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【7万円以下】安い電子ピアノおすすめ12選を徹底網羅|初心者向けの相場はいくら?
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ピアノを始めてまだ日が浅い人・身内でピアノを習っている人がいないという場合は、これからピアノを本格的に始めるにあたって「どんなピアノを購入すればいいのか」という問題に頭を悩まされることもありますよね。
生ピアノを購入しようとすると費用や設置場所が大きな問題となりやすいですし、あまりに安いピアノでは音の響きや鍵盤を押す感覚に違和感を覚えるなんてケースもあります。
そこで今回は「できるだけ費用を抑えつつピアノの練習を自宅で始めたい」という人に向けて、安くてもしっかりと練習できるおすすめのピアノをご紹介します。
目次
初心者には安いピアノがおすすめな理由
「高いピアノの方が早く上達する!」と初心者の人も思ってしまいがちかもしれませんが、実は初心者こそ「安いピアノ」から始められることをおすすめしています。
なぜ初心者に安いピアノがおすすめなのかというと、ピアノを触り始めてまだ日が浅い人は、「ピアノを本格的に続けて行くかまだハッキリとしていない」「どのようなピアノが自分に合っているか理解できていない」ということも少なくないからです。
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という場合、数百万円する生ピアノを購入してもいいかもしれませんが、なかなかそういうわけにもいかないでしょう。
「とりあえず自宅で練習できるピアノ」を使用してしばらく様子を見ることで、この先ハッキリと方向性が定まったときに備えることもできます。
そうした視点から、まずは安いピアノを利用してみるというのが初心者にとってはメリットが大きいといえるでしょう。
電子ピアノの入門モデルの相場
電子ピアノの相場は、入門モデルは5~7万円ほどとされています。初心者であれば、10万円以下のものを探してみましょう。
入門モデルと言っても、メーカーによっても価格帯は異なります。電子ピアノ本体にくわえて、椅子やヘッドホンなどの付属品も揃える場合はさらに予算が必要です。付属品セットのモデルもあり、別々に揃えるよりコスパが良い商品もあります。
失敗しない安いピアノの選び方
ここでは、失敗しないピアノ選びについてご紹介します。
鍵盤のタッチ感が生ピアノに近いか
アコースティックピアノの練習用として電子ピアノの購入を検討している方は特に、「アコースティックピアノに近いタッチ感であるか」を意識してみてください。
電子ピアノの鍵盤は、樹脂製か木製か、または両方ミックスした素材に分かれます。生ピアノの鍵盤に近づけるために、鍵盤の素材がアコースティックピアノと同じ木材で作られているものがおすすめです。
触感や押した重さ、連打性(戻りの速さ)において、樹脂製鍵盤に比べて木製鍵盤の方が生ピアノに近くなります。
コンパクトなサイズか
電子ピアノは、基本的にはアコースティックピアノと同じ88鍵です。コンパクトなモデルは、奥行きや高さに圧迫感がありません。
また、スタンドのない卓上タイプの電子ピアノなら使用後に収納できたり、持ち運びにも便利です。
中古で買うなら動作確認を
高性能な電子ピアノを安く買いたいと思ったときに、中古品を検討する方もいるでしょう。
中古品を買う際は、動作確認をしっかり行ってください。また、メーカー保証対象外であることもあわせて念頭に置いておきましょう。
安い電子ピアノで有名な主なメーカーと特徴
ここでは、電子ピアノを選ぶ際に注目したいピアノメーカーをご紹介します。
YAMAHA(ヤマハ)
ピアノ販売シェア世界トップクラスを誇るヤマハ。ヤマハの電子ピアノは鍵盤のタッチ感が生ピアノに近い特徴があります。
プロ向けから初心者向けまでさまざまなシリーズを展開していますが、初心者の方はリーズナブルなエントリーモデル「アリウス」がおすすめです。
このほか、「Pシリーズ」は弾きたいところに持ち運ぶことができる軽量で小型なモデルです。Pシリーズのほとんどが10万円以下で、安いモデルを探している方だけでなく、自宅以外で弾きたい方にもおすすめです。
