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【初心者必読】バドミントンのダブルスのルールや動き、戦術を解説!
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バドミントンにはシングルスとダブルスがあります。ダブルスでは2対2で戦うため、細かいルールや戦術もシングルスと異なります。今回は、バドミントンのダブルスのルールや動き、基本戦術などを解説していきます。
目次
この記事のまとめ
バドミントンのゲームには1対1で行うシングルスと2対2で行うダブルスがあります。シングルスの場合は、1人で動くのであまり気にすることはありませんが、ダブルスの場合は、ローテーションなどの戦術が必要になります。
またペア相手との相性なども必要になってくるので、シングルスが強いからといって、ダブルスも強いとは限りません。ダブルスで必要になってくるのは、ペア相手との上手なコンビネーションです。
守りと攻めの役割分担をしっかり意識し、フォローすることも大切です。バドミントンのダブルスが強くなるために、どんなことを気をつけていくのか、詳しく以下で見ていきましょう。
まずはバドミントンダブルスの基本ルールをおさらい
まずは、バドミントンのダブルスの基本的なルールを見ていきましょう
バドミントンのダブルスのゲームの進み方
バドミントンではシングルスとダブルス共通で、基本的な試合形式は「21点の3ゲーム」となっており、2ゲーム先取したほうが勝利になります。
しかし、大会によっては「25点1ゲーム」や「15点3ゲーム」などの場合もあるので、大会要項はしっかり確認しておきましょう。最初にサーブ権と取るか、コート選定権を取るかコイントスかじゃんけんで決めます。
わかりやすく言うと、じゃんけんで勝ったほうがサーブ権を取った場合、「自分がサーブするかレシーブするか」を選択し、じゃんけんで負けたほうは「どちらのコートにするか」を選択できます。
20-20になった場合は、2点差をつけた方がゲームのポイントを取ることができ、29-29の場合は、30点先取をしたほうがポイントを獲得できます。
ダブルスの場合のサーブコート
シングルスと違い、ダブルスではダブルスコートを使います。縦長のシングルスコートと違い、横に少し広くなります。
サーブ権を持っている人は得点が偶数の場合、コートの右側から斜めにサーブします。サーブを打つ人は、相手チームのサーブ枠にはいるように打ちましょう。
この場合、シャトルがネットに当たって入ったり、ライン上に落ちてもインになります。
ダブルスではサーブした側が得点した場合、次はコートの左側から同じ人がサーブし続けます。しかしレシーバー側が得点した場合はサービスオーバーとなり、相手チームにサーブ権が移行します。
サーブ権が移行したチームは自分たちの得点が偶数なら右側から、奇数なら左側からサーブを打ちます。昔はセカンドサーブがありましたが、新しいラリーポイント制では、セカンドサーブはなくなりました。
ダブルスには前衛と後衛というポジションがある
バドミントンのダブルスでは、シングルスと違い「前衛」と「後衛」というポジションがあります。それぞれのポジションで役割があり、フォーメーションも違ってきます。
相手とラリーをしながら、自分たちの動きが「攻撃」か「守備」かのフォーメーションで切り替わります。シングルスとは違い、ダブルスでは相手の守備を崩しながら、攻撃のフォーメーションに切り替えていく戦略が必要になってきます。
ダブルスでは、前衛と後衛のローテーションが重要
バドミントンのダブルスでは、ローテーションが重要なポイントになっています。ローテーションとは、前衛と後衛のポジションを自然に切り替えながら、相手のシャトルを打ちやすいフォーメーションに作ることを指します。
このローテーションはダブルスの攻め方に直結するため、ダブルスで強くなるためには、最重要事項になります。ローテーションをスムーズに行うには、パートナーとしっかり話し合い、練習し、実践に移せるようにしなければなりません。
ダブルスにおけるローテーションの基本戦術
バドミントンのダブルスでは、どんなローテーションの基本戦術があるのでしょうか。ペアによってその戦術も異なるため、一概には言えませんが、基礎を紹介します。
攻撃型-トップアンドバック
「トップアンドバック」とは、ペアがコート上で前後にポジションをするフォーメーションです。このとき、前衛はネット際でのプレーをする役割をします。
もう一人は、後衛となり、前衛が決められるようなショットを導くための、スマッシュや試合の展開力、シャトルを根気強く拾う防衛力が求められます。
ペアのタイプは瞬発力が求められる「前衛タイプ」と試合展開が上手な「後衛タイプ」で構成されていることが多いです。攻撃面で主導権を握ることができれば、相手に圧力をかけることができるフォーメーションでもあります。
