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[初心者向け]ツーリングバイクはどのccが向いてる?バイクの選び方とおすすめ機種・装備品厳選
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バイクやスクーターを愛する方にとって、最大の楽しみの1つは「ツーリング」だと思います。
天気がいい日に行きたいところへ思うがまま赴く──想像するだけでわくわくしてきますよね。
「これからツーリングに出掛けたい!」というバイク初心者の方向けに、ツーリング用バイクや装備品の選び方を徹底解説します。
ツーリングにはどんなバイクが向いている?排気量の「㏄」って?
バイク初心者に立ちはだかる最初の関門、それは「性能表示の見方が分からない」ということではないでしょうか。
バイク乗り同士の会話で「250㏄」や「400㏄」という用語が飛び交っているのを聞いたことがあると思います。
しかし、中には何のことを指しているのか分からない方もいらっしゃるのでは。
そこで、まずは排気量を始めとするバイクの性能について理解し、ツーリングに適したバイクを選べるようにしましょう。
バイクの排気量「㏄」とは?
まずは、耳にすることが多い「㏄」について理解しておきましょう。
㏄とは排気量の大きさを表す単位のことで、大きければ大きいほどエンジンに多くの空気を取り込んで燃やすことで推進力(出力)へ変換することができるのです。
バイクの排気量は、大まかに以下の6種類に分類されています。
- 50cc以下(原付バイク)
- 51~125cc(原付二種)
- 126~250cc(軽二輪)
- 251~400cc(普通二輪)
- 401cc以上(大型二輪)
では、それぞれの排気量について、速度規制や免許についてご説明します。
50㏄以下(原付バイク)はツーリングには物足りないかも
「原動機付自転車」とも呼ばれる、小型のスクーターです。免許の取得は簡単で、学科試験と適性試験をパスするだけで取得できるほか、普通自動車免許などの自動車免許を所持していれば運転できます。
ただし、二人乗りは禁止なことや制限速度が30キロであること、高速道路の走行は禁止であることなど制限も多くなっています。本格的なツーリングには、少々物足りないと言えるでしょう。
51~125㏄(原付二種)はツーリング入門には良いが高速道路に乗れない
運転には「小型限定普通二輪免許」が必要となる小型バイクです。
時速60キロまで出せる上に二人乗りも可能とあって、ツーリングをこれから始める方の入門用としては十分でしょう。
ただし高速道路には乗れないので、長距離のツーリングをしたいのであれば、より大型のバイクを選ぶ必要があります。
126~250㏄(軽二輪)はバランスに優れる
普通二輪免許の取得が必要となる、「軽二輪」のオートバイ。高速道路にも乗れるため長距離ツーリングも可能で、さらにこのクラスまでは車検が不要なのでコスト面にも優れています。
ただし、サイズや出力的に長距離移動には、少々ストレスも。頻繁に遠出をするのであれば、より大型のバイクの方が適しているでしょう。
251~400cc(普通二輪)は安定感を求める方に
軽二輪と同じく、普通二輪免許が必要となる普通二輪車は安定感のある走りと加速度が魅力。遠方へのツーリングにももってこいです。
ただし、上級者向けな上に価格もお高めなので、最初に選ぶツーリング用バイクとしてはおすすめできません。
400cc~(大型二輪)はベテラン向け
400㏄を超えるバイクは「大型二輪」という分類となり、免許も「大型二輪免許」が必要となります。
最も高性能な加速度と安定感があるクラスですので、走りをとことん追求したい方におすすめです。
ただし、免許取得費用や本体価格といったコスト面や取り回しが難しいというデメリットも。
【排気量別】ツーリング用おすすめバイク
排気量の特性について、ある程度おわかりいただけたでしょうか?
