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天体望遠鏡格安レンタル4社比較!初心者におすすめの天体望遠鏡も紹介
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
夜空の星や月を眺めるのは、とてもロマンチックなひとときです。肉眼で見えない惑星や星も、天体望遠鏡を使えば、くっきり鮮明に見ることができます。
しかし、天体望遠鏡は高価なものが多く、購入したが1度しか使わなかったということも少なくありません。
必要なとき、使いたいときだけ天体望遠鏡を使うことができたら、とても便利ではないでしょうか。
そんなわがままを解決する方法の1つに、天体望遠鏡のレンタルサービスがあります。
天体望遠鏡をレンタルするメリットとともに、天体望遠鏡のレンタルサービス各社比較、おすすめの天体望遠鏡の選び方をご紹介します。
天体望遠鏡をお得にレンタルして、天体観測をもっと楽しみましょう。
※この記事の情報は2022年11月7日時点の情報です。
目次
天体望遠鏡のレンタルサービス4社比較
天体望遠鏡のレンタルサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。
天体望遠鏡のレンタルサービス3社をご紹介します。比較表は下記の通りです。
サービス名 | 期間 | 料金 | 受け取り | 送料 | 取り扱い |
---|---|---|---|---|---|
モノカリ | 6泊7日~ | 9,980円~(税込) | 宅配or店頭 | 往復無料 | Vixen 天体望遠鏡 ポルタII A80Mf |
ゲオあれこれレンタル | 7泊8日~ | 3,880円~(税込) | 宅配 ※自宅以外指定可(要相談) |
往復無料 ※北海道と沖縄を除く |
Vixe(ビクセン) Travel Scope 80 with BP&SPH |
レンティオ | 3泊4日~ | 3,980円~(税込) | 宅配 (友人宅、ホテルなども可能) |
往復無料 | Vixen ポルタⅡなど多数取り扱い |
シェアカメ | 2泊3日~ | 8,800円~(税込) | 宅配 | 往復無料 | Vixen 天体望遠鏡 ポルタII A80Mf |
モノカリ
モノカリ | 詳細 |
---|---|
期間 | 6泊7日 |
料金 | 9,980円~(税込) |
受取 | 宅配or店頭 |
送料 | 往復無料 |
取扱 | Vixen 天体望遠鏡 ポルタII A80Mf |
モノカリは「安く!早く!手軽!に家電をレンタル」がモットーの家電レンタルサービスです。
空港やホテルでも受け取り可能なので、家から持ってくる必要がありません。まさに手軽!に天体望遠鏡をレンタルできます。
また、モノカリなら「今日は流星群が見られるかもしれません」なんて急にテレビから聞こえてきたとしても問題ありません。
新宿に店舗が設置されており、在庫がある限り当日(最短で注文から1時間後)にも借りられるからです。ただし、来店予約をしていないとレンタル不可になってしまうので注意しましょう。
\安く早く手軽にレンタルできる!/
ゲオあれこれレンタル
ゲオあれこれレンタル | 詳細 |
---|---|
期間 | 7泊8日 |
料金 | 3,880円~(税込) |
受取 | 宅配 ※自宅以外指定可(要相談) |
送料 | 往復無料 ※北海道と沖縄を除く |
取扱 | Vixe(ビクセン) Travel Scope 80 with BP&SPH |
ゲオあれこれレンタルは、DVD/CDレンタルを全国展開している株式会社ゲオが運営するレンタルサービスです。カメラやスマホ、家電に特化したレンタルサービスなので、天体望遠鏡もレンタルできます。
そんなゲオあれこれレンタルでは「ビクセン Travel Scope 80 with BP&SPH」が7泊8日からレンタル可能です。レンタル価格も3,880円(税込)とお安いので、短期レンタルのコスパを4社の中で比べると、1番よいでしょう。
また、こちらの商品を「買えるレンタル」でレンタルすれば、使ってみて気に入ればそのまま購入することもできます。
補償サービスもあるので、利用中に万が一商品が破損しても、修理代金の上限は5,000円までとなっており安心です。※破損状態によっては、修理費の一部または全額が請求されることもあります。
