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バレーボールにはどんなポジションがある?役割についても解説

バレーボールには決められたポジションがあり、役割が異なります。違った役割があることで、チーム全体が連携を取りボールをつないで激しい攻防を繰り広げた試合ができます。初めてバレーをする方は、始める前にポジションや役割について知っておきましょう。
バレーボールにはどんなポジションがある?役割についても解説

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バレーボールは一人でできる球技ではなく、仲間たちと協力してプレイするスポーツです。さらに個々の技術も必要で、ポジションごとに役割が異なります。そのため、役割が違うからこそ連携したチームプレイができ、仲間たちとのコミュニケーションを大切にできる魅力的なスポーツです。

ここではこれからバレーボールを始める方に向けて、バレーボールのポジションや役割、6人制と9人制のルールの違いなどについて詳しくお伝えします。

それぞれのポジションの役割がわかると、さらにバレーボールの楽しさや魅力を理解でき、仲間と楽しくプレイできるようになれます。  

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バレーボールの基本的なルール

バレーボールは6人制と9人制バレーがあり、基本的なルールは同じです。試合は2チームで行われ、ネットを挟んだそれぞれのコートから相手コートへとボールを打ち合います。基本的に3打目でボールを相手コートに返すルールになります。

打ち合いが始まるとどちらかが攻撃を決めるか、ミスまたは反則するまでボールが地面につかず、プレイが続くことをラリーと呼びます。攻撃の成功や相手チームのミスや反則でラリーが終わるとポイントを獲得できます。1ラリー1ポイントで、25ポイント先取したチームが勝利となります。

これを5セット行い、先に3セット制覇したチームが試合の勝者となります。5セット目は15点先取となります。6人制も9人制も基本的なルールは一緒ですが、人数が変わることでルールが変わる部分や細かいポジションの役割なども変わる部分が出てきます。

  • 3打目で相手コートにボールを返す
  • 1ラリー1ポイントで25点先取したチームの勝利
  • 先に3セット先取したチームが勝者

6人制バレーボールのポジション名と役割

6人制バレーのポジションと役割について詳しく説明します。それぞれ役割が決められているので、自分に合ったポジションを見つけるためにもそれぞれの役割を理解しておくとよいです。

トスを上げるセッター

チームメイトの調子を見ながら攻撃を組み立て、チームの要となる役割を担います。アタッカーが打ちやすい場所に正確なトスを上げるのが役割なので、カットしたボールを瞬時にどこへ上げればよいかを決めなければなりません。

チームの中で最もボールに触れる回数が多く、チーム全体に声をかける司令塔の役割も果たします。そしてチーム全体を明るい雰囲気にするためにも、コミュニケーション力も必要です。またネット処理や身長が高ければブロックも求められ、一番忙しいポジションです。

ブロックの中心となるセンター

センターは相手の攻撃をブロックする機会が一番多く、ミドルブロッカーともいわれるため背の高さや腕の長さがある方が有利です。また、クイックなどのキレとスピードのある攻撃を担当します。

ブロックでは、相手のセッターがどんなトスを上げても、諦めずにブロックするというメンタルの強さも必要です。どんなボールでも食らいついてブロックし、素早いクイックのできる選手が適しています。

攻撃の中心となるアタッカー

レフトやライトから強力なスパイクを打つのが仕事です。レフトプレイヤーはウイングスパイカーと呼ばれ攻撃の中心となるため、背の高さやジャンプ力、肩の強さも求められます。

性格面では、たとえ失敗しても臆することなく、どんどん攻めていける気の強さが必要になります。スパイクを打ちたいという人、エースを目指しているという方に向いたポジションです。

ボールを拾うのが仕事のリベロ

レシーブがメインの仕事で、攻撃の土台を組み立てるポジションです。最高の攻撃を作り出すのは、安定したレシーブが必要です。このレシーブが乱れてしまうと、アタッカーが打ちやすいトスにつなげられないため、とても大切なポジションになります。

身長が低い人や反射神経のよい人、レシーブが上手な人に向いたポジションです。セッターがトスをしやすいカットができる技術が必要で「どんなボールでも諦めずに取る」という強い精神力が必要です。 

セッター対角のオポジット

セッターはライトのポジションに位置することが多いため、セッター対角のオポジットもライトの場合が多いです。攻撃専門で、サーブカットをしない選手になります。

後衛でもレシーブをしないため、バックアタックを打つ準備をする必要があります。レシーブをせず、完全攻撃重視のポジションなのでスーパーエース的な存在になります。 

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6人制と9人制バレーボールのポジションの違い

6人制と9人制では、同じバレーでもポジションや役割の違いが大きく異なります。ただ人数が違うだけではないので、これからバレーボールを始める方は、次のポイントもチェックしておきましょう。

9人制はポジションが自由

6人制は所定のポジションが決まっていて、サービスやレシーブの時にはコート内で所定のポジションに位置していなければなりません。また、1ポイント毎に時計回りにローテーションします。

