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『猿の惑星』を見るおすすめの順番!あらすじや見どころも紹介
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映画『猿の惑星』をご存じでしょうか。かなり古い作品ながら、名作SF映画の1つとして有名です。その結果、多くの続編やリブート版が制作されました。
この記事では、新旧合わせた『猿の惑星』シリーズを、どの順番で見ればよいか解説していきます。また、各話のあらすじや見どころについても触れていきます。
かなり長く続いているシリーズですので、どれから見るか悩んでいる人も多いことでしょう。この記事は、『猿の惑星』シリーズ初心者の人にとって、手引書となるはずです。
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目次
映画『猿の惑星』とそのシリーズとは
映画『猿の惑星』は、1968年公開のSF映画です。主演は数々の映画に出演した往年の名優、チャールトン・ヘストンが務めています。本作は高い評価を受け、次々と続編が作られるきっかけとなりました。
現在、『猿の惑星』シリーズは全部で9作品公開されています。以下で、旧作・リブート版に分けてご紹介していきます。かっこ内は公開年です。
- 『猿の惑星(1968)』
- 『続・猿の惑星(1970)』
- 『新・猿の惑星(1971)』
- 『猿の惑星・征服(1972)』
- 『最後の猿の惑星(1973)』
- 『猿の惑星:創世記(2011)』
- 『猿の惑星:新世紀(2014)』
- 『猿の惑星:聖戦記(2017)』
また、2001年にはティム・バートン監督によって撮影された、新旧作品とは世界観が異なるリ・イマジネーション版『PLANET OF THE APES/猿の惑星』が公開されました。
シリーズの全てを通して(ティム・バートン版を除く)、同名の小説を原作としています。
映画『猿の惑星』シリーズを見る、おすすめの順番
映画『猿の惑星』シリーズは、全部で9作品もある超大作です。作品数が多すぎて、どれから見ればよいかわからなくなる人も多いことでしょう。
ここから、時系列も踏まえたうえで、本シリーズのおすすめの鑑賞順を解説していきます。
旧作版の順番
旧作版は基本的に、公開順での鑑賞がおすすめです。作品ごとに時間が前後するものの、「タイムスリップ」という要素があるため、時間軸だけで考えるとわかりにくくなってしまうからです。
そのため、以下の順番で鑑賞するようにしましょう。
- 『猿の惑星』
- 『続・猿の惑星』
- 『新・猿の惑星』
- 『猿の惑星・征服』
- 『最後の猿の惑星』
リブート版の順番
リブート版は、3部作の時系列全てが直線的に繋がっています。公開された順番に鑑賞していけば問題ありません。
- 『猿の惑星:創世記』
- 『猿の惑星:新世紀』
- 『猿の惑星:聖戦記』
ちなみに、諸々の違いはあるものの、リブート版は旧作シリーズの前日譚的扱いとなっています。また、旧作シリーズのオマージュも描かれているため、時間に余裕のある場合は、本シリーズ鑑賞後に旧作も見てみましょう。
もちろん、本シリーズは3部作として完結しているため、旧作シリーズを見なくとも物語の理解は可能です。
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は1本完結型の独立した作品であり、旧作版やリブート版との関係がありません。タイトルを同じくした、全く別の作品だと考えてよいでしょう。
そのため、本作はどの段階で鑑賞しても問題ありません。とはいえ、混乱を避けるため、最初か最後に鑑賞する方がよいでしょう。
映画『猿の惑星』シリーズ各話のあらすじと見どころ
この項では、『猿の惑星』シリーズ全てのあらすじや、見どころについてご紹介していきます。鑑賞前の参考にしてください。
『猿の惑星』
宇宙飛行士4人を乗せた宇宙船が、地球への帰路についていました。しかし、なんらかのトラブルが発生し、未知の惑星に不時着してしまいます。
船長のテイラーが船から脱出すると、そこは地球によく似た環境の惑星でした。
テイラーと生き残った2人の船員は、惑星の探索を始めます。その中で、テイラーたちは原始人のように生きる人間と、それを追い詰める武装したゴリラのような生き物に出会います。
テイラーたちが辿り着いた惑星は、高い知能を持つ猿たちが支配する星だったのです。
