『メイドインアビス』の伏線を徹底考察！奈落の底には何がある？

『メイドインアビス』は、かわいい絵調ながらグロテスクで胸糞な展開が話題となったファンタジー作品です。

様々な伏線が張られており、現在も謎が残されてい本作。そんな『メイドインアビス』の伏線を徹底考察していきます。

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【リコ・レグ関連】『メイドインアビス』の伏線を徹底考察

レコとリグは、『メイドインアビス』の主人公です。リコは母親を探すために、リグは記憶を取り戻すためにアビスの底を目指します。

ここでは、そんな『メイドインアビス』の主人公・リコとレグに関する伏線を徹底考察していきます。

リコ宛に届いた手紙について

リコは、母親のライザから届いた「奈落の底で待つ」という手紙を見て、アビスへの冒険を決意します。しかし、その手紙は白笛探窟家・オーゼンいわく、ライザの文字ではないそうです。

そのため、ライザ以外の人物が手紙を書いたこととなります。また、そもそもリコ宛じゃない可能性すら出てきます。

とはいえ、メッセージの内容的に誰かを深層へ来させようとしているのは明白です。ただ、「誰が」「誰に」「どんな目的で」手紙を書いたのかは未だに判明していません。

考察としては、「地上人の協力を求めて奈落の底の住人が書いた」「ライザがいたずらで文字を変えて書いた」などが挙げられます。

他にも、リコ自身が手紙を書いた説もあります。リコはアビスの死産として生まれましたが、一級遺物によって命を宿しました。そこでリコの魂が「死産だったリコ」と「生き返ったリコ」の2つに分裂したと考察できます。

死産だったリコの魂がアビスに還り、リコの身体を奈落の底へ連れ込もうとしているのかもしれません。

レグの正体

レグの正体は少年型ロボットで、奈落の至宝(オーバード)といわれています。

奈落の至宝は、アビスで最も価値のある遺物の1つです。白笛探窟家が発見した遺物よりも希少で、国家間のパワーバランスをも変えるほどのアイテムとされています。

レグはアビスの秩序を壊すといわれている「火葬砲」を扱えて、アビスの呪いが効きません。また、リコが吹いた白笛で覚醒しています。

これらのことから、レグの正体は奈落の至宝(オーバード)である可能性が高いと考察できます。

レグが地上に戻ってきた目的

レグは最初から地上にいたのではなく、アビスから登ってきた際に、リコと出会っています。つまり、何かしらの目的があって地上にきたはずです。

ファプタの回想シーンにて、レグは「ハク探しを頼まれてこの穴を登っている」と口にしていました。

文脈的に見て、ハク＝リコ、ハク探しを依頼したのはライザと見て間違いないでしょう。

まとめると、レグはライザに頼まれて、リコを探すためにアビスを登ってきたのです。

レグが記憶を失った原因

リコと出会って会話をしたとき、すでにレグは記憶を失っています。

レグが記憶を失った原因は、「リコが強力な電流で刺激したため」とされています。ただ、レグは第四層のボンドルド戦で電気を浴びて暴走したことがありますが、その後に記憶を失っていません。

そのため、実際のところは不明です。力尽きている様子から、エネルギーを使い切るとリセットされて記憶が失われると考察できます。

リコとレグは地上に帰れる？

レグは奈落の至宝(オーバード)である可能性が高く、実際アビスから地上へ登ってリコと出会っているので、問題なく帰れると考察できます。

ただ、リコは上昇負荷を受ける人間です。奈落の底から上がると確実な死が待っているので、おそらく地上へ帰れる手段はないと思われます。

レグは連絡係としてアビス内を行き来し、リコは奈落の底で暮らしながらアビスの研究をして、アビスの行き来が可能となる未来が来るかもしれません。

【アビス関連】『メイドインアビス』の伏線を徹底考察

アビスとは、冒険の舞台である巨大な縦穴のことです。階層が複数生成されており、各階層で不思議な生き物が生息しています。

「上昇負荷(アビスの呪い)」という奇妙な現象が発生しているアビスでは、地上へ戻ろうとすると様々な負担がかかります。深層に行くほど負担が強く、六層以降は確実な死が待っているとのことです。