それに対し、9人制ではどのポジションにいてもよいのが特徴です。サーブやレシーブ時にはコート外に出ていてもよく、6人制に比べるとルールも厳しくありません。また、ローテーションはなく位置が固定されます。

9人制は誰でもブロックやアタックができる

6人制はバックプレーヤーがアタックやブロックができないのに対し、9人制は誰がどこにいてもアタックやブロックができます。そのため作戦が立てやすく、守りを固くしたい場合はブロックを1枚増やす方法や、攻撃する選手を多くするなど、チームの特徴を活かせる戦術ができます。

守りだけでなく攻撃もできるため、みんなで楽しめるバレーとして愛好者が多く、9人制バレーはママさんバレーで活用されています。

バレーボールのポジションの決め方

自分に合ったポジションを決める方法として、次の決め方があります。どのポジションがよいか分からない方や迷っている方は次の内容を確認して見て下さい。

自分がやりたいポジションをやる

人に言われたポジションよりも、自分で志願して選んだポジションの方が上達する傾向があります。たとえ身長が低くても、ジャンプ力があるならばアタッカーとして技術を磨くことができ、何よりもやりがいを感じてプレイできます。

またセッターをやりたいがトスが下手という人でも、アタッカーが打ちやすいトスの研究や自分の技術を必死に磨くことでセッターになれたという方もいます。練習すればどんどん上達できるため、諦めない心を持って取り組むことです。

  • 身長が低くてもジャンプ力でカバーできる
  • トスが下手なら技術を磨く
  • 諦めない心が必要

性格で決める

リベロなら負けず嫌い、オポジットなら攻撃的な気持ちを維持できる性格など、各ポジションの役割に適した性格で選定する方法もあります。失敗しても次のプレイに引きずらないことも、バレーでは大切なポイントです。

楽しくプレイするために「チームの雰囲気も重要」と考えるならば、性格でポジションを決め、それぞれのポジションに必要な技術を磨く練習をすることが大切です。

  • 負けず嫌いはリベロ向き
  • メンタルが強い人はアタッカー向き
  • 全体を見られる人はセッター向き

身長で決める

一番背が高い人がセンター、背が低いならリベロなど、各ポジションに合った身長で決めることもできます。バレーをやったことがないという人はこの方法で決めるケースが多いです。

ずっとこのポジションが続くのではなく、技量によってポジションチェンジをする機会も必ずあるので、決められたポジションだけではなく他のポジションにも目を向けておくとよいです。

ある程度バレーを経験し、他のポジションもやってみたいと思えるようになってから他のポジションに挑戦してみるとよいです。

  • 身長が高い人はセンター
  • 身長が低い人はリベロ

バレーボールのポジションに関するルール

6人制バレーのポジションルールもお伝えします。コートに入って、人からあれこれ注意されることが多いと楽しくバレーができません。

教えてくれる方にも迷惑をかけてしまうので、最低限押さえておきたいポジションルールをしっかり確認しておきましょう。

サーブ権の獲得でローテーションが必要

相手チームからサーブ権を取ったら、時計周りに移動して後衛になったタイミングでサーブを打ちます。9人制にはないルールですが、6人制の場合ローテーションが必要になります。

相手チームにサーブ権がある状態で、自分たちのチームが得点を入れたらサーブ権が回ってきます。サーブ権があるときに得点を獲得した際、ローテーションは行わず同じ人がサーブを打ちます。

同じポジションの人は位置を対角にする

レフトならレフト、ライトならライトと、同じポジションの選手とは対角の位置にいなければなりません。

ポジションを移動するタイミングは、自分たちのチームがサーブを打った直後と、相手のサーブを相手コートに返した後にポジションチェンジします。ラリーが終わり、再びサーブを打つ前は、自分の元の位置に戻ります。

頭で分かっているつもりでも、実際にコートに入らないと分からないので、焦らずにポジションチェンジをしましょう。ボールだけ見ていると仲間とぶつかる場合があるので、ボールも人もよく見て動くことが大切です。

後衛は前衛のプレイヤーより前にいてはいけない

前衛と後衛が並んでいたり、後衛が前にいる場合には反則になるので注意しましょう。特に、ブロックカバーで後衛がやや前に上がる際や、アタックする際のフォローも周りを見ながら前後することが大切です。

6人制は9人制と異なり人数が少ないため一人ひとりの守備範囲が広くなります。自分のポジションに徹することも大切ですが、仲間の動きもよく見ながら動くことで声をかけやすくなり、コミュニケーションも上手く取れ、楽しくプレイできます。

ポジションをしっかり覚えてバレーボールを楽しもう

バレーボールは決められたポジションや役割があり、ルールも異なります。ポジションの役割やルールを知っておくことで、初めてバレーをする人でも仲間と楽しくプレイできるようになります。

最初からプロのようにできるわけではありませんが、練習すればするほど技術を磨くことができ、自分が適したポジションにつくことができます。

チームで楽しくバレーをするためにも、コミュニケーションが必要なスポーツであることも理解しておきましょう。バレーは一人ではなくチームみんなが協力して競技する素晴らしいスポーツなのです。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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