\気に入ったらそのまま購入できる!/
レンティオ
レンティオ | 詳細 |
---|---|
期間 | 3泊4日~ |
料金 | 3,980円~(税込) |
受取 | 宅配
(友人宅、ホテルなども可能) |
送料 | 往復無料 |
取扱 | Vixen ポルタⅡなど多数取り扱い |
レンティオは「賢いわたしのお手軽レンタル」というキャッチコピーで、天体望遠鏡以外にも家電等を取り扱っているレンタルサービスです。
17時までの注文で当日出荷してくれるので、借りたいときにすぐ借りることができるのが魅力です。
加えて、貸出と返却の往復送料が無料。箱ごとコンビニで渡せば返却完了なので、気軽にレンタルができます。
レンティオの特徴として、レンタル中に不慮の事故等で故障してしまった場合、修理費がかからない点も挙げられるでしょう。
紛失は補償対象外ですが、落下や水没といった過失による故障の場合も、修理費用は最大2,000円までしかかかりません。
使い慣れない品物でも安心して使うことができますね。
レンタル期間は3泊4日から借りることができます。
機種はビクセンのポルタⅡのみなので、機種にこだわらず天体望遠鏡を試してみたい、一時的に楽しみたい方には便利なサービスといえるでしょう。
\天体望遠鏡の取り扱い豊富!/
シェアカメ
シェアカメ | 詳細 |
---|---|
期間 | 2泊3日~ |
料金 | 8,800円~(税込) |
受取 | 宅配 |
送料 | 往復無料 |
取扱 | Vixen 天体望遠鏡 ポルタII A80Mf |
シェアカメは、カメラレンタルの専門サービスです。シェアカメが運営している「シェアカメブログ」では、カメラに関する記事が多く、読み物としてもとても面白いです。
また、レンタルしたい製品のページに行くと、使い方や仕組みなども書いてあります。初心者でもわかりやすい説明になっているので、知らない製品を借りるときも安心です。
天体望遠鏡の場合は、レンタルのページにVixen公式の操作方法や組み立て方のYouTubeも載っています。わざわざ他サイトに飛ぶ必要がなく1つのページで完結できるのも嬉しいですね。
\初心者でもわかりやすい!/
ビギナーズでは、シェアカメについて解説している記事もあります。詳しく知りたい人は、シェアカメとは?口コミや評判、レンタル手順の記事をチェックしてください。
初心者におすすめの天体望遠鏡4選
これから天体望遠鏡を始める方にぴったりな、屈折式天体望遠鏡のおすすめ4機種をご紹介します。
Vixen ポルタⅡ A80Mf
天体望遠鏡といえば、真っ先にこの機種を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
天体望遠鏡の売れ筋No.1で、迷ったらまずこの機種を使えばいいといっても過言ではありません。
入門用としては少し大きな80mm口径で、昼の景色から夜の星空まで丸1日活躍します。
別売りのオプションパーツを使えば月面写真撮影もできる優れもの。
初心者からベテランまで幅広く使える1台です。
ビクセン 天体望遠鏡 Travel Scope 80 with BP&SPH
ビクセンの入門機としてもう1つ紹介したい天体望遠鏡が「Travel Scope 80 with BP&SPH」です。
天体観測だけでなく、地上の風景使用できます。三脚はワンタッチで開脚できる優れものです。接眼レンズは高倍率と低倍率の2個を付属しているので、2通りの倍率(20倍、40倍)で観察できます。
スマートフォンアダプターが付属でついているので、アダプターを接眼レンズに取つけて使えば、合焦ハンドルでピントを合わせて月などの撮影がおこなえます。
MEADE 天体望遠鏡 AZM-90
入門者でも観測しやすい屈折式の天体望遠鏡なので、見え方に安定感がありあらゆる天体の観察に向いています。
経緯台式なので星の軌道である円を追うことはできませんが、上下左右の直感的な動きができるのでわかりやすいでしょう。
今まで入門機に使用されていたレンズは口径60mm近辺のものが多かったですが、AZM-90は90mmの光学レンズなのでより多くの光を集められるようになっています。
また、レンタルの場合は付属品が充実しているので、借りてすぐに使用可能です。
