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サーフィンの始め方マニュアル!初心者のための注意点も解説
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「サーフィンを始めたい!」と思ってはいても、始め方がわからなくて足踏みをしている人はいませんか?
初心者にとってサーフィンに必要な道具はもちろん、海の中でのマナーやルールなど、わからないことばかりではないでしょうか。
そこで今回は、初心者でもサーファーの友人が1人もいなくても、安心してサーフィンを始めることができる方法をご紹介します。
「周りにサーフィンをしている人がいない」「サーフィンに興味はあるけど始め方がわからない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
初心者でも大丈夫!サーフィンの始め方マニュアル
ここでは「サーフィンを全くしたことがない」という人に向けて、順を経てサーフィンの始め方をご紹介します。
サーフィンは「自分1人で気軽に始めることができる」スポーツなので、ぜひサーフィンの世界に足を踏み入れてみましょう!
サーフィン体験スクールに行く
サーフィンに挑戦してみたくなったらまず行うことは、サーフィンの体験スクールを予約することです。
サーフィンは何かと派手なイメージが付きやすいスポーツですが、実際は上達するまでにものすごく時間のかかるスポーツで、コツコツとした基礎練習や自宅トレーニングも必須。
サーフィンを始める人の中にはあまりのギャップに挫折して行く人も少なくないため、まずは自分がサーフィンに向いているのかどうか、体験スクールを通して吟味してみることをおすすめします。
体験スクールでは熟練のインストラクターがサーフィンのコツや海でのルールを丁寧に教えてくれるだけではなく、一緒に海の中に入って手取り足取りのサポートが受けられます。
女性や1人での参加者も多く、サーフィンを全くしたことがないという人でも安心して参加することができるでしょう。
サーフィンのスクールは、主にサーフショップが主催となって開催されています。国内外には数多くのサーフショップがあるため、最寄りのショップ情報を調べてみてください。
サーフショップを決めるのも忘れずに!
体験スクールを予約する際に大切なのは、どのサーフショップを選ぶのかということ。
サーフショップによって「ショートボーダーが多いショップ」や「ロングボーダー専門のショップ」などさまざまな得意分野があるため、自分に合っているサーフショップを探した方が楽しめます。
また、サーフショップによってはボードのレンタル料が別途必要だったり着替えの更衣室が用意されていなかったりすることもあり、事前の確認が欠かせません。
最近では「女性インストラクターのスクール」「プロから指導を受けられるスクール」「クルーザーにボードを乗せて海までプチサイクリングを楽しめるスクール」など特色のあるスクールも多く、どのスクールにしようか迷ってしまうほど!
ぜひ色々なショップ情報を見て・聞いて・調べてみて、自分に合うサーフショップを探してくださいね。
サーフィン道具を揃える
サーフィンスクールでサーフィンの楽しさを実感することができたなら、それはもうサーファーの門を半分くぐったも同然!
スクールではボードやウェットスーツを貸してもらうことができましたが、サーフィンを本格的に始めるとなると「マイボード」の購入が必要です。
サーフィンには大きく分けて「ショートボード」「ロングボード」「ファンボード」という3つの種類のボードがあるため、それぞれの特性や乗り味などの理解を深め、自分が挑戦してみたいジャンルのサーフボードを購入してください。
また、サーフィンに必要な道具はサーフボードだけではなく、ウェットスーツやリーシュコード、ワックスやバケツといった細々としたアイテムも必要です。
▼一から全て新品で揃えようと思うと、どんなに安く見積もっても10万円はかかってしまうため、初めのうちは中古のボードを購入するのもひとつの方法です。
波情報の見方を学ぶ
マイボードやウェットスーツを手に入れたら、スクールではなく「自分の足で海へ向かう」ようになります。
自分だけで海に行くようになったときに注意したいのが、必ず海のルールや波の特性を学んでおくこと!
波情報を的確に見られるようになると、天気図や波高表を見ながら波のいいポイントを予測できるようになります。
スクールではインストラクターがその日最も波のいいポイントへ連れて行ってくれますが、これからは自分で波のいいポイントを予測して向かわなくてはいけません。
サーフィンの腕前を上達させるためにも、できるだけいい波でたくさん練習ができるように、波情報の見方を学んでいい波を見つけていきましょう!
サーフィンのルールやマナーを学ぶ
波情報の見方と並行して行いたいのが、サーフィンのルールについて。
サーフィンとは基本的に「1本の波に1人」しか乗ることができないため、波待ちをしている場所によって誰に優先権があるのか決まってしまいます。
そういったルールを知らずにサーフィンを続けていくと、いつか大きなトラブルにつながり、最悪の場合はサーフィンができなくなってしまう可能性もあります。
自然を相手にするスポーツですので、自分自身だけではなく周りの安全を確保するためにも、海の中では必ずルールを守って行動することが大切です。
また、ルールだけではなく、海の中でのマナーも必ず理解しておく必要があります。
サーフィン業界の中では「ローカル優先」というマナーがあり、そのサーフポイント周辺で暮らしていて昔からポイントを守っている地元のサーファーが存在しています。
ビジターとしてサーフィンをする場合は必ずローカル優先を意識し、「大人数で入らない」「ローカルよりピークに行かない」「挨拶はしっかりと」などというマナーを忘れないようにしょう。
サーフポイントの中にはローカルしか入ることができないシークレットポイントも存在しているため、海に入る前には必ず「ビジターでも入ることができるポイントかどうか」を確認してください。
とにかく海に通う!
体験スクールに行ってサーフィンの楽しさを体感し、マイボードを購入してサーフィンのルールや海でのマナーも学んだら、あとはとにかく「海に通う」だけ!
