更新

スケートボードってどんな競技?大会のルールをざっくり解説!

スケートボードについて大会ルールや見どころ、注目の日本人選手を紹介します。スケートボード観戦を、より楽しむためにも、この記事を参考にしてみて下さい。
スケートボードってどんな競技?大会のルールをざっくり解説!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

2020年に東京で開催された国際競技大会から新競技となったスケートボードは、日本人選手が金メダルを獲得するなど目覚ましい活躍を見せています。

その影響もあり、近年ではスケートボードの競技人口も増えてきているようです。

また、各都市でスケートボードの大会なども盛んに開催されており、大会ルールを知っておくとより楽しめるでしょう。

今回はスケートボードの大会のルールについて、初心者にもわかりやすく解説しました。

※この記事の情報は2024年4月9日時点の情報です。最新の配信状況は各サービスサイトにてご確認ください。

スケートボードとは?

そもそもスケートボードとは、1940年代頃のアメリカで誕生した遊びで、「木の板に車輪が付いている」ものをスケートボードと呼んでいます。

スケートボードの起源にはさまざまな説がありますが、スケートボードブランドの多くがカリフォルニアに集中していることから考えると、スケートボードが誕生始したのはカリフォルニアである可能性が高いでしょう。

なぜカリフォルニアがスケートボード発祥の地といわれているのかというと、カリフォルニアには無数のサーフポイントが点在していることが関係しています。

スケートボードは元々「サーフィンのオフトレ」として誕生したといわれているほどで、波のない日に陸上でサーフィンのような動きを楽しむために生まれました。

実際にカリフォルニアでは、スケートボードを利用して街中をクルーズしているサーファーが目立ちます。

また、サーファーでなくても「移動手段」としてスケートボードを利用する人の姿も多く、カリフォルニアの街ではあちらこちらでスケートボードに乗った人を発見できるでしょう。

スケートボードはアメリカの若者が作り上げたストリートカルチャーとして世界中に広がり、その勢いはアパレルやアートにまで大きな影響を及ぼしています。

black friday banner

スケートボードの競技種類


陸上でもサーフィンのようか感覚を楽しめるようにと誕生したスケートボードですが、1960年代に入るとスケートボード自体の力が強くなり、各地で大会が開催され始めました。

この頃からスケートボードは「パーク」と「ストリート」という2種類に分けられるようになり、パークでは水が溜まっていないプールのような大型コースを利用して、自由にライディングをしたり技を披露したりします。

一方でストリートは、街中にある段差や階段の手すりなどを利用してライディングをするスタイル。

競技も大きく分けると「パーク」と「ストリート」に分けられ、それぞれに細かなルールが存在しています。

スケートボードの競技種目
  • パーク:椀状の大型コースを自由にライディングし、技を競う
  • ストリート:平面状に街中を再現したコースがあり、障害物を利用した技を競う

スケートボードにもいくつか種類があります。編集部では、スケボーの種類や適した技なども解説しています。競技用ではなく、日常で使える移動におすすめのスケボーもご紹介しています。

関連記事:スケボーの種類おすすめ・選び方|目的や技に合ったおすすめもご紹介

スケートボードの大会ルールは?

スケートボードの大会が開催される場合、「パーク」もしくは「ストリート」の種類によって分けられます。

スケートボードの大会概要
  • 「パーク」と「ストリート」の2種
  • どちらも持ち時間は45秒
  • 「パーク」の競い方:45秒×3回の中で、最高得点を競う
  • 「ストリート」の競い方:RUN方式とBEST TRICK方式の2方式で走行し、合計点を競う

他の競技では種類が異なれば大会のルールも異なることがほとんどですが、スケートボードの競技ルールや技はおおむね共通しているのが特徴的。

そこでここでは、パークやストリートの細かなルールについても詳しくご紹介します。

「パーク」「ストリート」に共通する大会ルール

パークにもストリートにも共通しているルールはとてもシンプルで、持ち時間が「45秒」ということ!

