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Amazon廃人の筆者が送るFire TV Cube徹底解説!買うべき?見送るべき?
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
Fire TVシリーズの新作、Fire TV Cubeが発売されました。
日々Amazonの経済圏にどっぷり浸かった筆者としては、これをチェックしない手はない!というわけで、Fire TV Cubeの機能から他製品との比較まで徹底解説。
これを読めば買うべきか見送るべきか丸わかりです。
目次
Fire TV Cubeって何?
Fire TV Cubeとは、Amazonが販売しているストリーイングデバイスのこと。
「あれ、スマートスピーカーじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。筆者もAlexa(AmazonのAI)に確認するまで誤解していました。
Fire TV Cubeはハンズフリーのストリーミング・デバイス
Alexaによると、Fire TV Cubeとは「話しかけるだけで映画や動画を大画面で楽しむことができるストリーミング・デバイス」とのこと。
Amazonのホームページを確認したところハンズフリーであることを大々的に打ち出しています。
この両者から合わせてみると、スピーカー機能よりもハンズフリーなストリーミング再生に重点をおいている模様です。
Fire TV Cubeはテレビやモニターなどの大画面と接続することで、Amazon Prime VideoやYouTube、Netflix、Hulu、AbemaTVといった動画をハンズフリーで再生するデバイス。ハンズフリーで、とは、音声のみの操作によって動画再生を実現するということ。つまり、Fire TV Cubeに搭載されいている人工知能(AI)Alexaに音声で指示を与えることによって、動画の再生を可能としてくれる機械です。
このことからわかるように、Fire TV Cubeのメイン機能はハンズフリーでの動画再生です。しかし、できることはそれだけではありません!これについては、記事の半ばで詳しくみていきます。
Alexa(アレクサ)って何?
Alexaとは、Amazonのデバイスに搭載されている人工知能、つまりAIのことです。音声で指示を与えると、インターネットを通して物事を調べたり別の機械に指示を出したりと、様々なことを実行してくれます。
Amazonから発売されているFire TV StickやAmazon Echoなどに搭載されており、スマートスピーカーのメインAIとなっていることが多いです。
日本ではAmazon、Google、LINEがスマートスピーカー市場の3強。各社しのぎを削っています。それぞれスマートスピーカーには独自のAIを搭載しており、AmazonはAlexa、GoogleはSiri、LINEはClovaという名称が付けられています。
アレクサでできることは、こちらの記事でご紹介しています。
他のメーカーのAIとFire TV cube搭載のAlexaの違いは?
Siri、ClovaとAlexaとの大きな違いは、「Amazonのサービスと連携ができる」ことと「Alexaはアプリでできることがどんどん増やせる」ということ。
まずは前者の「Amazonのサービスと連携ができる」についてです。Amazonが開発しただけあって、AlexaはAmazonの各種サービスと連携が可能。Fire TV Cubeの売りでもあるようにAmazon Prime VideoをAlexaの指示で再生することはもちろん、Amazonでの買い物やKindleの読み上げもAlexaで実行することができます。Prime Musicを流すこともできます。
それぞれのサービスを利用するためにはユーザー登録やプライム会員に加入している必要がありますが、Amazonのサービスをこれだけ音声のみで利用できるとあってはAmazon廃人としては見逃せません。
続いては「Alexaはアプリでできることがどんどん増やせる」です。Alexaは、専用のアプリで設定を行います。そのアプリには日々開発されたAlexaの機能(スキル)が追加されていて、これをダウンロードするだけで様々な機能が後付けで使えるようになります。これはSiriにもClovaにもないAlexaの大きな利点です。
Fire TV Cubeでできることは何?特徴も合わせてご紹介
Fire TV Cubeでできることは、一言で言ってしまえばFire TV StickとAmazon Echoシリーズを合わせたもの。動画の再生ができることと、Alexaの様々な機能が使えることです。
Fire TV Cubeでできること
まず初めにFire TV Stickと同じ部分からみていきます。Fire TV Cubeでは、前述した様々なVODを活用しての動画鑑賞が可能です。Webサイトを閲覧することも出来るため、niconico動画やYouTube、COOKPADの動画を再生することもできます。
他にもSpotifyやApple Musicと連携して音楽を聞くことも。Fire TV Stickとの違いは、これらすべてがハンズフリーでできる点です。
続いてAmazon Echoシリーズと同じ機能を。Alexaを利用して、ニュースの確認やインターネットで言葉の検索、簡単な翻訳を行ったり、Alexaと様々な会話を楽しんだりすることもできます。
スマートフォンをご利用中されている方は、わかりやすくSiriなどのスマホ搭載AIをイメージしてください。
また、Alexaオリジナルの機能として、前述したAmazonの各種サービスとの連携が可能となります。Amazonで買い物をしたり、Kindleを読み上げたり。専用アプリからスキルを追加することで、個人に合わせた機能にカスタマイズしていくことができます。
