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サックスの選び方や音色の違いを解説|これからサックスを始める人におすすめはどれ?

ライブやコンサートなどでカッコよくサックスを演奏しているミュージシャンを見て「自分も吹けるようになりたい」と思ったことはありませんか?ここでは、サックスについての基本的な説明と、選び方や注意点、おすすめの楽器まで分かりやすく説明します。
サックスの選び方や音色の違いを解説|これからサックスを始める人におすすめはどれ?

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

サックスは見た目も音色もカッコよく人気のある楽器です。コンサートなどで見かけて「自分も吹けるようになりたい」と始めた人も多いのではないでしょうか。

始めてみてますますサックスが好きになったら、自分の楽器を持ちたくなります。でも、習いたての人にはどれを選べば良いのか悩んでしまう人も多いようです。

ここでは初心者のためにサックスについての基本的な説明と、選び方やおすすめの楽器まで紹介します。

目次

サックスには複数の種類がある

サックス(サクソフォン)は、動画やコンサートなどでよく目にする木管楽器です。そのほとんどは、円筒状の管の途中から曲がり、ベル(ラッパ)の部分が上を向いています。

サックスには複数のタイプがあります。ここではサックスの種類について説明します。

サックスは高音から低音まである

発明された当時は、音域に合わせて14種類もあったサックス。

現在主に使われているのは、小さくて音が高い順にソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスの6種類です。

ジャズやポップスでよく使われるのは、アルトサックスとテナーサックスの2種類。これにソプラノサックスとバリトンサックスを加えたサックス四重奏もポピュラーなスタイルです。

有名な方だと、武田真治さんがアルトサックスの奏者として活躍されています。以前、さかなクンがCMで東京スカパラダイスオーケストラと共演したときに吹いていたのは、バリトンサックスよりもさらに大きなバスサックスでした。

サックスは全部で9種類

サックスは全部で9種類あります。音域の高い方から並べると次のようになります。

  1. ソプラニッシモサックス
  2. ソプラニーノサックス
  3. ソプラノサックス
  4. アルトサックス
  5. テナーサックス
  6. バリトンサックス
  7. バスサックス
  8. コントラバスサックス
  9. サブコントラバスサックス

この分け方は音域の違いによるもので、音色は材質や表面仕上げなどで変わります。

一般的なサックスはそのうち4種類

一般的に使われているのは上記のうちの次の4種類です。

  • ソプラノサックス
  • アルトサックス
  • テナーサックス
  • バリトンアックス

楽曲内でどのようなパートで演奏するかによって使い分けています。

ここからそれぞれの楽器の特徴や役割について詳しく説明します。

ソプラノサックス

ソプラノサックスはサックスの中でも一番高音域が出るタイプです。形状も他の3タイプと違い、クラリネットのようにまっすぐで、ベルの部分も下を向いています。

クリアで遠くまで響くような音色で、ソロパートに使われることが多い楽器です。

アルトサックス

一般的にサックスといえばこのアルトサックスのことを指します。いろいろなジャンルや楽曲で使われることが一番多いタイプです。

音は、低音ながらもクリアでどのような楽器とも違和感がありません。

テナーサックス

どちらかと言えばアルトに近いパートを担当するタイプです。アルトよりも低く落ち着いた音色なので、アルトと同じフレーズでも低めの音にしたい場合に使うことが多いようです。

