公共料金はクレジットカードで決済｜メリット・デメリット

公共料金の支払いは、生活するには切っても切れない出費であり、毎月の支払いに苦労するという人も多いでしょう。

一口に公共料金といっても幅は広く、中には払い込みが必要なものや、口座振替できるよう特定の口座にお金を残しておかなければならないものもあります。

公共料金は費用はもちろん支払いの手間もネックですが、これらはクレジットカード決済に変えるだけで簡単に解決できます。

公共料金はクレジットカードで決済できる

大前提で知っておきたいのが、公共料金はクレジットカードが決済が可能ということです。

かつては払い込みや口座振替しかできないものも多くありましたが、現在ではほとんどの料金はクレジットカード決済に対応しています。

ほとんどの公共料金はクレジットカードで決済できる

公共料金は生活に必須の光熱費を始め、通信費や新聞代、公共交通機関の料金なども含まれます。

これらはほとんどがクレジットカード決済に対応しており、現金を用意せずスムーズな支払いが可能です。

全て完全に対応しているとは限らないため、例外には注意が必要ですが、それでも大抵の場合はクレジットカード決済できることは覚えておきましょう。

税金もクレジットカードで決済できるようになった

クレジットカード決済は公共料金だけに限らず、税金でも可能なものが増えています。

クレジットカード決済が可能な主な税金の種類は、以下の通りです。

• 所得税
• 消費税
• 法人税
• 相続税
• 住民税
• 自動車税
• 固定資産税
• 都市計画税
• 不動産取得税
• 償却資産税
• 個人事業税
• 国民年金保険料
• 社会保険料

税制改正によって、生活にかかる税金のほとんどがクレジットカード決済に対応しているため、上手に活用することで支払いも便利に行えるでしょう。

ただし、どこまで対応しているかは自治体によって異なるため、実際の支払いの際にはクレジットカード決済が可能か確認しなければなりません。

税制上は可能なものの、クレジットカードを使った納税のシステムが導入されていない自治体も多いです。

支払いが可能でも、一部制限が付く場合もあるため、納税通知書をチェックし、窓口でも確認して支払いましょう。

クレジットカードで公共料金を払うメリット

公共料金はクレジットカード以外での支払いが可能であり、支払い方法を切り替えるには、それぞれ申請手続きをしなければなりません。

クレジットカード決済に対応するものが多いだけに、申請手続きを面倒に感じ、現行の支払い方法を続けている人も多いでしょう。

確かに切り替えに手間はかかるものの、それ以上にメリットがあることは忘れてはいけません。

支払い方法の変更は一度きりの手間であり、それを我慢することで大きなメリットが得られます。クレジットカード決済ならではの魅力を知り、支払い方法の変更を検討しましょう。

