X-MENシリーズを見る順番は？時系列や全作品のあらすじも解説

個性的な異能力者が活躍する人気アメコミ映画『X-MEN』ですが、シリーズがかなり多く、どの順番で視聴すればいいかわからない人も多いでしょう。

本記事では、『X-MEN』シリーズの見る順番や時系列、各作品のあらすじなどを解説していきます。

『X-MEN』シリーズの視聴を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

『X-MEN』シリーズの見る順番

『X-MEN』シリーズの見る順番は、主に「公開順」と「時系列順」の2つが挙げられます。

ただ、公開順と時系列順では理解しやすさに大きな違いがあります。自分に合った順番で、『X-MEN』シリーズを楽しみましょう。

公開順：オーソドックスで一番おすすめ

『X-MEN』シリーズを見る順番として、一番オーソドックスなのが公開順です。以下の流れで、『X-MEN』シリーズを公開順で視聴できます。

公開順はストーリーの繋がりを感じられない作品が出てくるものの、過去作品の伏線回収やキャラクターの関係性などを把握できます。

そのため、こだわりがなければ、公開順で『X-MEN』シリーズを見ることをおすすめします。特に『X-MEN』シリーズを初めて視聴する人は、公開順の方がストーリー内容を理解しやすいです。

時系列順：時間軸が複雑でファン向け

『X-MEN』シリーズの予備知識がある場合は、時系列順で見るのもおすすめです。

時系列順で『X-MEN』シリーズを見るときは、「未来改変前→未来改変後」という形で追います。『X-MEN:フューチャー＆パスト』という作品で、タイムスリップして未来改変を起こしたことが原因です。

作中内で所持の時代・過去改変・過去改変後の未来がおこなわれるので、時系列順で見るなら『X-MEN:フューチャー＆パスト』の合間で別作品へ移行する必要があります。

各パートの時系列順の見る順番と年代をまとめると、以下のとおりです。

未来改変前

タイトル	作中の年代
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』	1962年
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』	1979年
『X-メン』	2000年代
『X-MEN2』	2000年代
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』	2000年代
『ウルヴァリン:SAMURAI』	2013年
『X-MEN:フューチャー＆パスト』	2023年→ここで未来改変。タイムスリップしたら次の作品へ移行

未来改変後

タイトル	作中の年代
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』	1962年
『X-MEN:フューチャー＆パスト』	1973年→ここで未来改変前(2023年)からタイムスリップ。タイムスリップ後から未来に戻るシーンまで視聴
『X-MEN：アポカリプス』	1983年
『X-MEN：ダーク・フェニックス』	1992年
『デッドプール』	2016年
『デッドプール2』	2028年
『X-MEN:フューチャー＆パスト』	2023年(改変後)→未来に戻ってきてからラストまで視聴
『LOGAN/ローガン』	2029年

かなり複雑ですが、シリーズを時系列順で見る際は、『X-MEN:フューチャー＆パスト』の過去改変を頭に入れておきましょう。

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【シリーズ別】『X-MEN』の見る順番

『X-MEN』は様々なシリーズで構成されており、それぞれ主軸となるキャラクターやストーリーが異なります。

ここでは、『X-MEN』の見る順番をシリーズ別で紹介していきます。

オリジナル三部作

オリジナル三部作は、『X-MEN』の初実写化映画シリーズです。2000年に始まり、全3作品で構成されています。

オリジナル三部作の見る順番は、主に以下のとおりです。

アメコミの実写映画の人気に火をつけるきっかけとなったシリーズで、スーパーヒーロー映画の先駆け的なポジションとなっています。

X-MEN新シリーズ

X-MEN新シリーズはオリジナル三部作のあとに製作されており、4つの作品で構成されています。視聴順番は、以下のとおりです。

ストーリーの時系列は1962年～1992年で、オリジナル三部作の時代以前の話が展開されています。

オリジナル三部作で登場するX-MENの司令塔・プロフェッサーXの若い頃が描かれている他、宿敵・マグニートーとの因縁など、様々な謎が明かされます。

ウルヴァリンシリーズ

『X-MEN』に登場する人気キャラクター・ウルヴァリンをピックアップしたシリーズで、スピンオフ作品にあたります。視聴順番は、以下のとおりです。

ミュータントとなった経緯から最後の戦いまで、ウルヴァリンにスポットを当てた迫力満点のアクションを楽しめます。

ウルヴァリンが本編と関わっている作品もあるので、ウルヴァリンが好きな人は以下の時系列順で見るのもおすすめです。

デッドプールシリーズ

自分が映像内のキャラクターだと自覚できる能力をもつミュータント・デッドプールが活躍するシリーズで、本編とは関連性がないスピンオフ作品にあたります。

視聴順番は、以下のとおりです。

コメディ調の強い作風が特徴的で、能力を駆使して視聴者に語りかけてくるメタ要素がおもしろいです。また、過激な表現が多く、スーパーヒーロー映画初のR18指定作品にもなっています。

