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乗りたいバイクがきっと見つかる!バイクの種類を徹底解説
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バイクは種類や形がいくつもあるため何を選べばよいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。初めてバイクを購入するなら、愛車となるバイクはなおさら慎重に選びたいもの。今回はそんな初心者ライダーのために、バイクの種類について解説していきます。
バイクを選ぶ前にはまず、バイクに乗る目的や求める機能・性能、乗りたいバイクのデザインなどを考えておくことが重要です。メーカーなどによって同じ車種のバイクでも機能やデザインが変わってくるため、気になるメーカーを絞っておくのもおすすめです。
バイクを買おうと思ったきっかけや憧れのライダー、求める機能やデザインを備えた車種があるのであれば、それを参考にバイクを比較し購入を検討してみるのもよいかもしれません。
バイクの種類
オートバイは、バイクの設計や特徴、用途などの様々な要素によって主に3種類に分けられます。
まず、バイクで走ること自体を楽しむためのスポーツ性を重要視した「オンロードモデル」と「オフロードモデル」です。次に、通勤や通学など公道を移動するために利用される「タウンユースモデル」があげられます。
今回はこの3つのモデルの特徴と、バイクの種類をさらに細かく分類して順番に紹介します。
オンロードモデルのバイク
舗装された道路を快適に走行できるオートバイを総称してオンロードモデルといいます。「ロードスポーツ」や「ロードバイク」とも呼ばれるタイプです。
オートバイの多くはこのモデルで、メーカーのカタログなどでも大分類として用いられています。道路の舗装がしっかりされている日本では、最も車種の構成が幅広いタイプでしょう。
ここでは、4種類のオンロードモデルのバイクを紹介します。
ネイキッド
「ネイキッド」という名称は英単語「naked」に由来します。ネイキッドは、空気の抵抗を減らすために車体やエンジンを覆うカバー「カウル」がない、いわゆる裸のデザインのオートバイです。
ネイキッドの主な特徴は2つあります。ひとつ目はスポーツ性をより重要視した車種に比べると、上体が起きた運転姿勢になるため疲れにくいことがあげられます。
ふたつ目に、初心者にも扱いやすい点があげられます。街乗りやツーリングなど様々な用途で使える万能性や比較的低めのコスト、エンジンの特性が穏やかといった特徴は、初心者にぴったりです。
その万能さと比較的高い性能のモデルが多いことから教習車としても利用されています。そのため、初めてのバイクを検討している人におすすめです。
主なモデルに、スポーツ性の高い車種からカウルを外し、攻撃的な外観が特徴的な「ストリートファイター」や、落ち着きや品を感じる外観デザインや色合い、伝統的な材質や構造を用いた車種である「クラシック」があります。
スーパースポーツ
「スーパースポーツ」は、公道を走れるバイクの中でも、車両全体をカウルで覆うタイプのスポーツ性の高いオートバイを指します。スピード感を求めている人に人気のバイクです。
スーパースポーツの特徴は、3つあります。
まず、前傾気味の運転姿勢により、スポーツ性の高い走行がしやすいという点です。次に、加速が速く、カーブを曲がりやすいという特徴です。そして、前から風の影響を受けにくいため疲れにくいことがあげられます。
ただし、上位のスポーツ性に特化した高性能のモデルは前傾姿勢がきつい傾向です。そのため、長時間の走行にはあまり向いていません。
ツアラー
「ツアラー」は、長距離のツーリングがしたい人に最適なバイクです。大きなカウルが装備されているため前からの風の影響を受けにくく、ツーリング向きの車両構成に大容量のガソリンタンクやエンジンなどを備えています。
比較的車高が高くシートとハンドルの距離が長いことから、高速走行時の安定性に優れています。排気量が大きく、乗り心地がよいのも特徴です。
さらに、快適なツーリングのための装備が充実しているのも見逃せません。しかしその分、車両が重い点は念頭に置いておきましょう。
クルーザー(アメリカン)
「クルーザー」は、長時間の走行に向いている車種です。米国によく見られる広大で長い直線が続く道路をゆったりとクルージングするのに向いた車体やエンジンの特性を持ち合わせています。
低く長い車体に、伝統的な機構や特徴的な音を発するエンジンが搭載されており、品のあるクラシカルな外観が特徴です。ハンドル位置はゆったりとしていて運転姿勢が楽なのも魅力でしょう。シートが低く、小柄な人でも乗りやすい車種といえます。
また、多くのオートバイはカーブを曲がるときに車体を地面に向かって倒して曲がりますが、クルーザーはあまり深く倒せないためカーブを曲がるのが苦手です。また、クルーザーにはカウリングがないので、前からの風の影響を受けやすいことも覚えておきましょう。
オフロードモデルのバイク
舗装されていない道路や林道など、路面状況の良し悪しを選ばず走行することを前提に設計されたものを、「オフロードタイプ」や「オフロード車」などと呼びます。オフロードモデルの特徴は、大きなホイールや長いサスペンション、軽く細身の車体などです。
