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【初心者向け】トランペットおすすめ7選~1万円台でも買える!
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
トランペットの輝かしい音は、聴いていると元気が出ますよね。「自分で吹くと楽しそう」と思った方は、早速チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
最近は非常に安いトランペットもあり、ちょっと吹いてみることができます。最初はきれいな音がなかなか出ませんが、徐々に上手くなって行きますので、楽しみながら練習してくださいね。
実はトランペットは、素材や塗装によって音が違うのが面白いところ。しっかりと選べば、高価なトランペットでなくても、満足度は高いでしょう。
今回は素材による音の違いや、初心者におすすめのトランペットをお伝えします。
目次
トランペットの選び方と違い
この章ではトランペットの素材による違いをご紹介します。
素材
トランペットの素材は真ちゅう(ブラス)です。銅と亜鉛を合わせたブラスはさびにくいのが特徴。銅と亜鉛の比率によって音が変わります。
イエローブラス
- 黄色
- 銅70%+亜鉛30%
- 輝かしい明るい音
- 張りのある音
元気なマーチング曲などがお好きな方におすすめ
ゴールドブラス
- 金色
- 銅85%+亜鉛15%
- 厚みのある音
- 豊かな音
- 奥深い音
クラシックなどの優しい音楽がお好きな方におすすめ
近年、銅と亜鉛にニッケルを加えた「洋白(ようはく)」も誕生しました。重厚で深い音が出せます。洋白はシルバーに近い色合いです。丈夫な素材なので抜差管(ぬきさしかん)だけ洋白といったトランペットも多いです。
塗装の種類
トランペットなどの金管楽器は、錆(さび)を防いで長持ちさせるために、真鍮のボディにラッカーで塗装したり、メッキで覆ったりしています。塗装やメッキの種類によっても音が変わるので面白いです。
ラッカー(透明)
シャープな音。
前に突き抜けるようなクリアで輝かしい音が出るので、マーチングや屋外吹奏楽などをする方におすすめです。
ゴールドラッカー(金色)
マイク映えする音。
マイクが拾いやすいハッキリした音が出ます。youtubeのために録音したい、演奏を音源にしておきたい方におすすめです。
銀メッキ
柔らかく、明るい音。
例えばゴールドブラスに銀メッキをすると、見た目は銀色です。銀メッキを施すと柔らかく、豊かな音が出ますので、アンサンブルやジャズを演奏したい方におすすめです。
ベルによる違い
ベルの工法には「一枚取り」と「二枚取り」があります。
一枚取り
一枚取りはその名の通り、一枚の板をゆっくりと加工し、ベルとパイプにする工法です。特殊な技術がいりますし、時間もかかるため、一枚取りのトランペットは高価です。一枚取りの方が音はスムーズで、のびやかな演奏が楽しめます。
二枚取り
ベルとパイプ(金管)部分を別に作って接合する作り方です。音のスムーズさは一枚取りに負けますが、この工法が安く作成できるため、低価格のトランペットはほぼ二枚取りです。
支柱による違い
トランペットの抜差管の近くに、支柱があるトランペットは意外に多いです。今度、トランペットを見る機会がありましたら、チェックしてみてくださいね。
実は、この支柱によっても音が変わります。支柱があればあるほど抵抗感が生まれ、重い音になりますよ。
支柱無し
抜けのある軽い音色で明るい音が好きな方におすすめです。
支柱が1本
豊かな音色、抵抗感のある吹奏感。
少し抵抗感があった方が吹きやすい方におすすめです。
支柱が2本
重い音色、抵抗感が強いです。
吹くと強い抵抗を感じますが、重厚感のある音色が好きな方におすすめです。
初心者にはどんなものがおすすめ?格安トランペットはNG?