本編との関わりはないものの、『X-MEN』シリーズやその他人気映画をオマージュした演出を取り入れているので、多くの人が楽しめるシリーズです。

その他単体映画・ドラマ・アニメシリーズ

『X-MEN』では、シリーズにあたらない単体映画やドラマ、アニメシリーズなどがあります。

ジャンル	タイトル
映画	『ニューミュータント』
ドラマ	『レギオン』 『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』
アニメ	『X-メン』 『X-MEN 97』

『ニューミュータント』は、特殊能力を制御できない若者5人を描いたスピンオフ作品です。つらい過去を背負っている若者が、隔離病棟を舞台に様々な困難に立ち向かいます。

また、ドラマシリーズとして『レギオン』や『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』も公開されており、ミュータントを主軸とした作風が魅力的です。

他にも、アニメシリーズの『X-メン』や、2024年に公開された最新作『X-MEN 97』もあります。

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『X-MEN』シリーズがややこしい理由｜タイムラインの矛盾やマーベル映画との繋がりなど

『X-MEN』シリーズは統合性がとれておらず、作品を比較すると様々な矛盾をかかえています。具体的な矛盾を挙げると、主に以下のとおりです。

時系列に矛盾が生じた理由は、本編とスピンオフなど作品数の多さもありますが、何より過去改変が大きな要因でしょう。

また、映画の配給会社がマーベルと異なる点も原因の1つと思われます。

『X-MEN』シリーズとアベンジャーズの繋がり

『X-MEN』シリーズの原作を手掛けているのは、『アベンジャーズ』と同じマーベル・コミックです。

ただ、映画の配給会社は『X-MEN』が20世紀フォックス(現・20世紀スタジオ)、『アベンジャーズ』がディズニーと、それぞれ異なります。

そのため、同じマーベル作品でありながら、『X-MEN』と『アベンジャーズ』に繋がりがなく、混乱する要因となっていると考えられます。

『X-MEN』シリーズとアベンジャーズは合流する？スピンオフ作品との関連性は？

現在、『X-MEN』シリーズは2019年にディズニーが映画の配給会社だった20世紀スタジオを買収したことで、『X-MEN:ダーク・フェニックス』を最終章として一区切りしています。

しかし、2024年にシリーズ最新作となる『デッドプール＆ウルヴァリン(デッドプール3)』の公開が決定しました。

ディズニーが配給会社となったことで、最新作以降からアベンジャーズとの合流が噂されています。また、デッドプールシリーズの最新作に当たるので、本編とスピンオフ作品を繋ぐ役割もあると勘ぐられています。

真実はまだわかりませんが、アベンジャーズと合流すれば、よりおもしろい展開も作れるでしょう。本編とスピンオフ作品の関連にも、期待が高まります。

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『X-MEN』シリーズのあらすじ一覧

ここでは、『X-MEN』シリーズのあらすじを一覧でまとめています。

X-MEN

突然変異により超能力を持って生まれたミュータントは、パワーの強さから危険視され、合法的に迫害を受けていました。

そこでプロフェッサーXは、人類との共存を目的にミュータント組織「X-MEN」を創設します。

一方で、放浪生活を送っていたミュータント・ウルヴァリンは、家出少女のローグと出会い、成り行きで共に行動するようになります。

そして、ウルヴァリンとローグはプロフェッサーXと出会い、X-MENと宿敵・マグニートの壮絶な戦いに巻き込まれていくことに…。

X-MEN2

マグニートーたちが目論んでいた人類抹殺計画を止めることに成功したX-MENの前に、謎の襲撃者が現れ、一般人を巻き込む惨劇が発生。

その日以降、ミュータントに対する嫌悪感が増した住人たちは、ミュータント登録法案を求める政治運動が活発化します。

その先頭に立っていたのは、大富豪・ストライカー。プロフェッサーXはストライカーに拘束され、マグニートーも紛れ込んで人類抹殺計画を再始動していきます。

果たして、X-MENたちはどうなるのか？そして、ストライカーの目的とは…？

X-MEN：ファイナル ディシジョン

天才科学者が、ミュータントの超能力を消去して人間にする新薬「キュア」を開発。X-MENや他のミュータントたちは、人間に戻るか、ミュータントのまま生きるかの二択を迫られます。

一方で、キュアの存在を恐れたマグニートーたちは、新薬の根絶計画を実行して…。

ウルヴァリン：X-MEN ZERO

幼少期から超能力を持っていたローガンと兄・ビクターは、150年以上共に生活し、数多の戦争を生き抜いてきました。

そんなある日、ケイラという女性と出会ったローガンは愛と生きる喜びを知り楽しい生活を送っていたものの、ピクターによって殺されて…。

『X-MEN』シリーズ屈指の人気キャラクター・ウルヴァリンの過去が明らかとなります。

X-MEN：ファースト・ジェネレーション

強力なテレパシー能力を持つチャールズ(後のプロフェッサーX)は、金属を操る能力があるエリック(後のマグニートー)と出会い、同じミュータント同士心を通わせ、親友となります。

