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まずはコレを聴け!ジャズの名曲7選|Jazz解説とおさえておきたい定番曲
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なかなか手を出しづらいけど、じっくり聞いてみたい音楽が、ジャズミュージックなのではないでしょうか。
でもどんな曲を聞いたらいいのか、名曲とはどのようなものなのか、わからないという方も多いはず。
そこで本記事では、ジャズの名曲について、詳しくご紹介していきます。
ジャズミュージックとはそもそもどういったものなのか、ジャズミュージックで使われる楽器や名プレーヤーについても紹介。
さらに、長年語り継がれるジャズの名曲についても厳選してご紹介していきます。
ぜひ、ジャズミュージックの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
目次
ジャズミュージックについて知っておきたいこと
まずはジャズミュージックについて、ぜひ知っておいていただきたいことについて、ご紹介していきます。
そもそもジャズミュージックとはどんな音楽なのか、有名なジャズボーカルは誰なのか、見ていきましょう。
そもそもジャズミュージックとは?
毎日の生活の中で、意外と耳にすることが多いのがジャズミュージック。
このジャズミュージックは、アメリカ南部のニューオリンズが発祥の地といわれています。
南北戦争が終わり自由になった黒人奴隷たちがジャズを生んだとされており、ダンスホールや酒場などで生活のために演奏してことが始まりとされているそう。
大きく分けてジャズミュージックの特徴は3つあり、アレンジ、オフビート、リズムセクションがキーワードとなってきます。
ジャズミュージックといえば、規則正しい譜面通りの音楽というよりも、アレンジの効いた粋な音楽をイメージする方も多いかもしれません。
実はこのアレンジにもルールがあり、伴奏は原曲を弾きメロディのみにアレンジを加えるようになっています。
またジャズでは4ビートが基本となり、裏泊でリズムをとるオフビートが基本となります。
さらに、リズムを担当するリズムセクションの楽器も、通常はベースやドラムが基本となる中、ジャズはすべての楽器がリズムセクションとなるといった特徴もあります。
ジャズミュージックで使われる楽器と名プレーヤーたち
サックス、トランペット、ピアノ、ベース、ドラムが主にジャズで演奏される楽器となります。
それぞれの楽器の特徴と、歴史を作った名プレーヤーも見ていきましょう。
サックス
ジャズらしい楽器としてイメージする方も多いのが、このサックスなのではないでしょうか。
低音で粋のある音色を奏でてくれます。
サックスの名プレーヤーとして、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、スタン・ゲッツらが挙げられます。
トランペット
高音を奏で、ジャズミュージックに華を添えるのがトランペット。
トランペット、ピアノ、ベース、ドラムが主にジャズで演奏される楽器となります。トランペットの名プレーヤーとして、クリフォード・ブラウン、マイルス・ディヴィス、ルイ・アームストロングらが挙げられます。
ピアノ
ジャズに限らず、音楽会で主役にも脇役にもなれるのがピアノです。
リズミカルでジャズミュージックにおいても、中核をなす楽器となっています。
ピアノの名プレーヤーとして、アブドゥーラ・イブラヒム、キース・ジャレット、上原ひろみらが挙げられます。
ベース
ジャズにおいてキーとなる楽器ともいえるのがベース。
低音で美しい音色を奏でてくる楽器となっています。
ベースの名プレーヤーとして、チャールズ・ミンガスが挙げられます。
ドラム
リズムを刻み、ジャズミュージックの中でも存在感の強い楽器がドラムです。
ドラムの名プレーヤーとして、バディ・リッチ、アート・ブレイキーらが挙げられます。
聴いておくべきジャズの名曲7選
ここからは、1度は聴いておくべきジャズの名曲たちをご紹介していきます。
外すことのできない名曲たちを厳選しました。耳にしたことのある定番曲もあるでしょう。
ぜひあなたのお気に入りの1曲を、見つけてみてくださいね。
So What/マイルス・デイビス
まず最初にご紹介する1曲は、So What/マイルス・デイビスです。
ジャズの帝王の異名も持つマイルス・デイビス。
マイルスだからこそ作ることのできる、粋で荘厳な雰囲気は圧巻です。