サーファーの中には「出勤前に1時間だけ海に入る」「仕事終わりに」「夜勤明けに」など、可能な限りの時間を使って海に通っている人の多いことといったらありません。
とにかく海に通ってサーフィンを続けていくことで、少しずつサーフィンのコツがわかってきたり持久力がついてきたりするものです。
また、海に通っているうちにサーファーの友人も増え、新たな出会いもどんどん広がっていきますよ!
ただし、初心者サーファーは「サーフィンがしたい!」という気持ちが強いばかりに、明らかに危険なコンディションの海に入ってしまうことも少なくありません。
台風のときはもちろんですが、台風前後の海は波のサイズもかなり大きく、初心者のスキルでは命を落としてしまう危険性もあります。
サーフィンにかける情熱があることは素敵ですが、初心者にとって胸〜頭サイズ以上の波はとても危険です。
岸から見るとそれほどサイズがありそうには見えなくても、実際に入ってみると「恐怖心を感じるほどのサイズ感だった…」なんてことも珍しくありません。
ある程度のスキルがつくまでは、太もも〜腰くらいの程よいサイズの波で練習をする方が安心です。
モチベーションを保てる工夫を!
サーフィンを続けていると、どうしても「やめようかな…」と頭をよぎる瞬間がやってきます。
なぜなら、冒頭でもお伝えしたように、サーフィンとは驚くほど「上達しにくいスポーツ」であるから!
毎日サーフィンができる環境であっても上達するのに時間がかかるのに、週末サーファーともなれば「コツを掴んでも次のサーフィンまでに忘れてしまう」こともあるでしょう。
初心者のうちはボードの上で腹ばいになって漕ぐ「パドル」すらできなかったり、波に押し戻されて洗濯機のように海中で揉まれてばかり…。
「スクールでインストラクターさんと感じた楽しさはどこに?ボードに乗れたときの達成感は幻だったの?」と思ってしまうほど、1人で行うサーフィンに過酷さを感じる場合もあるでしょう。
それでもサーフィンを続けていくためには、落ち込んでいる気持ちを何とかして持ち上げることが欠かせません!
サーフィンに行き詰まったら南国にサーフトリップへ出かけてみたり、サーフィンスクールにもう一度足を運んで初心に戻ってみたりしてモチベーションを保てる工夫を考えてみましょう。
また、個人的におすすめするモチベーションの保ち方は、好きなサーファーが出演しているDVDを毎日流したり、動画でサーフィンテクニックを視聴したりすることです。
モチベーションを保つことができれば海に通い続けることができ、通い続けることができれば少しずつでもスキルを伸ばして行くことができるので頑張りましょう!
初心者がサーフィンを始めるときの注意点は?
ここまではサーフィンの始め方について詳しく紹介してきましたが、ここでは初心者がサーフィンを始めるときの注意点についてまとめてみたいと思います。
サーフボード選びは慎重に
マイボードを購入する際、どのようなボードを選ぶかということはとても大切です。
ボードが自分に合っていないとなかなか上達しにくいため、自分の体重や身長だけではなく「どのようなライディングがしたいか」をしっかりと考えてボードの種類を決めましょう。
初心者の方は、特に以下のポイントをおさえて選ぶのがおすすめです。
- 安定感のあるロングorセミロングボード
- 最終的にショートボードを目指したいなら「ファンボード」
- 厚みのあるボード
- 幅が広めのボード
- レールは「ボキシー」
ここでは初心者におすすめのサーフボードを3選紹介します。
FROW(フロウ)『ソフトボード 7’0』
浮力が高いソフトボードは、サーフィン初心者の方やキッズなど、入門用のボードに適しています。
サーフィンのスクールでも使用されるほど安全なボードなので、安心して使うことができます。
SCELL(セル)『ロングボード 9’0』
初心者~中級者向けのボードです。安定感のあるロングボードなので、初心者の方でもテイクオフしやすいボードとなっています。
また、レール(側面のボードを握る部分)が厚めのつくりになっており、安定性に優れているのも特徴です。
SCELL 『セミロングボード 8’0』
扱いやすいセミロングタイプのボードです。ロングボードより若干短めに作られており、よりターンなどがしやすい点が特徴です。
全体的にバランスのとれたボードとなっています。
1人では海に行かない
初心者のうちは1人では海に行かず、できるだけサーファーの友人や知人と海に行くようにしましょう。
というのも、初心者のうちは海の中でのマナーやルールがしっかりと身についていないためです。
中級以上の先輩サーファーやショップの人と一緒に海に行けば、波の見方や海への入り方・上がり方などスクールでは教えてもらえなかった細かいところまで教えてもらうことができます。
しかし、ひとつだけ気をつけておきたいのが「団体で入らない」ということ!
サーフィンは1つの波に1人しか乗ることができないため、団体で海に入ってしまうとすでに海の中に入っている人が乗りにくくなってしまいます。
団体での入水はローカルサーファーも嫌がりますし、サーフィン業界ではマナー違反になります。団体で海へ向かう場合は一気に入水するのではなく、時間を分けて2〜3人ずつ入水するように心がけましょう。
初心者はまず「体験スクール」へGO!
サーファーの友人がいれば話は別ですが、サーフィンについてほとんど知識がないという人は、まずはサーフショップが開催している体験スクールに申し込むことをおすすめします。
実は、サーフィン歴15年になる筆者も体験スクールからサーフィンの魅力にハマったサーファーの1人!
ハワイやオーストラリア、カリフォルニアなどでも体験スクールは開催されているため、旅行がてらサーフィンに挑戦してみるのも素敵ですね。
白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター
独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。