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インディーゲームのおすすめ40選! ジャンル別&選び方も解説
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
「インディーゲーム」というものをご存じでしょうか。これは、小さなスタジオや個人が作ったゲームを指しており、ほとんどの場合低予算で作られています。
しかし、大手製作のものに負けないほど魅力的な作品も少なくありません。
この記事では、そんなインディーゲームの中から選りすぐりのものを40作品集めてみました。幅広いジャンルから取り上げたため、好みのゲームが見つかることでしょう。
また、記事の後半ではインディーゲームの選び方についても解説していきます。数多くの作品の中で迷った場合は、この箇所を参考にしてください。
目次
おすすめゲーム:RPG編
人気が高いゲームのジャンルといえばRPGです。ここでは、インディーゲームの中からRPG作品をご紹介していきます。
天穂のサクナヒメ
画像引用元:My Nintendo Store
- 本格的な稲作が体験できる和風RPG作品
- 爽快感のあるアクションが魅力
- 世界観やキャラクターが作り込まれている
「天穂のサクナヒメ」は、稲作が重要な役割を果たす和風RPG作品です。インディーゲームながら大ヒットし、農林水産省の稲作に関する記事が攻略として使われるなど、異例の現象が起きました。
本作の主人公は、ダメダメな豊穣の女神・サクナヒメです。サクナヒメを操作して、ヒノエ島を探索、鬼を討伐していきましょう。
本作には、稲作パートと島を探索するアクションパートの2つが用意されています。稲作パートでは、田植えをはじめ、脱穀や精米など11の工程をこなさなくてはなりません。
そして横スクロール型のアクションは爽快感にあふれています。
サクナヒメは良質の米を収穫することで強くなります。本作をプレイして、本格的な稲作とRPGの合わせ技を楽しんでください。
UNDERTALE
画像引用元:My Nintendo Store
- 多くの人を魅了する独特の世界観
- 「戦ってもよい」し「戦わなくてもよい」という、委ねられる感じがおもしろい
- 子供から大人まで楽しめる
「UNDERTALE」は地底に落ちた子供が地上に戻るため、様々なモンスターと出会いながら冒険をしていくRPG作品です。
グラフィックは一見地味ですが、そのストーリー性の素晴らしさから「神ゲー」とされることも少なくありません。
本作の特徴は、今風ではないグラフィックと、「戦わなくてもよい」ゲーム性にあります。本作も多くのゲームのように戦闘がありますが、それを避けることができるのです。
また、ゲーム内でプレイヤーがとった行動は、その後のストーリーに大きな影響を与えます。独特で味わいのあるキャラクターに、どこか懐かしい世界観、そして、そこに自分が与える影響をその目で見てみませんか?
OMORI
画像引用元:My Nintendo Store
- 色鉛筆で描かれたようなポップな絵柄
- 「感情」というステータスが重要な戦闘システム
- かつて子供だった全ての大人におすすめ
「OMORI」は、美しさとかわいらしさ、そして、怖さが同居するRPG作品です。主人公のオモリとその友達とともに、いなくなった友達探しの冒険に出かけましょう。
本作は色鉛筆で描かれたようなポップな絵柄の裏で、鬱や死といった暗いテーマを扱った作品です。
ホラー要素もあり、その見た目だけで購入するのは危険です。しかし、その内容は非常に深く、虜になってしまう人も少なくありません。
誰しもが、子供の頃に辛い経験をしてきたでしょう。本作はそうした記憶に訴えかける作品で、合う人であれば忘れられないゲームになるはずです。
インディーゲームらしい尖った作品でもありますので、芸術的なRPGがしたい人も試してみてくださいね。
おすすめゲーム:アクション/アドベンチャー編
ここではファンの多いゲームジャンルのアクションやアドベンチャー作品をご紹介していきます。高難度のものから手軽なものまで、色々集めてみました。
Cuphead
- カラフルで懐かしいアニメーションと音楽
- 高難度の横スクロールアクション
- 死にゲーが好きな人におすすめ
「Cuphead」は横スクロール型のアクションシューティングゲームです。プレイヤーはカップ頭のキャラクターであるカップヘッド/マグマンを操作し、債権者からタマシイを取り立てるための冒険に出かけることになります。
本作の特徴は、高難度のアクションと手書きの絵柄にあります。アクションの難しさは折り紙付きで、最初のボスでもなかなか倒せません。