▼【10万円以下】ヤマハの安い電子ピアノ「アリウス」
CASIO(カシオ)
全国の量販店のデータを集計した「BCN AWARD」の電子ピアノ部門で、2021年・2022年と連続で1位に輝いたメーカー「CASIO(カシオ)」。
中でも「Privia」はグランドピアノの響きと弾き心地を追求したモデルで、ピアノらしいタッチを感じられます。価格もリーズナブルでデザインもスリム、機能性も高いので、コスパの良い電子ピアノを探している方におすすめです。
▼【10万円以下】CASIOの安い電子ピアノ
KAWAI(カワイ)
カワイはもともと、昭和初期に庶民には手が出なかったピアノのイメージを覆すべく、高性能で安いピアノを製作しはじめた老舗企業です。
その理念のもとリーズナブルな商品が多く、電子ピアノも10万円以下のエントリーモデルも扱っています。
また、電子ピアノとは思えないような、木製鍵盤を搭載したアコースティックに近いデジタルピアノも販売されているので、温かみのある電子ピアノを探している方にもおすすめです。
▼【10万円以下】KAWAIの安い電子ピアノ
[3万円以下]電子ピアノ兼用の安いキーボードおすすめ
ここでは、ピアノのタッチ感に近づけたモデルやさまざまな音色を搭載した安い電子キーボードのおすすめモデルをご紹介します。
価格だけでなく、機能重視の方もぜひ参考にしてみてくださいね。
YAMAHA|電子キーボード piaggero NP-32
ヤマハのコンサートグランドピアノからサンプリングされたピアノ音色を中心に、オルガンやハープシコードなど厳選された10種類の音色を搭載しています。
弾く強さによって強弱がつくタッチレスポンス付きで、キーボードの優しいタッチでありながら、ピアノと同じように低音部は鍵盤が重く、高音部に向け段階的にタッチが変わります。
また、演奏を録音することができるので自分の演奏を確認でき、上達をサポートしてくれます。
Alesis|電子キーボード Melody61
鍵盤が61と本格的なスピーカーが搭載されているMelody61は、スタンド・椅子・ヘッドホン・マイクなどが全て付属されていて本格的な演奏に最適な人気商品です。
キーボードの音色も200種類用意されていますし、練習用の歌が10曲・3つの練習モードで初心者の方でも楽しみながらピアノに触れることができそうですね。
[5万円以下]安い電子ピアノおすすめ
ここでは「場所を取らない」「価格がリーズナブル」という特徴を持った、初心者の方におすすめしたい電子ピアノをご紹介します。
YAMAHA | 電子ピアノ P-45B
従来のAWM音源をさらに改良し、リアルなピアノ音を再現。AWMは、本物の楽器音等をデジタル録音して音源として利用する技術です。
奥行き30cm未満で場所もとらず、スピーカー付きで11.5kgと軽量ですのでご自宅内での移動、屋外での演奏もお気軽にお楽しみいただけます。
「GRAND PIANO/FUNCTION」ボタンを押しながら所定の鍵盤を押すことで音色の変更、デモ音源の再生、メトロノームなどを設定してお使いいただくことが出来ます。
KORG|電子ピアノ B2
「できるだけ生ピアノのタッチ感を味わいたい」という人におすすめなのが、ピアノ独特の豊かな低音を奏でることができるコルグの電子ピアノです。
ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー(NH)鍵盤を採用することで、よりリアルな感覚を指先に感じることができます。非常に上質なデジタルピアノとして定評がありますよ。
KORG|電子ピアノ B2N(ナチュラル・タッチ搭載)
「B2」と同じ音源で、重さ9.3kgという軽量ボディ。
そのわけは、新しく開発したNT(ナチュラル・タッチ)鍵盤。低音部では重く、高音部ほど軽くなるアコースティック・ピアノのタッチを再現しつつ、長時間弾いていても疲れない軽いタッチの鍵盤を搭載しております。
B2Nは、手軽に・だけど本格的に楽しみたい方や初めてピアノに触れるお子様にも最適なピアノです。
[5万円~7万円以下]安い電子ピアノおすすめ
