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ドローンの種類をまとめてみた!種類ごとの特徴や違いを解説

ドローンの種類などドローンを選ぶために知っておきたいことを解説します。種類が豊富すぎてどのドローンを選んでいいか分からなくならないように、まずはドローンがどういたもので、どういう種類のものがあるか確認しましょう。初心者の方がドローンを買ってから後悔しないために、ドローンの種類についてまとめました。
ドローンの種類をまとめてみた!種類ごとの特徴や違いを解説

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ドローンを趣味としてはじめたいと思ったとき、いざネットで調べてみるとその種類の豊富さに驚く方も多いはず。趣味でドローンをするといっても、ラジコンと何が違うのかなど、そもそもドローンとは何かという疑問を持っていらっしゃる方もいると思います。

確かに、ドローンは軍事用の無人飛行機など、ミサイルを搭載して敵を攻撃するような兵器から、自宅でも飛ばして遊べるコンパクトなものまで様々です。もちろん、私たちが実際に手にして楽しむようなドローンは幅広いドローンのジャンルでも一部となりますが、それでもまだ選択肢豊富です。

では、いったい趣味で楽しむためのドローンにはどういったものがあるのでしょうか。この記事では、主に初心者の方がドローンの導入にあたって知っていると役に立つ情報を幅広く紹介します。

ドローンとは何か

ドローンとは、広義には無人の飛行機のことをいいます。災害救助や産業、軍事的な目的で使うようなドローンから、トイドローンと呼ばれるおもちゃのようなドローンまで、遠隔操作をする無人機はドローンと呼ばれています。では、そもそもドローンとはなんなのか、趣味で遊べるドローンにはいったいどういったものがあるのか、ドローンの基礎知識や種類について説明します。

ドローンの基礎知識

ドローンの由来

諸説あるようですが、ドローンの名前の由来は雄バチの羽音とドローンのプロペラ音が似ていることだそうです。実際に聞いてもらうために、参考に動画を用意しようとしましたが、調べているうちに音だけ聞いていると気持ち悪くなったのでやめます。自己責任で調べてみて下さい。

ドローンの歴史

ドローンはもともと軍事目的で無人航空機として開発され進化してきました。第二次世界大戦の頃、1944年アメリカで開発されたBQ-7という無人航空機がドローンの起源といわれています。実は、70年以上前から開発されていたとは驚きですよね!その後も軍事利用目的で開発が進み、高性能化、小型化に成功したため民間用としても普及していったのです。詳しくは割愛しますが、ドローンの歴史の変遷は大部分が兵器としての歴史ということもできます。

現在のドローン

そのドローンですが、一般的に連想するのはプロペラが付いたかたちのものだと思います。現在のドローンのタイプとしては広く普及しているものとなっていて、このタイプのドローンはマルチコプターと呼ばれています。ただし、マルチコプターはあくまでドローンの一種であり、このタイプのみがドローンといわれているわけではありません。

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いろいろな角度でみるドローンの種類

では、実際にドローンはどのような種類があるのでしょうか。ドローンの種類を区別するためには、いろいろな角度があります。今回はドローンの形状ドローンの機能ドローンの操作方法という3つの角度からドローンの種類を説明します。

形状別ドローンの種類

プロペラが付いたのものをマルチコプターと呼びますが、その定義はヘリコプターのように回転する翼を用いて飛行する機体のことを指します。3つ以上のプロペラ(モーター)を持つものをマルチコプターと呼ぶのです。それでは、そのマルチコプター(回転翼機)固定翼機などその他の形状のドローンについて説明します。

マルチコプター(回転翼機)

上の写真のように、回転翼機は文字通り回転翼を推力にして飛行するタイプのドローンです。主に、トライコプター、クアッドコプター、ヘキサコプター、オクトコプターとプロペラの数に応じて呼称が変わります。単純にトライは3、クアッドは4、ヘキサは6、オクトは8を意味しますので、簡単だと思います。

このプロペラの数が多いほど、安定した飛行が可能になるといわれています。風の影響をうけにくいため、カメラを装備していても機体がぶれずに映像が撮れたり、操縦性自体も快適になります。

ただ、プロペラの数が多いほどそれを回転させるモーターが多くなるため、ドローン自体の重量が増加します。重くなると、持ち運びに不便だったり、大型のものほど構造が複雑だったり、点検や整備する必要が増えるので、ヘキサコプターやオクトコプターは上級者向けといえるかもしれません。