また、絵柄は昔のディズニーアニメを彷彿とさせ、憎たらしいのに憎めない不思議な雰囲気を持っています。
本作のアクションは人を選ぶものの、その絵柄やジャズ調の音楽は非常におしゃれで、それを見たいがために、何度もプレイしてしまうことでしょう。
Vampire Survivors
- 簡単操作で爽快アクションが楽しめる
- シンプルなゲーム性で遊びやすい
- ゲームでストレス解消がしたい人に
「Vampire Survivors」は、迫りくる大量の敵を倒しつつ、30分間生き残ることを目標とするアクションゲームです。非常にシンプルなゲームながら、ひたすらやり込んでしまう中毒性があります。
本作は、単純さと爽快さをあわせもつアクションが楽しい作品です。どんどんキャラクターを強化していけば、周囲に群がる敵の一掃も難しくありません。攻撃は自動で繰り出されるため、移動のみに集中できます。
ひたすら爽快なアクションを楽しみたい人や、ゲームでストレス解消したい人におすすめの作品です。
Outer Wilds
画像引用元:Steam
- 短い時間の探索を繰り返す、SFアドベンチャー
- 宇宙の真理にしまっていくストーリーが魅力的
- SF好きにおすすめ
「Outer Wilds」は、わずか22分間で消滅してしまう宇宙を、タイムリープを繰り返しながら探索&調査していくアドベンチャーゲームです。オープンワールドの宇宙空間を探索しながら、宇宙の秘密に探っていきましょう。
本作は22分ごとに死を繰り返す、特殊な設定の作品です。この設定に対する説明も一切なく、プレイヤーは宇宙の探索を繰り返すことで、その真実に近づいていくことになります。
この独特の世界観から、本作は人を選ぶ作品です。しかし、宇宙の好きなところを探索していく様子や、秘密を紐解いていく様はおもしろくてしかたありません。
また、宇宙探索につきものの危険がしっかりと描写されているのも、本作のおもしろさを引き立てています。
Eastward
画像引用元:My Nintendo Store
- 緻密なドット絵で作られた、美しいゲームの世界
- 先が気になるストーリーや楽しいアクション、謎解きなど、色々な要素が楽しめる
- ストーリー重視の人におすすめ
「Eastward」は、地下の街を追放された男・ジョンと柵(サン)の2人が、タタリがうずまきモンスターが跋扈する地上を冒険していくアドベンチャーゲームです。
ジョンと柵の操作を入れ替えながら、2人の冒険を見ていきましょう。
本作はドット絵で描かれる世界観と、メインとサブ両方で描かれる、作り込まれたストーリーがおもしろい作品です。色々なキャラクターたちと出会い話をするうち、さらにその先を知りたくなるはずです。
道中で手に入る武器の種類も豊富で、アクションパートも飽きません。メイン武器のフライパンや柵の超能力、火炎放射器などを使い分け、モンスターたちを退けていきましょう。
Gris
画像引用元:My Nintendo Store
- 水彩画のようなタッチで描かれる不思議な世界観
- プレイ時間が短く、ゲームの世界に浸るのにちょうどよいボリューム
- 芸術的なゲームがしたい人におすすめ
「Gris」は、辛い体験を原因として声をなくした少女が、自分自身の精神世界の中を探索していくアドベンチャーゲームです。
セリフや文字での説明がないことが特徴で、プレイヤーは静かな音楽のみをBGMに、探索していくことになります。
本作は、ひたすら美しい世界観が最大の魅力です。水彩画のような淡いタッチで描かれる世界は芸術的で、リアルで写実的なゲームとは違う雰囲気を持っています。
また、本作は比較的ボリュームの少ない作品で、ゲームオーバーの概念もありません。そのため、プレイヤーは穏やかな気持ちで、ゲームの世界に入り込み、女性の冒険を追いかけることができます。
ショベルナイト
画像引用元:Steam
- キャラクター変更で多方向から物語が見られる
- レトロ感あるドット絵で描かれる高難度アクション
- 昔のゲームが好きな人におすすめ
「ショベルナイト」は、ショベルを武器とする騎士・ショベルナイトが行方不明になった恋人(シールドナイト)を探しながら、ラスボスのエンチャントレスを倒すための冒険に出かけるゲームです。
ゲームタイトルはギャグ系のように思えてしまいますが、その内容は意外とシビアです。道中のボスはかなり強く、何度も死んでしまうかもしれません。2回同じところで死ぬとお金を落としてしまため、慎重に戦っていきましょう。
また本作では、ショベルナイトの敵として登場したキャラクターが操作可能です。ショベルナイトとは違う方向から物語が見られ、やり込み要素としても楽しいものとなっています。