Kenko スカイエクスプローラー SE-AT100N
天体観測初心者にもワンランク高い観測を求めている方にもおすすめできるのが、上記のKenko スカイエクスプローラー SE-AT100Nです。
鏡筒にはニュートン反射式が採用されており、有口径が100mmなので11等星ほどの暗い星でも観測可能です。ちなみに人の肉眼では約6等星までしか見られません。
1等星であるおとめ座のスピカでも350光年離れています。1光年=光が1年で進める距離=9兆4605億kmなので、それの350倍離れた場所にあるのがスピカです。11等星ともなるとなんとも果てしない距離であることがわかります。
本製品であれば、光でしか到達できないほど遠くにある11等星の星もレンズ越しに視認可能です。ぜひレンタルを活用して、宇宙の神秘を存分に楽しみましょう。
レンティオでKenko スカイエクスプローラー SE-AT100Nをレンタルする
天体望遠鏡の種類と選び方
天体望遠鏡とは、レンズや反射鏡が入っている鏡筒と、鏡筒を取り付けて自由に安定して動かせるようにする架台、架台を支える三脚を組み合わせたもののことです。
観測したいものによって天体望遠鏡の選び方も変わってきますが、具体的にどのような観点で選べばいいのでしょうか。
天体望遠鏡を選ぶ際に着目すべき点をご紹介します。
鏡筒の種類で選ぶ
天体望遠鏡を選ぶ際に着目すべき1つめの点は、鏡筒の種類です。
鏡筒は、対物フード・筒・接眼部までが一体となっており、レンズや鏡が取り付けられている筒状の部分のことを指します。
天体望遠鏡の鏡筒には大きく分けて3種類あり、屈折式、反射式、カタディオプトリック式です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の観測したいものや用途に合わせて選ぶことが重要です。
天体望遠鏡の3つの鏡筒の種類について、詳しく解説します。
屈折式天体望遠鏡
筒の先に取り付けた対物レンズで天体の光を集め、反対側の接眼レンズで像を拡大して見るのが屈折式天体望遠鏡です。
鏡筒自体が細長い形で、天体望遠鏡といわれて想像するのはおそらくこの屈折式天体望遠鏡です。
視野が広く、倍率を高くしやすいので、あらゆる天体の観測に対応しています。
保管の際に特別なメンテナンスも必要なく、天体望遠鏡初心者でも扱いやすい天体望遠鏡といえます。
デメリットとしては、色収差という像の歪みや色のにじみが発生する点です。ゆえに実際の星の色との差が生じてしまいます。
総評としては、屈折式天体望遠鏡は扱いやすさには長けているので初心者向けです。入門機としておすすめできるでしょう。
反射式天体望遠鏡
凹面鏡を使って光を集め、斜鏡で反射させた像を接眼レンズで拡大して見る天体望遠鏡です。
屈折式天体望遠鏡と鏡筒の見た目も異なり、筒が太く短いのが特徴でしょう。
反射式天体望遠鏡のメリットは、性能が良い上に安価な点です。像の色収差が発生しないため、くっきりとした像を見ることができます。
また、大口径の天体望遠鏡でも、屈折式のものより安く手に入る場合が多いです。
デメリットとしては、振動等でレンズがずれると光軸もずれてしまうため、光軸調整という定期的なメンテナンスが必要になることです。
素人でもメンテナンスは可能ですが、少し面倒に感じる方もいるかもしれません。
天体望遠鏡に慣れてきた、中・上級者の方におすすめの天体望遠鏡です。
カタディオプトリック式
屈折式と反射式のメリットを組み合わせたのが、カタディオプトリック式天体望遠鏡です。
鏡筒の前方に凸面鏡、後部に凹面鏡を配置し、屈折式同様鏡筒の後ろから覗き込んで使います。
屈折式のデメリットだった色収差に加え、球面収差や像面収差といったあらゆる収差を修正しているので、くっきり美しく見えるのが特徴です。
反射式のデメリットである、外気との温度差によって像の揺らめきが発生することもありません。
また、筒の長さが短く、持ち運びもしやすいのも嬉しい点です。
架台の種類で選ぶ
架台には経緯台と赤道儀があります。架台とは、鏡筒の向きを調整し、地球の自転とともに動く星を追うために必要な部分です。
経緯台とはその名の通り、鏡筒の向きを経度軸と緯度軸(縦横)の2つを動かして星を追える架台のことです。
一方赤道儀は円を描くように動かせるので、星の動きに合わせて1つの軸で調整できます。しかし高機能な分、価格も高く重量も上がってきます。
