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ギターのメンテナンス方法|定期的なお手入れが重要!
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ギターはボディ・ネックなど本体のほとんどに木材が使われてので、湿気や感想に弱いデリケートな楽器です。メンテナンスを怠るとネックが反ってしまって弾きづらくなったりと弊害が出ることもあります。
メンテナンスをしっかり施していれば故障してしまう危険性も下げることができます。修理費用や買い替えなどの余計な出費も抑えられるので、その分機材などの購入などギターの上達にも繋げられる部分もあります。
でもメンテナンスと聞くとなんだか難しい印象を受けますが、ギターについた汚れを拭くのも立派なメンテナンスの一種です。ここでは初心者でも簡単にできるギターのメンテナンスをご紹介します!
目次
ギターの汚れの落とし方
練習していると必ず弦・指板・ボディなどいろいろな箇所に触れることになります。ボディは塗装でカバーされてますが、ネックは木材がむき出しになっているので演奏後には手垢・脂をしっかり落とさないと状態が劣化してしまいます。
布で拭くだけでも大丈夫ですが、キレイな状態で長く保つにはギター専用の手入れ用品を使うのがいいでしょう。ボディとネックでお手入れ方法が異なりますので、それぞれ確認していきましょう!
ボディのお手入れ
必要な物は写真の2点、左側のポリッシュは汚れをキレイに落したりツヤを出すための液体です。写真の物はボディ用のポリッシュで研磨税も入っておらずボディの塗装も傷つけないポリッシュです。
右側はマイクロファイバークロスは汚れを拭くための布で、キメが細かく柔らかいので汚れが落としやすくクロスです。ポリッシュがやや染み込みにくい素材ですが乾拭きと併用していくには優れたクロスです。
手順- 1.クロスにポリッシュを吹付け染み込ませる
- 2.ボディの表面・裏側・側面・ヘッドなど気になる部分を拭く
- 3.ポリッシュの染み込んでいない部分を使って乾拭きをする
ネックのお手入れ
先述した通りネックは木がむき出しになっている箇所なので、画像左側の指板面オイルを使って保湿を行う必要があります。保湿を行わないで乾燥状態が続きますとネックが割れてしまうこともあるので欠かすことのできないメンテナンスです。
また指板面オイルをネックに馴染ませるには綿地でオイルの染み込みやすいコットンクロスを使いましょう。目が荒いので、あまり強く磨き過ぎるとネックを痛めてしまうこともあるので要注意
手順- 1.弦を外して磨きやすくする。
- 2.クロスで汚れを拭いておく
- 3.クロスにオイルを染み込ませる
- 4.ネック全体を磨いていく
ギターの弦の交換~エレキギター編~
ギターを買った時に大体弦はキレイに張られているので、はじめて練習・演奏中に弦が切れたときは誰でも慌ててしまうものです。もし弦が切れてしまってもすぐに貼り直せるように自分の持っているギターの弦の張り方と必要なアイテムを覚えておきましょう!
ストラトキャスタータイプ
まず最低限必要なものはニッパー・交換用の弦の2つ!ストリングワインダーというペグを手軽に巻ける道具があると、より素早く弦交換ができます。手順を見ていきましょう。
手順- 1.弦を緩めてニッパーで切断して外していく
- 2.新しい弦をボディ背面の穴からブリッジに通す
- 3.取り付けるペグポストより1.5~2つ先のペグポストを目安に弦を折り曲げる
- 4.ペグポストの穴に弦を通して折り曲げた箇所で固定してペグを巻く
- 5.一巻き程度したら余分な弦を切る
- 6.ナットの溝にかかるようにペグを巻いて弦を張る
- 7.六弦分交換したら、チューニングして完了
レスポールタイプ
基本的にはストラトキャスタータイプと手順は同じですが、手順2のテールピースに弦を通す部分と手順3の段階でペグポストの穴に弦を通すところに違いがあります。
手順- 1.弦を緩めてニッパーで切断して外していく
- 2.新しい弦をテールピースに通してテールピースを固定する
- 3.ペグポストの穴に弦を通す
- 4.取り付けるペグポストより1つ先のペグポストを目安に弦を折り曲げる
- 5.折り曲げた箇所で固定してペグを巻く
- 6.一巻き程度したら余分な弦を切る
- 7.ナットの溝にかかるようにペグを巻いて弦を張る
- 8.六弦分交換したら、チューニングして完了
ギターの弦の交換~アコースティックギター編~
