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ミニマリストとは?シンプルな生き方のメリット・デメリット・向いている人は?

ミニマリストの本当の意味、ミニマリストとは本当はどのような暮らしをしているかご存知ですか?今回はミニマリストについて詳しくご紹介します。持ち物が多すぎて困っている人は、ミニマリストを目指してみると暮らしがスッキリするでしょう。
ミニマリストとは?シンプルな生き方のメリット・デメリット・向いている人は?

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ミニマリストという言葉をよく聞くようになりました。ミニマリストとは、物を極力持たず、最小限の家庭用品だけで暮らす人のことです。英語の『minimal(ミニマル:最小限の)』という単語から生まれた造語です。

ミニマリストと一言でいっても、実はミニマリストによって部屋に置いている物の量はバラバラですし、「ミニマリスト」の言葉のとらえ方も色々です。

よく、ミニマリストの部屋として「布団一式と机とiPadしかない」といった部屋が紹介されますが、生活に不便が出るほど物を減らした人だけがミニマリストと呼ばれるわけではありません。

ミニマリストとは、シンプルな生き方を選んだ人のことだと言えます。物を減らしたシンプルライフを送っていると、自然と言動や人間関係などもシンプルになってきます。全てにおいてシンプルになり、「ミニマリスト」と呼ばれるようになるのです。

今回はミニマリストのメリットやデメリット、概念などをお伝えします。デメリットも知ったうえでミニマリストに興味を持った人は、少しずつ物を減らして、家具も生活用品も必要最低限にしてスッキリ暮らしてみてはいかがでしょうか?

ミニマリストの生活をしてみて、「なんか楽で気持ちが良い。これからも物のない生活が良い」と思えたならば、あなたはもうミニマリストです。

ミニマリストのメリット・デメリット

ミニマリストのメリットはたくさんあります。勘違いするとデメリットも生じますので、間違いやすい点などもまとめました。

ミニマリストのメリット

  • 「物がないので散らかりようがない。片づけがめちゃめちゃ楽。掃除も楽」
  • 「もらい物を捨てて好きな家具や物だけにしたら、部屋が大好きになった」
  • 「物探しをしなくて良くなった!」
  • 「片付けや物を探す時間がカットできたせいか、大幅に自由時間が増えた」

こういった物理的なメリットがあります。さらに、

  • 「いつも整理整頓ができているからイライラすることが減った」
  • 「いつでも片付いているのが嬉しくてたまらない。家に帰るのが楽しくなった」
  • 「誘惑がなくなった。おかげで仕事や作業が捗るようになった」
  • 「気持ち的にゆっくりできるようになった。家がくつろげる場所になったのが嬉しい」

物を減らすことで頭の整理もできるため、精神的にもよい効果があるのが特徴です。

また、金銭的なメリットもあります。

  • 「無駄買いが減って貯金が増えた」
  • 「物が減ったので小さくて家賃の安い部屋に引っ越せた。おかげで生活費が減らせた」

私たちは想像以上に片付けや物探しに時間を費やしています。そのため、「ミニマリストになってから自由時間が驚くほど増えた!」という人が多いです。

もちろん個人差がありますが、「物が多すぎて片付けが大変」という人は、一度すっきりさせてみるのもおすすめです。

ミニマリストのデメリット

ミニマリストを勘違いしている人がやりがちなミスがあります。

  • 「服を捨てすぎて寒くて風邪を引いた」
  • 「ミニマリストになるためにマットレスを捨てたら腰を痛めた」
  • 「物を捨てすぎて不便で仕方がない、ストレスが増えた」
  • 「ミニマリストになろう!と他の人にも捨てることを押し付けたら嫌われた」
  • 「家族の物を勝手に捨てて大喧嘩になった」
  • 「炊事道具を捨ててしまい外食が増えたせいか体調を崩した」
  • 「食事の品数を減らしたら体力が落ちた」

「ミニマリストとは、捨てる人のこと」というイメージがあるかも知れませんが、違います。あくまで「ミニマリストとは、快適に暮らすために部屋や人間関係をシンプルにする人」です。

「車を手放したら不便で仕方がない、ストレスだ…」という人は再度車の購入を検討すべきです。

物が1つでも増えたらミニマリストではない、というわけではありません。ミニマリストの人々も、必要な物は持っています。ミニマリストを目指す人は、どうか間違えないでいただきたいです。

そして、なぜか起きてしまうミスは、食事の量を減らす、おかずの品数を減らすなどで体調を崩すこと。ミニマリストになると全てにおいてシンプルにしたくなることがあるので注意が必要です。

また、ミニマリストの精神(ミニマリズム)を人に押し付けるのは厳禁です。ましてや人の物を勝手に捨てるのはプライバシーの侵害です。

もし、これからミニマリストになるならば、絶対にその考え方などを押し付けないようにして、自分でミニマリスト生活を楽しんでくださいね。

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ミニマリストが合う人とは?