45秒間の間に行う技は選手が自由に決められ、技の難易度や完成度合いなどによって採点されます。

基本的には45秒間の持ち時間を使ってどれだけ高得点を出せるかというルールですが、パークとストリートにはそれぞれ以下のような特徴があります。

パーク特有のルール

パークでは1人あたり3回の技をかけるチャンスが設けられていて、3回かけた技の中で最も得点の高かった技で採点をします。

パークではジャンプの高さや難易度が採点基準であることから、選手は「いかに高く飛ぶか」「いかに難易度の高い空中技を決められるか」が注目されやすいでしょう。

ストリート特有のルール

ストリートは「RUN方式」「BEST TRICK方式」という2通りの走行方法でライドし、その合計得点によって総合採点されるという仕組みです。

ストリートでも空中技はありますがパークほどダイナミックではなく、どちらかといえば障害物を利用して決められる難易度の高い技に高得点が付く傾向に。

各方式のルール
  • RUN方式:45秒の持ち時間でコースを自由にライドし、技を競う。1人2回のチャンスが与えられ、得点の高い方が持ち点に採用される。
  • BEST TRICK方式:コース内に設置されている障害物をひとつ選び、それを使用して技をかける。1人5回のチャンスがあり、得点の高い4回が持ち点に加算される。

スケートボードの見どころは?

パークとストリートで異なる楽しみ方ができますが、両者の見どころといえばどのようなところがあげられるのでしょうか?

ここでは、パークとストリート、それぞれの注目ポイントについてまとめてみます。

パークの見どころ

海外の大型プールのような深い地状のコースを利用しているパークでは、とにかくアクロバティックな技が見どころです。

急な斜面を利用して繰り広げられるトリックは観客を圧倒させるほど大胆。空中で魅せる大技のジャンプや、スピード感のある回転技などを楽しむことができます。

また、複雑な形状のコースから生み出されるトリックは見応え抜群!スケートボードの大胆な動きを思いっきり感じることができるでしょう。

パークの技は?

空中技が中心になってくるパークでは、ダイナミックな大技に注目してみてください。

例えば、オーリー(スケートボードに乗りながらジャンプする技)をしながら空中で180°回る「F/Sエアー」や、オーリーしつつそのままフェイキーで降りる「オーリーtoフェイキー」という技は、エアー系の中でも難易度が高くて見応えのあるトリックです。

ストリートの見どころ

手すりや階段・縁石といった「街中にあるもの」を利用して仕掛けられるトリックは、障害物を使って魅せる巧妙な技!

板と一緒にジャンプする「オーリー」だけではなく、手すり部分に乗って走行したり空中でボードを回転させたりする技は必見です。

また、ストリートはパークに比べると加算方法が細かく複雑。そのためより深く大会に注視する時間も増え、スケートファンにとってはさまざまな楽しみ方ができるといえるでしょう。

ストリートの技は?

パークに比べるとさまざまな障害物が設置されているストリートでは、見られる技の種類もパークより多くなることがほとんど。

その中でも観客から歓声が上がるトリックは、手すりや縁石に乗り上げて板を滑らせる「スライド系」の技や、オーリーをしながら空中で板を回転させる「フリップ系」の技です。

これらの技はスケーターのセンスやスタイルが反映されやすく、見ている方も巧妙なトリックに瞬きをするのも忘れてしまいそうなほど釘づけに!

ストリートの技は種類がたくさんあって覚えにくいため、ジャンプする技は「オーリー系」、板をくるくる回す技は「スリップ系」などと大まかに覚えておくといいでしょう。

「スケボーを始めてみたい!」そう思った方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

【初心者向け】スケボーパークに行くメリット、注意点を解説|おすすめのパークも紹介

ビギナーズ
趣味探し100選!趣味がない・見つけたい大人の方へ

スケートボードのルールを知れば大会がもっと楽しくなる!

スケートボードには、空中技を中心に行う「パーク」と、縁石や手すりなどの障害物を利用して技をかける「ストリート」の2種類がありました。

同じスケートボードとは思えないほど魅力が異なるため、ぜひそれぞれの見どこ炉や」ルールの違いに注目してみると、さらにスケートボード観戦が楽しくなるはずです。

世界中のスケーターが集まる世界大会では、高校生の日本人スケーターも積極的に出場中。

世界大会で堂々としたトリックを決める若き日本人を見ていると、今後の日本スケート界がどのように展開されていくのかとても楽しみになりますね!

ビギナーズでは、スケボー初心者必見向けに、パーツがすべてそろったスケボーのコンプリートの特徴とおすすめモデルスケボーの始め方について紹介しています。

トリックを極めたい人向けや初心者向けなどあるので、自分にあったものを選ぶようにしましょう。

※この記事の情報は2024年4月9日時点の情報です。最新の配信状況は各サービスサイトにてご確認ください。

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

ビギナーズTOPページ