Rain World
画像引用元:My Nintendo Store
- 横スクロール型のオープンワールド
- 全てが廃墟と化した、退廃的な世界観が特徴的
- 歯ごたえのあるゲームが好きな人に
「Rain World」は、ナメクジネコ(Slugcat)を操作して、廃墟と化した世界を探検していくアクションゲームです。ゲームを進めても主人公が強くなることはなく、「死にゲー」とされるタイプの作品となっています。
本作は、退廃的で理不尽な世界観が特徴です。理不尽さはプレイヤーに対しても手加減されることはなく、操作や敵に関する説明もほとんどありません。
プレイヤーは自分自身の手で、操作や敵への対処法などを知っていく必要があります。
こうした難易度の高さから、本作は遊ぶ人を選びます。しかし、その不気味な世界観は一見の価値がありますし、ハマる人はハマってしまうはずです。
荒野のハーク
画像引用元:Steam
- 没入感のあるグラフィック
- アクロバティックなアクションが楽しめる
- 初心者から上級者まで、ゲーマーにおすすめの作品
「荒野のハーク」は、文明が滅びた世界で青年・ハークが兄を探して回る物語です。2Dでの探索をメインとする「メトロヴァニア」と呼ばれるジャンルに属し、昔ながらのゲーマーからも高い評価を受ける作品となっています。
単純な操作でありながらも、派手で飽きの来ないアクションが楽しめます。タイミングと自分自身の位置を調節して、最適な攻撃を与えましょう。
難易度の高いゲームは人気ですが、皆がそれを楽しめるとは限りません。本作では、このゲームで遊ぶ人のほとんどが楽しめるような調整がされていると同時に、コアなゲーマーに向けてのチャレンジも用意されています。
アクションゲーム初心者から上級者まで、おすすめの作品です。
フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと
- 音楽と音声によるセリフ付きの小説を読んでいるかのよう
- 追体験する人物それぞれでアクションが異なる
- ストーリー重視の人におすすめ
ひたすら歩いて物語を紐解いていくゲーム、「ウォーキングシミュレーター」というジャンルをご存じでしょうか。「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」は、そんなウォーキングシミュレーターの1つです。
本作でプレイヤーはフィンチ家の生き残りのエディスを操作して、彼女とその先祖たちが暮らした屋敷を探索していき、エディスとそれに連なる家族たちがどのように「死んでいった」かを追体験していきます。
本作は死をテーマにした物語ではありますが、そこに怖さはありません。むしろ、大人の願望や子供の妄想、赤ちゃんから見える景色を垣間見ることができ、郷愁を感じるかもしれません。
To the Moon
画像引用元:My Nintendo Store
- 読むごとに謎が深まるストーリー
- 優し気な色味の2Dグラフィック
- ストーリー重視のゲームがしたい人におすすめ
「To the Moon」は、死に際の人々の望みを叶えるという変わった仕事をしている2人を主人公にした物語です。「月に行きたい」という老人の願いを聞いた主人公たち、はその理由を探るため、老人の記憶を追体験していきます。
本作はRPGツクールというソフトを使って作られたゲームであり、その性質上、あまり派手なことはできません。
その代わり、ストーリーに重きを置いたゲーム作りがなされています。次々に生まれる謎や疑問に、ゲームを進める手が止まりません。
物語を読むことが好きな人に、ぜひ遊んで欲しい作品です。
Death’s Door
画像引用元:Steam
- 死後の世界を描くアドベンチャーゲーム
- 主人公はカラスだが、剣と魔法を使う普遍的なファンタジー作品
- ダークさとかわいらしさを併せ持ったグラフィック
「Death’s Door」は、死者の魂を集める仕事をしているカラスを主人公としたゲームです。集めた魂を他のカラスに奪われた主人公は、上司の命令により、魂を取り返そうとしますが…。
本作は剣や魔法を使って戦う、いかにもファンタジーな設定のゲームです。しかし、主人公の本質はあくまでも「会社員」であり、そのギャップがよい味を出しています。また、作り込まれた独特の世界観も魅力的です。
少しダークで、絶妙にかわいらしいグラフィックで描き出される本作の世界観を、ぜひ体験してみてください。
Hollow Knight
- 幻想的で不気味な世界観
- 奥行きを感じられるグラフィック
- 意外と難しいアクション
「Hollow Knight」は、小さなムシを操作して、かつて繁栄していたムシたちの王国「ハロウネスト」の謎を解き明かしていくアクションゲームです。