ミニマリストの暮らし方がピッタリな人と、そうでない人がいます。この章ではミニマリストが合う人の特徴などをご紹介します。

ミニマリストはこんな人におすすめ!

  • 物が多すぎてどこに何があるのか分からない人
  • つい同じものを買ってきてストックが増えてうんざりしている人
  • 毎日の探し物から解放されたい人
  • 片づけがストレスな人
  • 面倒くさがり
  • シンプルに生きたい人

探し物はストレスです。掃除や片付けも極力したくないですよね。物さえ減らしてミニマリストになれば、探し物からは解放されますし、掃除や片付けも楽になるので、実は面倒くさがりにピッタリな生き方と言えます。

ミニマリストの対極は?

ミニマリストの対極はマキシマリスト(maximalist)です。

「おしゃれ大好き!洋服もアクセサリーもめちゃめちゃ持っている!バッグも靴も30以上あるなぁ…」

「趣味のプラモデルとカードゲームは捨てたくないから全部持っている」

…というように、趣味の物などをたっぷり持っている人々のことを「マキシマリスト」と呼びます。物が捨てられず、物屋敷になっている人もマキシマリストですね。

ミニマリストとマキシマリスト、どちらが悪いということはありません。生き方の問題です。例えば趣味で陶器を集めている人は、自分のコレクションに囲まれていた方が幸せでしょう。

反対に部屋がスッキリしているのが嬉しくてたまらない人もいます。ご自身がどちらを選択するか?ただ、それだけです。

ミニマリストと断捨離はココが違う!

断捨離など、片付け術は色々ありますよね。この章ではミニマリストと断捨離違いやミニマリストの物への考え方などをご紹介します。

ミニマリストは「ときめきの片づけ」や「断捨離」と何が違うのか?

「こんまり」こと近藤麻理恵さんは『人生がときめく片づけの魔法』、やましたひでこさんは『断捨離』という本を通して、物を捨てることを推奨しています。

こんまりさんは「ときめかない物=いらない物」という考え方で、やましたひでこさんも「物を家に入れない(断つ)、捨てる、物などへの執着から離れる」という考え方です。

どちらも捨ててすっきりさせることが、快適な暮らしをもたらすと伝えてくれています。

両者とも、「必要な物、ときめく物は置いておいてOK」という考え方で、極限まで物を減らすことを目的としていません。「最小限の物で暮らす」というミニマリストの考え方とは少々違います。

しかし、お二人とも著書の中で、捨てることのメリット、そして捨て方をまとめているため、ミニマリストを目指すうえで参考にしている人もいるようです。「ミニマリストになりたいけれど、物が捨てられないから、こんまりさんの本ややましたひでこさんの本を読み、参考にしながら捨てた」という声があります。

ミニマリストは「こだわり」に囲まれた暮らし

物を持つことに罪悪感を抱くことはありません。「物への執着を捨てろ!」と書いてある片付けの本が多いため、悩むと思います。

確かに、雑多な物にしがみつく感情は捨てる必要があるため、ある意味、物への執着は捨てるべきです。

しかし、ミニマリストは一つしかないクッションや布団などにこだわりを持ち、好きな物に囲まれて暮らしています。

最初は物をどんどん捨てないとミニマリストになれないため、「ミニマリスト=物を大事にしない人」というイメージが湧くでしょう。

しかし、「物がたくさんあってどこに行ったのか分からない」という状態と、「一つしかないから大事に使っている」状態…どちらが物を大事にしていると思いますか?

実は物を大事にしているのはミニマリストの方なのです。

最小限だからこそ、好きな家具や家電だけ部屋に置き、快適に暮らせます。捨てた後は快適な生活が待っており、こだわりぬいたオシャレな部屋に住めると思えば、「ちょっと捨てたり売ったりしてみようかな?」と思えますよね。

まとめ

ミニマリストとは、快適な暮らしのために、部屋や人間関係をシンプルにする人のことです。

「不便とか関係ない!とにかく捨てるのがミニマリスト!」といった勘違いしなければ、ミニマリストはメリットの多い、素晴らしい生き方です。少しでも気になる方は、今日から1つずつでも物を処分してみてはいかがでしょうか?

また、おしゃれなレディースファッションを月定額で楽しめる洋服レンタルサービスといった、レンタルサービスを活用するのもおすすめです。物を増やしたくはないけれど、必要なものを最低限に楽しみながら使いたい人は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

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