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野球のルールをわかりやすく解説!初心者でも簡単!豆知識も紹介

野球は9対9で行う球技であり、国内でもプロ球団が多数あるなど人気です。しかし、野球に詳しくないばかりか、ルールを知らないという人は少なくありません。基本的なルールや豆知識を知って、野球観戦からプレーまで、幅広く楽しみましょう。
野球のルールをわかりやすく解説!初心者でも簡単!豆知識も紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

草野球や野球観戦を楽しみたいなら、まずルールを覚えることが大切です。

一見難しそうに見える野球のルールですが、実際にはそれほど複雑ではありません。基本を押さえるだけで簡単に理解できます。

野球の基本ルールから細かい知識まで身につけて、野球を楽しみましょう。

ビギナーズでは、MLB(メジャーリーグ)中継の無料視聴方法や、プロ野球のライブ中継が視聴できるネット配信サービスをまとめて紹介した記事があります。興味がある方は、ぜひ記事を確認してみてくださいね。

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※この記事の情報は2024年6月26日時点の情報です。最新の配信状況は各サービスサイトにてご確認ください。

野球の基本的なルール


まずは野球というスポーツがどのようなルールのもとに行われているか、根本的な部分から理解しておきましょう。

  • 9人対9人で攻撃と守備を交互に行う点取りゲーム
  • 攻撃と守備は9回繰り返す
  • 攻撃側は点を取る/守備側はアウトを取る

これら3つの点が、野球で重要なもっとも基本のルールです。

9人対9人で攻撃と守備を交互に行う点取りゲーム

野球はグラウンドに立つのは9人、攻撃と守備に分かれて点を取り合うことが特徴です。サッカーやバスケットボールのようにボールを持った方が攻撃するわけではなく、攻撃と守備のタイミングが明確に区切られています

あまりにも点差がつきすぎた場合、部活動や草野球なら途中でコールドとなり試合が終了することもあります。ただしプロ野球では基本的にはありません。

所定の回数を終えるまで、交互に攻撃と守備を繰り返して、最終的な点数で勝敗を決めます。

攻撃と守備は9回繰り返す

プロ野球は攻撃と守備を9回繰り返し、9回終了時点での点数によって勝敗が決まります。回数はプレイヤーの年齢によって異なり、高校野球以上は9回までですが、小中学校では7回までです。

また、10点以上など大量に点差が開いた場合は、逆転の見込みがないと判断して、5回以降にコールドになることもあります(プロ野球では適用されません)。

攻撃と守備は1回の表、裏のように決められ、プロ野球では主催側が裏の攻撃となります。基本的には9回裏まで行いますが、9回表の攻撃が終わった時点で勝敗がついている場合は、裏の攻撃は省略されてその時点で試合終了です。

9回裏が終わっても決着がつかない場合は延長戦となります。延長戦のルールについては各団体や大会によって異なります。

    延長戦ルール
  • プロ野球:最大12回まで。12回終了時に同点の場合は引き分け
  • 高校野球:延長10回からは毎回「無死走者1・2塁」の状況からスタート(決着がつくまで)
  • メジャーリーグ:延長10回からは毎回「無死走者2塁」の状況からスタート(決着がつくまで)

攻撃側は点を取る・守備側はアウトを取る

野球はお互いに点数を取り合うゲームです。そのため、攻撃側は点を取ることを目的とし、守備側は点を取らせないこと、つまりアウトを取ることが目的となります。素早くアウトを取ることで、失点を防げるだけではなく、自チームの攻撃が始められます。

いかに点を取られず点を取るかが重要であり、プレイヤーの能力はもちろん、戦術も重要なスポーツです。1回につきアウトは3回までと決まっており、スリーアウトで攻守が交代します。そのため、ツーアウトまではあえてアウトを取らせて、ランナーを進めて有利にするという戦術もあります。

攻撃側はアウトを取られないことが重要ですが、それ以上に点を取ることが最大の目的です。そのため、多少のアウトを犠牲にしてでも、確実に点を取るという戦法も成立し、戦術ゲームとしての側面も持ち合わせています。

