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登山初心者におすすめの秋の低山を紹介!|関東・関西から紅葉スポットも

秋の山は空気が澄んでいるので景色が美しくて、とても気持ちがいいものです。登山初心者でも登れるおすすめの秋の山はどこなのでしょうか。この記事では登山の初心者にもおすすめの秋の山と、その際の服装や装備などの注意点について詳しく解説します。
登山初心者におすすめの秋の低山を紹介!|関東・関西から紅葉スポットも

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夏を終えて冬を迎えるまでの短い秋。秋は1年の中でも暑すぎず寒すぎず、アウトドアには最高の季節です。

ここ数年、アウトドアの中でも登山に挑戦する人が増えてきました。気温もちょうど良く、外を歩いても気持ちのいい秋は登山にぴったりの季節ともいえます。

この記事では、秋の良い季節に挑戦したい初心者向けのおすすめの山をご紹介します。しっかりと準備や山の危険にについても勉強して、楽しい山登りの思い出を作りましょう。

[関東]秋に行きたい初心者にもおすすめの山

秋にぜひおすすめしたい山を紹介します。初心者でも上りやすく、秋の風情をとことん堪能できる山にはどこがあるのでしょうか。

関東圏、関西圏、それぞれのおすすめの山をご紹介します。

おすすめ1.都心からも行きやすい「高尾山」

都心からでも約1時間程度で行けるということでとても人気が高いのが高尾山です。標高は599.15mで、本格的な登山の装備などは必要なく、動きやすい服装に、スニーカーであれば誰でも気軽に登れます。

中腹までケーブルカーとリフトが充実しているため、小さな子供連れでも気軽に上ることができます。

紅葉の見ごろは11月中旬から12月上旬です。最寄り駅は高尾山口駅で、新宿から京王線特急で約47分です。

車でのアクセスは圏央道高尾山ICから約5分。駐車場は市営と民間があり、市営が800円から1,000円、民間は1,500円から2,000円必要です。

ケーブルカーとリフトは片道大人480円、子供240円、往復大人930円、子供460円。ケーブルカーとリフトの利用だけなら所要時間2時間から3時間程度。登山道は難易度別に山麓から3種類あり、山頂まで約1時間40分程度です。

おすすめ2.日本百名山の1つ「筑波山」

都心から日帰りできる初心者向けの山として人気が高い山には筑波山もあります。「西の富士、東の筑波」と称され、日本百名山の1つにも数えられています。

山頂は女体山と男体山の2つあり、どちらか一方を登っても良いですし、女体山から男体山へ移動することもできます。

紅葉の見ごろは11月上旬から中旬ですが、ふもと、中腹、山頂と場所によって見頃が違います。標高によって紅葉も変わってきます。

男体山には筑波神社からケーブルカーが、女体山にはつつじが丘からロープウェイがあり、山頂まで簡単に登ることもできます。登山コースは5コースあり、それぞれ難易度が違うので自分の体力や経験に合わせて選びましょう。

アクセスはつくばエクスプレスつくば駅からシャトルバスで約40分です。車の場合には常磐自動車道の土浦IC、北関東自動車道の桜川筑西IC、首都圏中央道連絡自動車道のつくば中央ICからそれぞれ約40分です。

おすすめ3.噴煙と紅葉が見れる「那須岳」

栃木県の北部にある那須岳、別名茶臼岳も登山初心者に人気が高い山の1つです。ロープウェイがある、登りきる自信がない人でも気軽に山の雰囲気を楽しむことができます。

紅葉の見ごろは10月上旬から中旬にかけてです。10月の連休の時期と重なることから、連休を利用して訪れる登山客や観光客でにぎわいます。

電車でのアクセスは新幹線は那須塩原駅で、在来線は黒磯駅で下車します。山麓駅行きのバスで60分から70分で到着します。車の場合には那須ICから約30分です。

ロープウェイで8合目まで行くことができるので、そこから徒歩で山頂まで登る人もたくさんいます。ロープウェイの料金は片道大人950円、子供480円、往復大人1,800円、子供900円です。