幻想的で少し不気味な世界観が特徴で、ダークファンタジー好きにはたまりません。
本作の絵柄はかわいらしいものの、横スクロールで繰り広げられるアクションは歯ごたえ抜群です。ゲームを進めるうちに手に入るスキルを使って、ボス戦に挑みましょう。
本作は難易度の高いアクションとともに、謎めいた奥深いストーリーを追っていくことがおもしろい作品です。アクション重視の人も、ストーリー重視の人も、楽しめる作品といえるでしょう。
風ノ旅ビト
- 幻想的で美しい世界観
- 言葉を介しない、緩やかに繋がるマルチプレイ
- ゲームで癒されたい人におすすめ
「風ノ旅ビト」は、マントを被った旅ビトを操作して、幻想的な世界を旅するアドベンチャーゲームです。
ストーリーは明示されておらず、文章や音声での説明も一切ありません。この作品に、どんなストーリーを読み解くかはあなた次第です。
本作は、単純に美しい世界に入り込めるのが魅力の作品です。高度なアクションも、難解な文章を読むことも必要ありません。目の前に広がる風景に感動するような、他のゲームとは違う感覚が味わえます。
また本作では、緩やかなマルチプレイも用意されています。途中で出会った人と、気の向くままに助け合いながら、目的地へと向かいましょう。
Subnautica
画像引用元:My Nintendo Store
- 場所や深さで景色が全く異なる、海洋型オープンワールド
- 自由度の高いプレイ体験
- リアルなサバイバルゲームで遊びたい人に
「Subnautica」は、未知の海洋系惑星に不時着した宇宙飛行士が、物資を集めて生き残りを目指すアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは果てしない海の中を探索しながら、水や食料を始め、基地や乗り物の制作に必要な物資を調達していきます。
本作のおもしろさは、その自由度の高さにあります。果てしなく続くように見える海はオープンワールドで、その深さもかなりのもの。
空腹や喉の渇きを適度に癒さなければゲームオーバーに繋がるため、緊張感のあるサバイバルが味わえます。
基本的に穏やかな作品ではありますが、1人きりで広い海に放り出される恐怖感や、時折登場する敵対的な生物の存在感などを強く感じ取れるゲームとなっています。
Return of the Obra Dinn
画像引用元:Steam
- 推理を楽しめるミステリーゲーム
- 美しいモノクロの世界観が魅力的
- 頭を使うゲームが好きな人に
「Return of the Obra Dinn」は、突如として消息不明になった商船オブラ・ディン号の謎を、保険調査官となって紐解いていくアドベンチャーゲームです。船は傷つき、船員の姿もない。オブラ・ディン号で何が起こったのでしょうか。
本作は、ひたすら船内を探索し、謎解きの手がかりを探していくミステリー色の強いゲームです。パズルやアクションの要素はなく、提示されるヒントの数々を見て考えることが重要になります。
ゲーム性としては地味な作品ではありますが、シンプルに推理を楽しめます。
子供の頃、探偵に憧れたことはありませんか? そういった経験がある人におすすめしたい作品です。
「Return of the Obra Dinn」をプレイしてみる
Jump king
画像引用元:Steam
- ただ上るだけのゲーム性
- 簡単操作の高難易度アクションゲーム
- シンプルなゲームで遊びたい人に
「Jump king」は、「ぴちぴちのギャル」に会うため、ひたすらジャンプによって高みを目指す男を描いたアクションゲームです。男は無事、ギャルに出会うことができるのでしょうか。
動機はふざけていても、本作のゲーム性は本物です。操作はジャンプボタンと横移動だけと単純なものの、難易度は高く設定されています。万一大きな失敗をしてしまえば、かなり下層まで落ちてしまうでしょう。
上層に行けば行くほど足場の状態は悪化し、飛び移ることが難しくなります。なんども落ちては登りを繰り返し、作戦を立て、頂上を目指しましょう。試行錯誤が本作の楽しさの1つです。
ナイト・イン・ザ・ウッズ
画像引用元:My Nintendo Store
- 動物が人間のように生きる、独特の世界観
- かわいさとアクの強さを併せ持つグラフィック&ストーリー
- 心に刺さるストーリーが好きな人に
「ナイト・イン・ザ・ウッズ」は、動物が人間のように生きる世界を舞台にしたアドベンチャーゲームです。かわいらしい絵柄ながら、どことなくアクの強さを感じるものとなっています。