点を取るには、ピッチャーが投げた球を打ち返し、スリーアウトになるまでにランナーが一塁、二塁、三塁を通ってホームに戻ってくる必要があります。

野球の守備ポジションとグラウンドの名称を確認


野球は9対9で行いますが、9人全員がグラウンドに出るのは守備側のチームだけです。9人のプレイヤーはグラウンドの各位置に配置され、それぞれのポジションを守ります。

  • 投手(ピッチャー)
  • 捕手(キャッチャー)
  • 一塁手(ファースト)
  • 二塁手(セカンド)
  • 三塁手(サード)
  • 遊撃手(ショート)
  • 左翼手(レフト)
  • 中堅手(センター)
  • 右翼手(ライト)

ゲームを進める要となるピッチャーは、投球を行います。ピッチャーの投球を受けるポジションがキャッチャーであり、両方をまとめてバッテリーと呼ぶことも多いです。打者側から見て右側が一塁であり、各塁にひとり守備が配置されています。

一塁は一塁手、二塁は二塁手、三塁は三塁手が守り、二塁と三塁の間には遊撃手(ショート)と呼ばれるポジションがあります。これら4つのポジションは、まとめて内野手と呼ばれます

内野より後ろの、スタンドに近いところを守る3つのポジションが外野手です。外野は打者から見て左からレフト、センター、ライトとなっています。

野球のポジションについて、英語と役割、守備番号と背番号の違いなどを詳しく解説した記事も参考にしてみてください。

野球グラウンドの名称を確認

ゲームを行うグラウンドは、位置によって呼び方が変わります。グラウンドによって全体の大きさの違いはありますが、場所ごとの名称は共通しています。「ホーム」「一塁・二塁・三塁」など、決まった場所を何と呼ぶか知っておきましょう。

本塁から反時計周りに一塁二塁三塁となる

打者がバッターボックスの間には本塁、ホームベースがあります。ここから反時計回りに一塁、二塁、三塁となっています。ホームベースと一塁から三塁までを結んだ線がひし形のため、全体を指してダイヤモンドと呼ばれることも多いです。

野球中継でホームランバッターに対して「ゆっくりとダイヤモンドを回る」と言うことがあるのは、この形が関係しています。

ファウルゾーンとフェアゾーン

打球はどこに落ちてもヒット性になるわけではなく、ファウルゾーンの内側である、フェアゾーンに落ちなければなりません。ホームベースから一塁側と三塁側に真っすぐ伸びた線がファウルラインであり、これより外側がファウルゾーンです。

ファウルゾーンに入ると、ストライクカウントがひとつ追加され、仕切り直しとなります。フェアゾーンに落ちた場合は、ヒット性の当たりとなり、ボールより先に塁に到達するとヒットです。

また、打球が落ちた地点が重要であり、フェアゾーンに落ちてファウルゾーンに転がったとしても、結果はフェアで当たりはヒットとなります。

内野と外野

ホームと一塁から三塁までを囲んだ、通称ダイヤモンドを内野と呼び、それ以外を外野と呼びます。プロ野球では内野は土で、外野は芝生になっていることが多いため、区域の違いが分かりやすいです。

打球がどちらに落ちるかによって記録は異なり、内野にヒットが出たなら内野安打、外野に打ってヒットが出たなら、センター前ヒットのように言われます。

投手が球を投げるピッチャーマウンド

内野の中でもピッチャーの位置は特別であり、ピッチャーが立っているところをピッチャーマウンドと言います。ピッチャーマウンドは内野の中でも少し高い位置にあり、地面が丸く盛り上がっています。

ピッチャーマウンドは神聖な場所と言われることも多く、砂を蹴ってマウンドを荒らしたり、崩したりするのはご法度です。

ピッチャーマウンドから剛速球を投げるピッチャーはかっこいいですよね。投球には種類があります。野球初心者は知っておきたい変化球の種類と投げ方について解説した記事も参考にしてみてください。

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スコアボードの見方とストライクゾーン


ゲームの進行具合を確認する際には、スコアボードをチェックします。スコアボードには、何回に何点入ったかや、プロ野球だと選手の情報が表示されています。これらの情報に加えてチェックしたい点が、ボールやストライク、アウトのカウント表示です。

  • 「B」はボール
  • 「S」はストライク
  • 「O」はアウト

スコアボードに表示されている緑色のBはボール、黄色のSはストライク、Oはアウトを示します。

ストライク3回で1アウトとなり、3アウトで1セット終了の攻守交代です。打者ごとにストライクとボールのカウントはリセットされます。また、アウトを取るまでにボールが4回出ると、フォアボールとなり、ランナーは進塁可能です。