赤外線の家電を操作するデバイスを追加購入することで、家電の操作を音声指示でできるよう設定することもできます。
Fire TV Cubeの特徴
Fire TV Cubeの特徴についてです。ハンズフリーである点は散々述べましたので、これは省いていきますね。
- 形状がCube型
- 4K対応
- 高速起動が可能
主にこの3つが特徴になります。
形状がCube型ということもあり、今までのFire TVのStick型と違い設置場所が必要となります。HDMI端子で接続したあと、テレビの近くにCubeを置く場所が必要となります。
Amazonによると、30~60センチ離れた場所に置くことが推奨されています。黒くてころんとしたCubeなどで、インテリアに凝る方は上手くいかせるかもしれません。物を置かない派の方にとっては、Stick型の方がテレビに直接差し込むだけなので使い勝手がいいでしょう。
次に4K対応について。4Kに対応したテレビをお持ちの方であれば、解像度の上がったよりクリアな動画を楽しむことができます。筆者を始めとする4Kテレビをお持ちでない方には必要のない機能でしょう。
最後に、高速起動が可能なこと。これは筆者もちょっと悩みました。「果たしてどの程度高速なのか?」と。Fire TVとFire TV Stick 4Kがクアッドコア(4コア)だったのに対し、Fire TV Cubeはヘキサコア(6コア)とCPUの性能がアップ。これにより起動が今までより早くなっています。
Fire TV Stickは検索時に長めのタイムラグが発生しますが、Fire TV Cubeではそのタイムラグの短縮に成功した模様。しかし、タイムラグがなくなったわけではなく、やはり若干の不満残ってしまいます。
結局どうなの?Fire TV Cubeの口コミ
筆者がFire TV Cubeについて調べたところ、ユーザーの使用感はおおむねこのようになっています。
Fire TV Cubeを購入しました~
— たっちー (@TOUCHBULL) December 22, 2019
(Stick 1世代目から買替え)
アレクサは初体験だけど、音声だけでいろいろできるのが楽チン、かつ動作が超軽快👍️
ただ、子ども達がアレクサに夢中で、いっぱい話かけて大変ですww#Alexa #アレクサ #アレクサが家にきたら #firetvcube pic.twitter.com/G5q0d6selw
約2年間、毎日使用してきたAmazon Fire TVの第3世代(2017モデル)からFire TV Cubeの第2世代(2019モデル)に交換してみました(*^^*)
— すばる (@SUBARist_555) January 3, 2020
Fire TV Cubeは、音声での操作が売りのモデルですが、リモコンでの操作もレスポンスが良くなり交換して正解でした!
fire TV cubeを衝動買いしてしまった…
— 鏡 (@v64FkNeqlE63AlA) December 1, 2019
やっとでDisney deluxeをテレビで見れるようになったぜ
操作性もfire TV stickとちがってサクサクしてるから良いね!
ただ、Netflixが有線接続でも低画質こら再生はどうにかならんもんかな pic.twitter.com/aqzutQlasm
Fire TV cubeに対するAmazon廃人 筆者の考え
特徴の段階で察した方もいらっしゃるかと思いますが、筆者としては見送り!これ一択です。ストリーミング・デバイスとしての役割ならFire TV Stickで十分です。
一番大きな見送り理由は、メインのハンズフリー機能が期待するほど高性能ではなかったことです。もし「孤独のグルメの焼肉の回全部探して!」までハンズフリーで検索が可能であったなら筆者も間違いなく買ったことでしょう。
この検索を実現するためには、今はまだリモコン操作でぽちぽち1話ずつ説明を読んで探す必要があります。説明機能の検索もハンズフリーでAlexaが一括して行ってくれるようになったら、それはもう買いです。
今後の発展に期待して、筆者は今しばらくFire TV Stickを使い倒します。
以上が筆者の考えになります。ここから下では、Fire TV cubeをおすすめできる人と、筆者のようにFire TV cubeをおすすめできない人についてまとめています。
Fire TV cubeをおすすめできる人
- 新しいもの好きな人
- 現行デバイスのタイムラグが不満な人
- 4Kに乗り換えたい人
- キューブ型の方が部屋のインテリアに合う人
こういう方はFire TV Cubeを試してみる価値があるでしょう。
Fire TV cubeをおすすめできない人
- Fire TV Stickに満足している人
- スペックよりコスパ派の人
筆者と同じくこのような方は今しばらく見送りでいいと思います。
まとめ
Fire TV CubeはFire TV StickもAmazon Echoシリーズもどちらも持っていないという方は導入を検討してみる価値はあります。しかし、値段を考えると正直これにしなくても・・・。Fire TV Cubeのお値段は、Fire TV StickとAmazon Echoシリーズの一番安いもの、それぞれ別に買ってもお釣がくるくらいの値段です。
動画のストリーミング機能を楽しみたい方はFire TVかFire TV Stick 4K、Alexaの機能を試してみたい方はAmazon Echoシリーズの購入をおすすめします。
次シリーズのAmazonデバイスでの機能向上に期待しましょう!
また、そもそもFire TVとはなにかについてはこちらの記事で解説しています。ぜひ確認してみてくださいね。
水城みかん /
ビギナーズ編集部 ライター
家から出たくないばかりに在宅勤務可の外資へ転職したひきこもりOL兼Webライター。執筆ジャンルはダイエット、経理・税務、旅行、ライフスタイルなど。美くびれ目指して日々ジム通いのプロテインマニア。VR、ガジェットも好き。