攻撃がメインになるダブルスでは、このフォーメーションを崩すことができるかどうかは大きなカギになります。相手が苦手とするラリー形式を導くことができれば、試合運びも非常によい流れになるでしょう。
守備型-サイドバイサイド
「サイドバイサイド」はペア同士が横並びになり、相手からの攻撃を防ぐフォーメーションです。攻撃ではなく、守備がメインのフォーメーションですが、ラリーを継続させ、反撃のチャンスを伺うスタイルです。
先ほどの「トップアンドバック」とは違い、相手の素早いスマッシュなどにも左右大きく動かずに返せることが特徴的です。
また、前述しように反撃のチャンスを伺うスタイルなので、相手の攻撃が途切れたり、少しの隙を見せたら、素早く「トップアンドバック」のフォーメンションに移れる準備が必要です。
また、コートの半分は自分で守りきる気持ちでプレーすることが大切です。このフォーメーションの場合、1人だけに集中攻撃し、ミスを狙う攻撃もあるので、そういった場合は、どうくぐり抜けるのか、ペアで練習しておくとよいでしょう。
ローテーションをするタイミングの判断基準
攻撃型と守備型のフォーメーションを説明しましたが、このローテーションをするタイミングも非常に重要です。ローテーションが必要なタイミングを紹介していきます。
カバーが必要なとき
バドミントンのダブルスのローテーションでカバーが必要なタイミングはほぼ決まっています。
それはペアの相手が体勢を崩したときです。具体的に前述したように集中攻撃を受けたときなどに起きることが多く、ショットを打った直後や前にポトンと落ちるドロップショットを拾ったときなどのシーンです。
ペアの相手が体勢を崩してしまうと、さらに狙われやすくなり、1人でコートを守らなければなりません。
攻めに転じるとき・守りに入るとき
攻撃のときは基本的に「トップアンドバック」が基本陣営になります。このフォーメーションの場合は後衛からスマッシュが打ちやすく、相手のシャトルにも前衛が素早く反応でき、さらなる攻撃に繋げることができます。
相手から押されたり、一度立て直したい場合などは「サイドバイサイド」にフォーメーションを変更していきます。動きやすく対応しやすいので守るには有的です。また、相手のミスを誘うときにもこのフォーメーションになることもあります。
ダブルス初心者が勝つための5つのポイント
実際にダブルス初心者が勝つためのポイントを5つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
緩急のあるショットを意識する
バトミントンは、常に早いショットのイメージが強いかと思いますが、相手のペースを崩すことが重要になります。そのためには、緩急のあるショットを織り交ぜて、プレーを進めるとよいでしょう。
具体的にいうと、スマッシュやドライブのような早いショットとドロップやハイクリアのような遅いショットを組み合わせて攻撃すると緩急がつきます。また、スマッシュを見せかけてドロップを打つようなフェイントも有効的です。
ローテーションする考えに囚われない
先ほど説明したローテーションはあくまでも基本スタイルです。しかし、ローテンションをすることばかり考えすぎているとよいプレーができないので、ペアと上手くローテンションができるまで、無理して行う必要はありません。
またペアによっては、ローテンションをしないほうが上手くいくこともあるので、それぞれのペアに合ったプレーをすることがよいでしょう。
試合中の自分の役割を意識する
ダブルスでは、それぞれ役割が違います。今このプレー中では自分はどんな役割をすべきなのか、しっかり把握することは大切です。
特に「トップアンドバック」では、前衛と後衛では役割が全く違うので、役割を意識することでより良いペアになります。
パートナーとのコミュニケーションをしっかりとる
ダブルスは必ずペアで行うプレースタイルです。試合中はスピードが早いので会話している場合ではなりません。
そのため普段からしっかりコミュニケーションを取っておく必要があります。プレーのことはもちろん、相手の性格もしっかり理解して信頼関係を保つこともとても大切です。
バドミントンの基礎を大切にする
バトミントンの基礎は必ず覚えてください。シングルスとダブルスではプレー方法やルール、コートなども違います。
なので、人によってはダブルスが苦手な人もいるくらい、違うものです。ダブルスをする際には、しっかりダブルスの基礎を身につけておきましょう。
まとめ
今回はバトミントンのダブルスについて紹介しました。
シングルスとは違い、ペアとの相性やコミュニケーションが重要になってきます。また戦術もダブルスならではのものなので、ぜひ参考にして強いダブルスペアを目指してください。
また、こちらの記事ではフットワークの練習方法について解説していますので、ぜひこちらもチェックしておきましょう。
内野奈々 /
ビギナーズ編集部 ライター
編集ライターとして12年。広告や雑誌、インタビューなどさまざまなジャンルで活動しています。 リラックスタイムは映画とショッピング、そして愛犬と戯れること。