
お風呂を通じてタイムスリップする設定がユニークな、日本の風呂文化をテーマにした異色のエンタメ作品です。主人公のルシウスを演じた阿部寛があまりにもハマり役すぎて、原作ファンの心を掴みました。
古代ローマと現代日本の文化のギャップが生み出すコメディ要素が、阿部寛の反応も相まってとにかく笑えます。特に、銭湯やウォシュレットに感動するシーンは爆笑必至です。
原作にはない映画だからこそできるスケール感とアレンジが加わっており、どんな人でも楽しめるような構成に仕上がっています。笑いと歴史、そして日本の風呂文化の奥深さを楽しめる、唯一無二のエンターテイメント作品です。
キングダム(2019年)
紀元前の中国・春秋戦国時代。奴隷だった信と漂は、「天下の大将軍」を目指して剣術の修行に励んでいた。そんなある日、漂が王宮に仕えることになり、信とは別々の道を歩むことに。
しかし、ほどなくして瀕死の状態の漂が信の元へ戻り、何者かに襲われたことを告げて息絶える。そして信は、漂が持っていた武器を抱えて、託された地図が示す場所へと走り出し…。
中国の戦国時代を舞台とした大人気作品『キングダム』。人気の強さゆえに実写化のハードルが高かった作品ですが、見事に成功を収めた数少ない映画の1つです。
迫力満点のアクションと、大規模な戦闘シーンが見どころの本作。信が戦場を駆け抜ける描写や、王宮奪還戦で魅せるリアルな剣戟は圧巻です。
楊端和や河了貂など、キャラクターの再現度も素晴らしく、特に王騎の圧倒的な存在感を体現していた大沢たかおには驚きました。壮大な場所でおこなわれた戦場シーンや宮殿のセットがリアルで、没入感も抜群です。
DEATH NOTE(2006年)
天才的な頭脳を持ち、順風満帆な生活を送っていた大学生・夜神月。そんなある日、月は名前を書かれた者は死ぬ「デスノート」を拾う。月はバカにしつつも半信半疑で試してみると、その力が本物であることを知った。
そして月は、自らが「新世界の神」となり、犯罪者を裁くことを決意して…。
漫画の実写化映画で大成功を収めた作品と言えば、2006年公開の『DEATH NOTE』でしょう。藤原竜也&松山ケンイチの配役がハマっており、原作ファンも納得の仕上がりになっていました!
本作の見どころは、月とLの互いに譲らない心理戦。デスノートという圧倒的な力を持つ月と、推理力で追い詰めるLの知能バトルは、何度見ても飽きません。果たしてどちらが勝つのか、衝撃のクライマックスをぜひその目で確かめてみてください。
倫理観や正義について考えさせられる、緊張感あふれるストーリーが面白い名作です。ちなみに、本作は二部作の前編であり、続編となる『DEATH NOTE the Last name』へと続きます。
【アニメ映画】絶対見てほしい邦画おすすめ3選
ここでは、2次元だからこそ描けるシーンを楽しめるおすすめアニメ映画を紹介します。
サマーウォーズ(2009年)
数学が得意な高校生・小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希が募集したアルバイトに立候補し、彼女の田舎の実家へ一緒に行くことに。バイトの内容は、婚約者のフリをすること。あまりにも突然の内容に、小磯は戸惑いながらも夏希の親戚たちと交流を深めていく。
その頃、世界中の人々が利用する仮想空間「OZ」で謎の人工知能プログラム「ラブマシーン」が暴走し始め、現実世界にも大混乱を引き起こし…。
何年経っても、何度見ても夏にもう一度見たくなる、細田守監督が生み出した傑作アニメ映画。
現代社会を先取りした仮想空間「OZ」の設定が面白く、当時こそ近未来的な話でしたが、SNSやオンラインサービスが発展した現代社会だと本当にあり得そうなリアリティを感じます。
また、家族みんながそれぞれの得意分野を駆使して危機を回避しようとするシーンが激熱。最終決戦の手に汗握る展開、そして「よろしくお願いしまぁぁぁす!!」の名シーンは必見です!
デジタル世界とアナログな家族の絆が交錯する、アツくて感動できるSFアニメ映画に仕上がっています。
聲の形(2016年)
小学生のころ、ガキ大将だった少年・石田将也は、聴覚障害を持つ転校生の西宮硝子と出会う。最初は好奇心から接していたが、徐々にヒートアップしていき、いじめが原因で硝子が転校したことを機に、将也が主犯として孤立した。
そして高校生となった石田は硝子に再会し、過去の過ちを償おうとするが…。
本作は、いじめた少年といじめを受けた少女の成長を描いたアニメ映画です。
いじめという重いテーマを扱っており、興味本位からいじめに発展するまでの過程とやり方、そこで生まれる人間関係や感情描写が非常にリアルで、感情が揺さぶられまくります。
さらに、そこからの成長と赦し、他者との関わり方を真摯に描かれたストーリー展開で、心に深く刺さります。過去の罪と向き合う将也、そして感動のクライマックスには、涙なしでは見られません。
老若男女問わずぜひ一度は見てほしい、アニメ映画界の芸術作品とも呼べる名作です。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年)
ある日、春日部に新しいテーマパーク「20世紀博」がオープンした。そこでは昭和の懐かしい文化や風景が再現され、大人たちは夢中になっていく。
しかし、次第に大人たちは現実の生活を忘れ、昔の時代に戻ろうとする異常な行動を取り始めて…。
国民的人気作品『クレヨンしんちゃん』の劇場版シリーズで、本作は9作目にあたります。ファンの中でも高い評価を受けている、シリーズ屈指の人気作です。
未来を守る、そして親を助けるために全力で頑張るしんのすけの姿が感動的。ほかにも泣けるシーンがあり、特にひろしの回想シーンやクライマックスは、大人になって見ると涙腺崩壊するはずです。
また、「過去にすがることの危険性」や「未来を受け入れる勇気」という、子ども向けの作品ながら深いメッセージが向けられています。現状維持ではなく、変わりゆく時代に適用する力が必要なのだと、本作を通じて痛感します。
大人が観ても泣ける名作として語り継がれる、人生観に影響を与える深いメッセージが込められた名作です!
まとめ
今回は、2025年最新の面白いおすすめ邦画をジャンル別で紹介しました。
どの作品も絶対見てほしい傑作映画ばかりなので、気になる邦画があればぜひ見てみてくださいね。動画配信サービスを使えば、様々な邦画を今すぐ視聴できます。
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ゆりかご /
ビギナーズ編集部 ライター
アニメ・漫画好きのフリーライター。 学生時代は軽音楽部に所属し、ドラムを中心にギターやベースを経験しました。 現在はインスタでファッション系インフルエンサーとして奮闘中。 色々なことに挑戦することが大好きです。