また、アルトよりもテナーの音色を好んで使う人も多いようです。

バリトンサックス

4種類の中で、一番低音域が出るタイプです。形状も、他のサックスより大きく、管が長いのでその分曲がった部分も複雑になっています。かなり存在感のある楽器です。

もともとの音質が低くどっしりとした音色なので、楽曲の中でも低音部やベースラインを担当することが多い楽器です。

バリトンサックスが加わることで、音の幅が広がります。

サックスの材質による音色の違い

以上のようにサックスは大きく分けて4種類あります。しかし音色は本体の材質によっても違ってきます。

ここでは、材質の種類と音色の特徴について説明します。

比率によって音色が変わる真鍮

サックスの多くは真鍮でできています。これは、見た目だけではなく錆や汚れを防ぐためが一番の目的です。

実は、この素材の違いによっても音質が変わります。なかでもよく使われているのが真鍮ですが、真鍮の成分に含まれる銅の比率によっても音色が変わります。

イエローブラス

銅が65~70%、亜鉛が30~35%の比率で含まれているもので、七三黄銅とも呼ばれています。

色合いも若干明るめで音もクリアで明るくハリがあるので、いろいろなジャンルでの楽曲で使用され、幅広い層に好まれているタイプです。

ゴールドブラス

銅の含有率が75%~85%とイエローブラスよりも少し多めで、色合いも若干ですが濃い目です。

一般にはブロンズブラスとも呼ばれており、温かみのある豊かな音色が特徴です。

レッドブラス

銅が85%~90%程度とさらに多く含まれており、見た目も銅の色で赤みがかっています。渋めの落ち着いた色合いです。

柔らかく優しい落ち着いた音色で耳にも優しい印象があり、他の楽器とも馴染みやすいためいろいろなジャンルの楽曲でも多く使用されています。

渋みのある音色が特徴のブロンズ

銅と錫の合金タイプの、青銅と呼ばれる素材のものもあります。

銅の比率が多くなると、音に重みが付きますが、錫が加わることでシャープさがプラスされた音色になり、より細かいフレーズでもすっきりした演奏になります。

様々なタイプの楽曲で使える、人気上昇中のタイプです。

音の立ち上がりが早いスターリングシルバー

楽器の中でも、銀色に輝いているのが「スターリングシルバー」と「銀メッキ」製の2種類あります。いずれも見た目はシルバーですが、本体自体に銀を用いているのが「スターリングシルバー」です。

楽器だけではなく、アクセサリーなどでも使われているスターリングシルバーですが、「純銀製」とも明記されている場合があります。

しかし、100%銀でできているわけではなく、必ず他の成分と合金されています。銀だけでは素材として弱く脆いことと、楽器としては銀と他の金属との合金にした方がより良い音色が出せるためです。

ちなみに、他の金属はそれぞれ企業秘密のようです。同じ材質でもメーカーによって音色が違うのは、メーカーごとの成分や含有率が違うためです。

楽器店で実際に耳にしてみると、その違いは明らかに分かりますので、できるだけ多くのメーカーを扱っている楽器店で試してみることをおすすめします。

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サックスの表面仕上げによる音色の違い

サックスは本体の素材だけではなく、表面の仕上げ、つまり表面に塗る塗料によっても音色が変わってきます。

音抜けがよくクリアなクリアラッカー

透明なラッカー、いわゆるクリアラッカーは、本体の色をそのまま保った状態です。そのため、自然の銅の色など、渋い色をそのまま生かすことができます。

ラッカーの塗りが薄いので音色にもあまり影響しなく、ストレートに伝わる澄んだ音色になります。

癖がなく音色に艶が出るゴールドラッカー

クリアラッカーに金色の塗料が混ぜ込まれている塗料で最も一般的なラッカーです。サックスのもともとの色合いを鮮やかに引き立たせます。

また、サックスだけではなく、トロンボーンやチューバなどにも多く使われているので、集団で演奏するブラスバンドで見た目だけではなく、音色も揃えやすくなります。

そのため、ブランバンドや吹奏楽など集団で演奏する人は、あえてゴールドラッカーにする人も多いようです。

演奏者の技術が発揮できる銀メッキ

シルバー色に輝く銀メッキは、見た目が華やかになるだけではなく、音の抵抗感も増すので演奏者の技術が問われます。

フレーズの細かいニュアンスや表現などに演奏者の技術が発揮できるので、演奏技術が高い人ほどより表現の幅を広げることができます。

高いレベルで演奏できるようにしたい人に向いているタイプです。

さらに価格もラッカー仕上げに比べると高価なので、初めて購入する人には高い買い物になってしまいます。

また、楽器に限らず銀製は手入れを怠ると、輝きがなくなるなど変色しやすい欠点もあるので、初心者が初めて手にする楽器としては不向きかもしれません。

どうしてもクリアな音にこだわるなら、リガチャー(リードの止め金具)を銀メッキ製にするだけでも違いが出てくるので、一度試してみるのもよいかもしれません。

華やかな音色が魅力的な金メッキ

銀メッキ同様、上級者向けの金製のラッカーです。金色に輝くので見た目にも華やかな印象を与え、音色も明るく華やかで、きらきらしたサックスとして存在感のある音色を楽しむことができます。

