更新
【大人になってからピアノを始めたい方必見】初心者が上達するコツは?
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ここでは大人になってピアノを始める方が事前に押さえておきたいピアノの始め方や練習方法についてご紹介します。
初めて習う方はもちろん、小さいときに習っていて、大人になってまた始める方など、さまざまな方に合った練習方法を解説していきます。
初めてピアノを始める方のピアノの始め方
まずは全くの初心者の方のピアノの始め方をご紹介していきます。
初めての方はどこから始めて良いかすらわからず、つまずきがちです。そのようなことにならないためにも、まずは目標を立てたり、具体的に考えてみましょう。
こういうときに役に立つ4つのポイントがあるので、それに沿ってわかりやすく解説していきます。
- 準備
- 計画
- 実行
- 評価
ぜひこれに当てはめてみましょう。これはよく大人向けのレッスンで使うポイントですが、とても分かりやすくシンプルに目標を立てることができ、目標達成がしやすくなります。
特に初めてピアノを始めるとなるとどこから始めていいかわからないことだらけだと思うので、これを使って整理していきましょう。
ポイントは準備
何を始めるにも準備が必要です。ピアノを始めるには、練習するための場所・ピアノ・楽譜が必要になります。
ピアノを始めたいと思っても、弾く場所がなかったり、練習する場所がなかったりすると、いくらお金をかけて習っても、無駄になってしまいます。
また、ピアノ本体の準備や楽譜の準備も自分に合ったものを使用していないと、損をしてしまったり、上達に影響が出てしまう場合もあるので、気をつけましょう。
ピアノを弾ける環境を準備することから始めましょう
何事もそうですが、ピアノは特に練習は必須です。小さい子だと、毎日練習したりというのは逆に難しい話ですが、大人で始める場合は、ある程度練習していないと、すぐに弾けなくなってしまいます。
弾けると楽しいですが、弾けないと達成感もなく、ただ辛かったり、練習が苦になってしまいます。そうならないためにも練習できる環境の準備が必要です。
どうしてもおうちにピアノや電子ピアノを置けないという方は、島村楽器などのレッスン室を借りることをおすすめします。
普段は島村楽器の生徒さんが使用していますが、平日の午前中など使っていない時間帯に一般の会員ではない方も使えるサービスです。
私もよく利用していますが、30分単位で借りることができるので、ちょっとした空き時間でも気軽に利用することができます。
このようにピアノがなくても練習はできますので、ないからといってピアノを始めることを諦めないでくださいね。
レッスン室のピアノは定期的に調律されたピアノで、とてもいいグランドピアノを使用していることが多いので、自宅では電子ピアノを使用している方でも、発表会前はレッスン室を借りるなど、使い方は様々です。
自分に合ったピアノ選びとは?
ピアノは何を選べばいいかわからない方が多いと思います。
楽器は決して安いおかいものではないので、自分に合ったピアノ選べるように調べたり、実際に楽器店に行って弾いてみたりしましょう。
電子ピアノとアップライトピアノ、グランドピアノなど、ピアノには様々な種類やメーカーのものがあります。
まずはピアノを置ける環境でしたらピアノをおすすめします。ピアノを置けても夜6時以降は弾いてはいけないなどのルールがありますので、そこは事前にしっかり調べておきましょう。
騒音問題や置き場所やお値段でピアノを置けない場合は、電子ピアノがおすすめです。
音量を自分で自由に調節でき、コンパクトな上、価格帯もお求め安くなっているので、初心者の方にはちょうどいいのかなと思います。
私も電子ピアノを持っていますが、昼間は音量を6、7割くらいにして本物のピアノのように弾き、夜はヘッドフォンで弾けないところの特訓をしています。
電子ピアノは練習時間の確保といった点からみてもとても優れています。お仕事から帰ってきてからでも弾けますし、早朝でも練習は可能になるので、迷っている方は、自分がどのくらいの趣味でやっていくのかから考えて、自分に合った楽器選びをしてください。
初心者におすすめの楽譜
次は楽譜選びです。もし習い事として始めるという方は、まずはそのピアノ教室の教材を使っていきます。
ある程度弾けて来たら、自分の弾きたい曲に挑戦したり、自分で楽譜を集めることの楽しさがわかってくると思います。それまでは教室や先生の指導に従う方が確実です。
独学の場合は、よくある「初めての~」や「初心者向け~」などのわかりやすい曲の楽譜を使い、まずはピアノを弾くことの楽しさを経験しましょう。
どの年代の方に教えるにしても必ずやってもらう教材は“バーナム”という教本です。
ハノンも有名ですが、初心者の方は5本の指を動かしながら楽譜をみなければいけないなど、初めからそれは大変なので、まずは確実に弾ける“バーナム”という、指の練習をしっかりしましょう。
音符も見やすく、譜読みのいい練習にもなります。大人の方がやると、どんどん弾けてしまうほど簡単ですが、実はこの簡単そうなトレーニングがとてもしっかり身についていきます。
いろんな曲を弾けるようになるにも指の動かし方のトレーニングをしている方とそうでない方ではとても差が出てきます。手を抜かず、根気よく練習していきましょう。
ただ弾けるようになりたい曲を目指すのでではなく、指のトレーニングと音符を読めるようになることで、いろんな曲に対応できるようになってきます。
これからピアノを趣味にしていくことを考えると指の練習は欠かせません。まずはバーナムやハノンなどの教本を購入しましょう。
練習曲以外のメインで練習する用の楽譜も選び方があります。コンクールとかではない場合、そして簡単さを求める場合は、ハ長調の楽譜をおすすめします。
原曲のキーではないのですが、ハ長調だと、シャープとかがほとんど出てこないので、初心者の方にはおすすめです。