本項では、実際にツーリング初心者の方におすすめなバイクを紹介していきます。
前述したとおり、最高速度が限られる50㏄はツーリングの快適さを実感しづらいですし、大型バイクは初心者のツーリングには不向き。
そこで本項では、「原付二種」「軽二輪」2タイプに絞ってツーリング用のおすすめバイクをご紹介します。
「原付二輪」は初心者でも比較的簡単に扱える上に、ロープライスな車種も多数。「軽二輪」は長距離ツーリングも耐えられます。
ツーリング生活最初の相棒をぜひ見つけてくださいね。
[原付二種(51~125CC)]HONDA PCX125
2010年に発売開始して以来、モデルチェンジを繰り返しながらロングヒットを記録しているスクーターです。
特徴的なフロントマスクをはじめとするデザイン性と、生産国を海外に移すことで実現した低コストが最大の特長。
2018年のモデルチェンジでは、耐久性の向上とタイヤのワイド化による走りの快適性向上を実現しました。
[原付二種(51~125CC)]ヤマハ YBR125
車体が軽く燃費も良いので、初心者でも扱いやすいのが特徴。
金額も25万円程度とお手頃で、保険もファミリー特約で済むのもうれしいところ。
ツーリングをこれから始める方には、ぜひおすすめしたいバイクです。
[ヤマハ]YBR125の詳細を見る[軽二種(126~250㏄)]カワサキ ニンジャ250
カワサキの名機として愛され続けてきた「ニンジャ」シリーズの最新モデルとして、2019年1月に発売されたのが「ニンジャ250」です。
軽快なハンドリングや、長距離走行も快適にこなせるライディングポジションなどライダーのことを考え抜いたバイクといえるでしょう。
本機と共に、桜や紅葉などの観覧や、海水浴に出かけてはいかがでしょうか。
[カワサキ]ニンジャ250の詳細を見る[軽二種(126~250㏄)]カワサキ Z150 PRO
一回り小さい原付二種として発売されていた「Z」シリーズを、軽二輪で再発売したZ150 PRO。
従来のコンパクトなボディや扱いやすいハンドリングはそのままに、出力アップを実現しました。
[カワサキ]Z150 PROの詳細を見るツーリング用の服装・装備品は?おすすめ商品も
これからの愛車となるバイクを手に入れたら、いよいよツーリングに出かける段階。
ただ、まだ少しだけ待ってください。装備品をしっかり整えておくことも忘れずに。
法律で着用が義務付けられているヘルメット以外にも、ツーリング用の装備品はいくつもあるのです。
本項では、初心者におすすめしたいツーリング装備をご紹介します。
ヘルメットのおすすめ
バイク用の装備といえば、なんといってもヘルメット。あなたの命を守ってくれる、ツーリングにおける最重要アイテムです。
もちろん着用は義務ですので、真っ先に購入しなければなりません。
ただし着用が義務づけられているとはいえ、出来ればかっこいいものを選びたいところですよね。
耐久性とデザイン性、双方に優れたヘルメットをご紹介していきましょう。
フルフェイスメディカメットJIEKAI バイク ヘルメット JK105 Bike Helme
強化プラスチック製のフルフェイスメットで、頭部を衝撃からしっかりと守ります。
また、UVカット性能も備えており、夏場の日差し対策も万全。お求めやすい価格になっているのでバイク本体にお金をかけすぎた方にはおすすめです。
ショウエイ(SHOEI) バイクヘルメット フルフェイス Z-7 FLAGGER(フラッガー) TC-1(RED/BLACK)
コンパクトかつ軽量なのが最大の特長。雑音もシャットアウトしてくれるので、長時間のツーリングになればなるほど、その性能を実感できるでしょう。
赤をあしらった洗練されたデザインも、多くのライダーから支持を集めています。少々値が張っても、性能を追求したい方にはおすすめです。
ライディングジャケットのおすすめ
ヘルメットに続いて重要なのが、転倒時の衝撃からライダーを守ってくれる「ライディングジャケット」。
冬には寒さ対策として保温性が高いタイプを、夏には通気性に優れたジャケットを選択しましょう。また、雨の日を想定して、防水・撥水性能も要確認です。
KOMINE バイク スムース メッシュ ジャージパーカー ジャケット アウター ザネ プロテクター 通気性 Blue Camo
青を基調とした、洗練されたデザインが特徴。プロテクターは内蔵型でライダースジャケットとはわかりませんので、普段着としても活用できるのは嬉しいところ。通気性に優れているので、蒸れも気になりません。
Riding Tribe
肩や肘など、各所にプロテクターが装着されており、事故に遭った際に身体をしっかり守ってくれます。
また、保温性・通気性両方に優れているので季節を選ばずに着用できるでしょう。デザインもすっきりしているので、ツーリング時だけでなくサイクリングや登山の際も着用可能です。
ライディンググローブのおすすめ
バイク搭乗時には、ライディンググローブも欠かせません。冬の運転時には強風で手の感覚がなくなるほどの寒さを感じるはずですので、保温性能を重視したいところ。
しかし、運転する以上は指の稼働も快適にできなければ、支障が出てしまいます。グローブ選びの際には、上記2点を重視して選ぶと良いでしょう。
DAYTONA(デイトナ) ゴートスキングローブ
衝撃吸収能力と指の可動性、両方に優れたライディンググローブです。手の甲にはナックルガードが組み込まれており、万が一の転倒時もケガのリスクを軽減してくれることでしょう。
ハンドル操作も快適に行えるので、初心者から熟練者まで幅広く使えます。
まとめ
ここまでツーリング初心者の方を対象に装備品やおすすめバイクをご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
はじめてのツーリングを快適に終えるためにも、マシン・装備品選びは慎重に行いたいところ。
Webやバイク誌など、さまざまな媒体を参考にしながら万全の準備を整えてくださいね。
タカ /
ビギナーズ編集部 ライター
ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。