見どころ:本作は1968年に公開された、最初の『猿の惑星』です。そのため、最新の映画を想像してしまうと、映像的な物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、当時のレベルとしては最高峰の特殊メイクを使った猿たちはかなりリアルなもので、現在のCGとは違う味があります。表情の変化も見事に描きだされているため、一見の価値があります。
また、本作は衝撃のラストシーンが有名な作品でもあります。ぜひその目で、確認してみてください。
『続・猿の惑星』
テイラーは前作で出会った女性・ノバを連れ、惑星の「禁断地帯」を旅していました。そのさなか、テイラーが突如として姿を消してしまいます。
途方に暮れるノバですが、テイラーの知り合いである宇宙飛行士・ブレンドと偶然の出会いを果たします。
ノバとブレンドは猿の科学者であるジーラに助けを求め、その助力の元、禁断地帯へ向かおうとしました。しかし道中、兵士に追いかけられてしまいます。
地下へ逃げ込んだブレンドが目にしたものは、荒れ果てた地下鉄でした。
見どころ:前作に比べ、かなり評価の分かれる作品です。『猿の惑星』が未来の地球であると理解しやすくなっており、人間たちのその後も描かれています。
人間の子孫であるミュータントの描き方は独特で、どこか「エル・トポ」や「トータル・リコール」を彷彿とさせます。この描写は、本作最大の見どころといえるでしょう。
『新・猿の惑星』
ミュータントと猿が起こした戦争により、地球は消滅。その中で、ジーラとその夫・コーネリアス、そしてマイロの3人は、テイラーの宇宙船を使って脱出に成功していました。
しかし爆発の影響で時空が歪み、1973年の地球に着陸してしまいます。
もちろん、人々は3人を猿として扱います。最初は動物としての生活に甘んじていましたが、我慢できなくなったジーラが言葉を話してしまいました。
話し合いの結果、人間たちはジーラたちを受け入れたように思えました。しかし、彼女たちを危険視し、排除しようとする人間もいたのです。
見どころ:これまでとはストーリーが大きく異なる本作は、1作目を除く旧作版の中で、最も高い評価を受けています。
作中では、「差別」というキーワードが明確に提示され、『猿の惑星』シリーズが持つ社会風刺的な一面が強く表現されています。
低予算作品ではありますが、映画全体(特に後半に強く)に流れるテーマ性と、その描き方が見どころといえるでしょう。
『猿の惑星・征服』
ジーラ夫婦が人間に殺された後、猿たちは人間の奴隷として働かされるようになっていました。
夫婦の子供であるマイロは人間に育てられていましたが、むごい扱いを受けている同胞を見て、思わず言葉を発してしまいます。
警察に目をつけられたマイロは、奴隷猿に紛れ込んで隠れ住みます。やがて、マイロは知事・ブレックのものとなり、新たに「シーザー」と名付けられました。
そんな中、シーザーはかつての恩人が死亡したことを耳にします。人間を憎んだシーザーは復讐を決意しました。
見どころ:本作はリブート版の原点になった作品です。リブート版の鑑賞を考えているのであれば、一度は見ておくようにしましょう。
本作では、猿の惑星ができあがっていく経緯が描かれています。また、復讐に目覚めたシーザーがどのように行動していくのかなどは非常に興味深く、目が離せません。
『最後の猿の惑星』
シーザーがリーダーとなった猿の反乱軍と人間の戦争は、最終的に核を使うに至ってしまいました。その結果、地球は猿が支配するものとなります。
生き残った人間は、猿の召使として生活していました。
そんな中シーザーは、亡くなった両親(ジーラたち)の記録が崩壊した都市に残っていることを耳にします。その記録を見たシーザーは、地球が消滅する原因を知ることになりました。
シーザーが記録を見ていたちょうどそのとき、人間たちの生き残りであるミュータントが行動を開始していたのです。
見どころ:本作はかなりの低予算で制作され、その後の評価も芳しくありません。しかし、本作をもって旧作版が完結するため、観賞しておくことをおすすめします。
本作で描かれるのは、葛藤し続けるシーザーの姿です。人間に育てられ、人間に助けられたシーザーは、人間を憎みながらも冷酷に徹することができません。
本作を観賞する際は、ぜひそんなシーザーの姿をじっくり見てみてください。
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『猿の惑星:創世記』
製薬会社に勤める神経学者のウィルは、実験用チンパンジーのブライトアイズに、試験中のアルツハイマー治療薬を投与します。