デュアルパーパス
「デュアルパーパス」は、舗装されていない荒れた道などでの走行に特化した装備と構造を持つオフロードモデルの中でも、舗装されたオンロードでの走行にも対応している車種のことを指します。
主な特徴は、軽量で細身の車体と細く直径が大きいタイヤを持っている点です。車輪と車体をつなぐサスペンション部分が柔らかい点や、オフロードでより扱いやすい出力のエンジンを搭載し、横風に弱く煽られやすいのもデュアルパーパスの特徴です。
ちなみにシートの高さが高い車種が多く、オンロードモデルに比べるとオンロードでの性能や快適性は劣っています。舗装された公道などを走ることが多い人は注意しましょう。
さらにデュアルパーパスから細かく分類した車種に、「トレール」と「アドベンチャー」があります。
トレール
トレールの魅力は、アスファルトなど舗装されたオンロードも走れ、荒れた道などのオフロードも快適に走れることにあります。車体が軽く取り回しが簡単なため、万が一転倒しても起こしやすいでしょう。
ただし、車高が高いことに加え、前からの風を防ぐカウルがありません。高速道路などの長距離走行には向かないバイクです。
アドベンチャー
アドベンチャーは、デュアルパーパスのなかでも大排気量のエンジンとハーフカウルを搭載した車種として「マルチパーパス」などと呼ばれる場合もあります。
長距離を快適に走れるだけでなく、オフロードバイクの性能の数々が車体に盛り込まれているのもポイント。多少荒れた道でも安定して走行できます。まさに「冒険」という名にふさわしいバイクです。
大きな荷物なども積めるように設計されているため、長旅にも向いています。
スーパーモタード
「スーパーモタード」は、軽く小回りの利くオフロードの車体と舗装路を走るためのオンロード用のタイヤを組み合わせたバイクです。オフロードモデルとオンロードモデル両方の特徴が外観からうかがえます。
オフロードモデルのバイクの特徴を舗装された公道でも発揮したい人におすすめのバイクです。
スーパーモタードの特徴は、オフロードモデル特有のハンドルの切りやすさと取り回しのよさで、Uターンなどがしやすいことです。一方で、前からの風の影響を受けやすく、前述のトレールよりは走行しやすいとはいえ、高速道路での走行にはあまり向きません。
タウンユースモデルのバイク
タウンユースモデルは通勤や通学、または配達等のビジネス用途に設計されたバイクです。「ファミリーバイク」と呼ばれることもあります。
またTVの報道などにおいては、小型のオートバイを総称してミニバイクと呼ぶこともあります。経済性や利便性、ある程度の重さにも耐える耐久性、燃費や価格などのコストパフォーマンスに優れた作りが特徴です。
配達・出前などで利用されるビジネスバイクや宅配用のバイクもありますが、ここでは個人向けのバイクを紹介します。
スクーター
運転の際、足を足元のステップ状のフロアに乗せて運転する車種を総称して「スクーター」と呼びます
足を高く上げて乗り降りをする必要がなく、比較的大容量の収納スペースが設けられているのも特徴です。実用性を重要視し、近距離移動に特化した低排気量の車種や、近年では快適な長距離移動を実現するために、スクーター型を採用する大排気量の車種も増えてきています。
スクーターは細かく3種類に分けられます。ひとつ目は、排気量が126cc以上の「ビッグスクーター」という大排気量のモデルです。その排気量と大きさから、高速道路でも快適な走行が叶います。大きな収納スペースもあり、荷物が多いときも便利です。
ふたつ目は、125スクーターや原付2種スクーターなどとも呼ばれる「125ccスクーター」です。コンパクトで車体が軽く、楽に取り回せるのが特徴です。2人乗りもでき、ちょっとしたお出かけなどに便利なモデルでしょう。セカンドバイクとしても人気があります。
みっつ目は、原付免許や車の免許で乗ることができる「原付スクーター」です。原付スクーターは、車の免許を持っていれば新たに免許を取得する必要はありません。車の免許がなくても、筆記試験と講習だけで原付免許は取得可能です。
また、車両価格が比較的に安いため、他のバイクに比べると初期費用が抑えられるというメリットがあります。車体は軽く小回りが利くことから、初心者でも扱いやすいでしょう。初めてのバイクとしてもおすすめの車種です。
まとめ
バイクは、構造やデザインなど細かい部分の違いからいくつかの種類に分類されます。どのバイクの種類を選ぶかは、個人の価値観や利用用途などによっても変わってくるでしょう。
まずは、街中メインで乗るのか、それともオフロード走行に興味があるのかなどで、車種を絞ります。高速道路の走行や長距離走行の有無や頻度も車種選びの重要なポイントです。
バイクに興味がある人やバイクをこれから買おうと思っている人は今回の内容をぜひ参考にしてみてください。バイクメーカーのサイトの情報もチェックすると、自分のお気に入りの車種についてより深い知識を身に着けられるでしょう。
また、こちらの記事では日本と海外の主要なバイクメーカーを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ビギナーズ編集部 /
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