満塁の場合はサードランナーが押し出され、攻撃側に1点入ります。カウント表示を見ると現在の状態が分かり、バッターが追い込まれているのか、あるいはピッチャーが追い込まれているのかが分かります。

野球は心理戦の側面もあるため、カウントを見ながらゲームの運びをチェックすると、より戦術が分かりやすくて面白いです。

野球のストライクゾーン

ストライクゾーンは、打者の肩の上部とズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間です(上図の「黄色の枠」)。

投手が投げた球がこの空間に入れば、ストライクとなります。入らなければ、ボールとなります。

「SPOTVNOW」「ABEMA」で視聴できるメジャーリーグ中継では、審判のストライクかボールかの判定がきわどい場合、現地中継局が「3D画面」で表示してくれることもあり非常に分かりやすいです。

野球のアウトの基準

攻撃側にとっても守備側にとっても、アウトは重要なポイントです。攻撃側はアウトを取られないよう動き、守備側はアウトを取るために動きます。

アウトの基準は実に様々であり、大きく分けると打者と走者の2つのパターンがあります。

打者がアウトになる場合

打者(ランナー)がアウトになるのは、次の3つのパターンが挙げられます。

  • 三振した場合
  • 打者が打ったボールが地面に付く前に取られた場合
  • 打者が打ったボールが先に一塁に到達した場合

どれに該当してもアウトですが、それぞれ状況が違うため、細部まで理解を深めておくことが大切です。

三振した場合

アウトでもっとも分かりやすいのは、三振した場合でしょう。ツーストライクの状態でストライクを取られると、三振となってアウトです。

三振という言葉から、空振りをするというイメージが持つ人が多いですが、振らなくてもストライクゾーンにボールが入っていると、これもアウトとなります。

三振はバットを振らない「見逃し三振」と、バットを振って空振りする「空振り三振」があります。空振り三振の場合は、ボールがストライクゾーンに入るかどうかには関係なく、振って当たらなかったならアウトです。

また、ファウルを打つとストライクカウントがひとつ増えますが、ツーストライクでファウルを打ってもアウトにはなりません

ただし、ツーストライクの状態でバントをし、打球がファウルゾーンに落ちた場合は、バント失敗でアウトとなります。ひとくちに三振といっても、アウトの形は複数あるため、それぞれ混同しないよう注意が必要です。

打者が打ったボールが地面に付く前に取られた場合

打者は打って塁に出るとアウトを免れられますが、塁に到達しても打った打球がノーバウンドでキャッチされるとアウトとなります。これは通称フライアウトと言われており、いわば守備の成功によるアウトです。ノーバウンドで取ることがアウトの条件のため、ワンバウンドでもしてしまうと、キャッチしてもアウトにはなりません。

打者はただボールを打って前に飛ばすだけではなく、守備がいないところを狙って、ノーバウンドでキャッチされないように打つことが求められます。

打者が打ったボールが先に一塁に到達した場合

打球がバウンドしてからキャッチされた場合でも、打者が走るより先に、ボールが一塁に到達するとアウトです。打者は打ったらすぐに走らなければならず、ファーストにボールが到着するまでに一塁に到達できるかどうかが重要です。

どれだけ遠くに飛ばし、ボールがバウンドしたとしても、ボールのほうが先に一塁に戻っているとアウトとなります。アウトは守備がファーストに送球し、キャッチした状態で打者より先に塁を踏む、あるいはボールを持って打者にタッチすることで獲得できます。

走者がアウトになる場合

打者が塁に出ると今度は走者(ランナー)となってグラウンドに残ります。走者はアウトにならないようホームまで帰らなければなりません。走者がアウトになるのは、次の4つのケースです。

  • 塁を離れているときにボールでタッチされた場合
  • 塁間を結ぶ直線から3フィート以上離れて走った場合
  • 守備を妨害した場合
  • 前走者を追い越した場合

野球は塁に出て終わりではなく、無事にホームに帰れるかが重要です。

塁を離れているときにボールでタッチされた場合

走者は塁に触れている、あるいは踏んでいる状態だとセーフですが、離れた状態でボールタッチされるとアウトになります。例えば後続の打者が打ち、自分が二塁に到達するまでに二塁に送球されたり、ボールでタッチされたりするとアウトです。