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[関西]秋に行きたい初心者にもおすすめの山

次は関西圏でおすすめの山を紹介します。大阪や神戸の街並みも素敵ですが、やはり町の雑踏から離れた山の自然に触れるのはいいものです。

おすすめ4.駅からのアクセスも魅力「摩耶山」

新神戸駅から歩いて5分の所に登山口があるという、アクセスのよさが人気なのが神戸にある摩耶山です。

標高702mでとても難易度の低いコースは、初心者でも登りやすいと評判です。ロープウェイやケーブルカーも整備されていて、山頂には掬星台展望台があります。

登山ではなく、景色だけを楽しむために遊びに行く人もたくさんいます。紅葉の見ごろは11月上旬から下旬にかけてです。

登山コースは山頂まで3時間の摩耶山登山口からのコースと、2時間の上野道登山口からのコースがあります。

おすすめ5.大阪市内からのアクセスが良い「金剛山」

大阪府と奈良県の県境にある金剛山も登山初心者に人気が高い山です。標高は1,125mで、登山した回数を記録したシステムがあり、リピーターも多いのが特徴です。

紅葉の見ごろは10月中旬から11月上旬で、一面に広がるブナの森が、頂上から順をおって黄色や橙に染まっていく光景は見ごたえがあります。

最寄り駅は河内長野駅でそこからバスで金剛登山口バス停もしくは金剛山ロープウェイ前バス停、水越峠バス停まで行きます。

登山コースは山頂へ向かって、千早本道からのコース、金剛登山口からのコース、水越峠からのコースと3コースあります。

おすすめ6.秋のススキの名所「曾爾高原」

奈良県の東側にある曾爾高原はススキが有名です。ススキの見ごろとなる10月下旬から11月下旬には500mの高低差を自分の体力に合わせて歩きながら、ススキを眺める人がたくさんいます。

ススキの季節には、近鉄電車とバスのお得なセットが発売されるため、そちらを利用することをおすすめします。

最寄り駅は近鉄名張駅で、そこからバスで曽根高原バス停まで45分です。トレイルのコースは約2時間半から4時間まで3つのコースが用意されています。

この中で登山初心者におすすめなコースは曾爾高原大好きコースです。約2時間半のファミリー向けコースで初心者でも無理なく歩くことができます。

秋の山に登る時の服装

秋の山に登るときにはどんな服装がいいのでしょうか。こちらでは服装の注意点をお伝えします。

服装はレイヤリングが基本

レイヤリングというのは「重ね着」という意味です。秋は朝夕と昼間の気温差が大きくなる季節です。また、標高は100m変わると0.6℃気温が変わります。500mの高低差では約3℃、1,000mの高低差では約6℃気温が違ってきます。

また歩くことで体温も上昇しやすく、汗もかきます。脱ぎ着しやすい重ね着をすることで、こまめに温度調節できるようにしましょう。

基本は汗を吸い取る肌着、保温の中間着、雨風を防ぐアウターのレイヤリングです。ファッション性も大切ですが、機能性を一番に考えて服装を選びましょう。

帽子も必需品

秋は真夏程日差しが強くないとはいえ、帽子は必須です。標高が高くなると、気温は下がっても紫外線は強くなります。紫外線に当たりすぎると体力が奪われるので帽子でガードすることは大切です。

また、気温が下がってきたときに頭部には筋肉がないので体温を奪われやすくなります。帽子を1枚かぶっているだけで保温性が全く違います。

さらに、山の中ではどんな危険があるかわかりません。虫がたかったり、藪に突っ込んだりしても、帽子を被っていることで頭部を保護することができます。

レインウェアも忘れずに持つ

必ずレインウエアも持っていくようにしましょう。山の天気は変わりやすく、雨に濡れると体が冷えて体力も一気に奪われてしまいます。

初心者向けの歩きやすい山だといっても、急な勾配もあるので傘は差せません。油断はせずに必ず雨対策のレインウエアは持っていきましょう。

できれば上下別々でジャケットとパンツがセットになっているものを選びます。レインウエアの多くがごわごわして動きにくいものですが、ストレッチが効いた歩きやすいものを選ぶことをおすすめします。