ただし、抵抗感も強いので、銀メッキ製と同じように演奏技術が高い人向きです。

そして、何と言っても一番のネックは価格です。ラッカー仕上げのものと倍以上の差があります。初めて使う楽器にしては高い買い物になってしまいます。

ただし、金メッキはごく薄く塗られているため、通常の楽器用ポリッシュで手入れをすると簡単にメッキがはがれてしまいます。

そのため、日頃から水気や汗などをこまめに拭うか、それでも汚れてしまった場合は、楽器店などで手入れをしてもらいましょう。

しかし、金メッキ製は音色もクリアで高級感が出るので、リガチャー(リードの止め金具)だけを金メッキ製にするだけでも音色が違ってきます。

サックスの種類と特徴については、こちらの記事でも解説しています。

[初心者向け]サックスの選び方

次に、初心者におすすめのサックスの選び方について見ていきましょう。

初心者はアルトサックスがおすすめ

初心者におすすめな順に挙げると、アルトサックス→テナーサックス→それ以外のサックス、という形になります。

「既に楽器を持っている」「どうしても吹きたい種類が決まっている」という場合以外は、基本的にアルトサックスがおすすめです。

おすすめの理由は、以下の5点です。

  • 音が出しやすい
  • ソロやメロディによく使われる音域なので、演奏していて楽しい
  • 曲数や楽譜が多く、練習しやすい
  • 他の種類よりも値段が安い
  • 持ち運びやすい

テナーサックスやバリトンサックスなどの大きい楽器は息がたくさん必要なので、人によっては音が出しにくいことも多いでしょう。

また、ソプラノサックスはサイズ的には小さいですが、安価なものは少なく、音のコントロールもアルトサックスより難易度が高めです。

特別な理由がない場合は、アルトサックスでまず間違いないでしょう。

演奏したいジャンルに合ったサックスを選ぶ

どのサックスでも一通りのジャンルでも演奏形態でも使えますが、より音にこだわりたいのであれば、どのようなジャンルの楽曲をどのような演奏形態で演奏したいのかを考えましょう。

例えば、ソロ演奏、アンサンブル、吹奏楽など多人数などといったように、自分はどのような場面で演奏することが多いのか、どのようなときに演奏したいのかを考えてから選ぶと自分に相応しい楽器を見つけやすくなります。

求めるレベルに合わせたモデルを選ぶ

サックスを初めて購入する場合、どのくらいの価格帯のどんな楽器を買えば良いのでしょうか。

それは、趣味で一人で演奏するか、バンドや楽団に入って他の人と一緒に演奏するか…求めるレベルで変わってきます。

趣味として一人で演奏するぶんには、どんな楽器でどんな音を出しても、個人の自由です。

しかし、バンドや楽団に入って他の人と演奏する場合は、他のメンバーと音色を合わせる必要があります。吹奏楽やクラシックでコンクールや演奏会を目指すレベルになると、さらにシビアです。

バンドや楽団に参加する場合は、先輩メンバーにおすすめの楽器を聞いてみるといいでしょう。

価格から選ぶ|20万円以上のサックスが安心

サックスの相場の大まかな目安は次の通りです。

  • 5〜10万円:「サックスってどんな感じ?触ってみたい!」という方ならアリかも。でも上手になったらもっと上位のモデルがほしくなると思います。買い替え前提で検討しましょう。
  • 10〜20万円:初心者におすすめ!仲間との気軽な演奏も楽しめるでしょう。
  • 20〜30万円:部活、アマチュア楽団、バンドなどでの本格的な演奏も、安心して楽しめます。
  • 30〜40万円:吹き比べるとやっぱり違う!音の響きや表現力がUPします。
  • 40万円〜:サックス奏者の憧れ!このあたりから上位モデルと呼ばれるようになります。

初心者の場合、楽器を試してみても「そもそも、良いか悪いか判断できない」という状態になりがちです。

初心者だからこそ、10万円以上の信頼できる楽器を選んだ方が練習や演奏を楽しめるはずです。最初に良くない楽器を選んで、「サックスって、思ってたより楽しくないな…」と心が折れてしまうのが、一番もったいない!