ほとんどエレキギターと必要なものと流れは同じですが、アコースティックギターの場合6~4弦と3~1弦で巻く向きが左右反対になるので注意しましょう。
手順- 1.弦を緩めてニッパーで切断して外していく
- 2.エンドピンを外す。硬くてはずれない場合はピン抜きを使いましょう
- 3.ブリッジの穴に弦のボールエンド側を入れて、エンドピンでフタをする
- 4.ペグポストの穴に弦を通す
- 5.取り付けるペグポストより1つ先のペグポストを目安に折り曲げる
- 6.折り曲げた箇所で固定してペグを巻く
- 7.一巻き程度したら余分な弦を切る
- 8.ナットの溝にかかるようにペグを巻いて弦を張る
- 9.六弦分交換したら、チューニングして完了
壊れやすいジャックの手入れ
アウトプット・ジャックエレキギターの中で一番故障しやすいパーツとされています。錆びなどの劣化が進むと接触不良でノイズが入るようになってしまい演奏に支障が出てしまうようになります。
シールドをに電気信号を伝達させる重要なパーツなので、壊れやすい部分とはいえできることなら予防したいものです。どのようにすれば故障を予防できるのでしょうか?
定期的にジャック内部を清掃する
ジャックの内部は空洞になっているのでどうしてもホコリが入り込んだり、カビやサビが発生することがあります。綿棒などで定期的にジャック内部を清掃するだけでも予防になりますし、細かなチリや汚れなども取り除く接点復活剤という道具もあります。
ジャックのナットが緩んでいないかをチェック
ジャックがシールドを受け止められるように固定している六角ナットが、気づかないうちに緩んでしまっていることがあります。緩むとジャックが内部でグラついたり回転することで内部の配線が切れてしまうので、ジャックのナットの状態は頻繁に確認しましょう。
ギターの保管で気をつけたいポイント
ギターは外見もカッコイイのでインテリアとして部屋の置き場所にもこだわりたい!と言う方も多いと思いますが、どれだけベストポジションであっても日当たりの良い場所だけは避けるようにしましょう。
温度には要注意!
何度も繰り返すようにギターは木材を使用している楽器なので日光が長時間当たれば温度が上がり乾燥していくので、ネックやボディが変形したりヒビが入ってしまう危険性があります。キレイなギターを飾っておくためにも置き場所には注意しましょう。
湿度には要注意!
日光に注意しなきゃいけないならケースの中なら安全ということ?と思いますが、残念ながらケースの中も絶対的に安全というわけではございません。冬場などでケースの中も湿度が低く乾燥していれば状態劣化が起きてしまいます。
しかしながら密閉されたケースの中はその湿度さえ適度な状態に保たれていれば最適な保管環境です。そのためなんと湿度計が内部に搭載されているギターケース、さらにそのケースに入れるための湿度調整剤なるものが販売されています。
正直なところ、わざわざここまで湿度管理をしてあげなくても少し気を遣うだけでギターは長持ちします。でもいずれ心から大事にしたいと思う一本に出会えたときには必要になるかもしれませんね。
ギターが壊れたら迷わず修理に出そう!
弦の張替えやお手入れなどは自分で行うことができますが、ネックの歪みやボディーの割れなどは修理業者やメーカーなどの専門家に任せることをおすすめします。
また日ごろ入念にお手入れをしていても、年に1度は点検や調整をしてもらうと、ギターの寿命も延びて大切に使うことができます。
もし修理が必要になった場合でも、普段から小まめにお手入れをしていると故障の被害も小さく抑えることができるので、これまでご紹介したメンテナンスは実施しておくとよいでしょう。
まとめ
初心者のうちからできるギターのメンテナンスについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ギターへの愛情がなければできないことですが、同じようにメンテナンスができればギターへの愛情は芽生えてくるものだと思います。
練習をしてメンテナンスをして楽器をキレイにしていく中で早く上手くなってコイツで思いっきり弾きたい!そんな気持ちがギター上達への強い原動力になってくれるはずです。
また、こちらの記事では都内にあるおすすめのギター教室を紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
ビギナーズ編集部 /
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