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ピアノを練習するときのメトロノームの使い方|ワンランク上のピアノ練習法
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メトロノームが音楽の速度を保つために役に立つものだと知っていても、実際に使ってみると、テンポが合わなかったり、速度の設定がわからなかったりしていませんか?
ピアノを弾いていると曲想をつけたりして、メトロノームのような一定のテンポを保つことが難しいと思います。
しかし、どんなにテンポを揺らして弾く曲でも、最初にしっかりと拍の感覚を持って練習していなければ、ただ感情に任せて好きなように弾いているような、説得力のない演奏に聞こえてしまいます。
拍を感じて弾くことは音楽をしていく上で、とても大切なこととなります。
そこで今回は、メトロノームの活用方法についてご紹介していきます。
目次
メトロームの使い方
メトロームは、譜読みも終わり、ある程度弾けるようになってから使う事が多いと思います。しかし、まだすらすらと弾くことができない譜読みの段階でも効果的な使い方があるのでご紹介していきます。
メトロノームの拍に合わせて楽譜を読む
まず、メトロノームをゆっくり目にセットし、ピアノは弾かずにメトロノームの拍に合わせて楽譜を指で追います。次に拍を聞きながらリズム打ちをしたり、声を出して音符を読んでいきます。
こうすることで、あらかじめ音の動きやリズムを確認することができるので、実際にピアノで練習するときの時間を節約することができます。
リズム確認
まだピアノを始めたばかりの初級~中級レベルでは音の長さの変化やリズムが曖昧になりがちです。曲の中に出てくるさまざまなリズムを弾き分ける力を身に付けるために、メトロノームを使った練習が役に立ちます。
片手ずつ合わせるところから少しずつテンポアップしていく練習
ある程度練習してくると今度は片手ずつメトロノームと合わせていきます。弾くことに一生懸命で、メトロノームの拍が耳に入ってこなかったりしてしまうと思いますが、そのときは無理せず、最初から合わせることよりも、確実に慣れていくことから始めましょう。
そしてその後、楽譜の表記を守りながらメトロノームと合わせていきます。それも慣れて来たら、少しずつテンポアップしていくことで、実際のテンポにうまく持っていくことができます。
メトロノームを使って音楽の流れを止めない習慣をつける
拍を意識して練習していくことはとても重要なことですが、もう一つメトロノームを使っての練習が大事な理由があります。
それは、音楽の流れをつかむことです。普段ただ譜面通りに練習していると、ゆっくり弾いてしまったり、弾けるところは速く弾いたりと、どうしても流れというものがつかめません。
流れをつかむことはピアノを弾く上でとても重要になってきます。自分がミスをしてもメトロノームはリズムを打ち続けます。それをうまく利用して、止まってしまったりしても、すぐに立て直して弾き続ける習慣をつけていきましょう。
メトロノームの種類
最近電子ピアノを購入する家庭が多いので、もともと電子ピアノに内蔵されているメトロノームがあると思いますが、使いこなせてなかったりするのではないでしょうか。
現在、振り子タイプ、電子タイプ、アプリタイプまで様々な種類が販売されています。各楽器に合ったメトロノームがありますので、こちらも参考にしてみてください。
振り子タイプ
こちらは昔からあるカチッカチッという音で振り子が左右に揺れるメトロノームです。振り子を目で見ながらテンポを確認でき、音だけでなく視覚的にテンポを把握することができます。生ピアノに負けない鋭いリズムの響きがとてもいいメトロノームです。
電子タイプ
電子タイプは商品によって特徴やデザインに一番差があるタイプです。基本的には音の種類が豊富で、持ち運びにも便利です。また、何種類かのリズムを再生できたり、チューニングがチューングできるチューナー機能があるものもあり、メトロノームに+アルファ機能で差が出てきます。
アプリタイプ
こちらは基本的なメトロノームで音が電子音ということが特徴です。あえてメトロノームを持ち歩く必要もなく、いつでもどこでも使える手軽さで言えばアプリタイプが圧倒的に便利です。
まとめ
いかがでしたか?メトロノームは、弾きながらテンポを確認する以外にも、弾く前の流れ確認に活用できる面もあります。メトロノームを正しく使って、ぜひピアノ上達を目指してみてくださいね。
伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!