店舗に出向いて試奏し、店員さんに相談しながら選ぶとさらに良いでしょう。

20万円以上の価格帯が安心

初めて自分のサックスを持つのですから、練習用としてだけではなく、晴れの舞台でも十分通用する楽器で練習をして慣れておきたいものです。

そのためには、あまり安すぎても物足りなさを感じてしまいますので、サックスとしての良さを十分に出せる程度の楽器は必要といえます。

価格としては、最低でも10万円以上、平均して20万円台のものがおすすめです。

サックスメーカー「御三家」から選ぶ

サックスには「御三家」と呼ばれる有名なメーカーがあり、そこから選ぶのも良いでしょう。

サックスメーカー御三家とは、Henri Selmer Paris(セルマー)・ヤマハ・ヤナギサワです。

サックスの材質や仕上げで選ぶ

ある程度値段を決めたら、どのような音色のものにするかを決めましょう。前述したように材質や表面仕上げによっても音色は違います。

材質や仕上げの状態によっては高価なものしかない場合もありますが、その中でも自分の予算に近いものを選んで下さい。

材質や仕上げなどの違いによる音の違いは、実際に楽器店などで試奏させてもらい、自分好みの音色を見つけることをおすすめします。

大きな楽器店には、試奏室もあるので気軽に問い合わせてみましょう。

特に理由がなければ中古より新品を購入する

高価な楽器なので、中古の購入を検討する方もいらっしゃるかもしれません。中古がアリかナシかと言われると、なかなか難しい部分があります。

まず、サックスは吹いているうちに、演奏者のクセがついてきます。

筆者は吹奏楽部でアルトサックスを担当していましたが、同じ時期に買った同じ楽器でも、吹き比べると音色や音の出しやすさが違うことに驚いた経験があります。

クセの出方は様々なので、初心者の方だと判断が難しいでしょう。

また、サックスには、経年劣化していく部分がいくつかあります。

例えば、穴を押さえるタンポは柔らかい素材なので、丁寧に使っても劣化しやすい部分です。修理代も、結構な金額になります。

高価な楽器であれば、修理しながら使い続けられますが、初心者向けの楽器であれば、新品を買い直した方がいい場合もあります。これもまた、初心者では判断が難しいでしょう。

これらの理由から、初めてのサックスは中古よりも新品の方が安心だと考えられます。

[初心者向け]おすすめのアルトサックス

先述したように、特別な理由がない場合はアルトサックスがおすすめです。

ここでは、おすすめのアルトサックスをご紹介します!

ヤマハ|アルトサックスYAS-280

ヤマハアルトサックスYAS-280は、ヤマハの初心者向けモデルで、一番低価格のアルトサックスです。

音の出しやすさ、確かな音程、正しい構えで演奏できるキイのレイアウトが、初めてのサックスをサポートしてくれます。

アルトサックスを演奏するときは、楽器を支える右手の親指に負担がかかります。また、ここがグラつくと演奏にも支障をきたしてしまいます。

上下位置や角度の調整が可能な可動式指掛けのおかげで、長時間の演奏でも指に負担がかかりません。

ローC#キイが確実に閉まるよう設計されているので、低い音でも安心して鳴らすことができます。

「ちゃんとしたサックスがほしいけど、お金はそんなにかけられない…」という方におすすめです。

ヤマハアルトサックスYAS-280をレンタルする

ヤマハ|アルトサックスYAS-380

YAS-280よりもワンランク上のアルトサックス。YAS-280に加えて、キイガードとシーソーキイ機能が追加されました。

特にシーソーキイは、素早い動きや滑らかな演奏に役立ちます。音色の表現の幅も、YAS-280よりワンラックアップ。

サックス初心者に幅広くおすすめできる、バランスの良いモデルです。

ヤマハアルトサックスYAS-380をレンタルする

ヤマハ|アルトサックス YAS-480

ヤマハの初心者向けサックスの中で、最上位のモデルです。

YAS-380との大きな違いは、上位機種向けのネックと付け替えができること!サックスは、ネックの素材や形状によって音色や吹き心地が大きく変わります。

「こんな音が出したい!」と思ったときに、楽器本体を買い換えるよりもネックを付け替える方がお手軽ですよね。自分好みの音色を手軽に追求できる嬉しい機能です。

手彫り彫刻が加わり、高級感もアップ!音色も安定感が増し、多様な表現を楽しめるようになります。

セルマー|アルトサックス AXOS

初心者にとってはあまりにもハードルが高すぎる、サックスの最高峰メーカー、セルマー。

そんなセルマーから、伝統の技術と買いやすい価格の両方を備える新ブランド「SeleS」が誕生!新しい機械を導入し生産を効率化することで、ここまで値段を抑えることができました。

そのパワフルで豊かな響きは、プロも絶賛の仕上がり。本気でサックスに取り組めば、必ず応えてくれるはずです。

ヤナギサワ|アルトサックスA-WO1

初心者から上級者まで、幅広いプレイヤーに愛されるベーシックモデル。軽い吹き心地を活かした「ライト仕様」が特徴です。

樹脂製インナーオクターヴ機構、右手バランスキーブレ止め機構、白蝶貝キーなど、機能も充実。

ヤナギサワ独自の美しいアルトサックスがこのお値段で手に入るなんて、ちょっと心が動いてしまいますね!

