『攻殻機動隊』を見るおすすめの順番と時系列は？無料視聴はできる？

1995年にアニメ映画が公開された『攻殻機動隊』は、現在もメディアミックスプロジェクトが進められている作品です。

最近だと、2023年11月に新作映画が公開されたばかりです。追いつくなら今しかありません。

そこで本記事では『攻殻機動隊』の時系列やおすすめの視聴順を紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。

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『攻殻機動隊』の時系列は？

『攻殻機動隊』は、作品内の時系列がかなり複雑です。

まず前提として、アニメ版『攻殻機動隊』には、以下の3つのシリーズがあります。

ただし、上記の作品シリーズはそれぞれ監督が異なり、かつそれぞれの作品で監督の個性が存分に発揮されていることから、この3つの作品は別の世界観であると考えた方がしっくりきます。

実際、それぞれの作品の繋がりは公式で発表されていません。

強いて区分するなら、原作漫画に準拠したのが押井守版の『GHOST IN THE SHELL』で、オリジナル要素が強いのが『STAND ALONE COMPLEX』と『ARISE』です。

また、『ARISE』は、草薙素子が公安9課に所属する前のエピソードが描かれた作品です。つまり、作品内の時系列的にもっとも古い作品は『ARISE』だと言えます。

『攻殻機動隊』のおすすめの視聴順

『攻殻機動隊』のおすすめの視聴順は「放送順」と「『S.A.C.』シリーズを先に見る」の2つです。

それぞれ詳しく解説していきます。

おすすめの視聴順：放送順

まず、筆者が個人的におすすめするのが放送順です。具体的な順番は以下の通りです。なお、総編集版は視聴が必須ではないので割愛しています。

『GHOST IN THE SHELL』の監督を務めた押井守と、『S.A.C.』シリーズの監督を務めた神山健治は師弟関係にあります。

また『ARISE』の監督を務めた黄瀬和哉も、押井守作品に参加し続けてきたアニメーターです。

つまり、アニメーションにおける『攻殻機動隊』の原点は『GHOST IN THE SHELL』にあるのです。

実際に『S.A.C.』シリーズでは、『GHOST IN THE SHELL』をオマージュした演出が何度も登場しました。

このように、放送順で見ることは、アニメーション表現の系譜を辿ることに繋がります。

押井守が作り出した『攻殻機動隊』の系譜を堪能したいのであれば、放送順で視聴するのがいいでしょう。

おすすめの視聴順：『S.A.C.』シリーズを先に見る

SFアニメ初心者であれば『S.A.C.』シリーズを先に見るのがおすすめです。以降の具体的な視聴順は以下の通りです。

『S.A.C.』シリーズを先に見る視聴順の最大のメリットは「とにかくわかりやすい」ということです。

押井守が手掛けた『STAND ALONE COMPLEX』と『イノセンス』は、SFを通り越して哲学的なテーマを取り扱っているため、極めて難解な内容になっています。

一方で『S.A.C.シリーズ』は、比較的わかりやすいテーマが取り扱われており、かつエンタメ要素が強いので、とても見やすい作品になっています。

そのため、まずは『S.A.C.シリーズ』で『攻殻機動隊』の世界観やキャラクター設定を掴んでから、押井守版の『攻殻機動隊』を視聴した方が、内容をスムーズに理解できるでしょう。

『攻殻機動隊』を視聴できる動画配信サービス

『攻殻機動隊』は、以下の動画配信サービスで視聴可能です。

『攻殻機動隊』は世界的に人気な作品ということで、多くの動画配信サービスで配信されています。ただし『SAC_2045』シリーズが見放題なのはNetflixだけです。

まだ動画配信サービスを利用していない方で、『攻殻機動隊』を視聴する場合は「U-NEXT」「dアニメストア」「Netflix」がおすすめです。

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このポイントを使えば『SAC_2045』を視聴できるだけでなく、士郎正宗の原作漫画『攻殻機動隊』も購入可能です。実際に筆者も、ポイントを使って真っ先に原作漫画を購入しました。

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dアニメストアは、アニメ専門の動画配信サービスで、そのラインナップは日本最大級です。

