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おすすめ作曲アプリ6選|iPad/iPhoneで簡単に作曲しよう
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近年、スマホやタブレットで使える作曲アプリが急激に増えています。
iPhoneやiPadを使って作曲するプロのアーティストも現れており、今後はモバイル端末での作曲スタイルがますます増えていくでしょう。
そんなスマホ作曲アプリですが、初心者向けから上級者向けまで様々なソフトがリリースされています。しかし、高機能なアプリを購入したけれど全く使いこなせない!なんてこともしばしば…
そこで今回は、初心者でも容易に使いこなせるおすすめのiPhone作曲アプリをご紹介します。
お手持ちのiPhoneに作曲アプリを入れて、簡単にステキな音楽を作りましょう!
初心者向けiPhone作曲アプリおすすめ6選!
今回は初心者におすすめのiPhone作曲アプリを6個ご紹介します。それぞれの長所や短所を見ていきましょう。
PlayGround・オーガニックリミックス
PlayGroundは、エレクトロ・ミュージック系のアーティスト兼開発者である「Herrmutt Lobby(HLO S.A.)」がリリースしたiPhone作曲アプリです。
幾何学的でスタイリッシュなデザインのオブジェクトを指でスライドする事で、音楽を自動生成します。
メリット
操作のシンプルさで右に出るアプリはありません。
画面を適当になぞるだけで、極めて簡単に楽器を演奏することができます。触るオブジェクトによって音色やエフェクトが変化しますが、細かいことを考えなくても上手い具合に音楽が生成されます。
演奏テーマも25種類以上(無料版は5種類のみ)用意されており、様々なスタイルの楽曲を制作する事ができます。録音機能がついているため、演奏した音楽を保存することも可能です。
デザインも非常にスタイリッシュなため、操作していてとても楽しいです。
デメリット
作曲の自由度はかなり低いです。楽曲スタイルは完全に演奏テーマ依存であり、また自分の意図した通りに音を鳴らすのは難しいです。あくまで偶発的に生まれる音楽を楽しむ作曲アプリとしてお使いください。
また無料テーマを除き、1テーマ240〜360円の課金が必要になります。テーマをフルに使うならそこそこの出費は覚悟しましょう。
何はともあれカッコいい音楽を演奏&制作したい!という人にはおすすめの作曲アプリです。
iKaossilator
iKaossilatorは、日本の大手電子楽器メーカー「KORG(コルグ)」が発売しているiPhone作曲アプリです。
プリセットから音源を選び、画面をタップ&スライドすることでループ・ミュージックを作る事ができます。タップ領域は、縦軸がエフェクトの変化、横軸が音階の変化となっています。
メリット
簡単操作でハイクオリティ&高音質な音楽が制作可能です。
シンセサイザーの音質に定評のあるKORGの製品というだけはあり、iPhoneアプリとしては最高レベルの高クオリティな音質を誇ります。また、画面をタップ&スライドするだけの直感的な操作なため、幼稚園児でも楽曲を作る事が可能です。
音源はリード、アコースティック、ベース、コード、SE/ヒット、ドラムの6カテゴリ150種があり、非常に豊富でハイクオリティなプリセットが揃えられています。
追加課金で音源を増やすこともできるため、拡張性も高いです。チャンネル数も5つと、iPhoneアプリとしては比較的多めです。
デメリット
楽曲制作の自由度がやや低いです。ループ素材を加工して音楽を作り上げるため、楽曲の構成が元のループ素材に依存することになります。
とはいえ、ループ素材は150種類とかなり豊富なため、組み合わせ次第で無限の可能性があります。
簡単にハイクオリティでカッコいい曲を作りたい!という人にはおすすめの作曲アプリです。
Figure
Figureは、楽曲共有サービス「Allihoopa(アリフーパ)」の開発グループがリリースしているiPhone作曲アプリです。
ドラム・ベース・リードから音源を1つずつ選び、画面をタップ&スライドすることでループ・ミュージックを作る事ができます。タップする位置により、音階やエフェクト、音色が変化します。
メリット
UIの分かりやすさは作曲アプリ随一でしょう。操作感はややiKaossilatorに似ていますが、こちらは画面デザインがよりシンプルです。
各チャンネルの音量の調整やエフェクト加工にも対応しています。また外部の音を録音できる機能があるため、自分の歌を重ねることもできます。
加えて、楽曲共有サービス「Allihoopa(アリフーパ)」と連携しており、Allihoopa上にアップされた楽曲をアプリに取り込み、リミックスやコラボ作品を制作することも可能です。
デメリット
ドラム、ベース、リードの3チャンネルしか使えないため、様々な音源を使った複雑な曲を作ることはできません。
音源もシンプルなものが多く、また機能も楽曲制作における基本的なものに限られています。複雑で凝った音楽を作りたい人は、素直に別のアプリを使いましょう。
