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オーケストラの楽器について知ろう!楽器の特徴を徹底解説
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クラシック音楽を最大限に堪能できるのが、オーケストラ。
様々な楽器が登場し、歴史ある美しい楽曲を、プロたちが奏でてくれるのがオーケストラの素晴らしいところでもあります。
そこで本記事ではオーケストラの楽器について、詳しくご紹介していきます。
使われている楽器について知れば、より一層楽しむことができるはず。
ぜひ、オーケストラの奥深さについて触れてみてくださいね。
オーケストラで使われる楽器、その特徴
オーケストラで使われる楽器には、どのようなものがあるのか詳しく見ていきましょう。
また、楽器の特徴についてもご紹介していきます。
弦楽器
弦楽器は、楽器ごとに大きさが異なり、出る音の高さも異なってきます。
すべて木製の楽器となっており、弦が張られて弓の毛で弾くのが弦楽器。
また様々な演奏方法もあり、弦を指ではじくピチカート、弓の木の部分で弦を叩くようなコルレーニョといった奏法もあります。
また、弦五部ともいわれており5パートに分かれているのも特徴。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの順にサイズが大きく、大きくなるほど音域が低くなっていきます。ヴァイオリン
ヴァイオリンは2パートに分かれているのが特徴で、第一バイオリンと第二バイオリンに分かれています。 音の高さ、主旋律を奏でるパートかどうかという点で分けられており、より高音でメロディラインを演奏するパートが第一ヴァイオリンとなります。 また第二ヴァイオリンは、伴奏をするパートというイメージです。
ヴィオラ
ヴィオラは演奏方法や形を含め、ヴァイオリンと非常に似た楽器です。
しかしヴィオラのほうが演奏できる音域が広く、高音から深みのある音まで、奏でることができます。
ヴァイオリンよりも一回り大きい楽器となっており、オーケストラを陰から支える大事なパートとなっています。
チェロ
ヴァイオリンのような演奏方法となっていますが、甘くて魅惑的な音色を奏でられる弦楽器がチェロ。
オーケストラの中では、低音で伴奏し他の楽器を引き立てるだけでなく、綺麗な高音で主役になることもできる楽器です。
足ではさむようにして支える楽器で、大きいですが女性でも演奏することは可能。
ヴァイオリンのような演奏方法となっていますが、非常に深みのある音色となっているのが特徴です。
コントラバス
オーケストラの低音を担当、しっかりと底から支えてくれる楽器がコントラバスです。
実はコントラバスは指揮者と同じくらい大事といわれるほどで、非常に重要な役割を担っているんです。
すべての曲のベースを奏で、安定した曲が作れるよう、働いてくれる楽器です。
少し高めの椅子に座って演奏するのが特徴で、弦楽器の中では最もサイズは大きくなっています。
木管楽器
ここからは木管楽器について見ていきましょう。
昔は木製だったことから、木管楽器との名がつけられました。
オーケストラの木管楽器は基本的に、フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴットの4種類に分けられています。
演奏中に同じ奏者が複数の木管楽器を演奏することがあるのも、特徴の1つです。
木管楽器は楽器によって演奏方法が異なっており、フルートはエアリードと呼ばれる空気の流れを息で作り、マウスピースのふちに当てることで音を出します。
また、クラリネット、オーボエ、ファゴットは、リードを振動させることで音を出します。
クラリネットはシングルリード、オーボエとファゴットはダブルリードになっており、その点も異なっている部分。
楽器毎に違った特徴を持つのも、木管楽器の面白さといえるでしょう。
フルート
横向きで吹く笛がフルートです。
金属製の物が主流となっており、高音で透き通るような伸びやかな音色が特徴。
木管楽器の中でも、圧倒的なスピード感と、艶やかな美しい音色はフルートが抜き出ています。
クラリネット
オーボエより、少し太く黒い楽器がクラリネットです。
木管楽器の中でも最も音域が広いのが特徴。
深い低音から、目がさめるような高音まで、幅広い音階に音色を加えてくれる楽器です。
