【最新】名探偵コナンの未回収伏線を考察！黒の組織や「あの方」についても解説

『名探偵コナン』は、とある事件で身体が縮んだ名探偵・工藤新一が、江戸川コナンとして様々な難事件を解決する大人気ミステリー作品です。『名探偵コナン』の中には未回収の伏線が多いですよね。

そこで本記事では、まだ回収されていない伏線を、ネタバレありでストーリーとともに考察していきます。

アニメ『名探偵コナン』全話を見返す方法や、原作の漫画をお得に読む方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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『名探偵コナン』のあらすじ

主人公の工藤新一はシャーロック・ホームズを啓愛し、卓越した推理力と洞察力をもつ高校生探偵です。様々な難事件を解決し、「日本警察の救世主」と言われるほど活躍していました。

そんなある日、幼馴染の女子高生・毛利蘭と遊園地へ遊びに行った新一は、黒ずくめの怪しい人物による取引を目撃します。取引に夢中だった新一は背後にいた人物・ジンに気付かず、殴り倒されます。

そして口封じに毒薬“APTX4869”を飲まされた新一は、身体が縮んだのでした。

隣人の発明家・阿笠博士に「生きていることが組織にバレると自分の命と周囲に危険が迫る」と助言を受けた新一は、江戸川コナンと名乗って生きることを決めます。

こうして新一は元の身体を取り戻すべく、黒の組織に関する情報を入手するため、探偵業を営んでいる蘭の父・毛利小五郎の家へ居候します。

『名探偵コナン』の未回収伏線一覧

『名探偵コナン』で未だに回収されていない伏線は多々あります。未回収伏線を大きく分類すると、主に以下のとおりです。

それぞれどんな未回収伏線があるのか確認しつつ、順に考察していきましょう。

黒の組織に関する未回収伏線の考察

黒の組織は、新一の身体を小さくする毒薬を開発した犯罪組織です。世界各国に活動拠点があり、暗殺や闇取引といった悪事を働いています。お酒の名前をコードネームとして活動しているところが特徴的です。

ここでは、黒の組織に関する未回収伏線の考察をしていきます。

組織の目的

様々な犯罪行為をおこなっている黒の組織ですが、未だに行動目的がはっきりしていません。

おそらく新一に飲ませた毒薬“APTX4869”が、組織の目的と大きく絡んでいると考えられます。

幼児化に成功している様子を見た黒の組織のメンバー・ピスコが「ここまで開発が進んでいるとは」と口に出していることから、時間を巻き戻す関連の薬の開発が目的だと考察できますね。

ちなみに、作者の青山剛昌さんは「不老不死が目的ではない」と断定しています。

組織の正式名称が不明な理由

「黒の組織」「黒ずくめの組織」などと紹介されていますが、正式名称はわからないままです。

国際的な犯罪組織ともなれば、名前がないと不便な面も多々あるでしょう。それでも長年組織の正式名称が伏せられているのは、目的に関係する名前となっているからだと考察できます。

単純にミスリードを誘っているケースも考えられますが、何かしら深い意味が隠される可能性も否定できません。

烏丸蓮耶(からすまれんや)の生死について

烏丸蓮耶は、黒の組織のボス、通称“あの方”の正体です。アニメだと219話、漫画だと第30巻に登場した人物で、99歳で謎の死を遂げた大富豪として紹介されています。

表向きでは死人とされていますが、ベルモットやラムなどが連絡を取っていることから、生きている説が浮上しています。毒薬“APTX4869”を飲んで、別人に成り代わっているのでしょうか。