この曲が収録されているアルバム、「カインド・オブ・ブルー」も大ヒットを収めており、このアルバムはジャズの歴史的に見ても重要な1枚といえるものとなっています。
Waltz For Debby/ビル・エヴァンス
次にご紹介するのは、Waltz For Debby/ビル・エヴァンスです。
ジャズピアニストとして名高い、ビル・エヴァンスの名曲です。
アルバムのタイトル曲にもなっている「ワルツ・フォー・デビー」は、エヴァンス自身が作曲したワルツの名曲。
優しさがありつつも、その中に叙情的な部分も感じさせるのは、エヴァンスならではの世界観といえるでしょう。
My Favorite Things/ジョン・コルトレーン
次にご紹介するのは、 My Favorite Things/ジョン・コルトレーンです。
原曲は人気ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」のうちの1曲。
コルトレーンらがカバーしたことで、ジャズの定番となった1曲となっています。そしてこの曲は、JRのCMでも使われており、「そうだ、京都へ行こう」のキャッチフレーズでおなじみのCMソングでもあります。
1度は耳にしたことがあるという方も多いかもしれませんね。
ソプラノ・サックスを使用したメロディックな音色が、絶妙な名曲となっています。
星に願いを/キース・ジャレット
星に願いを/キース・ジャレットも、外すことのできない名曲です。
この曲はディズニー映画「キノピオ」でも使われていることもあり、世界中の老若男女の方に愛されている名曲といえるでしょう。
さらにジャズミュージックとしても、実は名曲として名高いのがこの星に願いをなんです。
キャッチーなメロディーで、インパクトがあり、1度聞いたらスッと頭に残るこの曲。
美しいピアノでジャズミュージックとして奏でれば、またいつもとは違う楽しみ方ができるのではないでしょうか。
また多くジャズピアニストがこの曲を演奏していますが、キース・ジャレットの演奏は格別。
ぜひ1度聞いてみてくださいね。
この素晴らしき世界/ルイ・アームストロング
次にご紹介するのは、この素晴らしき世界/ルイ・アームストロングです。
キング・オブ・ジャズとの異名を持つ、ルイ・アームストロングが歌い、世に広まった1曲となっています。
ルイ・アームストロングの独特のボーカルは、1度聞いたら心を奪われるという人も多いはず。
この曲はベトナム戦争が起きたことを悲しみ、今後の世が平和な世界なることを願い作られた曲だそう。
今の世の中だからこそ、刺さるものがある名曲なのではないでしょうか。
Moanin’/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
次にご紹介する名曲は、 Moanin’/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズです。
この1曲は、ジャズドラマーであるアート・ブレイキーの名を世に知らしめることになったナンバーとなっています。
日本でもヒットし、多くの人に愛された名曲。
イントロの部分は特にインパクトがあり、ゴスペルのコール&レスポンスをベールに作られたこの曲は1度聞いたら耳に残るキャッチーなメロディが特徴です。
A列車で行こう/デューク・エリントン
最後にご紹介するのは、列車で行こう/デューク・エリントンです。
こちらの1曲も当時アメリカでヒットした名曲。
タイトルにある、A列車とはニューヨークの市営地下鉄A線の名称とのことで、アメリカの人たちにとっても非常に身近にあった1曲といえるのではないでしょうか。
ビッグバンドで定番の曲で、何かが始まるようなワクワク感を感じられる1曲。
メロディーを聞くとつい気持ちが高ぶってしまうという方も多いのでないでしょうか。
ジャズの名曲を聞いて、ジャズの世界を堪能しよう
ジャズの名曲について、詳しくご紹介していきました。
どの曲も名曲ばかりで、現代のジャズミュージックに影響を与えたものばかり。
時代を超えて多くのファンに愛され続けている音楽です。
またジャズミュージックも歴史が深く、それぞれの楽器ごとに名プレーヤーもたくさんいましたね。
自分の好きな楽器を見つけ、さらに好きなプレーヤーを見つけ、より一歩踏み込んでジャズミュージックを楽しんでみるのもおすすめです。
ぜひこの機会に、ジャズの世界を堪能してみてくださいね。
Natsumi /
ビギナーズ編集部 ライター
オールジャンルで活動しているWebライター。趣味は音楽と読書、お酒を飲むこと。パンクロックと、村上春樹と、ビールが好きです。ライターの傍、猫2匹と田舎暮らしを満喫中。