シンプルでカッコいい曲を作りたい!コラボやリミックス作品を作りたい!自分の歌を録りたい!という人にはおすすめの作曲アプリです。
Beatwave
Beatwaveは、音楽や映像系アプリに強いオーストラリアのソフトウェア会社「collect3」が提供しているiPhone作曲アプリです。
4チャンネルの音源が使用可能で、18×16の画面にドットを配置する事で音楽を生成します。宇宙を思わせる未来的なデザインが特徴です。
メリット
シンプルかつ豊富な機能が特徴です。初心者用の作曲アプリであり、メイン画面の操作は非常に簡単です。一方で、各チャンネルの音量調整が可能なほか、リバーブやディレイなどのエフェクトも充実しています。
また非常にスタイリッシュなUXであり、タップした箇所が波紋のように広がっていくビジュアルが美しいです。無料アプリなため、気軽にダウンロードする事ができます。
デメリット
打楽器系の音源が非常に少ないです。基本的にスネアとキック(バスドラム)の2種類しか存在しないため、打楽器を多用したいユーザーには不向きです。
また英語のアプリであり、英語が苦手な方はやや難しく感じるかもしれません。
初心者だけどやや本格的な作曲をしたい!デザインがかっこいいアプリが使いたい!という人にはおすすめの作曲アプリです。
PICO CHIPPER
Musycは、レトロゲーム風のアプリ製作者の「Takashi Furukawa」がリリースするiPhone作曲アプリです。チップチューン(レトロゲーム風の音楽)に特化した作曲アプリで、ビットをピアノロール上に配置していくことで作曲を行います。
(※ピアノロール:ピアノ鍵盤に準拠した音符データ編集画面のこと。縦軸は音程、横軸は時間経過を表しているものが一般的)
メリット
メイン画面にピアノロールが採用されており、作曲の勉強に有用です。DTM等で本格的に作曲をする場合、ピアノロールを使いこなす必要があります。このアプリでピアノロールに慣れておくことで、将来本格的な作曲に移行しやすくなるでしょう。
このアプリの最大の特徴は「レトロゲーム風の音源」です。矩形波、三角波、ノコギリ波、ノイズ波のチップチューンサウンドを操ることができます。
さらに操作説明がいらないほどシンプルな設計なので、誰でもすぐに操作を理解できるでしょう。
デメリット
ピアノロールへの入力方法がやや独特であり、慣れるまで多少の時間がかかります。
また、ドラム音源は存在しません。チップチューンではノイズ派を駆使してドラムを再現する文化があるため、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
ピアノロールの基本を学びたい!レトロゲーム風の音楽を作りたい!という人にはおすすめの作曲アプリです。
iMaschine 2
iMaschineは、ソフトウェアシンセやデジタル楽器を製造している「Native Instruments」が開発したiPhone作曲アプリです。
NI社がリリースしているデジタルオーディオワークステーション「Maschine」のiPhoneアプリ版で、MaschineのUIを踏襲しています。16個のパッドと8オクターブの鍵盤を用いて作曲することができます。
メリット
自由度の高さは抜群です。システムは本家のMaschineを踏襲しているため、本格的な作曲を行うことができます。またこのアプリに慣れておくことでMaschineに移行しやすいでしょう。
リアルタイムでの録音入力のほか、ステップ入力にも対応しています。また難しいことを考えずとも、パッドを適当に叩いているだけでとても楽しいアプリです。
音源は100種類以上のプリセットが用意されており、追加課金で拡張も可能です。外部録音機能も備えており、自分の歌声を入れることもできます。
デメリット
やや本格志向なため、機能が多く一部の操作が複雑です。本家Maschineよりも簡略化されたシステムではありますが、本記事でご紹介した他のアプリよりは難易度が高めです。
とはいえ、直感的でシンプルなデザインであり、本格志向の作曲アプリの中では比較的易しい方といえます。こちらも英語表記のアプリであるため、英語に不慣れな方には少し難しく感じるかもしれません。
初心者向けかつ自由度の高い作曲アプリが欲しい!いずれは本家Maschineで本格的な作曲をしたい!という人にはおすすめの作曲アプリです。
まとめ
より本格的なアプリとして、「GarageBand」や「KORG Gadget」、「FL Studio Mobile」など様々なアプリが存在します。
しかし、これらはやや中上級者向けなため、全くの素人が作曲を始めるには不向きです。作曲初心者の方は、まずは本記事でご紹介した6つのアプリに挑戦し、作曲の楽しさを味わってください!
また、こちらの記事では、iPadがレンタルできるおすすめサービスをまとめて紹介しているので、ipadで作曲にチャレンジしてみたい方がぜひチェックしてくださいね。
じきる /
ビギナーズ編集部 ライター
ダンス歴20年。ダンスの他にもバンド、DJ、スノーボードなど、ひと通り「チャラい」趣味を嗜む。しかし中身は普通のシャイボーイ。