原曲のキーだとシャープやフラットで難しいと思う方はぜひハ長調の楽譜を探してみて下さい。
計画や目標をもって趣味を楽しむ
こちらも何かを行う上で、大切なことです。具体的に目標というのはピアノを初めたらどのようになりたいかです。
この曲を弾けるようになりたい、このコンサートに出てみたいなど、始めるきっかけになったようなことがあるとわかりやすいと思います。
その目標を達成するにはどのような練習をしたらいいのかまで、しっかり考えてみましょう。
ピアノ教室に通っている方は目標を先生に伝えることで、そのためにはどのような練習が必要かなどを教えてくれるので、計画しやすいと思います。
独学の方は目標を決め、そのためにはどうしたらいいかを自分で考え、計画します。目標の曲の難易度が初心者レベルでしたら、普段の練習でその曲を練習していいと思います。
ただし、少し難しいレベルだったりする場合は、無理をせず、その曲をチャレンジする前に似たような奏法の曲で簡単なものを選び次の曲に生かすような曲のプランをするとベストです。
最高でも3曲、初心者の方は2曲くらいの課題曲がちょうどいいと思います。とにかく簡単な曲から、または自分が弾きやすいと思う曲から確実に達成できる目標を考えていきます
このように練習プランを立てるということが目標達成への近道です。ただし、欲張りは禁物です。昔習っていたからといってあれもこれも弾きたい!となってはなかなかうまくいかないので、しっかり目的を絞っていきましょう。
プランを立てたら実行!実際に弾いてみることの大切さ
プランが完成したら、やってみないとできるかはわかりません。いきなり弾けるようになるものではなく、日々の積み重ねが大事ですので、まずは自分のプランを信じて練習していきましょう。
だらだらと弾くのではなく、1時間練習時間がある場合は30分指の練習し、その後目標曲を練習するなどメリハリと区切りをつけて行いましょう。
指の練習は最初が肝心です。手を抜かず、正しい姿勢で焦らずゆっくり指のトレーニングをして基礎をしっかり作ってから、目標曲を練習してみると、指の動き方が変わってくると思います。
独学の方はとにかく自分でしっかり調査してください。今は調べればすぐに答えが見つかる時代ですので、疑問に思ったり、伸び悩んだりしたら改善できるようにメモを取っておきましょう。
練習後の評価で、次のレッスンに生かす
練習が終わったら、メモしていたダメなところを確認したり、どこができなかったかをチェックします。
ここまで計画したのにただ練習しただけではもったいないので、しっかりと自分を評価してあげましょう。
ここができなかったなどのマイナスだけではなくて、たまには赤ペンをもってよくできたところに、花丸をするなどのプラスの評価をして自分のモチベーションを上げていきましょう。
大人からピアノを初めても上達する人の3つの特徴
ピアノは大人から始めても弾けるようになると言っても身につけるのは簡単なことではありません。
練習しても上達しないと感じている人の場合、途中で諦めてしまうことも多いといいます。
せっかく始めたピアノを継続するには、演奏が楽しめるくらいスキルを磨く必要があります。
練習しているけどなかなか上手くならない・・・と感じている人は、上達する人の特徴を確認してみましょう。
上達する人としない人では一体何が違うのかをチェックし、今後の練習に生かしながらスキルアップを目指してください。
意思の強い人
大人から始めてもピアノが上達する人の一つ目の条件は、”意思の強さ”をもっていることです。
大人から始めるピアノは困難がつきものです。時には辞めたくなってしまうこともあると思います。
そんな気持ちのブレや、なかなか先に進まない困難を乗り越えてでも、ピアノが上手になりたい、楽しみたいとの強い意思は上達するために必要不可欠な要素となっています。
ピアノの音が好き、憧れがあったなど、どんな理由でも構いませんが、まず練習を続けるだけの強い気持ちをもつことが重要となります。練習は根気強く続けましょう!
素直に練習できる人
素直に練習できるのかも上達に必要な条件です。何もわからないままピアノを始めた場合、練習方法を人から教えてもらう機会が多いと思います。
上達を目指すには、教わったことを素直に実践することが大切です。これは難しそう、必要なさそうだからやらないなど、初心者であるにもかかわらず、自分の判断で練習する人は途中で行き詰まることも多くなります。
ピアノを独学で始めようとしている人も注意が必要です。独学の場合は完全に自分の判断で練習メニューを考えますが、目標は高すぎず、達成できるものであることと、面倒くさいからやらないのではなく、指の練習をしっかり行いましょう。
楽しく継続できる人
上達する人の多くはピアノ演奏や音楽を楽しんで行っています。
楽しければ、おのずとレベルアップが可能になり、達成感を味わうこともできます。
ピアノは習得が難しいため、すぐに弾けるようにはなりません。小さな目標をクリアすることで上達していきますが、それを叶えるためにも、楽しむことが重要です。
楽しさを感じなければ、継続すること自体が困難になってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?ピアノは簡単に弾いているように見えますが、実際は指のトレーニングをしっかりしないと思うように弾けなかったり、根気強く付き合う必要のあることです。
ただ、どのくらいで弾けるようになるかというと、挑戦する難易度にもよりますが、大人になってピアノを始めた初心者の方でも簡単な曲であれば1ヶ月程度で弾くことが可能です。
弾いて自己満足するだけでなく、人前で演奏できるレベルになるには平均3ヶ月ほどの期間が必要とされています。まずは、1~4ヶ月くらいを目安に練習してみましょう。
伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!