また、初心者の方では扱いきれないばかりか、ヘキサコプターオクトコプターなどプロペラの多いタイプはしっかり飛ぶものは値段が高い傾向があります。初めてドローンを購入する場合であれば、トライコプタークアッドコプターがちょうどよいかもしれません。

最後にマルチコプターのイメージビデオを紹介します。こんな感じで遊べます。動画に登場するのはDJI社Phantom3(ファントム3)です。このシリーズは世界でもっとも売れているドローンといっても過言ではないくらい売れに売れています。

固定翼機

回転翼機が存在すれば、固定翼機も存在します。主翼が固定されており、一般的な飛行機のような形状をしています。以下のような動画が固定翼機です。

Parrot社Disco(ディスコ)というモデルで、飛行機のように滑空やランディングまでする、まるで飛行機のようなドローンです。

ただ、この固定翼タイプは、動画のように離陸は簡略化されているとはいえ、着陸に要るすランディング距離が長く(動画のドローンだと80m~100m必要)、日本では飛ばしにくいというのが現状かもしれません。ランディング中に人とぶつかる危険性もあるので、使用するには注意が必要です。

機能別ドローンの種類

ドローンは機体の形状以外にも、様々な機能を有しているので、機能でも大別することができます。例えば、上の画像のParrot社Mambo(マンボ)はスマートフォンやタブレットでアプリを使って操縦できるほか、ボールを発射したり、物を掴んだりなど、遊べる機能が充実しています。このように、ドローンの機能もドローンを選ぶポイントになるので、ここでは主にドローンに搭載されている機能からドローンの分類を説明します。

GPS機能

GPS機能はドローンの安定性影響する重要なポイントです。GPS機能があることで、飛行時のドローンは自機の位置を把握することができます。自律的に位置を把握しながら飛行するので、多少の風に煽られても姿勢や位置を戻してくれます。

これは、特に初心者の方にはうれしい機能といえます。GPS機能があるドローンは姿勢制御などを行うセンサーを装備している場合がほとんどなので、屋内での操作でも安心ですし、屋外では風や操作のズレにいちいち干渉を受けずに操縦ができるので、GPS機能があるドローンを選ぶのがいいでしょう。

カメラ機能

空撮をしたくてドローンを購入したい方はカメラ機能は重要なポイントです。もとからカメラが搭載されているドローンがありますので、それを選ぶと良いでしょう。カメラを標準搭載しているドローンは、もちろん空撮を想定して設計されているので、コントロールしやすく撮影のタイミングなども調整しやすいというメリットがあります。

なかには、カメラが標準搭載されていないものの、ジンバル(カメラを搭載できブレを軽減できる装置)がついていて、自前の一眼レフカメラなど撮影機材を取り付けできるモデルもあります。こういったタイプのドローンは上級者向けのものがほとんどなので、そこまでカメラの映像にこだわりがなければ、手軽に空撮ができるカメラ搭載型のドローンを選ぶ方が良いです。

FPV機能

FPVとはFirst Person Viewの略で、日本語では一人称視点を意味します。ドローンに搭載されたいるカメラの映像を、ドローンから直接シームレスに転送することによって、スマートフォンやタブレットで映像を観ながら操縦することが可能です。また、FPVの映像は記録することもできます。

また、製品によっては、VRゴーグルを装着して映像を観ながら操作できるので、ジェットコースターのような臨場感を味わいながら操作をして、まるでドローンに乗って操縦しているような感覚を味わうことができます。ドローンレースにも応用されている機能で、ドローンがスポーツとしても認知されつつある昨今において、なくてはならない機能となっています。

ちなみに、FPV視点のドローン操縦はこんな感じです。

まだまだ紹介したりないドローンのおすすめ機能

基本的な機能を紹介してきましたが、最近のドローンは日進月歩で進化しています。高度なアクロバティック飛行操縦者の追従機能衝突防止機能などなど、最新のドローンの機能は常にアップデートされています。

最新のドローンはどういう機能ものがあるのか調べるにはDrone mediaで確認するのがおすすめです。製品情報はもちろん、ドローンに関する様々な情報がまとまっていて、ドローンについての情報を得るにはともて参考になります。