また、走者はピッチャーの隙を狙って走り出し、次の塁に進む「盗塁」ができます。盗塁をする際にはリードし、少し塁から離れる必要があります。この時ピッチャーは、盗塁を防止するため牽制球を投げることが可能です。

例えば一塁にいる走者が二塁への盗塁を狙い、リードして塁を離れたとき、一塁に牽制球を投げ、走者が一塁に戻る、あるいは二塁に到達するまでにタッチできるとアウトです。走者は後続の打者が打つ前に攻撃を仕掛けることができますが、守備側によっては防がれてしまうこともあります。

塁間を結ぶ直線から3フィート以上離れて走った場合

野球はホームベースから、各塁が直線で結ばれており、ひし形をしています。一塁から二塁、二塁から三塁、三塁からホームへと進塁しますが、このとき塁と塁を結ぶ直線から3フィート以上離れて走るとアウトとなります。

3フィートは91.44cmであり、塁を駆ける際に膨らみ過ぎるとアウトとなるため走者は注意しなければなりません。守備を避けるためにあえて膨らみながら走るという方法もありますが、やり過ぎるとアウトになってしまいます。

守備を妨害した場合

後続のバッターが走者の進塁方向に打球を放った場合、走者と守備側のプレイヤーが接触することもあります。守備側のプレイヤーの打球処理を邪魔すると、守備妨害となってボールタッチや塁への返球に関係なくアウトとなります。

意図せず守備妨害になってしまうこともあるため、走者は守備側のプレイヤーの状態も見ながら走るコースを決めなければなりません。反対に守備側のプレイヤーがプレーと関係しないところで走者に接触すると、走塁妨害となって走者はひとつ先に進塁できます。

前走者を追い越した場合

一塁から二塁、三塁と走者がおり、打者が打った場合は、グラウンド上に最大4人の走者がいることになります。それぞれの距離が離れているため追い越しが起きることはまずありませんが、万が一走者を追い越してしまうと、追い越した側がアウトとなります

走者が多く、打者がセーフかアウトか分からない微妙な打球を放つと、進塁すべきか戻るべきか悩むことも少なくありません。走者ごとの認識の違いによって、進塁するもの、戻るものが出てしまい、追い越しをしてしまうこともあるため注意が必要です。

打者の打ち返し方で名称が変わる


打球を打ち返した際の名称には違いがあり、打ち返し方によって呼び方は変わります。打ち返し方による違いは、大きく分けると次の3つです。

  • ホームラン
  • ヒット
  • バント

大まかな種類は3つですが、さらに細分化して分類されるものもあります。

ボールがスタンドに入ったら「ホームラン」

野球のルールを知らなくても、ホームランという言葉は聞いたことがあるでしょう。ホームランは通常の「ホームラン」と「ランニングホームラン」という2つに分けられます。

通常のホームランは、打球がバウンドせずに飛び、スタンドに直接入ることを指します。スタンドに入った時点で確実に進塁でき、すでに走者がいるなら全員ホームに返せます。

走者なしでのホームランは1点ですが、満塁でホームランを打つと最大4点です。ホームランはファウルポールより内側のスタンドに直接入る必要がありますが、実はポールに直撃した場合も同じくホームラン扱いとなります。

対してランニングホームランは、スタンドには直接入らないものの、守備を深く破る当たりで、走者が一気にホームまで戻ったときに発生します。大きな当たりを出すだけではく、走力も必要なため、ランニングホームランはなかなか出ません。

また、打球がワンバウンドしてスタンドに入ったときは、ホームランではなく「エンタイトルツーベース」となり、安全に二塁まで進塁できます

「SPOTVNOW」「ABEMA」で視聴できるメジャーリーグでは、豪快なホームランも見どころの一つです。

進塁につながったら「ヒット」

打者がボールを打ち返し、進塁するとヒットになります。ヒットになるには条件があり、次の3つを満たさなければなりません。

  • ノーバウンドで捕球されない
  • 打者が一塁に到達する前に一塁に送球されない
  • 守備側の選手のミスではない(落球など)

まずノーバウンドでキャッチされたり、一塁に到達するより先にボールがファーストに戻るとアウト扱いです。ヒットは前提としてアウトにならないことがポイントであり、進塁しなければなりません。

しかし、打球を打ち返して進塁しても、それが守備側のミスによるものだと、扱いはエラーとなります。進塁できるという点は同じですが、スコア上はヒットではなくエラーと記載されます。