また、星は北極星を中心に回っているので、北極星に合わせる準備もしなければなりません。気軽に星を見たいという初心者の方は経緯台がおすすめでしょう。
倍率で選ぶ
倍率は観測したい星によっても変わってきます。最も見やすいと言われている月の場合、50倍もあれば月面全体をはっきり観測できます。
月にあるクレーターや山ひだをじっくり見たい場合は70倍以上のものを選択しましょう。
さらに140倍以上にもなると、裂け目や小さな起伏なども観測できるようにもなります。これほどにもなると月を細かくスケッチできるくらいには詳細な観測ができますね。
天体望遠鏡のレンタルとは?レンタルする2つのメリット
天体望遠鏡を買おうと思ったことはあっても、レンタルしようと思ったことのある方は少ないのではないでしょうか。
天体望遠鏡のレンタルというのはあまり普及していませんが、使い方によってはとても便利でお得なサービスです。
天体望遠鏡をレンタルする2つのメリットをご紹介します。
必要なときだけ使える
天体望遠鏡の使い方は人それぞれですが、趣味として本腰を入れている方でなければ、天体望遠鏡を日常的に使うという方はあまりいないですよね。
年に数回のキャンプや旅行のとき、火星大接近等の記念的な観測のときだけ使うという方が多いでしょう。
年に1・2回か数える程度しか使わない方は、わざわざ高価な天体望遠鏡や用具一式を揃えるよりも、必要なときだけ使う方が合理的です。
また、天体望遠鏡は場所をとる上、使うときに備えて定期的にメンテナンスし続けるのも大変でしょう。
天体望遠鏡のレンタルであれば、必要なとき・使いたいときだけ借りることができるので、使う頻度や回数が少ない方にはメリットの多いサービスです。
購入前のお試しができる
天体望遠鏡は安い機種であっても、数万円はしてしまいます。
店頭でサイズや操作の感覚を掴んだとしても、いざ自宅や出先で使った際にイメージと違うということもあります。
もしも想像と違う使い心地や見え方であったとしても、一度使ってしまったために返品できず、仕方なく使うというのはとても勿体ないです。
レンタルであれば、購入を検討している機種を事前に借りて使うことができるので、購入後のがっかり体験をなくすことができます。
天体望遠鏡レンタルに関するよくある質問
ここでは天体望遠鏡レンタルに関するよくある質問をまとめています。疑問点などをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
レンタルした天体望遠鏡が故障してしまった
「機材自体が高価な天体望遠鏡をもし壊してしまったら……」と不安になる方もいると思います。
安心してください。レンタルサービスには、補償サービスや保険オプションなどが用意されているので、万が一のことがあっても心配いりません。
修理費用に上限がある場合や補償サービスが無料のレンタルサービスもあるので、一度公式ホームページを見るのがおすすめです。
旅行先で商品を受け取りたい
せっかく天体望遠鏡を使うなら、星がキレイに見える場所で観測したい方もいると思います。
そんな方におすすめなのが、空港や宿泊先でレンタル品を受け取れるレンタルサービスです。移動中に持ち運ぶ必要がないので、紛失・盗難に遭う心配も少ないでしょう。
沖縄まで届けてくれるレンタルサービスもあるので、宅配可能地域を確認してみてください。
レンタルで安くお得に楽しもう!
いかがでしょうか。
天体望遠鏡をレンタルで使うメリットと各社サービス紹介、おすすめの機種や選び方を解説しました。
高価な天体望遠鏡も、レンタルであれば気軽に借りることができ、購入前のお試しとして使うこともできます。
機種によって見える範囲や見え方も変わってくるので、ぜひ色々な機種を試して自分に合った天体望遠鏡を見つけましょう。
レンタルも上手に活用して、キャンプや自宅で天体観測を思う存分楽しみましょう。
ビギナーズでは、天体望遠鏡のおすすめをタイプ別に紹介している記事もあります。天体望遠鏡についてもっと詳しく知りたい人は、ぜひ参考してください。
Reika Sato /
ビギナーズ編集部 ライター
大学時代は軽音サークルでベースを担当。カフェラテの摂取量に定評のあるカフェイン中毒。趣味はグルメ漫画とミステリー・SF映画鑑賞。