「トランペットを吹いてみたい!」という方におすすめなのは、高価なトランペットよりも低価格なトランペットです。
30万円以上する高級トランペットを買って、宝の持ち腐れになるのはもったいないですよね。初心者は15万円以下の格安トランペットを買った方がよいでしょう。
また、お手入れセットなどがおまけで付いてくる「トランペット初心者セット」なら、間違ったお手入れ道具を買う危険性もないのでおすすめです。
10万円以下の格安トランペットでも、「ちょっと吹いてみたい」という方には十分です。昔と違い、格安トランペットも吹きやすくなっています。
おすすめのトランペットメーカー
トランペットのメーカーは色々あります。Schilke(シルキー)やV.Bach(ヴィンセント・バック)といった主要メーカーもよいのですが、少々金額が高いのがネック。
この章では日本でも手に入りやすく、初心者向けのトランペットも出しているメーカーを7社ご紹介します。
- YAMAHA(ヤマハ)=正確な音が出る、ピストンなどの動きが滑らか、音の強弱がつけやすい
- B&Sトランペット=響きがよい、吹奏感が心地よい、遠くまで音が通る
- V.Bach(ヴィンセント・バック)=輝かしい音、のびやかな音、屋外でも通る音が出る
- XO(エックスオー)トランペット=音程が取りやすい、吹きやすい、ダイナミックな音が出る
- chilke(シルキー)=正確な音が出る、レスポンスが早い、音色が美しい
- Queen Brass ZORRO(クイーンブラスゾロ)=明るく軽い音が出る、軽やかな吹奏感
- CAROL BRASS(キャロル ブラス)=音が出やすい、扱いやすい
トランペットのおすすめ
この章では、「金額の安さ」「音の出しやすさ」「手に入りやすさ」を評価して、おすすめのトランペットをご紹介します。
特に初心者が気兼ねなく楽しめるよう、低価格のトランペットを中心にまとめました。
【ゼットオー】プラスチックトランペット
樹脂製のB♭トランペットです。樹脂製なので軽いのが魅力。水洗いできますし、金属のようにぶつけたら凹むこともありません。
金属製のトランペットと違い、ピストンなどの動きがややぎこちないです。しかし、ケース付きで12,000円未満という安さですから、本当に気軽に吹いて楽しめますよ!小さなお子様にもぴったりです。
【ソレイユ】トランペット STR-1 初心者入門セット
B♭トランペットでは国内最安値の一つだと思います。お手入れセットや教科書、ケースがついて2万円未満。しかも譜面台セットかチューナー、どちらか選べるプレゼント付きです!
値段なりの操作感ですが、音はしっかり出ます。この安さなら多少傷がついても、途中で投げ出しても、くよくよせずに済むでしょう。
【キャロルブラス】C管ポケットトランペットN4000CL
C管のポケットトランペットです。丈が短く、愛らしいフォルム。巻き方が違うだけで、管の長さは普通のトランペットと同じです。キャロルブラスのトランペットは低価格でも作りがしっかりしているので、6万円未満とは思えませんよ。
【ヤマハ】YTR-2330
ヤマハのB♭トランペットが8万円未満!しかもミュート(消音)セット、お手入れセット、ケースまで付いているので初心者にピッタリです。ヤマハらしい正確な作りで、扱いやすいですよ。
【ゾロ】Custom BUILT ModelII
B♭トランペットがセミハードケース付きで9万円未満です。ゾロのトランペットは吹奏感が軽く、子供や肺活量のない方でも比較的吹きやすいのが魅力です。
【ヤマハ】YTR-4335G2
初心者向けのB♭トランペットのスタンダードモデル。15万円未満で手に入るため、値段的にもお手頃です。ベルにはゴールドブラスが採用されており、豊かな響きが楽しめます。
【ヤマハ】YAMAHA YTR-850S
ヤマハのハイグレードカスタムモデルであるYTR-850シリーズ。音程が取りやすく、ピストンなどの滑らかさも優秀なB♭トランペットです。
ハイグレードバージョンですが、お値段としては譜面台なども付いて25万円未満ですので、コスパがよいですよ。吹奏楽やジャズの初心者にもおすすめです。
こちらの記事では、トランペットレンタルサービスをご紹介しています。
一緒に購入すると便利なアイテム
この章ではトランペットと一緒に購入した方がよいアイテムをご紹介します。
- マウスピース
- ケース
- ピストンオイル(抜差し管につける潤滑油)
- スライドグリス(抜差管につけるクリーム状の油)
- スワブ(管の中の水分を拭き取る布)
- クロス(トランペットを磨く布)
- 譜面台
- チューナー(音を確認する機械)
トランペットの美しい音色、そして本体の寿命を延ばすためにも、お手入れは必須です。初心者はどれがトランペットに最適なお手入れ道具なのか分かりにくいので、やはりお手入れセットも付いたトランペットを購入するのもおすすめです。
▼関連記事:トランペットのメンテナンス方法やマウスピースの選び方等、詳しく解説しています。
まとめ
今回は素材などによってトランペットの音が変わることをご紹介しました。
最適な選び方は初心者向けのトランペットを選ぶこと、そして好きな音色が出せるトランペットを選ぶことです。また、お手入れ道具がセットになったトランペットなら、手元に届いたその日からトランペットが楽しめるのでおすすめです。
格安タイプでも、好みに合わせて購入すれば、満足度も高いですよ!
こちらの記事では、トランペット初心者向け基礎練習方法をご紹介しています。
宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター
フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!