誰に成り代わっているかは不明ですが、円谷光彦や大黒連太郎など、様々な説が考察されてます。

極秘プロジェクトの内容

黒の組織は半世紀前から極秘プロジェクトを進めてるとのことですが、その全貌は明らかになっていません。

コナンが深く関わっているようなので、おそらく毒薬“APTX4869”関連でしょう。

黒の組織が優秀なプログラマーのリストを集めている理由も、極秘プロジェクトを進行させるためだと考察できます。

開発中ソフトの中身

遺体として発見されたシステムエンジニア・板倉卓が開発中だったソフトに、黒の組織が目を付けていました。「人間のために開発を断念した」と言っており、かなりの代物だったのでしょう。

ソフトの中身はわかっていませんが、元はCGや特殊視覚効果分野で有名だったので、特殊視覚効果を用いた技術だと推測できます。

人間のために断念するレベルであれば、「映像に映った人物の高精度ななりすましソフト」あたりでしょうか。謎は深まるばかりです。

メンバーが美國島へ訪れた理由

年に一度「儒艮祭り」という祭りが開催される美國島へコナンたちが訪れた際、儒艮祭りの参加者名簿に黒の組織のメンバーが書かれていました。

宮野志保(灰原哀)・黒澤陣(ジン)・魚塚三郎(ウォッカ)の3人です。

日本を動かすほどの大物人物も参加していた経歴があることから、研究費を出してくれるスポンサー探しを目的に訪れたと考察できます。

1090話に登場した人影の正体

漫画『名探偵コナン』1090話にて、謎の老人が登場しています。

最後に「次に会うのはそんなに時間はかからない」と意味深な言葉を口にしているので、作中でも重要人物であることは確かです。

謎の老人の正体について、巷では烏丸蓮耶や羽田康晴だと考察されてます。

幼児化したメアリー世良を見つけた老人の正体

漫画『名探偵コナン』1096話で、幼児化したメアリー世良を見つけた老人が登場します。

「メアリー世良の隠れ場所をどうやって発見したのか」「この老人の正体は誰なのか」など、老人に関する情報は一切不明です。

呼吸器をつけていることから、高年齢か後遺症などのケースを考察できます。そのため、黒の組織のボス烏丸蓮耶か、死体が見つかっていない赤井務武の可能性が高いでしょう。

ベルモットに関する未回収伏線の考察

表向きは女優のシャロン・ヴィンヤードやクリス・ヴィンヤードとして活動している、黒の組織に属するメンバーの1人です。「千の顔を持つ魔女」と呼ばれており、変装と声まねを得意としています。

ここでは、そんなベルモットの未回収伏線について考察していきます。

“あの方”との関係性

ベルモットは黒の曽木のボスである“あの方”から「私の元へ帰って来ておくれ」とのメールを直接受けていたり、安室が「まさかあなたがボスの…」と言っていたりと、親密な関係であることが判明しています。

内容的に、あの方の身内、つまり妻か娘である可能性が高いでしょう。どちらにせよ、深い関係性であることは確かです。

蘭を「宝物」と言って助ける理由

ベルモットは蘭を「エンジェル」と呼び、2人を宝物と言いながら助けるシーンが何度かあります。

蘭を助ける理由は、以前新一と蘭に命を救われたからです。通り魔に変装したベルモットが口封じで蘭を殺害しようとしたとき、転落しかけたベルモットを蘭が助けたのです。

ちなみにベルモットは「たった2つの宝物」と口にしており、1つは蘭、もう1つはおそらく新一だと思われます。

コナンを「銀の弾丸(シルバーブレッド)」と呼んでいることから、黒の組織崩壊をコナンに託しているのかもしれませんね。

年を取らない理由

FBI捜査官のジョディはベルモットを見て「どうして年をとらないの」と疑問をぶつけており、何年も容姿が変わらず年を取っていないことがわかります。

年を取らない理由は、まだ不明なままです。得意の変装で若く見せているか、毒薬“APTX4869”で若返っているなど、色々な考察が出ています。

コナンたちの幼児化を組織に隠す理由

ベルモットは新一が幼児化して「江戸川コナン」として生きている事実を、黒の組織に隠しています。理由はまだ判明していませんが、おそらく黒の組織を壊滅させるコナンを守るためでしょう。

