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快適にピアノ練習するために必要なものを紹介!電子ピアノで練習する方は必見
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ピアノを始めたいと思ったらまず一番にすることは必要なものを準備することです。
ピアノを始めたいからレッスンに通い始めたというのも間違いではないですが、習っても自宅で練習をしなければ上達はしません。
そこで今回は、ピアノを始めて、電子ピアノを購入した際に必要なものとあると便利なものを紹介していきます。
目次
ないと困る必要なものとは?
まずは電子ピアノを使用する上で、これだけは揃えておく必要があるという、ないと困るものがあります。
アコースティックピアノやグランドピアノのお手入れといえば、ピアノを磨くクロスや、クリームなどがあると思います。
電子ピアノとなると、もちろんお手入れグッズも大事ですが、ヘッドホンや補助ペダルなど、生ピアノでは必要ではなかったものが、必要になってきます。
せっかく購入してもヘッドホンがなかったら、夜の練習ができなかったり、すぐに使えないのはもったいないですよね。
まずは、ないと困るものを見ていきましょう。解説付きでご紹介していきます。
電子ピアノと自分に合った椅子
ピアノを弾く上で椅子は重要なアイテムです。電子ピアノを購入すると大抵セットになってついてきます。
調節できれば問題ないのですが、調節ができないものだと正しい姿勢で練習できない可能性があります。
しっかりとした姿勢で弾くには、自分に合った椅子を選ぶ必要があります。
KONAN P-50
このモデルは高さ調整が44.5cm~51cm 可能ですので、身長に合った高さで演奏が可能になります。
高さ調整出来るイスがあまりないので、ピアノ他、ギターや弦楽器などで使用される方も多い人気の高いモデルです。
座面のクッション部が無いイスや有っても薄い物などは、弾いているとお尻が痛くなり、演奏に集中出来ず長時間の演奏が出来ない結果になります。
このイスはお手頃な価格ながら、日本国内で製造された国産モデルで、作りもしっかりしており、安心してお使いいただけます。
YAMAHA BC-205WH
ヤマハから販売されている、こちらの椅子は安定感がある、スタンダードタイプです。
ヘッドホン
アコースティックピアノではなく電子ピアノを購入する方のほとんどの理由が「ご近所への音が気になる」というものです。
集合住宅にお住まいの方が増加しているため、需要が大きくなり、電子ピアノの進化・普及も急速に進んでいます。
ピアノを練習する時間帯が遅くなりがち・・・という方は、ヘッドホンで練習される方がほとんどになってきています。
音の問題で電子ピアノにした方は特に、ヘッドホンは欠かせないアイテムです。忘れないようにしましょう。
付属のヘッドホンについて
電子ピアノを購入するとヘッドホンがついてきて、自宅ですぐに使用できるようになっています。
しかし、付属のヘッドホンは簡易式のもので、そのため音質も良くなく耳への負担も大きいため、長時間の練習に向きません。
また、せっかく購入したピアノの良い音を再現することが出来ず、強弱の練習などもあまり意味がなくなってしまいます。
付属のヘッドホンは緊急用として保管し、電子ピアノに合ったヘッドホンを選び、購入することをおすすめします。
ヘッドホンを変えることによるメリット
付属のヘッドホンが絶対にダメというわけではありませんが、こだわりの電子ピアノが見つかった方は特に、簡易的なものを使うのではなく、ヘッドホンにもこだわってみましょう。
ヘッドホンもこだわることで、様々な利点があります。
・音質がUPし、よりリアルなピアノの音を感じて練習できる
・強弱やニュアンスがしっかり聴こえるので、上達度もUP
・耳への負担も軽減し、長時間練習しても耳が疲れにくくなる
・耳にしっかりフィットし、ズレにくくストレスも少なくなる
・材質も丈夫になり、耳に当たる部分もモロモロ劣化しにくい
・線も丈夫なので、断線しにくい
・端子が2つついているものがほとんどなので、電子ピアノ以外でも使用できる
おすすめのヘッドホン
ヘッドホンの種類が多く迷ってしまいますが、こちらも電子ピアノ同様、選び方があります。特徴も解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
SHURE SRH940
耳のクッション部分がとても柔らかく、付けていても疲れを感じません。SHUREのSRHシリーズの中で一番付け心地の良いヘッドホンです。
低音中音高音と、とてもバランス良くでており、店頭にあるヘッドホンの中で、電子ピアノの生音にもっとも近いヘッドホンです。
リスニング用としては、EDM系を聴く方だと少し低音が物足りない感じがすると思いますが、POPSやJAZZやロック等はとても相性が良いヘッドホンだと思います!