ここでは初心者~中級者の方におすすめしたい電子ピアノをご紹介します。
KORG|電子ピアノ LP-180
世界中に知られるシンセサイザー/キーボード・メーカーであるコルグが、定評ある美しいグランド・ピアノ・サウンドをスタンダード・モデルであるLP-180にも投入。
もちろん鍵盤やペダル、弾き心地から出音まで。ベーシックな部分をしっかりと押さえたピアノ作りは、電子楽器メーカーとして50年を超えるコルグだからこそ実現できたものです。
アコースティック・ピアノと同様の、低音部では重く、高音部では軽くなるタッチを再現。
ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション(NH)鍵盤を搭載し、指先の繊細な表情まで豊かに表現します。
また、タッチの強さによって3段階の音の出方を設定できる鍵盤タッチ・コントロール機能により、自分のタッチに合わせて演奏を楽しめます。
KORG|電子ピアノ LP-380
奥行きはわずか26cmとスリムなこちらのモデルは、スタイリッシュで置く場所を選びません。
グランドピアノのタッチを再現するリアルウェイテッドハンマーアクション3(RH3)鍵盤を採用しており、グランドピアノと同様に低音部では重く、高音部にいくほど軽くなる心地良いタッチ感が魅力です。
KORG|電子ピアノ B2SP
デジタル・ピアノB2に、安定感のあるスタンドと高度な演奏が楽しめる3本ペダル・ユニットを標準装備しました。
ピアノの演奏を本格的に楽しむためのすべてが詰まったモデルです。
B2本体色とマッチングする専用スタンドをあらかじめ付属。梁のように渡した2枚の横板が両脚をしっかりと繋ぎます。
足元が隠れるエレガントなデザインは、アップライト・ピアノのような上質な佇まいを演出します。
B2SPは、3本ペダル・ユニットを付属しています。ペダル・ユニットはスタンドに固定されており、演奏中にペダルがずれる心配がありません。
CASIO|電子ピアノ プリヴィア Privia PX-770
カシオの「Privia(プリヴィア)」は入門者向け電子ピアノとして売れ筋のシリーズです。特にピアノを始めたばかりの人におすすめできるものです。
入門モデルとはいえ、グランドピアノの弾き心地を体感できるほど重厚でしっかりとしたタッチ感があります。
CASIO|ポータブルピアノ プリヴィア Privia PX-S1000
カシオならではの高密度実装技術を駆使し、奥行232mmの世界最小スリムボディな電子ピアノです。(奥行約20%、高さ約27%のスリム化)。
ケース側面部を楔(くさび)形状にすることで、さらにスリムさが際立つシルエットとなっています。シンプルな中にも先進的なこだわりが盛り込まれたデザインが特徴的です。
LEDによるグラフィカルなタッチセンサーを採用しています。クリアな光沢素材でボタンの突起が無いフラットな操作パネルにより、鍵盤を際立たせて演奏への集中しやすさを考慮したデザインです。
YAMAHA|ポータブルピアノ P-125
本格的なピアノ演奏が楽しめるスタイリッシュな電子ピアノです。重量は11.8kgと軽量なモデルなので、持ち出しも可能です。
音源には「RGEスタンダードⅢ音源」を採用し、弱く弾いたときの優しい音から、強く弾いた時の力強い音までねいろの変化が豊かになっています。鍵盤はグレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤を搭載し、鍵盤の重さに関して低音部では重く、高音部では軽くなるように、音域によって弾きごたえが異なります。弾きごたえを段階的に変化させることで、表情豊かな演奏が可能です。
Roland|ポータブルピアノ FP-10
表現力に定評のあるスーパーナチュラル・ピアノ音源、ハンマー・アクションのPHA-4スタンダード鍵盤を搭載している、人気の高いコンパクトデジタルピアノです。
ピアノのハイクオリティーな音質が人気のFPシリーズの中でも、最もコンパクトなモデルです。軽量設計でありながら高品位なサウンドを内蔵し、ステージから自宅練習用まで幅広く対応できる優れものです。Bluetoothにも対応!