本作の内容を一言で説明するのは難しいものの、「人間の感情」を如実に描いた作品だといえるでしょう。本作をプレイするほとんどの人は、ストーリーを追うごとにチクチクとしたものを感じるはずです。
本作は、プレイした人が全員楽しめる作品とはいえません。しかし、ストーリーを進める内に感情移入できるキャラクターができることでしょう。
少しでも心に刺さる物語がみたい人に、おすすめの作品です。
おすすめゲーム:ホラー編
ここからは、恐怖感が魅力のホラーゲームをご紹介していきます。大手のものとは違う雰囲気を楽しんでみてください。
LIMBO
- パズルを解きながら進む横スクロール型ゲーム
- 謎めいたストーリー
- ゲームの考察が好きな人におすすめ
「LIMBO」は、モノクロで描かれる横スクロール型アクションゲームです。プレイヤーは少年を操作して、様々な謎を解きながら先に進んで行きます。
本作はとにかく謎めいたストーリーラインが特徴で、明確に分かっているのは「少年は妹を探していること」だけ。プレイヤーはセリフも音楽もない静かな世界で、何もわからないまま少年の旅路を見守ることになります。
本作は難易度の高いパズルがメイン要素であり、失敗すると即ゲームオーバーになってしまいます。その描写はなかなかに残酷で、心が痛むかもしれません。
それでも、本作は先に進みたくなる不思議な魅力のあるゲームです。
INSIDE
- 不気味で不可解な美しいゲーム世界
- プレイする中で考え込んでしまうストーリー
- 前作「LIMBO」をプレイした人に
「INSIDE」は先に紹介した「LIMBO」と同じ会社が手掛けた横スクロール型ゲームです。基本的な感覚は「LIMBO」と変わりませんが、美しいカラーのグラフィックになり、奥行きをしっかり感じさせるものとなりました。
本作もまた、非常に謎めいた作品となっています。説明やセリフも一切なく、そのミステリアスさがプレイヤーをゲームの世界にグイグイ引き込んでいきます。
前作より少しリアルになったグラフィックで、その世界観に立ち込める本質的な不気味さを感じてみてください。
リトルナイトメア
画像引用元:Steam
- かわいいながらも、悪夢のような世界観
- ジャンプスケア描写を使わないホラーゲーム
- ホラーゲーム慣れしている人におすすめ
「リトルナイトメア」は少女・シックスを操作して、謎の巨大船・モウからの脱出を試みるホラーゲームです。
モウの中では様々なものがシックスを襲いますが、彼女は戦う手段を持ちません。謎を解いて、走って隠れて、生き抜きましょう。
本作のパッケージは、黄色いカッパのようなものを着たシックスが描かれ、かなりかわいいものとなっています。しかし、その内容は下手なホラーゲームよりも怖く、「逃げるしかない」焦燥感がおもしろさにも繋がっています。
また、子供の頃に見た悪夢のような、奇妙に歪み、全てが大きく見えるような世界観も魅力的です。
ネバーエンディングナイトメア
画像引用元:My Nintendo Store
- 精神疾患の心の中を描いたゲーム
- 精神的恐怖が凄まじい
- 尖ったホラーで遊びたい人に
精神的なバランスを崩し、辛い思いをする人は少なくありません。「ネバーエンディングナイトメア」は、作者のそうした経験から作られました。
本作はペン画のような色味の少ないアニメーションが特徴的です。プレイヤーは主人公・トーマスを操作して、作者の経験が色濃く反映された悪夢の中を探索していくことになります。
その製作経緯から、本作は万人におすすめできる作品ではありません。それでも刺さる人には深く刺さり、他のゲームでは得られない体験ができるはずです。
悪夢の中に入り込む勇気がある人は、ぜひプレイしてみてください。
おすすめゲーム:複数人でプレイ編
ここからは、友達や家族と一緒に遊んで楽しいインディーゲームをご紹介していきます。
Overcooked! All You Can Eat
- 一筋縄ではいかないステージ多数
- ワチャワチャとしたカオスなゲーム体験が魅力
- 効率を求める人に
「Overcooked! All You Can Eat」は、大人気料理ゲーム「Overcooked!」の1と2が同梱されたゲームです。2つのソフトはリマスターされており、より高画質に、よりヌルヌルした動きでプレイできます。
本作は、極限まで効率を追求するのが楽しいゲームです。少しでも手間取れば、よい評価はとれません。その結果、画面内がワチャワチャとしたお祭り騒ぎ状態になってしまいます。
1人で黙々と遊ぶのも楽しい本作ですが、家族や友達と遊ぶとよりお祭り騒ぎ感が味わえます。最大4人まで一緒に遊べますので、仲のよい人を誘ってみてください。
「Overcooked! All You Can Eat」をプレイしてみる
ヒューマン フォール フラット