メジャーなアニメはもちろんのこと、マイナーなアニメも取り扱っています。

また、リアルタイムで放送されているアニメの最速配信が多いです。

もちろん『攻殻機動隊』も視聴できます。『SAC_2045』はレンタルではあるものの、dアニメストアの月額料金の安さと十分に相殺できるでしょう。

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Netflix

Netflixは世界最大級の動画配信サービスです。世界中の映像作品を視聴できるのはもちろんのこと、日本のアニメ作品も充実しています。

近年、Netflixは日本のアニメ作品に出資し、独占配信を実施するケースが増えています。その代表例が、まさに『SAC_2045』です。

2024年11月現在、『SAC_2045』を見放題で楽しめるのはNetflixだけです。まずはNetflixの利用を検討するのがいいでしょう。

『攻殻機動隊』とは？

『攻殻機動隊』は士郎正宗による漫画が原作で、1995年からメディアミックスプロジェクトが進行し続けています。

原作	士郎正宗『攻殻機動隊』
監督	押井守(GHOST IN THE SHELL、イノセンス) 神山健治(SACシリーズ) 黄瀬和哉(ARISEシリーズ)
制作会社	Production I.G
キャスト
	草薙素子/田中敦子
	バトー/大塚明夫
	トグサ/山寺宏一
	荒巻大輔/阪脩

『GHOST IN THE SHELL』シリーズのストーリー

『GHOST IN THE SHELL』は押井守が手掛けるシリーズで、以下の2作品が挙げられます。

電脳化とサイボーグが普及した近未来の日本を舞台に、内務省直属の武闘派組織「攻殻機動隊(公安9課)」を率いる草薙素子が、他人の電脳をハッキングする「人形遣い」を追いかけます。

『GHOST IN THE SHELL』の続編となる『イノセンス』は、インターネットと融合してしまった草薙素子を追いかけるバトーが主人公です。バトーがどんな選択肢を選ぶかが見どころです。

『攻殻機動隊』の中でも、世界的な人気を獲得しているのが押井守版の『攻殻機動隊』です。

アニメという枠にとどまらず、一つのハードSF作品として非常に優れています。『攻殻機動隊』を視聴するなら、押井守版は絶対に外せません。

『S.A.C.』シリーズ

『S.A.C.』シリーズは神山健治が手掛けるシリーズで、主に以下の4作品が挙げられます。

基本的な世界観・設定は押井守版『攻殻機動隊』と大きな違いはありません。ただし、公安9課の敵が「人形遣い」から「笑い男」に変更されています。

草薙素子が所属する公安9課が、天才ハッカー「笑い男」や「個別の11人」を名乗るテロリストと対峙しながら、様々なトラブルを解決するストーリーとなっています。

刑事モノとして視聴できるので、SFファンのみならず、サスペンス好きの方も楽しめるのではないでしょうか。

また『SAC_2045』では、世界経済が破壊され、持続可能な戦争「サステナブル・ウォー」に突入した世界を舞台に、荒巻の命令で再結集した公安9課の活躍が描かれます。

『ARISE』シリーズ

『ARISE』シリーズは黄瀬和哉が手掛けるシリーズで、主に以下の2作品が挙げられます。

『ARISE』は、草薙素子が公安9課に所属する前の物語です。

公安捜査の構造に限界を感じた荒巻と、最高レベルの戦闘能力を有しながらまだ未熟さが残る素子が出会い、数多くの犯罪に立ち向かっていくストーリーとなっています。

また、バトーやトグサなどが素子のチームに加わるシーンなど、攻殻機動隊の結成秘話を見られます。

『ARISE』シリーズに関しては、押井守版や神山健治版を視聴してからでも問題ないでしょう。

まとめ

本記事では『攻殻機動隊』の時系列、おすすめの視聴順、各シリーズのストーリーを紹介してきました。

個人的には、ジャパニメーションと言えば、真っ先に『攻殻機動隊』が思いつきます。アニメ作品としてはもちろんのこと、SF映画としても、非常におもしろい作品だと思います。

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