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登山におすすめの一眼レフ・ミラーレスカメラ9選と選び方
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山開きのニュースも聞こえてくる季節です。計画を立てて出かける登山には、カメラは必須ですよね。
せっかく登る山の風景はできるだけ美しく撮影したいものです。
しかし、ただでさえ荷物の多い登山に、大きなカメラは必要?と感じるかもしれませんが、スマホのカメラでは不十分な理由もあります。
今回は、登山でのカメラ選びのポイントと、おすすめの機種・カメラアクセサリーをまとめてご紹介します。
目次
登山で使うカメラ選びのポイント
一度登山をすると、山頂からの絶景を綺麗に撮影して残したい!という気持ちになります。
しかし、カメラに気を取られて、山道での安全が確保されなければ、登山も楽しめなくなります。山には山に適したカメラ選びが必要です。
携帯性(大きさ・重さ)の良さは?
登山で使えるカメラ選びでは『携帯性』が重視されます。カメラ=画素数、センサーサイズなどスペックで選びがちですが、登山ではカメラのサイズや重さも大事な選択肢です。
メーカーにこだわりが無く、機能に差がない場合は、やはり軽くてコンパクトなタイプを選んだほうが良いでしょう。
広角で広い風景が撮れるか?
山頂での風景は、建物も電線もなく絶景が見渡せます。普段見ている風景よりも広い範囲を撮影するには、広角レンズ又は広角撮影が可能なカメラが適しています。
広角レンズはパノラマ撮影とは違い、1回のシャッターで捉える範囲が広いレンズのことをいいます。
山によっては山頂の面積が狭く、長い時間滞在できない場合もあります。
一気に広い範囲が撮影できる撮影モードが選べるカメラも、選択肢のひとつになりますよ。
マクロ機能で花のアップが撮れる
山道で見かける野草などの草花も、撮影したいものです。
「マクロモード」があるカメラなら、レンズを交換することなく、みずみずしい花のアップが撮影できます。
防塵・防滴仕様
山によっては真夏でも残雪や万年雪がある地域もあります。滑らない補償はないので、防塵・防滴仕様のカメラが無難です。
小川のある登山道であれば、防水仕様のカメラバッグで持ち歩くという方法もおすすめです。
登山には軽量で高機能なカメラが相性◎
元々荷物が多い登山では、高機能かつ軽量なカメラを連れて行った方が無難です。
ミラーレス一眼にも、一眼レフカメラと遜色ない高機能なカメラが出ています。
登山に最適なカメラの条件3つ
①軽い
元々荷物の多くなる登山で、重いカメラは負担が大きくなります。一眼レフも軽量タイプを選びましょう。
②小さい
ミラーレス一眼の場合、基本的にファインダーを必要としません。
そのため、全体的なサイズが小さく、コンパクトなスタイルにまとめられています。操作性が簡単なミラーレス一眼は登山向きのカメラといえます。
③高画質
カメラの心臓部であるのが画像センサーです。一眼レフとスマホとでは、格段の違いがあります。
画像センサーの大きさは、画質にも影響するので、せっかくの登山なのにスマホ撮影は良い結果を残せません。
以上3つの条件をもとに、登山におすすめのカメラを見てみましょう。
Canon キャノン ミラーレス 一眼 EOS M100
キャノンのミラーレス一眼Mシリーズで、大幅バージョンアップされたミラーレスが『M100』です。
有効画素数約2420万画素、APS-Cセンサーで一眼レフカメラのエントリーモデルと変わらぬスペックのミラーレスです。
RICOH リコー 一眼 レフ PENTAX K-S2 ダブルズームキット
リコーの『PENTAX K-S2』は、防塵・防滴仕様かつバリアングルモニター搭載と、まるで登山のためにあるような一眼レフカメラです。
有効画素数は約2012万画素です。視野率約100%の光学ファインダーと、暗さや動きに強いAFで、アウトドアシーンの多様な風景にも、強いカメラといえます。
Nikon ニコン ミラーレス一眼 Nikon1 AW1
レンズを付けたまま、水深15mまでの撮影が可能なニコン『AW1』も登山に連れていきたいミラーレス一眼です。
本体の重さが約356gと、ミラーレス一眼の中でも、軽さでは定評のあるカメラです。
Canon キャノン 一眼 レフ EOS Kiss X7
一眼レフカメラでは、キャノン『EOS KissX7』も軽量タイプの一眼レフといえます。
本体約410gで、ボディー全体も小型化されました。画像センサーサイズはAPS-Cと、山頂からの素晴らしい風景が高画質で残せます。
渓流ありの登山道にはタフな防水カメラを
OLYMPUS オリンパス 防水カメラ tough TG-5
タフ!という名の通り、山や海、岩場や雪など、過酷なアウトドアシーンでも高画質で撮影できるのがオリンパス『tough TG-5』です。