また、一塁に到達するとヒットですが、二塁に到達すると二塁打、三塁まで到達すると三塁打と呼び方が変わるのも特徴です。

ボールをバットに当てる打法「バント」

野球ではバットを振り、ボールを打ち返しますが、あえて振らずに当てて転がすという打法もあります。当てて転がす打法はバントと呼ばれ、これには3つの種類があります。

  • 送りバント
  • セーフティバント
  • スクイーズ

送りバントは塁に走者がいる時に行われる打法であり、自分が塁に出ることではなく、走者を次の塁に進めることを目的とします。例えば一塁に走者がいる場合、バントによって自分がアウトになっても、走者が二塁に進めたなら送りバントは成功です。

送りバントは自分がアウトになっても構わないという性質から、犠牲バントと呼ばれることもあります。セーフティバントは送りバントとは違って、自分が塁に出ることを目的としています。

守備が取りづらい場所にボールを転がすことで塁に出る時間を稼ぎますが、アウトになる可能性が高いため、基本的には走力に自信がある選手しか行いません。

スクイズは送りバントと特徴が似ていますが、走者が三塁にいる点が違います。三塁走者をホームに返すことが目的であり、確実に1点を勝ち取るための戦法と言えます。

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野球グラウンドの大きさ

日本のプロ野球では、グラウンドの大きさに規格があります。投手版から本塁までの距離18.44m、塁間27.431m、本塁から外野フェンスまでの距離76.199m以上となっています。

野球ルールの豆知識

野球への理解をさらに深めるなら、基本的なルールだけではなく、豆知識を知っておくのもおすすめです。豆知識を知っておくと、野球の楽しみがさらに広がり、ルールへの理解もさらに深まります。

同じ趣味を持つ人との話題にもなるため、知っておいて損はありません。

豆知識1.道具の使用方法にもルールがある

野球ではバットとボール、グローブといった道具を使用しますが、これらは何でもよいわけではありません。例えばバットなら、プロだと木製バットを使用しますが、1本の木材で作ったものを使用するという決まりがあります。

中にコルクを入れて強度を高めたものは使用できず、各選手が同じ条件でプレーするために定められた決まりです。また、グローブにも決まりがあり、一塁手が使用しているファーストミットは、他のポジションでは使用できません。

ファーストミットは他のグローブより大きく、捕球しやすい作りになっているため、他のポジションでの使用は禁止されています。

豆知識2.野球経験者でも勘違いしがちのルール「振り逃げ」

野球には三振しても進塁できる、通称振り逃げというルールがありますが、これは誤解している人が多いです。振り逃げとは三振時にキャッチャーが捕球に失敗すると、ヒットと同じで一塁に走って出塁できるというものです。

ボールより先に塁に到達するとセーフで、ボールが先に到達するとアウトと、通常のヒットと基本的には変わりません。

振り逃げという言葉から、空振り三振でキャッチャーが捕球失敗した際に起きると思われがちですが、実は見逃し三振でも振り逃げは発生します。スイングの有無に関係なく、スリーストライク時にボールがこぼれると、振り逃げによって出塁が可能です。

豆知識3.球場の向きはルールブックで指示されている

球場によって大きさは違いますが、実は建設される向きは共通している場合が多いです。日本のルールブックでは、ホームと二塁を結ぶ線が、東北東に向かっていることが理想と書かれており、基本的には球場はこれに合わせて建てられています。

ルールブック通りの方角を守ることで、デイゲームの際に観客席に直射日光が当たりづらく、向きの指定は観戦者に向けた配慮です。

最近はスマホで手軽に野球観戦ができます。スマホでプロ野球中継が観られるおすすめのサービスをご紹介した記事も参考に、プロ野球を楽しんでみてください。

野球のルールを正しく理解して楽しもう

攻撃から守備まで細かいルールがある野球ですが、実際にはそれほど複雑ではありません。基本さえ覚えているなら全体のルールも簡単に把握でき、野球観戦でもプレーでも楽しめます。まずはしっかり基本を押さえ、ルールを正しく理解して野球を楽しみましょう。

以下の記事では、プロ野球観戦に必要な持ち物や服装などを紹介しています。

野球を漫画で勉強するのも楽しいですよ。最新おすすめ野球漫画を紹介した記事も参考にしてみてください。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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