- 不思議なステージからの脱出を目指す物理パズル
- クニャクニャ動く、独特過ぎる操作感
- 友達と笑いながらゲームをしたい人に
「ヒューマン フォール フラット」は、くにゃくにゃと思うように動かないキャラクターを操作してステージからの脱出を目指す、物理パズルゲームです。ステージ上にある様々なものを使って、脱出口を目指しましょう。
操作してみると分かるのですが、本作のキャラクターは全く思い通りに動きません。思ってもいないものを掴み、慣性の働きにより滑って落ちて、かなり癖の強い操作感です。
1人で遊ぶとイライラしてしまうこうした要素も、友達と遊ぶと笑いのきっかけになるはずです。最大8人まで協力プレイができますので、みんなで「思うようにならない感」を楽しんでみてください。
Gang Beasts
画像引用元:Steam
- ぐにゃぐにゃキャラたちが繰り広げる大乱闘ゲーム
- シンプルに戦うもよし、ギミックを使った頭脳戦もよし
- 「最近笑ってないな」と感じる人におすすめ
「Gang Beasts」は、「ヒューマン フォール フラット」と似たような感じのぐにゃぐにゃしたキャラクターたちが大乱闘を繰り広げるゲームです。最後の生き残りを目指して、激しいバトルを勝ち抜きましょう。
本作のステージには、様々なギミックが用意されています。腕っぷしだけで勝てないときは、ステージ上のギミックを活用しましょう。ぐにゃぐにゃなため、思うように動いてくれないことだけ注意してください。
冗談のような動きが頻発するため、本作で遊んでいる間は笑いが絶えることがありません。最大8人のマルチプレイで、楽しい時間を過ごしてください。
PICO PARK
画像引用元:My Nintendo Store
- かわいらしいキャラクターたちを操作するパズルゲーム
- 1人でのプレイ不可
- 気軽に友達と遊びたい人におすすめ
「PICO PARK」は、協力プレイ限定の横スクロールパズルゲームです。協力プレイが前提になりますので、購入時には注意してください。
本作でプレイヤーは、かわいらしいキャラクターを操作してゴールを目指すことになります。
全部で48個あるステージは、全て協力しないとこせないものばかりです。ときに協力し、ときに足を引っ張り合いながら、ゲームを進めていきましょう。
最大8人までのマルチプレイが可能です。意外と難しいパズルもありますので、皆で協力して遊んでみてください。
Ultimate Chicken Horse
画像引用元:My Nintendo Store
- 自分有利なコースを作るアクションゲーム
- 自分しかこせないコースをつくって、順位を競おう
- 他の人と頭脳戦を競いたいときに
「Ultimate Chicken Horse」は、自分でコースを作れるアクションゲームです。用意された様々なオブジェクトやギミックを使って、思うままにコースを作り上げましょう。
本作の特徴は、「自分にだけ有利な」コースを作るのが大前提というところにあります。自分は越せるけど他の人は越せないというラインを攻めるのが、本作のおもしろい部分です。
作ったコースは皆で遊び、順位を競います。自分有利に作ったのですから、1位になれるはず!目論見が成功したときは、とても嬉しいですよ。
「Ultimate Chicken Horse」をプレイしてみる
Tricky Towers
画像引用元:My Nintendo Store
- 人を邪魔して勝ち残るブロック積みゲーム
- 最大4人で対戦可能
- テトリスやぷよぷよが好きな人におすすめ
「Tricky Towers」は、上空から降ってくるレンガをどんどん積み上げていく、逆テトリスのようなゲームです。最後まで崩れずに残った人が勝ちとなります。
本作の特徴は、レンガの種類の多さと、自分を助け人を邪魔する魔法の存在にあります。上手に妨害魔法を使い、有利にゲームを進めていきましょう。もちろん、人に邪魔されることもありますよ。
テトリスなどのゲームで誰かと対戦するのは楽しいものです。しかし、本作はより能動的に人の邪魔をすることができ、それがおもしろさに繋がっています。
FALL GUYS
- 最大60人でのバトルロイヤルゲーム
- 友達や家族と組んでのチーム戦も
- 豊富なスキンが魅力的
「FALL GUYS」は様々な障害物をくぐり抜けてゴールを目指す、バトルロイヤルゲームです。キモかわいいキャラクターを操作して、最後まで勝ち残って優勝を目指しましょう。
本作は最大60人という大人数での障害物レースが楽しめます。一目散にゴールを目指すのも楽しいですが、ときには人の邪魔をするのも悪くはありません。コースごとに自分なりの攻略法を見つけるのがポイントです。