ベルモットは、コナンを「銀の弾丸(シルバーブレッド)」と呼んでいます。魔除けや厄払いのお酒とされていることを考えると、コナンに厄払い、つまり黒の組織壊滅を期待していると考察できます。

また、「ベルモットが毒薬“APTX4869”の使用を黒の組織にバレないようにするため」という推測も出ているようですね。

メアリー世良にAPTX4869を飲ませた理由

メアリー世良は、蘭のクラスに転校してきた女子高生・世良真純の母親です。漫画『名探偵コナン』99巻で、ベルモットに薬を飲まされてメアリー世良は幼児化しています。

ベルモットはMI6潜入を目的として赤井務武に扮しますが、メアリー世良に変装がバレます。存在を消すのなら、不確定な毒薬“APTX4869”を使わずとも、殺害する方法はほかにあったはずです。

それでも毒薬“APTX4869”を使ったのは、メアリー世良を生かしつつ組織の目を欺くためだったのかもしれません。

また、メアリー世良に薬を飲ませたときに「生きていられたら“色々”困る」と言っています。メアリー世良が生存していることで、MI6潜入以外に何か困ることがほかにもあるのでしょう。

黒の組織がおこなった研究を愚かだと言った理由

ベルモットは、黒の組織にいた灰原の両親がおこなっていた研究を「愚か」だと言っています。愚かな研究とは、おそらく毒薬“APTX4869”のことでしょう。

単純に考えると、人間が手を出してはいけない薬を生み出そうとしていたからだと思われます。真実は未だに不明です。

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ラムに関する未回収伏線の考察

ラムは、黒の組織に属するメンバーでNO.2にあたる重要人物です。ラムの正体は、毛利探偵事務所の隣にある「米花いろは寿司」の板前・脇田兼則でした。

ここでは、そんなラムに関する未回収伏線の考察をしていきます。

将棋の駒のことを知っている理由

ラムはコナンたちと暗号を解いているとき、意味深に「在るべきものがなくなっている、例えば“将棋の駒”とか」と口にしています。

ここの将棋の駒とは、17年前に起きた天才棋士・羽田浩司殺人事件の遺品です。紛失していたのですが、1052話にて安室が遺品説明と酷似している角の駒を発見しました。

話の流れを踏まえると、「将棋の駒＝羽田浩司殺人事件の遺品」だと考察できます。ラムが将棋の駒と突然口にしたこと、紛失していることを知っていたのは、事件に関わっているからでしょう。

未解決事件の真相は、ラムが大きく関わっている可能性が高いです。

灰原哀に関する未回収伏線の考察

灰原哀は元黒の組織に属していたメンバーで、今は毒薬“APTX4869”を飲んで幼児化してコナンと一緒の小学校へ通っています。ストーリーに大きく関与している、重要人物です。

ここでは、灰原に関する未回収伏線の考察をしていきます。

様々な発言の真意

灰原は今までに「それを無理矢理ねじ曲げようとすれば人は罰を受ける」「時の流れに人は逆らえないもの」など、意味深な発言をしています。

真相はわからないものの、どれも黒の組織と関係している発言だと思われます。“時の流れ”や“無理矢理ねじ曲げようとする”といった言葉から、年齢に関する研究を指しているかもしれませんね。

焼け残っていたMOをコナンに隠す理由

灰原はコナンに「薬のデータが入ったMOはそのまま置いてきて燃えた」と説明していましたが、阿笠博士の自宅に持ち帰っていました。

このMO内にあったデータで、毒薬“APTX4869”の解毒剤を作れたと思いますが、コナンに嘘をついた理由までは不明です。不利益になる情報がMOに残っていたのでしょうか。

薬の完成で両親と別れる必要があった理由

灰原の両親は研究中の事故で死亡したと聞かされていましたが、後に母親が残したテープで「銀の弾丸(シルバーブレット)という薬を完成するために別れる必要があった」という事実を知ります。

