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オンライン英会話が安い6つの理由!講師・レッスンの質は?
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
オンライン英会話は、ネット環境さえあれば、いつでもどこでも、安く受講できるという魅力がありますよね。
しかし、レッスンの質の低さなどを心配される方も少なくありません。オンライン英会話がこれだけ安くサービスを提供できるのは何故でしょうか?
この記事では、オンライン英会話の料金が安い理由について解説していきます。
目次
オンライン英会話が安い6つの理由
通常の英会話学校と比べると、オンライン英会話のレッスン料は半額以下のところも多数あり、圧倒的な安さが魅力のひとつとして定着しています。
英会話学校もオンラインスクールも、同じ「英会話を学ぶ」場所であるにもかかわらず、なぜここまで価格に差が生じてしまうのでしょうか?
ここでは、オンライン英会話が安い6つの理由について詳しくご紹介します。
競合が増え、価格競争が巻き起こっているから
インターネットが急速に普及し、今やメディアは「生活の一部分」として存在感を大きく放っていますよね。
国内には20社を軽く超えるオンライン英会話スクールがあり、どこの会社も「他社に負けないように」と価格競争が巻き起こっています。
競合が増えているからこそ「より安いレッスン料」を提示しなければ新規生徒の獲得が厳しく、その結果、価格競争が起こることによってオンライン英会話のレッスン料低下につながっています。
特に「英語初心者だ」「オンライン英会話が初めてだ」という人は、レッスンの質ではなく「金額」に目がいってしまいやすいもの。
新規生徒を掴むためにも、はじめの数ヶ月だけレッスン料を割引するなどのプランを設けているスクールも数多くあります。
フィリピン人などの「非ネイティブ」を講師として採用している
オンライン英会話が安い大きな理由のひとつに、英語を母国語としていない「非ネイティブ」の外国人を講師として採用しているという現状があります。
非ネイティブはネイティブに比べて低賃金で雇いやすいため、企業側の人件費削減につながりレッスン料低下にも大きく関わっていきます。
ちなみに、非ネイティブといってもフィリピンやシンガポールなど「英語を公用語としている国で育った講師」は英語のレベルも高く、日常英会話をマスターしている人が多いのも特徴的!
「アジア圏の講師は英語力が低いのではないか」「どうせ習うならネイティブ講師がいい」などと感じる人もいますが、アジア圏の出身でも質の高いレッスンを提供してくれる講師はたくさんいます。
教室がないので設備投資がかからない
一般的な英会話教室は毎月のテナント料や維持費がかかりますが、オンライン英会話は教室がないのでランニングコストが圧倒的に少ないといえるでしょう。
また、教室を運営していると「空調設備が故障した」「定期的な建物メンテナンス」などにお金がかかりますが、オンライン英会話なら設備投資にかかる金額が少なくて済みます。
ランニングコストが低いということは、それほど高い月謝を生徒から徴収しなくてもスクールを経営していきやすいともいい換えられます。
教室がないということは様々なメンテナンス費用がかからないため、必然的にレッスンの料金も安くなりやすいでしょう。
レッスン消化率が低いことによる利益率上昇
一般的な英会話学校では「時給制」「月給制」などの給与システムがほとんどですが、オンライン英会話では「レッスンをした分だけ給料がもらえる」という歩合制。
オンライン英会話では毎日レッスンを受けられる定額コースが人気を集めていますが、「忙しくて毎日は無理」「好きな講師のスケジュールがいっぱいで数日に1度しかレッスンが取られない」などの理由から、毎日レッスンを受ける生徒は実際それほど多くないのが現状です。
このことを「レッスン消化率が低い」と業界では表します。消化率の低さは利益率上昇につながり、それはそのままレッスン料金の低下にもつながります。
レッスン消化率とは?
レッスン消化率を簡単に説明すると、一定期間中に「どの程度レッスンを受講できか」というひとつの目安です。
例えば、毎日レッスンを受けられるプランで契約している生徒がなんらかの理由で1ヶ月に1回しかレッスンを受けられなかった場合、担当した講師に支払われる賃金はレッスン1回分。
しかし、生徒が1ヶ月に20回レッスンを受講した場合は「20回分のレッスン賃金」を講師に支払わなくてはいけませんよね。
どちらの方がより高い利益率をあげるかというと、もちろん講師に支払う金額の少ない「レッスン消化率の低い方」です。
英会話スクール自体が海外拠点になっている
オンライン英会話スクールはパソコンやスマホなどの端末を介してレッスンが進められるため、スクールの所在地に影響されることはまずありません。
そのため、スクールを運営しているのが日本よりも物価の低い海外企業だったり、海外に拠点をおいていたりする場合、日本企業のスクールよりも料金が安くなる場合があります。
特に、物価が日本と比べてかなり低いフィリピンなどのアジア圏を拠点とするスクールは、レッスン料も安い場合が多いでしょう。
最近ではサブスク型(月額定額制)を導入するスクールも
今までは「1レッスン○○円」というように、レッスンあたりに料金を支払うシステムが主流でした。しかし、最近では「月額定額制」であるサブスク型を導入するスクールが目立つようになりました。
サブスク型では先ほどご紹介した「レッスン消化率」が低くなりやすく、企業の利益率上昇に役立ちます。利益が大きいとレッスン料も下げやすいため、価格競争を繰り広げているスクールの中でも最安値を設定しやすいでしょう。
実は近年、オンライン英会話の値段は上がっている
低価格さが魅力のオンライン英会話ですが、実は近年「レッスン料が上昇傾向にある」ことをご存じでしょうか。大手オンライン英会話スクール「DMM」では以下のように、段階的なレッスン料の値上げが繰り返されています。
- ・サービス開始当時 「1日1回で月額295円」
- ・2015年 「月額3,950円」
- ・2016年 「月額4,950円」
- ・2017年 「月額5,500円」
- ・2018年 「月額5,980円」
- ・2019年 「月額6,480円」
※全て1日1レッスンのプラン
DMM英会話の魅力についてはこちらの記事を確認してみてくださいね。
DMMだけではなく、他のオンライン英会話スクールも次々にレッスン料の値上げを発表しています。
値段の上昇の理由とは?