2019年のヒット予測第1位に選ばれるほど注目されているアウトドアウェア専門店「ワークマンプラス」。アウトドアシーンだけでなく、普段着としても活用できる商品が豊富に揃っているので実用的かつおしゃれなものが見つかるでしょう。

初心者が知っておきたい登山の3つの注意点

初心者が失敗しやすいことには、次の3つの点があります。経験者と一緒に登るのなら心配ありませんが、初心者だけで登山に行くときには次の3つの点に気を付けるようにしましょう。

注意点1.登る前にトイレに行く

登山口と山頂にトイレがあっても、途中の登山道にはトイレがあるとは限りません。トイレがない道で、途中で催してしまったら大変です。

トイレはまだ大丈夫だと思っても、必ず登山口でトイレに行っておきましょう。また、登山の途中でトイレ休憩はどこで取ればいいのかも、事前に確認しておきましょう。

トイレがない場合でも、トイレが近くなるからと水分を取らないのは良くありません。山道を歩いて汗をかきやすいため、こまめな水分補給は大切です。

注意点2.日の長さにも注意する

紅葉やススキが見頃の季節になると、かなり日照時間が短くなっていきます。特に11月から12月に紅葉の見ごろを迎える山では、冬至が近いこともあり、日の入りが16時台ということも珍しくありません。

山の中では太陽光が平地よりも早く山の稜線に隠れてしまい、しかも木立で影ができやすい、暗くなるのが一層早くなります。登山計画を立てるときには、日照時間を考慮した計画を立てるようにしましょう。

注意点3.山を下る時も気を抜かない

「百里を行く者は九十を半ばとす」ということわざがあります。長い旅では9割の行程を終えて、ようやく半分まで来た、と思うくらい気を引き締めて行かなくてはいけないという意味です。

登山も全く同じで、山の麓まで着いて半分だと考えてもいいくらいです。登山のテレビ番組を見ていると、山頂にたどり着いて感激のゴールを果たすところで終っていますが、登山の本当のゴールは山頂ではなく、無事に下山し終えて家にたどり着くところまでです。

あまり知られていませんが、登山の事故の中では登るときの事故よりも下山中の事故の割合の方が高いのです。

登りで体力を使い果たしてしまい、疲労が蓄積している中での下山は非常に危険だということを覚えておきましょう。特に登山向けの体力がまだついていない初心者は低山でも注意が必要です。

行きだけ歩いて登って、帰りはケーブルカーやロープウェイを利用するという場合なら山頂でビールを飲んでもいいでしょう。しかし、帰りも歩いて下る予定であれば、山頂でのアルコールは控えるべきです。また動けなくなるほどの食べすぎにも注意しましょう。

帰りはバスや電車を利用する場合には時刻も把握して、間に合うように計画を立てることが大切です。下山して家に帰るまでの行程全てが登山だ、ということを頭に入れておきましょう。

楽しく登山するために計画をたてよう

この記事では登山初心者でも登りやすい秋の山、ということでお伝えしてきました。

秋は空も澄んで美しく、紅葉とのコントラストが本当に美しい季節です。しかし、いくら美しい景色でも安全に登ることができなければ、楽しい登山ではなくなってしまいます。

初心者は年齢に関係なく、登山用の体力がありません。意外に山道は歩きなれていないと疲れてあっという間に体力を失ってしまうものです。

初心者向けの山だからと侮ることなく、服装や装備などをしっかりと整えてから山へ向かうようにしましょう。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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