引き落としをする日を同じ日にできる

公共料金は種類が多く、それぞれ支払いの日も違います。

現金で支払っている場合は毎月数度支払いの手間がかかりますが、クレジットカード決済なら引き落としを一度にまとめられるため、支払いの手間がかかりません。

実際に料金が発生する日はばらばらのままですが、最終的な支払いはカードの引き落とし日にまとめられるため、お金の管理がしやすいでしょう。

公共料金は支払いが遅れるとペナルティがあり、現金払いだと忙しい日が続いて忘れてしまうこともありますが、クレジットカードならその心配もありません。

払い忘れがなく、かつお金の管理もしやすいため、利便性の高い支払い方法と言えます。

ポイントが貯まる

支払いの手間を減らすだけなら口座振替にする方法もありますが、クレジットカード決済の場合は、さらにポイントが貯まることもメリットです。

クレジットカードは支払いの内容に関係なく、いくら支払ったかによって貯まるポイントが決定します。

カードによって還元率が違うため、いくら貯まるかは異なりますが、毎月まとまった金額が出ていくため、ポイントもより早く貯めやすいでしょう。

貯まったポイントは何らかの支払いに使うことができたり、カード会社が用意する景品と交換できたりと、メリットは大きいです。

ポイントは実質お金と同じ扱いとも言えるため、クレジットカード決済にするだけで、実質の支払い料金も割引できます。

クレジットカードで公共料金を払うデメリット

公共料金のクレジットカード決済は金銭面、支払いの手間の両方から見てもメリットが大きいため、非常におすすめです。

しかし、必ずしも得をするとは限らず、一部デメリットもあるため、注意しなければなりません。

デメリットも正しく把握した上で、本当にお得な支払い方法は何か考えてみましょう。

口座振替割引制度が使えない

公共料金によっては、口座振替割引制度を採用していることもあり、クレジットカード決済だとこれが使えません。

口座振替割引制度は、支払い方法を口座振替にするだけで料金を割引してもらえるものであり、クレジットカードより安く支払える場合もあります。

しかし、クレジットカードはポイントが貯まるため、割引以上の金銭的メリットが得られる場合があることは理解しておきましょう。

また、公共料金の種類によっては、口座振替割引制度を採用していない場合もあります。

その場合は支払い方法による割引はないため、少しでも便利でポイントが貯まってお得な、クレジットカード決済を選びましょう。

公共料金を支払った分クレジットカードの利用枠が減る

クレジットカードで公共料金を支払うと、料金に応じてショッピング枠が埋まってしまうため注意しなければなりません。

公共料金は固定の費用なだけに、金額が大きいほどクレジットカード決済がお得ですが、あまりに費用が高すぎると日常的なカード利用に支障をきたします。

例えばショッピング枠が10万円で、公共料金の支払いで5万円を使った場合、日常的に使用できる金額は5万円に制限されます。

普段からクレジットカードで決済をすることが多いと、利用に制限が出やすいため注意しなければなりません。

普段使いでショッピング枠のほとんどを使ってしまう、あるいは公共料金があまりに多い場合は、カードの複数持ちも視野に入れましょう。

公共料金の支払いにおすすめのクレジットカード

公共料金をクレジットカード決済にすることで、便利かつお得に支払いができますが、さらにメリットを高めるにはカード自体も見直しましょう。

クレジットカードは数多くの種類があり、それぞれ得られる特典が違っています。

人気とポイント還元率が高いクレジットカードをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

au WALLETクレジットカード

au WALLETクレジットカードは、auと連携したサービスが豊富なことが特徴です。

クレジットカード自体も優れていますが、特にauユーザーは得られる特典が多いため、auのスマホやタブレットを使用している人には特におすすめです。

公共料金支払いの申込みがとても簡単

au WALLETクレジットカードは、「公共料金カード支払申込書」を記入し、送付するだけで各種支払い方法の変更手続きが完了します。

一通の申込書で一括切り替えができるため、手間をかけずにクレジットカード決済へ移行できるのが魅力です。

また、申込書の送付だけではなく、電話やネットからの申請も可能です。手続きをスムーズに終えられるため、公共料金の支払いに特に適したカードと言えるでしょう。

WALLETポイントがたまるなどサービスが充実

au WALLETクレジットカードは、支払い額に応じてWALLETポイントが貯まることも魅力の1つです。

WALLETポイントは1ポイント1円で利用でき、通信費の支払いにも充てられるため、料金を支払ってポイントを貯めながらさらに割引まで適用できます。

公共料金の支払いだと、1,000円につき10ポイント以上貯まるため、還元率も優れているでしょう。

また、ポイントだけではなく、年会費や付帯サービスも充実しています。

auユーザーなら年会費は無料で利用でき、かつ「紛失・盗難保険」「お買物あんしん保険」「海外旅行あんしん保険」の3つの保険が付けられます。

Amazonクレジットカード

Amazonクレジットカードは、ネットショッピングサイトのAmazonを頻繁に使用する人には特におすすめのカードです。

ショッピングでの利用はもちろん、公共料金の支払いにも適しており、幅広いシーンで活用できることが特徴です。

公共料金の支払いで1%の還元率

Amazonクレジットカードは、ポイント還元率が1%と高めに設定されています。

これは公共料金の支払いでも同じであり、固定費からかなりのポイントか還元があるため、一気にポイントを貯めやすいことが魅力です。

公共料金の支払額が多い人には特におすすめで、日常的な買い物でも高い還元率を誇るため、カード払いが多い人に適しているでしょう。

Amazonプライム会員なら2％ポイントがつく

Amazonnクレジットカードを使ってAmazonnで買い物をした場合、通常なら1.5%のポイント還元率ですが、Amazonプライム会員の場合は2％です。

Amazonnでよく買い物をするなら特におすすめ度は高く、プライム会員になることで、還元率以外の特典も受けられます。

また、年会費は初年度無料であり、2年目以降も年に1回以上カードを使うことで、年会費はかかりません。

公共料金の支払いをすることで、年1回の条件は確実にクリアできるため、実質永年無料で利用できることも、大きな魅力でしょう。

楽天カード

楽天カードは、顧客満足度が9年連続1位と人気が高いのが特徴です。人気の秘密は還元率の高さにあり、公共料金なら100円で1ポイント貯めることができます。

支払い額が多い人はもちろん、こまごました出費の人も確実にポイントが加算されるため、少しずつでもポイントを貯めて、お得に使いやすいでしょう。

新規入会だと5,000円プレゼントと特典も充実しており、支払い以外のメリットがあることも魅力の1つです。

楽天カードを申し込む

Orico Card THE POINT

Orico Card THE POINTは、通常のポイント還元率は1%と高いですが、発行から半年は1%追加されて計2%の高還元率を誇ります。

2%の還元率は一時的なものですが、公共料金の支払い金額が多いなら半年間だけでも一気にポイントを貯めることができ、よりお得に利用できるでしょう。

また、買い物でのポイント還元にも強みがあり、オリコモールを経由して買い物をすると、ポイント還元率は最大17.5%まで高まります。年会費は永久無料であり、金銭的なメリットが非常に大きいカードと言えます。

dカードGOLD

dカードGOLDは、docomoユーザーにおすすめのクレジットカードです。docomoユーザーの場合、通信費の料金に対して10%と破格のポイント還元を受けることができます。

また、年間の利用金額が一定に達すると、クーポンがもらえるため、使うほどメリットが高まるカードと言えるでしょう。

年間利用金額は、100万円か200万円以上であり、金額に応じてもらえるクーポンの金額も、10,800~21,600円と変化します。

公共料金の支払いに加えて、日々の買い物でも使用しているなら、100万円の基準をクリアすることはそれほど難しくはありません。

普段からカード支払いが多い人なら、200万円の達成も十分可能なため、出費が多い人には特におすすめです。

公共料金をクレジットカード支払いにして固定費を節約しよう

支払いはクレジットカードにまとめることで、出費が管理しやすく、かつポイントも貯められてお得です。

特に公共料金のように、固定費はクレジットカード決済にするのがおすすめであり、毎月ある程度金額が決まっているため、ポイントも貯めやすいです。

同じ金額でも、支払い方法次第で得られるメリットは変わります。クレジットカード決済を積極的に利用して、公共料金をお得に支払い、固定費を節約しましょう。