2人は自分たちと同じようなミュータントを探し、仲間に迎え入れる日々を送っていたある日、科学者・セバスチャンがやってきます。

世界の危機を防ぐべく、セバスチャンのミュータント集団「ヘルファイアークラブ」と対峙していたものの、チャールズとエリックの溝は深くなっていき…。

ウルヴァリン：SAMURAI

心に負った傷が原因で山奥に籠っていたローガンの前に、命を救われた日本人実業家・矢志田の使者が訪れて、日本に招待します。

日本に来たローガンでしたが、再会してすぐに矢志田は病死。葬儀の参列中に、矢志田の孫・マリコがヤクザ軍団の襲撃を受けていたところを、ローガンは助けます。

東京から長崎へ逃避行するローガンでしたが、回復能力を奪われたことで本来の力を発揮できず、マリコをヤクザ集団に奪われてしまい…。

X-MEN：フューチャー＆パスト

時代は2023年、対ミュータントロボット軍隊「センチネル」の攻撃により、地球は壊滅状態に陥っていました。

そこで、プロフェッサーX率いるX-MENは、宿敵のマグニートーとの共闘を決意。センチネルの開発を阻止すべく、過去にタイムリープして歴史改変を計画します。

そして、ウルヴァリンの精神は1973年の自分自身に送られて…。

デッドプール

エリート傭兵・ウェイドは、医師から末期ガンと診断されたある日、ガンの治療をおこえると口にする謎の男と出会います。

ウェイドは可能性を見出して治療を了承するものの、謎の男の目的は人体実験でした。結果的に驚異的な治癒能力で不死身化したウェイドは、代償として醜い姿に変異。

そこでウェイドは元の姿に戻るべく、赤いコスチュームと赤い覆面を身につけて傭兵「デッドプール」と名乗りながら、黒幕を追っていくこととなります。

X-MEN：アポカリプス

超能力を駆使して神として君臨していた人類初のミュータント・アポカリプスは、長きの眠りから目覚めます。

変わった世界を見たアポカリプスは間違った方向に発展したと考え、マグニートーを含む「黙示録の四騎士」を招集し、現代文明を滅ぼすことを決意。

アポカリプスの計画を阻止するために、プロフェッサーXやX-MENたちが立ち向かいます。

LOGAN/ローガン

ほとんどのミュータントが死滅した2029年、治癒能力が消えかけているローガンは、老いたプロフェッサーXの世話をしながら生活していました。

そんなある日、ローガンの元に謎の女性・ガブリエラが訪れ、ローラという少女をノースダコタまで送り届けることを依頼されます。

依頼を受諾したローガンは出発するものの、出先でローラを狙う武装集団に襲われます。果たして、ローガンはローラを送り届けられるのか、そしてその先に待っていたのは…？

デッドプール2

恋人のヴァネッサと幸せな日々を過ごしていたデッドプールは、ヒーロー活動を続けていました。

しかし、襲撃に巻き込まれたことで、ヴァネッサは死亡。デッドプールは自殺を図るものの、失敗してX-MENのメンバー・コロッサスに保護されます。

そして、デッドプールじゃX-MENの仮加入。見習いとして少年のラッセルを保護する任務にあたっていたときに、未来から機械人間・ケーブルが襲来します。

こうして、ゲーブルがラッセルの命を狙っていることを把握したデッドプールは、ミュータントに声を掛けてスペシャルチーム「X-フォース」立ち上げ…。

X-MEN：ダーク・フェニックス

アポカリプスとの戦いから10年、X-MENは平和を守りながら、人類と共存して平和な日常を送っていました。

そんなある日、メンバーのジーン・グレイが、宇宙でのミッション中に謎の熱放射を浴びてしまい、もう1つの人格「ダーク・フェニックス」が覚醒します。

地球を滅ぼしかけないほどの強大な力に、X-MENたちは彼女の暴走を殺すことで止めるかどうかで対立。そして、ダーク・フェニックスの力を利用しようとする謎の女性も現れて…。

ニュー・ミュータント

少女のダニーは、竜巻が迫ったことで父親と避難するものの、何者かに父親が殺され、気がつくとミュータントの隔離施設にいました。

そして、ダニーはミュータントの超能力をコントロールできない4人の若者と施設内で生活を始めます。

そんなある日、施設内に謎のモンスターが徘徊するように。5人は恐怖で錯乱する中、さらなる危機が訪れて…。

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まとめ｜『X-MEN』シリーズの見る順番は公開順がおすすめ

今回は、『X-MEN』シリーズの見る順番や時系列、各作品のあらすじなどについて解説しました。

『X-MEN』シリーズの見る順番は、公開順と時系列の2つがあります。基本的には公開順がおすすめですが、『X-MEN』シリーズの予備知識がある場合は時系列順で見てもおもしろいかもしれませんね。

また、各シリーズ別で視聴順番を決めると、『X-MEN』の世界観をより楽しめるでしょう。自分に合った順番で、『X-MEN』シリーズを視聴してみてください。

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