この1台があれば「自宅での練習用に」「結婚式の余興に」「ストリートライブに」など、何かと役立つに違いありません。
とにかく安いピアノがいいという人には中古もおすすめ!
上記でご紹介した電子ピアノを購入する場合、最低でも数万円程度は初期費用としてかかってくることは避けられません。
もしも「費用を1〜2万円以内に抑えたい」「できるだけ安いピアノがいい」「とりあえず音さえ出ればいい」という考えなら、思い切って中古ピアノの購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
中古ピアノを購入できる場所は「地域のリサイクルショップ」「楽器屋さん」「インターネット」などさまざまです。
とにかく費用を抑えたい人は、機能がたくさんついているものではなく、できるだけシンプルな機能の中古ピアノを選ぶといいですよ。運がよければ、状態がよくて低価格な「お宝品」に出会えるかもしれません!
さらに安く抑えたい人は“電子ピアノのレンタル”が最適!
これまでは、ピアノを購入する人に向けて「安いピアノ」「中古ピアノの購入」などをご紹介してきました。
しかし、実際は「どんな種類のピアノを購入すればいいのかわからない」「本当に自宅用が必要なのか?」とピアノの購入自体を迷っている人もいると思います。
そんな場合は、まず「ピアノの短期間レンタル」を利用して自宅で使ってみましょう。
- 自宅で練習しても、騒音が近所迷惑にならない程度か確認したい
- 数種類のピアノをレンタルして、自分が気に入ったものを選びたい
- 周りの視線を気にせず、思いっきりピアノの特徴を味わってみたい
上記のような方には特におすすめです。
ピアノをレンタルすることによってよりリアルにピアノの存在を感じることができるでしょう。
楽器屋での試し弾きなどは、人によっては気を使ってしまったりして思う存分ピアノの特徴を感じることが難しい場合もありますよね…。
レンタルなら人の目も気にしなくていいですし、何よりも自分の好きな時間に好きなだけピアノに触れることができるというメリットがあります!
軽量タイプの電子ピアノから椅子付きの本格的なピアノまで幅広く揃えられているので、きっとあなたの「お気に入り」のピアノが見つかるはずですよ。
電子ピアノは自分のスキルや環境に合わせて賢く選ぼう
ピアノを始めたい人に共通する悩みはたくさんありますが、その中でも特によく聞かれるのは「どんなピアノを選べばいいのかわからない」「金銭面や設置スペースの問題」です。
プロの音楽家を目指している人は早い時期から「生ピアノ」に触れる機会を設けていることも多いですが、ピアノを楽しんでいる全ての人が必ずしもプロを目指しているわけではありません。
- 自分はどんなピアノの音色が好きなのか
- 鍵盤のタッチはどのような感覚のものが心地いいか
- ピアノにかけられるお金はどの程度か
- 自宅にピアノ専用のスペースを確保できるか
といったように、自分が現在置かれている環境から優先順位を割り出し、その範囲内で購入できるピアノを探してみてください。
ピアノが用意できたら、次は上達に向けた練習が必要になります。独学でピアノ練習したいと考えている方は以下の記事がおすすめです。独学のメリットや練習方法や上達する方法をわかりやすくご紹介しています。
レッスンを通じて上達したいと考えている方には、こちらの記事がおすすめです。大人におすすめのピアノ教室のレッスン内容や価格を比較しているので、自分に合ったピアノ教室を探すことができるでしょう。
「できるだけ早く生ピアノに触れさせるべきだ」と主張される人もいらっしゃるようですが、個人的にはそれがピアノ人生の全てになるとは限りません。
自分のできる範囲で楽しくピアノを続けていける努力をしていけたら、きっと素敵なピアノ人生になっていくのではないかと思います。
白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター
独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。