ここでは、そんなアビスに関する伏線を徹底考察していきます。

アビスの正体

現状アビスで判明していることは、以下のとおりです。

アビス内の状況や生態系などはある程度わかっていますが、「なぜアビスができたのか」「アビスが存在する意味」など、アビスの正体に関することは一切不明です。

もしかしたら、アビスが自然現象で生み出されたものではなく、人間が作りだした負の遺産のようなものかもしれません。

それなら、アビス内に上昇負荷があるのも辻褄が合います。過去の人間が見られると困る不都合なものを持ち出されないようにするために、上昇負荷を開発したのでしょう。

リコとレグが奈落の底に到着すると、アビスの正体もはっきりするはずです。

奈落の底にあるもの

リコとレグは、奈落の底を目指してアビスを冒険しています。

現状、奈落の底に何があるのかは不明です。成れ果てや死体がたくさんあったり、はたまた美しい景色が広がっていたりするのでしょうか。

また、手紙を届けた「奈落の底で待つ」人物も判明していません。ライザが書いたように仕向けて奈落の底へ来させようとしていることから、何もない無の空間という可能性は低いでしょう。

人であれアイテムであれ、奈落の底には何らかの重要なものが待っているはずです。生命を復活させるアイテムもあるので、世界そのものを改変する道具があるかもしれません。

【その他】『メイドインアビス』の伏線を徹底考察

『メイドインアビス』では、リコやレグ、アビス以外にも様々な伏線が張られています。ここでは、その他伏線を徹底考察していきます。

ライザの生死について

ライザは現状死んだとされています。ただ、オーゼンが墓を確認した際に死体を発見していないので、生きている可能性があります。

仮にライザが生きていた場合、アビス内に上昇負荷がある以上、向かう先はラストダイブ(絶界行き)しかないでしょう。

もしかしたら、リコとライザの感動的な再会が待ち受けているかもしれませんね。

ヒトガタの正体

リコが受け取った手紙には、ヒトガタに関する情報が記載されていました。ヒトガタの正体は不明ですが、現状以下のことがわかっています。

スケッチによるヒトガタの見た目も判明しており、姿はレグそっくりです。

実際、レグとヒトガタの特徴は似ています。また、レグの知り合いだったファプタとガブルーンは6層にいたことから、「アビス7層間近で遭遇した」という情報とも合います。

そのため、ヒトガタの正体がレグである可能性は高いですが、ライザとレグが知り合っているなら、わざわざ“ヒトガタ”と記す必要はありません。レグと似た生命体がアビス内にいるとも考察できますね。

ファプタがレグの名前を知っていた理由

ファプタは、アビス深界6層に生息する特別な成れ果てです。アビス深界6層以外の場所に行ったことはありません。

しかし、ファプタはレグのことを最初から知っており、加えて「ファプタのレグ」と口にするほど親密な関係性を築いていた様子です。

レグはリコが付けた名前なので、ファプタが知っているはずがありません。それでも名前を知っていたのは、以前も名前がレグだったからでしょう。

レグという名前は、リコが昔飼っていた犬から取ったものです。そのため、ライザも記憶喪失前のレグに「レグ」という名前を付けてたと考察できます。

そうなると、犬の名前もリコではなく、ライザが名付けたこととなります。

メエナが「思い出させてはいけない」と言った理由

メエナは呪詛船団のメンバーで、レグと同じくロボットのような身体をしています。

65話にて、お風呂に入っていたメエナの身体が分解されていました。レグがメエナに身体のことを聞くと、「思い出させると同じ身体になってしまう」と口にしています。

言ってしまうと同じ身体になるなら分かりますが、思い出させるだけで同じ身体になってしまうのは不可解です。思い出させると、何かしらのトリガーが発動するのでしょうか？

気になるセリフですが、どちらにせよメエナの過去がかなり重いことは簡単に想像できます。

『メイドインアビス』の結末

『メイドインアビス』の結末については、様々な考察が出ています。

ハッピーエンドであれば、生きていたライザとリコが奈落の底で再会して冒険を続ける流れです。レグの記憶も戻り、リコの願いも果たされて綺麗に物語の幕を閉じます。

ただ、『メイドインアビス』は胸糞展開が多いので、全てハッピーエンドで終わる可能性は低いです。ライザが死んでいる、または最悪の結末を知ったリコたちが全員死亡する結末も考察できます。

六層以降の上昇は確実な死が待っているので、どんな結末でもリコが地上に戻れる可能性はほとんどないでしょう。

『メイドインアビス』の考察を踏まえて漫画を読もう！

『メイドインアビス』には様々な伏線があり、考察を踏まえて読むと違う視点から楽しめます。また、新しい考察をしながら読み進めるのもおもしろいです。

『メイドインアビス』の漫画を読む場合は、電子書籍をおすすめします。紙書籍より安く購入できるだけでなく、好きなタイミングで漫画を読めたり管理が楽になったりします。

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まとめ

今回は、『メイドインアビス』の伏線を徹底解説しました。

とても考察しがいのあるファンタジー作品でしたね。理不尽なアビスの世界を冒険し、真相へ近づいていくリコとリグたちの様子に、読む手が止まりません。

考察内容を把握したうえで『メイドインアビス』の漫画をもう一度読んで、違った角度から作品を楽しみましょう！

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