また音階だけでなく、音の大きさが変幻自在なのもクラリネットの特徴の1つ。
音階や音程の幅広さから、繊細で奥深い表現が可能となっています。オーボエ
細長く黒い色をした楽器が、オーボエです。
コンサートに足を運んだことがあるかたであれば、最初に全楽器の音程を合わせるために音を鳴らず楽器があることをご存知なのではないでしょうか。
その楽器がこのオーボエなんです。
繊細で情緒的な音色は、観客の心へ強く訴えかけるものがあります。
一方で、非常に音が届く楽器でもあり、木管楽器に力強さを加えてくれるのもまた、オーボエの魅力の1つといえるでしょう。
ファゴット
木管楽器の中でも大きく、低音を奏でるのがファゴットです。
重厚感のある低音から、切なさを感じさせるような高音まで奏でることができ、多彩な音色が特徴。
主役になることもあったり、様々な種類の楽器とともにメロディーや伴奏を担うなど、様々な部分で活躍してくれる楽器となっています。
金管楽器
ここからご紹介していくのは、金管楽器です。
非常に華やかで、力強さも兼ね備えているのが金管楽器の特徴。
すべてマウスピースに口を当てて、唇を振動させることで音を出していきます。
実はトロンボーンとチューバは、オーケストラの文化が形成される中で加わった楽器のため、古典派の時代やそれ以前の時代の曲では登場しないケースが多いんだとか。
したがって、歴史の深い楽曲の場合トランペットとホルンだけが登場するケースもしばしばあるようです。
19世紀以降は、トロンボーンとチューバもオーケストラの中で重要な役割を担うようになり、現在では必要不可欠な楽器となっています。
トランペット
オーケストラの中でも非常に華があり、多くの観客を魅了するがトランペット。
金管楽器の中でも、花形の楽器といえるかもしれません。
一瞬の演奏でも、感情を聞き手に伝え、大きなインパクトを残すのがトランペットの魅力といえるでしょう。
プレーヤーとして楽器を楽しみたいという方にも、おすすめの楽器です。
トロンボーン
可動させることで音色を奏でる金管楽器が、トロンボーンです。
音色は非常に力強く、厳粛な音で存在感のある楽器となっています。
実は天使が持つ楽器ともいわれており、トロンボーンの持つ神聖な響きは大きな特徴といえるでしょう。
スライドをいかして演奏する点も、他の楽器にはないトロンボーンの特徴です。
ホルン
くるくると丸みを帯びた金管楽器がホルンです。
はっきりとした音色だけでなく、木管楽器独特の柔らかい音色が出るのも特徴。
主役を任されることもあり、複数人で和音を奏でて盛り上げたり、様々な演奏でオーケストラを盛り上げてくれます。
様々なポジションでオーケストラを楽しみたいというかたにも、おすすめの楽器となっています。
チューバ
金管楽器の中では最も低音が出る楽器が、チューバです。
19世紀以降に大きく活躍している楽器で、オーケストラに深みや迫力を加えてくれるのが特徴。
チューバには様々な種類があり、オーケストラやアンサンブルなど様々な場面で活躍する楽器となっています。
打楽器
最後にご紹介するのは、打楽器です。
打つ、振る、こするなど、様々な方法で音を出す楽器で、パーカッションともいわれています。
オーケストラの場合は、曲によって登場する楽器は異なるのですが、比較的出番が多いのはティンパニ。
様々な楽器を演奏できなくてはならないので、打楽器の奏者は高いスキルも求められます。
楽器として、シンバル、ティンパニ、トライアングル、グロッケンシュピール、シロフォンなどが挙げられます。
オーケストラの楽器を知ってクラシック音楽を楽しもう
オーケストラの楽器について詳しく見ていきました。いかがでしたか?
様々なパートに分かれており、それぞれの楽器によって特徴や演奏方法も様々でした。
またどの楽器にも代えることのできない役割があり、全てオーケストラでは欠かすことのできない楽器です。
オーケストラの楽器について知り、よりオーケストラの魅力について深く触れてみてはいかがでしょうか。
また、こちらで実はレンタルできる管楽器について紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
Natsumi /
ビギナーズ編集部 ライター
オールジャンルで活動しているWebライター。趣味は音楽と読書、お酒を飲むこと。パンクロックと、村上春樹と、ビールが好きです。ライターの傍、猫2匹と田舎暮らしを満喫中。