本作では、友達とチームを組んでバトルロイヤルに挑めます。また、豊富なスキンが用意されており、個性も発揮できますよ。
おすすめゲーム:ほのぼの&笑える作品編
ここでは、笑えるゲームやほのぼのしたゲームをご紹介していきます。くだらないゲームがしたいときや、癒されたいときなどに遊んでみてください。
Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜
画像引用元:My Nintendo Store
- ガチョウ体験ができるシミュレーションゲーム
- 鳴く専用のボタンあり
- いたずらをしたくてたまらない大人におすすめ
「Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜」は、ガチョウになって、いたずらをしまくるゲームです。
おじさんの帽子を盗んで困らせ、「ガァ!」と鳴いて皆を驚かせ、思いつく限りのいたずらをして回りましょう。
本作はストーリー性こそ薄いものの、物陰に隠れていたずらの機会をうかがうガチョウ(自分)はかわいらしく、見ているだけで癒されます。また、ガチョウのいたずらで困っている人を見るのも意外と楽しいですよ。
アップデートにより、2人でガチョウになることができました。2人で「ガァ! ガァ!」といって回るのもおもしろいことでしょう。
Goat Simulator
画像引用元:My Nintendo Store
- ヤギになれるシミュレーションゲーム
- 自由な遊び方が可能
- 日頃の鬱憤が溜まっている人におすすめ
「Goat Simulator」はその名の通り、ヤギになれるシミュレーションゲームです。タイトルから想像できるかもしれませんが、ヤギの姿を借りて町中を破壊して回れる、非常にバカバカしく楽しいゲームです。
人や建物に頭突きをして吹っ飛ばし、自身にジェット装置を付けて上空に舞いあがったり、車を舐めて巻き取ったり(引きずられたり)。カオスな空間を作り上げ、日頃のストレス解消にぴったりです。
本作は自由度が高い作品ですが、一応のクエストも用意されています。何をしてよいか分からないときは、クエスト達成を目標にしましょう。
おすすめゲーム;その他ジャンル編
ここでは、上記でご紹介したジャンルには当てはまらないゲームをご紹介していきます。
Coffee Talk
- カフェのマスターとして、飲み物の提供と会話を楽しむゲーム
- 穏やかな雰囲気が魅力的
- カフェが好きな人におすすめ
「Coffee Talk」は、現実とは少し違うシアトルの街を舞台にしたゲームです。プレイヤーは夜間に営業するカフェのマスターとなり、訪れるお客に飲み物を提供しながら、様々な話を聞くことになります。
本作は、登場するキャラクターと会話をするのが重要になります。キャラクターとはいえ、会話をしていく人々には人間味が感じられ、その内容は現実に通じたものも少なくありません。
遊んでいくうちに、感情移入してしまうこともあるでしょう。
穏やかな時間が流れるカフェで、お客たちの話に耳を傾けてみませんか?
Slay the Spire
- ローグライク型デッキ構築ゲーム
- 難易度の高いカードバトル
- じっくり考えるのが得意な人におすすめ
「Slay the Spire」は、デッキ構築が重要な役割を果たす、カードゲーム型ローグライク作品です。
戦闘などで手に入るカードを厳選し、自分だけのデッキを作り上げましょう。攻略していく塔(ダンジョン)は、都度構造が変化します。
本作では、アクションの種類が書かれたカードを選ぶことでバトルが進行していきます。カードの発動にはコストが必要で、戦略を練らなくては勝つことができません。
デッキの構築やカードの選び方など、考える要素がふんだんにあります。時間制限はないため、じっくり考えて戦闘に挑めます。そして、その時間が楽しい作品です
BACK TO BED
- シュールレアリスム的な雰囲気のパズルゲーム
- 再チャレンジにストレスのないゲーム性
- 普段とは一味違うパズルゲームがしたい人に
「BACK TO BED」はダリの絵のような、シュールレアリスム感あふれる夢の世界が特徴のパズルゲームです。
プレイヤーはサボブ(画像中央の人面犬)を操作して、夢遊病者のボブを落とさず、起こさずに、ベッドに帰れるよう導いていきます。
独特過ぎる世界観が魅力の本作ですが、パズル自体もそれなりに難しく、何度もボブを落としてしまうでしょう。失敗しながら答えを探るのが楽しい作品です。
1ステージごとに完結しているため、短時間で遊べます。勉強や仕事で疲れたときの気分転換に、ぜひ遊んでみてください。
Terraria
画像引用元:Steam
- 2Dサンドボックスアクションゲーム