灰原と別れて完成する薬とは、一体何なのでしょうか。また、薬の名前が「銀の弾丸(シルバーブレット)」なところも気になりますね。

作っていた薬の正体

灰原は両親を引き継ぎ、組織内で薬を作っていましたが、毒薬“APTX4869”でないことが判明しています。

つまり、灰原が作っていたのは「銀の弾丸(シルバーブレット)、またはそれに近い薬」だったということです。

母親が黒の組織「ヘル・エンジェル」と呼ばれていた理由

灰原の母親・宮野エレーナは、黒の組織内で「ヘル・エンジェル」と呼ばれていました。

テープの印象やコナンも「正真正銘のエンジェルだ」と言っており、呼び方が矛盾しています。組織内で反発したからヘル・エンジェルだったのか、未だに真実は明らかとなっていません。

赤井秀一に関する未回収伏線の考察

赤井秀一は、狙撃の名手として知られているFBI捜査官です。「ライ」として黒の組織に潜入していましたが、裏切り者だとバレて、現在は沖矢昴として正体を隠しています。

ここでは、そんな赤井秀一に関する未回収伏線の考察をしていきます。

宮野明美が赤井秀一に送ったメールの内容

赤井の恋人・宮野明美が送ったメールを読むシーンにて、P.S.より下の内容がまだ明かされていません。

本文が「組織を抜けたあとに本当の彼女として付き合ってほしい」という内容なので、追伸部分は別の内容、つまり黒の組織に関する情報だったのでしょうか。

父親・赤井務武の行方

赤井秀一の父親・赤井務武は死亡したとされていますが、赤井が「父の遺体はまだ発見されていない」と言っているので、生きている可能性があります。

赤井務武が失踪する前に「この先、私はいないものと思え どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまったようだ」というメールを残していることもあり、単純に雲隠れしているのかもしれません。

仮に生きているとしたら、赤井務武は今どこで何をしているのかが気掛かりですね。

幼児化したメアリー世良が咳をしている理由

メアリー世良は、赤井の母親です。

ベルモットによって幼児化されたあと、頻繫に咳をしています。メアリー世良いわく、毒薬“APTX4869”の副作用とのことです。

ただそれだと、コナンや灰原が副作用で咳をしない理由がわかりません。何かしらの条件で副作用が発生するのか、毒薬“APTX4869”の詳細は深まるばかりです。

安室透に関する未回収伏線の考察

安室透は、毛利探偵事務所の下にある喫茶ポアロのアルバイト店員です。しかし実はトリプルフェイスで、黒の組織「バーボン」として潜入捜査をしています。真の正体は、FBI捜査官・降谷零です。

ここでは、そんな安室透に関する未回収伏線の考察をしていきます。

宮野エレーナが安室に「バイバイ」といった理由

安室は幼いころ、灰原の両親・宮野夫妻が経営する宮野医院に通っていました。その回想シーンにて、宮野エレーナは安室に「バイバイだね、零君」と言っています。

バイバイと言ったのは、宮野エレーナが黒の組織の研究チームに移動するためだと考えられます。二度と会えないと感じて口に出したのか、真意は謎のままです。

考察を踏まえてもう一度『名探偵コナン』を楽しもう

考察を踏まえたうえで『名探偵コナン』をもう一度見ると、違った視点からストーリーを楽しめます。

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まとめ

今回は、大人気ミステリー作品『名探偵コナン』の未回収伏線を考察しました。

長年続く本作ですが、まだまだ明かされていない真実がちりばめられています。考察しながら、または考察を踏まえてストーリーを見ると、本作をより深く楽しめます。

『名探偵コナン』をもう一度最初から見てみたい場合は、動画配信サービスや電子書籍ストアを活用してみてはいかがでしょうか。

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