ピアノ音では透き通ったような、繊細で透明感のある音質になっておりますので、とても使用しやすいです。
audio-technica ATH-M70x
イヤーパッドの部分も少し大きめにしており、耳に覆いかぶさるように作られている為、疲れないようになっています。デザインもシンプルなので、とても使用しやすいです。
すべての音域が柔らかく出て、一番ピアノに近い音ではないかなぁという印象です。
私も実際に使っていますが、長時間練習する場合でも疲れず、ドの楽器にも適しています。
AKG K240MKⅡ
耳にぴったりフィットする為、長時間つけていても疲れません。
イヤーパッドも程良い付け心地なので、フィット感は抜群に良いです。
AKG自体のロゴマークがクローバーみたいなマークの為、シンプルなのにとてもおしゃれなのもポイント高いですね。
遮音マット
ヘッドホン(または小さい音量)で練習するので、マットは必要ないのでは…?と思われる方がたくさんいます。
しかし、電子ピアノからは、スピーカーから以外からも音が出ています。騒音対策はしっかりしましょう。
スピーカー以外から出る音
普段はスピーカーからの音で聞こえませんが、音量を0にしたときに聞こえる音が鍵盤の打鍵音で、下の階へと響いています。
また、ペダルを踏むときにも音がします。
こちらもスピーカーから音が出ているとあまり気になりませんが、実は振動音が下の階へ響いています。
上記の2つの音は、「振動音」と呼ばれ、主に床や壁を伝って隣や下の階に伝わります。
このようなことから、大丈夫だと思っても、騒音問題は発生していますので、お気をつけください。
・マットで鍵盤の打鍵音、ペダル音、椅子を動かす音までしっかり遮音
・下の階の方を気にせず思いっきり練習できる
・床も傷つかないので一石二鳥
電子ピアノの下に弾くだけで、かなり響きが抑えられるのでそこは楽器を使うマナーとして、使用しましょう。
遮音マットについて知りたい方は、ピアノ用防音マットのおすすめを紹介している記事を参考にしてください。
正しい姿勢で弾くための「補助ペダル」
小さいお子様の練習で椅子を高く設定し、足がブラブラしてしまうことがたびたび起こります。
また、従来の補助ペダルはアコースティックピアノ用の物しか無く、足がつかないことが原因でペダルの練習ができなかったり立ちながら練習したり・・・とお困りの方がいたと思います。
そこで便利なアイテムが「デジペダ」です。アコースティックピアノ用の補助ペダルより、お求めやすく、楽器店などで販売しております。
足が床につかないことで起こる困りごと
- 姿勢が悪くなり、練習する時に変なクセがつく
- 姿勢が安定せず、弾く時に十分に力が入れられない
- ペダルの練習ができない
ご存知の通りピアノはとても大きな楽器です。
正しい姿勢で演奏できず、体勢が安定しないと、あの大きな楽器を弾きこなすことはできません。
そのためには、小さな頃からきちんと正しい姿勢で変なクセをつけず、しっかりと基礎を学ぶことが重要です。
収納BOX
楽譜やヘッドホン、メトロノームやクリップ、鉛筆など・・・徐々にピアノの周りには物がいっぱいになっていきます。
ピアノの上が物で山積みにならないために、便利な収納BOXのメリットとは・・・
楽譜が取り出しやすい
大きな楽譜も収納できる
収納エリアを準備しておかないとピアノの上に置くことになったり、だんだん片づけられず、山積みになってしまいます。そうならないためにも、簡単なカラーBOXでいいので準備しておきましょう。
お手入れ用品
アコースティックピアノと違って電子機器部分が多いため、お手入れ方法もお悩みになられるのではないでしょうか。
電子ピアノもアコースティックピアノとお手入れ方法は大きな違いはございません。
ただし、電子機器なので、水拭きなどは特にしないようにしましょう。
クロス(表面・鍵盤を磨くための布)
市販の布でも使用可能ですが、目が粗いと傷の原因になったりホコリが取りにくくなったりするため、ピアノ用の物をオススメします。
こちらも楽器店に売っていますので、ぜひチェックしてみて下さい。
表面を磨くクリーナー・鍵盤クリーナー
指紋や強い汚れを取り除き、クリーン後は指紋やホコリがつきにくくなります。
鏡面仕上げ(アップライトピアノの様な艶のコーティング)のピアノ用の場合は、ピアノ同様、クロスに染み込ませて本体表面を磨きます。
木目調電子ピアノの場合は無理にクリーナーを使ったりしないようにしてください。軽くクロスでほこりをとるくらいでちょうどいいです。
鍵盤クリーナーというものもあり、こちらは電子ピアノ用も販売しています。
クロスにクリーナーを染み込ませて、鍵盤を拭きます。しつこい指紋や油汚れなどを除去し、殺菌・除菌の効果もあります。
ぜひ使って、鍵盤を清潔にきれいに使うようにしましょう。
あると便利なアイテム
ここからは必需品ではないけど、あると便利なものをご紹介していきます。
ページオープナー
楽譜や教材を見ながらピアノを弾いていると、ペロンッとページがめくれてしまうことがあります。
何回もめくり直しながらピアノを弾いていると、すごくストレスに感じてしまい、練習に集中できないことがあります。
そんな時にページオープナーを使えば、ぴたっとページが止まるので、とっても便利です。
メトロノーム
一定のテンポで弾くことが意外と難しいピアノですが、そのテンポを整えてくれるのがメトロノームです。
メトロノームを使うと、自分で設定したテンポをずっと保ってくれるので、とてもいい練習になります。
アコースティックピアノやグランドピアノの場合、メトロノームはないと困るアイテムですが、電子ピアノの場合はメトロノームが内蔵されているので、改めて買う必要はありません。
ただし、音が電子音なので、嫌いという方や、ピアノの音となじんでしまってわかりにくいという方は、メトロノームを別で買うことをおすすめします。
また、ここにあまりコストをかけたくないという方は、携帯のアプリなどでも検索すると出てきますので、そちらもおすすめです。
購入する場合は、個人的に振り子式をおすすめしています。視覚からもテンポをとることができ、さらに音も自然で、弾いていてストレスを感じにくいです。
まとめ
いかがでしたか?今回は電子ピアノの周辺アイテムについて解説してきました。
なにかを始めるとき、必要なものをそろえるのはとても楽しいですよね!その楽しさも新鮮さも忘れず、ぜひピアノライフを楽しんでくださいね!
伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!