操縦方法別ドローンの種類

ドローンの種別についていろいろとまとめてきましたが、最後は操縦方法についてです。ドローンの操縦方法でもドローンを区別することができます。大きく2つに分けることができて、ラジコンタイプ自律飛行タイプです。どういった楽しみ方をしたいかでおすすめのドローンが変わりますので、その操縦方法の種類について理解しておきましょう。

操縦を楽しむラジコンタイプ

WALKERA F210 WALKERA F210

コントローラーなどを使って操縦するのがラジコンタイプのドローンです。ラジコンヘリのような、従来のラジコンと同じようにリモコンで操縦ができます。操縦を楽しみたいならラジコンタイプがおすすめです。

また、全体的にラジコンタイプのほうが簡単な構造のため、安価な製品が多いのが特徴です。初心者の方の入門用として手軽に始められるものこのタイプといえるでしょう。手のひらサイズのものから、物資を運搬できるレベルの大きなものまで、用途に応じて選ぶことができます。

ラジコンタイプは、ドローンを目視した状態で操縦します。タブレットやスマートフォンにドローンから届く映像を映しながら飛ばすことも可能ですが、完全に目視できない状態で、画面だけで操縦をするのは初心者の方には難しいかもしれません。操縦者から見える範囲内でしか飛行が難しいのはデメリットといえるでしょう。

ラジコンタイプは操縦して楽しむものが多いので、風景などを写す空撮には向いていません。どちらかというと、テクニックを磨いてアクロバティックな飛行をさせて操縦を楽しんだり、ドローンレースなどの用途におすすめです。

動画は世界でも指折りのドローンパイロットCHARPUの動画です。これは完成形として、こういった遊び方をしてみたいという方には憧れる動画ではないでしょうか。ドローンレースなど、アクロバティックにドローンを自らの手で操作したいという方にはやはりラジコンタイプをおすすめします。

空撮などを楽しめる自律飛行タイプ

DJI MAVIC PRO

ドローンに搭載したコンピューターによって自律飛行ができるドローンもあります。上記のラジコンタイプは基本的に目視の範囲で飛行させることが原則ですが、自律飛行タイプの場合はそうではありません。

自律飛行タイプのドローンは一般的にGPSを搭載していて、ドローン自らどこを飛んでいるかを認識しながら、プログラム通りに飛行します。この場合、GPSの精度が飛行精度に影響するため、GPS制御のみのドローンだと、入り組んだ場所や狭い場所での飛行は危険です。

ただし、ドローンに安全装置のようなセンサーが取り付けられたタイプもあり、GPS信号だけに頼らず、障害物を避けて飛行するドローンなど様々なタイプの自律飛行ドローンがあります。

もちろん、最近のドローンは自らパソコンでプログラムを入力する必要などなく、アプリでスマートフォンやタブレットで制御できるものもあります。経路の指定ができたり、目的地を設定するだけで飛行できたり、ラジコンタイプのように直接的な操作が必要がないため、操作は非常に簡単です。誰でもドローンを飛ばすことが可能なタイプといっていいでしょう。

ドローンで空撮したい場合は、この自律飛行タイプがおすすめです。標準装備でカメラを搭載しているタイプがほとんどで、なかには4K画質の動画が撮影できるものまであります。また、空撮以外にも大きめのドローンであれば、ホバー機能でボールなどを宙に浮かせ、ターゲットとして遊んだりと工夫によって色々と楽しむことが可能です。

上で紹介したドローンDJI社MAVIC PRO(マヴィック プロ) で撮影された動画です。これぞドローンというような迫力ある映像です。これは人間がすべての動きをコントロールしているわけではなく、自律飛行で飛んでいます。ドローンから転送される映像を確認しながら、目が届かない場所でも飛行させて遊ぶことができます

まとめ

いかがでしたでしょうか。ドローンの種類は本当に様々で、この種類の豊富さがどういったドローンを選んでいいか分からなくなる原因だと思います。種類が豊富なのは本来喜ばしいことですが…。とにかく、買ってみたけどやりたいことができなかったというふうにならないように、ランキング情報などをいきなり頼りにして購入するのではなく、こういったドローンの種類について理解して購入を検討してみてください。

また、購入する前にお試しをしてみたいという方や、決まった期間だけ使いたいという方にはドローンのレンタルをおすすめします。レンタルであれば、費用を抑えて手間をかけずに使用することができるので、とても便利です。

ビギナーズ編集部 /
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