カメラの設定を変えやすいダイヤル、レバー型ズームなど、グローブをはめたまま操作できるのが特徴です。
水深15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐低温-10℃と、上級登山家も納得のハイスペックコンデジです。
Nikon ニコン COOLPIX S33
コンパクトデジカメとして知られるニコンの「COOLPIX」シリーズには、防水タイプもあります。
水深10mの防水機能に、1.5mの耐衝撃性を備えています。大人も子供も撮影が楽しめるシンプルな操作性のカメラです。
RICOH リコー 防水 デジタルカメラ WG-50
リコー防水カメラ『WG-50』で撮影された滝の様子です。
滝の近くを通る登山道などでは、防水カメラで動画を撮るのもおすすめです。リコーWG-50の特徴は、屋外撮影でありがちな、明るすぎて液晶が見えにくくなるのを「アウドドアモニター」で調整できる点です。
深水14m、連続2時間の水中撮影に耐えられる防水カメラなので、登山+カヌーなど水辺で活躍するカメラです。
登山ならではの迫力ある画像を残せるアクションカメラ
足場の悪い登山では、手ブレ補正機能が充実している、アクションカムも撮影に適したカメラといえます。
とにかく手ブレの心配を一切せずに、体に装着したまま撮影できるのが魅力です。
GoPro Fusion
大パノラマを撮影するなら360°撮影できる『GoPro Fusion』も登山におすすめです。
『GoPro Fusion』は今や主流の4K動画をはるかに上回る、5.2Kの超高画質撮影が可能です。
内蔵マイクも360°対応しているので、山の中の風景を丸ごと残せるカメラといえます。
RICOH リコーイメージング WG-M1 防水アクションカメラ ブラック
小型・軽量のアクションカムの、リコー『WG-M1』は、ハウジング無しで水深10mまで使えるアクションカムです。
超広角レンズを搭載しており、山頂からの風景はもちろん、遠近感が強調された撮影が可能です。
フルハイビジョン動画にも対応し、山を登る経過を撮影するにも適したカメラです。
登山に使えるカメラバッグ&アクセサリー
登山にカメラを持っていく場合、保護するためのアクセサリーにも一工夫してみましょう。
また、望遠レンズ用と思われている一脚も、登山では便利な手ブレ防止策になります。
トップローダープロ 70AW
ショルダータイプですが、登山では体の前にカメラバッグごと固定する方法がおすすめです。
体に密着させることで、重さや負担が感じにくくなります。また、カメラが常に手前にあるので、シャッターチャンスも逃しません。
斜めがけで安心のカメラストラップ
速写ストラップとも言われる、カメラストラップが登山での撮影に便利です。
体にカメラを密着させやすく、ストラップの伸縮により、構えやすい構造になっています。
クッション性のあるパット付きなので、首や肩の負担が軽減されるカメラストラップです。
一脚を補助的に使うコツ
一脚というと、大きな望遠レンズを支えるイメージがあります。カメラに一脚を直接取り付けることで、足場の悪い登山での手ブレ防止に役立ちます。
登山におすすめの一脚
HUSKY 4段 一脚 #1104
航空機用の軽金属を使用して作られているクイックセット社のハスキー一脚です。
ハスキーの三脚は数種類ありますが、一脚はこの一種類のみです。
妥協を許さないクイックセットの、丈夫なプロ仕様一脚になっています。
Velbon 一脚 ULTRA STICK SUPER8
8段もの細かな長さ調整ができる一脚がVelbon『ULTRA STICK SUPER8』です。
アルミ製で重さは432gと軽量です。脚先端を握ってひねるだけで、しっかりロックがかかる操作性の良い一脚ですよ。
登山向きのカメラはレンタルがおすすめ
登山のときに使う一眼レフカメラやアクションカメラは、kikitoやモノカリなどのレンタルサービスで借りるのがおすすめです。
ハイスペックなカメラや最新のカメラは高価なものも多く、一度試してから購入したいという人も多いと思います。そのような場合にも、レンタルサービスを利用するといいでしょう。
ビギナーズでは、一眼レフカメラのおすすめレンタルサービスを徹底比較して紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
登山に適したカメラは、軽い、かさばらない、防水仕様という3つのポイントで選ぶと良いでしょう。
また、体にカメラを密着させられるアクセサリーで、重さを感じにくくする工夫も必要です。
スマホのカメラでは、画像センサーが小さくせっかくの絶景も、荒い画像でしか残せません。
登山だからこそ、高性能のカメラと一緒に風景を楽しみたいですね。
藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター
仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。