その結果、ブライトアイズは高い知能を有するに至りました。
実験をさらに重ねようとするウィルですが、ブライトアイズは子ザルを守るために凶暴化。射殺されてしまいます。
ウィルはブライトアイズの子ザルを引き取り、シーザーと名付けて一緒に暮らし始めました。やがて、シーザーはブライトアイズと同じく、高い知性を示すようになります。
見どころ:2011年に公開された本作は技術の発達により、よりリアルで迫力のある映像を楽しめるようになりました。特にシーザーの描写はリアルで、揺れ動く感情を見事に表現しています。
旧作版へのオマージュも散りばめられており、リブート編の始まりとして最高の作品といえるでしょう。
『猿の惑星:新世紀』
高い知能を持つ猿・シーザーが人間たちの元を離れ、森に逃げ込んでから10年後のこと。拠点を築き平和に暮らすシーザーたちをよそに、人間社会はパンデミックの影響により、崩壊していました。
ある日、人間の生き残りたちがシーザーの集落を襲撃します。その目的は、集落内にある発電所でした。
シーザーは人間たちと争いたくありません。しかし、猿の中には人間を滅ぼすべきだと考えるものもいました。
見どころ:本作は、リーダーとして成長していくシーザーが最大の見どころです。
全体的に暗い印象の本作ですが、一度見れば途中でやめられません。ストーリー展開が素晴らしいことに加え、現実にリンクするような問題提起がなされているからです。
『猿の惑星:聖戦記』
猿vs人間の戦争が起こってから2年が経ちました。しかし、戦争は激しくなるばかりで、終結の気配は見えません。
猿たちのリーダーであるシーザーは森の中で、妻と子供と共に暮らしていました。
シーザーの本音は、人間と平和に共存することです。そのため、捕虜となった人間たちを和平交渉のために無傷で返すなど、噂とは違う行動をとっていました。
ある日、シーザーが暮らす集落が、人間による襲撃を受けます。かろうじて退けたものの、人間側の指揮官である大佐によってシーザーの妻と子が殺されてしまいました。
シーザーは大佐への復讐を決意して、3人の仲間とともに集落を旅立ちました。
見どころ:リブート版の完結編である本作は、世界的に高い評価を受けています。特に、アンディ・サーキスの演技は素晴らしく、物語とシーザーへの感情移入を容易にしています。
猿と人間のドラマの終着点を描いた本作は、かなり長尺ではありますが、じっくりと鑑賞したい作品です。
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』
2029年、オベロン号は深宇宙において、探索任務についていました。船には人間だけでなく、遺伝子操作で高い知能を与えられた類人猿のペリクリーズも乗船しています。
あるとき、奇妙な磁気嵐を見つけたオベロン号は、ペリクリーズを調査に派遣します。しかし、磁気嵐に飲み込まれた調査ポットとペリクリーズは行方不明になってしまいました。
宇宙飛行士のレオは、ペリクリーズの調査に乗り出します。しかし、同様に磁気嵐に巻き込まれ、未知の惑星へとたどり着きました。そこは、猿たちが支配する『猿の惑星』だったのです。
見どころ:本作は、旧作版やリブート版と関わりのない、独立した作品となっています。設定なども大きく異なるため、注意しましょう。
本作の見どころはティム・バートン監督の独特な作風と、『猿の惑星』の世界観が融合している点です。他の作品群とは全く異なる雰囲気や猿の造形などは、監督のこだわりを強く感じさせます。
ティム・バートン監督のファンは必見です。
まとめ
映画『猿の惑星』シリーズの旧作版/リブート版/リ・イマジネーション版を見る順番や、各話のあらすじと見どころをご紹介してきました。
『猿の惑星』は、長期間続く大人気のシリーズ作品です。原作小説や映画以外に、TVシリーズ化や漫画化もされており、さらには、リブート版の続編制作も決定されています。これからも、長く楽しめるシリーズものといえるでしょう。
長く『猿の惑星』シリーズを楽しむための手引書として、ぜひ、この記事を参考にしてください。
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オオノギガリ /
ビギナーズ編集部 ライター
ゲームや読書、映画鑑賞が大好きなWebライターのオオノギガリです。色々な情報を分かりやすく、読みやすくお伝えできるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。