- 素材で構成された世界で、自由に建築ができる
- もの作りをしながらも、派手なアクションを楽しみたい人に
「Terraria」はマイクラに似た、2Dのサンドボックスゲームです。ブロックの木や石、鉱石などで構成された世界を探索し、素材を集めて様々な建築物を作り上げていきます。
本作はマイクラと比べ、アクション要素が多めなのが特徴です。素材を集めて装備を整え、ボス戦に挑みましょう。剣や槍といった分かりやすい武器をはじめ、ヨーヨーや吹き矢などの変わり種武器や魔法を使うことも可能です。
ドット絵のゲームではありますが、ボス戦はかなり派手な演出がなされ、手に汗握ります。もの作りと同時にアクションを楽しみたい場合は、本作がおすすめです。
Gorogoa
画像引用元:Steam
- 4枚のタイルを重ねていくパズルゲーム
- 絵が動き、ストーリーを作りだす新感覚の作品
- アーティスティックなゲームが好きな人におすすめ
「Gorogoa」は、美しい絵で描かれたパズルに、セリフのないストーリーが組み合わさったゲームです。4枚の絵を重ね合わせることでパズルを解き、ストーリーが進行していきます。
本作のパズルには絵が変化するという特徴があり、変化後の絵が他のタイルと繋がるように重ね合わせていかなくてはなりません。4枚のタイルしかないとはいえ難しい場面もあり、謎解きが楽しい作品です。
本作のボリュームは多くなく、比較的短時間でクリアできます。しかし、パズルで明かされるストーリーは謎めいているため、何度かプレイしたくなることでしょう。
Stardew Valley
画像引用元:My Nintendo Store
- 「牧場物語」にインスパイアされた農場経営シミュレーションゲーム
- スローライフながらも、シビアで大人向けな世界観が特徴的
- 自由度の高い、時間が溶ける系のゲームがしたい人に
「Stardew Valley」は、脱サラした主人公が祖父の農場を受け継ぎ、自給自足の生活を送っていくゲームです。作者が有名ゲーム「牧場物語」の大ファンであることから作られた作品ですが、少しシビアで大人向けな世界観となっています。
本作は、農場経営から村の発展、廃鉱山の探索など、できることの多いボリュームたっぷりな作品で、時間がいくらあっても足りません。自由度もかなり高く、好きなだけスローライフが楽しめます。
1つのゲームをじっくり楽しみたい人におすすめの作品です。
インディーゲームの選び方
インディーゲームは数が多く、作り手の個性が強く表れやすい分、どれで遊ぶか悩みがちですよね。
この項では、数あるインディーゲームの中から自分に合うものの選び方を解説していきます。
ジャンルで選ぶ
大手製作のゲームと同じように、インディーゲームにも様々なジャンルがあります。この記事で紹介してきたものを参考に、好きなジャンルからゲームを選んでみましょう。
注意点としては、メジャーなジャンルの作品であっても、インディーゲームは大手製作のものより内容が尖っている傾向にあります。不安な場合は、以下の選び方と合わせて考えましょう。
雰囲気で選ぶ
インディーゲームは独特の雰囲気を持つものが少なくありません。公式のWebサイトやストアの紹介ページを見て、そのゲームの雰囲気が好きかどうかを確認してみましょう。
プレイ動画がある場合は、最初の部分だけでも見てみるのもよいですね。
絵柄(グラフィック)で選ぶ
インディーゲームには、大手のものにも多いかわいい/きれいなグラフィックのものから、遊ぶ人を選ぶような癖の強い絵柄のものまで色々なものがあります。
特に癖の強いものを選ぶ際には、絵柄が好みかどうかで判断するとよいでしょう。
癖の強い絵柄のゲームに隠れた名作が多いというのが、筆者の個人的な感想です。
まとめ
インディーゲームのおすすめ40作品をご紹介してきました。
この記事で取り上げた作品は、多くの人に遊んでもらいたい普遍的な名作から、ごく一部の人に愛される強烈な癖のある作品まで網羅しています。その中には、遊んでみたいと感じられる作品もあったことでしょう。
インディーゲームはボリューム的には小粒なものが多いものの、その内容は重厚で、噛み応えのある作品が少なくありません。
この記事を参考に、素敵なインディーゲームの世界に飛び込んでみてください。
また、こちらの記事でも無料で遊べるPCゲームを紹介していますので、ぜひご覧ください。
オオノギガリ /
ビギナーズ編集部 ライター
ゲームや読書、映画鑑賞が大好きなWebライターのオオノギガリです。色々な情報を分かりやすく、読みやすくお伝えできるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。