次は、オンライン英会話のレッスン料が高騰した理由について詳しく解説していきましょう。
レッスン料上昇の主な理由は、人材の獲得競争や人材育成などにコストが多くかかるようになったからだと考えられます。
オンライン英会話スクールでは、新規生徒を獲得するために「値下げ競争」が起こっているとお伝えしましたが、近年ではその逆。
「いかに質の高いレッスンを提供できるか」「優秀な人材を集められるか」にこだわるスクールが増えていることから、スクール側のランニングコストも上昇しています。
スクール各社がこぞって「質の向上」に力を入れる理由は、生徒の満足度を高めてレッスンを継続してもらうためです。
いくら低価格を売りにして新規生徒を集めても、肝心のレッスン内容が充実していなければ継続してもらえませんよね!
オンライン英会話スクールでは、より優秀な人材を獲得するために人件費が増えてしまうことも少なくありませんし、すでに登録している講師の質を保つためにも「定期的なスキルアップ指導」「レッスン研修」などを実施する必要があります。
これらの経費はレッスン料の値上げを実施することで捻出できている場合もあるため、質の向上はレッスン料料の上昇にとても大きな影響を与えているといえるでしょう。
英会話初心者は、アジア圏の講師に教わるのがおすすめ
英会話初心者は、英語を公用語としている「フィリピン人」「シンガポール人」など、アジア圏の講師に教わるのがおすすめです。
特に、「英語圏の外国人と話をしたことがほとんどない」という場合は、ネイティブスピーカーのリアルな発音や会話速度の速さに圧倒されてしまうケースも少なくありません。
非ネイティブの講師は母国語による多少の訛りはあるものの、同じく非ネイティブである日本人からすると「ネイティブよりも会話速度がゆっくりで聞き取りやすい」というメリットがあります。
また、アジア圏の講師はネイティブ講師よりもレッスン料が低く設定されていることも多く、コスパの面でもメリットがあるでしょう。
他にも「同じアジア人だから親近感を持てる」「欧米人だと緊張してしまうがアジア人だと緊張せずに話しやすい」「多少訛っている方が聞き取りやすい」などの意見もたくさんあがっていますよ。
安いからといって講師やレッスンの質が落ちるわけではない
今や、オンライン英会話スクールの数は国内外を合わせるととてもたくさんあります。その中には「安さを売りにしているところ」もあれば、ネイティブ講師だけを集めている「本格派」派手様々です。
受講者がスクールを選ぶ際、レッスン料はもちろんですが「講師の質やサポート体制」にも重きをおいている人が多いのではないでしょうか。
「安いということは講師の質が悪いのではないか」「身に付くレッスンを提供してもらえないのではないか」などの不安もありますが、安いからといって講師やレッスンの質が落ちるわけではありません。
少人数で運営しているスクールや非ネイティブ講師を中心にしているスクールなどは、他社と比べてもレッスン料が割安になっている場合が多く見られます。
もし「他社と比べて安すぎるから不安…」と感じた場合は、なぜ安いのかを調べてみるといいでしょう。場合によっては、スクールに直接問い合わせをして、安さの秘訣を直接聞いてみると安心できるかもしれませんね!
スクールは金額だけで選ばないこと
様々なオンライン英会話スクールが展開されている中で、どのようにスクールを選べばいいのかわからないと感じる人も少なくありません。
スクールの中には「安さを売りにしているところ」「講師の質を売りにしているところ」「フォロー体制を売りにしているところ」など、様々な特色があります。
レッスン料金に着目するだけではなく、ぜひスクール独自の強みや特徴にも目を向けて選んでみてください。ほとんどのスクールで無料体験レッスンが実施されているので、気になるスクールがあればどんどん体験レッスンを申し込んでみるのもおすすめです。
実際にオンラインレッスンを受けてみることでスクールの雰囲気も掴みやすく、自分にぴったりのスクール探しにも役立つはずです。
目的別おすすめのオンライン英会話スクールについてはこちらの記事を確認してみてくださいね。
白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター
独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。