[種類別]おすすめのサックス入門モデル

初めて自分用のサックスを買おうと思っている人にとって、一番の悩みは「どれが自分に相応しいのだろうか?」ということではないでしょうか。

ここでは、サックスの種類別におすすめのものを特徴なども踏まえて紹介します。

  ソプラノサックス アルトサックス テナーサックス バリトンサックス
おすすめメーカー ammoon ammoon YAMAHA PLAYTECH
品番 11セット ストレート Bb ソプラノサックス 初心者入門セット ammoon初心者セットWSS-865 YTS-380 初心者セット PLAYTECH PTBS200
価格相場 2万円台 3万円台 19万円台 20万円台

ソプラノサックスならammoon初心者セット

サックスの練習から手入れまで初心者にとって次のような用具がすべて揃っています。

  • ソプラノサックス(真鍮製、ブラック)
  • サックスネック
  • マウスピース
  • マウスピースキャップ
  • サックスストラップ
  • クリーニングロッド
  • ペアの手袋
  • グリース
  • ケースベルト
  • ケース

また、サックス本体には、邪魔にならないように洗練された彫刻も施されており、一見地味な見た目でもおしゃれな仕上がりになっています。

アルトサックスならammoon初心者セットWSS-865

サックスの中でも最も愛好家が多いタイプのアルトサックスの初心者セットです。

アルトサックスは初めてサックスをする人が一番マスターしやすい楽器です。初めにアルトサックスをマスターすると、他のサックスもスムーズにできるようになります。

しかし、まず何を揃えたらよいのか分からない初心者にとって、このようにセットになっていると買い忘れなどの心配がありません。

また、演奏だけではなく普段のお手入れにも必ず必要な用具もついているので、自宅でも簡単に手入れができます。

ちなみにセットには楽器の他に次のものが入っています。

  • サックスネック
  • マウスピース
  • マウスピースキャップ
  • サックスストラップ
  • リード
  • クリーニングクロス
  • クリーニングロッド
  • 手袋
  • ケースベルト
  • ケース

テナーサックスならYAMAHA YTS-380初心者セット

テナーサックスはソプラノやアルトよりも価格が上なので、初心者にはなかなか手が出せない楽器です。

しかしアルトサックスと同様に、初心者にとって手掛けやすいタイプのサックスなので、ちょっと高めですが長く続けるのであれば思い切って買うのもよいでしょう。

ちょっと高価なものを買うとそれだけ丁寧に扱い、長く続けようという気持ちにもなります。

このセットは楽器だけではなく、買い忘れをしがちなお手入れ用具がついていて、さらに独習に必要なチューナーもついているので好きなときに自分のペースで練習ができます。

練習する際に必要なチューナーが付いているのはこの製品だけです。

また、何と言っても国産メーカーなので、いざというときのメンテナンスもスムーズにできるのがメリットです。

バリトンサックスならPLAYTECH PTBS200

バリトンサックスは、見た目も他のサックスより大きいためどのメーカーでも価格が高めです。

上記の表を見てもわかるように、他のサックスと比べると、かなりの価格の差があります。

その中でもPLAYTECHのバリトンサックスは他のメーカーより比較的リーズナブルとして定評があります。

ただし、初心者用としては販売していないので、手入れ用具や他の部品などはついていません。別途購入する必要があります。

用具は他のサックスと同じもので大丈夫です。

まとめ

サックスは種類ごとに音域が違います。また、材質も真鍮や金・銀など、表面仕上げもメッキやラッカー仕上げなどの違いによって、さらに音色が違ってきます。

サックスは、見た目や価格だけでは選べない楽器と言ってもよいでしょう。値段も材質もさまざまです。いずれにしても安い買い物ではないので、満足できるサックスを買ってできるだけ長く使っていきたいものです。

自分のお気に入りの音色を見つけるためにも、実際に楽器店に足を運んでいろいろなサックスを試してみるのが大切です。

楽器店には、実際に楽器の音を試すことができる防音室などもあったり、楽器店主催の「試奏会」といったものも催されていますので、大いに利用しましょう。

そして、お気に入りの音色を見つけたら、あとは予算と相談して自分に合ったサックスを選んで演奏を楽しんでください。

こちらの記事では、サックスのレンタルサービスを比較してご紹介しています。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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